秋山散歩★四方津駅から富岡地区へ標なき道を行く


- GPS
- 08:23
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 2,261m
- 下り
- 2,213m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
帰りは自家用車で送って頂き上野原駅から乗車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コースのほとんどが、「山と高原地図」の赤線(実線・破線)にはない道ですので、一応お断りしておきます。 ・四方津駅から川合峠までは、一般登山道です。川合峠から千足地区までは、古道です。地理院地図には破線で載っていますが、実際には破線とは、かなりずれています。取り付きが分からず、急斜面を登って行ったら尾根に古道がありました。その後は、古道を歩いて行き千足地区に下りられましたが、はっきりしている場所から、ほぼ消滅しかけている場所まで様々です。古道の取り付きを発見できれば、危険箇所も少ないので割と楽に歩くことができると思います。 ・車道に下りたら、林道の終点までは問題ありません。 ・千足街道登山口から少し行った所を左折するのが一般登山道ですが、直進し石尊大権現神社の参道を歩きます。神社までは道がはっきりしていますが、神社を過ぎると急斜面になり道が不明瞭になります。右手の谷からは道が造られていて、トラロープも所々張られています。道を登りきると祠があり、その裏手の道なき斜面を這い上がり一般登山道に出ます。私は年に一度は歩きますが、張り出した岩や足元は脆く崩れやすいので、毎度緊張します。今回のバリエーションルートの中では短いですが、一番危険な箇所です。登る方はそれなりの覚悟が必要です。 ・一般登山道を高柄山方面に少し行くと小ピークに金山地区方面への指導標があります。ここは私が整備して歩きやすくしたつもりですが、初心者の方には少し抵抗のあるルートかもしれません。指導標とピンクテープがあちこちにあるので、道迷いの心配はないと思いますが、落石が時々あるので音がしたら上を見て逃げる方向を間違えないで下さい。後半のトラバース道は小規模な土砂崩れ跡が数箇所ありますが、通行は出来ます。 ・車道に出て金山神社までは問題ありません。 ・金山神社前から金山峠までも私が整備した道です。トラロープの箇所は、道が消滅していたのでシャベルで掘って造りました。なので、足元が崩れやすいです。その他は古道や作業道を組み合わせて造りました。急斜面が続きますが、命に係わる危険性はありません。指導標とピンクテープで道迷いしづらいですが、作業道に反れないようにして下さい。 ・金山峠から古福志の県道35号線までは、一般登山道です。が、歩く登山者は非常に少ないので、落葉が踏まれておらず、滑りやすく、浮石や木片等が隠れていて、足を挫く原因になりますので注意して下さい。 ・車道を歩き、吊橋を渡りキャンプ場の上までは、案内表示があるので、特に問題はないでしょう。キャンプ場の管理人に「通行料を払え」とかは言われませんでした(笑)。 ・キャンプ場の上からは、一般登山道ではないですが、踏み跡もあり、分かりやすい一本尾根なので迷うことはありません。他の秋山の一般登山道よりしっかりしています。ただし、最後50mぐらいは、木と岩の痩せ尾根を這い上がるので、体力と集中力は切らせません。一般登山道に出て、すぐ右手に展望台のような場所があるので、秋山の景色を楽しんでから阿夫利山に向かって下さい。その際、間違って逆方向に行かないようにして下さい。 ・一般登山道を歩き、阿夫利山を過ぎて、井戸沢の頭を過ぎて右に曲がらずに、P573へ直進するとバリエーションルートです。テープ頼みも危険ですが、細い木に巻かれていた黄色のビニールテープが、的確にマーキングしてあり助かりました。間違いやすい場所は、P573から400mぐらいの十字尾根です。右手にガクっと下がっているので、十字尾根だと気付きづらく直進しそうになります。それから200mも行かないぐらいで、眼下に住宅地が見えるので右手に下りていきます。私は沢に下りてゴミだらけの斜面にあった踏み跡を登って、たまたま見つけた金網フェンスの扉を開けて、民家の裏側から車道に出ました。が、倒壊した小屋を右手に行き、最後だけ一般登山道で橋を渡り、金網フェンスの扉を開けて出た方が、気分がいいと思います。最後にゴミだらけの斜面を這い上がるのはしんどいですからね。 ・この後は個人宅への訪問なので、車道に出た所でログを終了しました。 以上、上記の場所を歩く際は、事故のないよう十分に注意して下さい。 |
その他周辺情報 | 山行の後には秋山温泉で汗を流せます。 秋山温泉の詳細は下をクリックして下さい。 http://www.akiyamaonsen.com/ |
写真
装備
個人装備 |
アウター
ウインドブレーカー
長袖シャツ
半袖シャツ
サポートシャツ
ズボン
サポートタイツ
パンツ
靴下
グローブ
カッパ上下
帽子
軽登山靴
ゲーター
ザック
ザックカバー
レジャーシート
登山地図
地形図
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
スマートフォン
腕時計
ツェルト
ビニール紐
アーミーナイフ
ライター
ローソク
レスキューシート
ラジオ
カメラ
熊鈴
ミニランタン
調光眼鏡
老眼鏡
モバイルバッテリー(コード)
使い切りカイロ
保険証
クレジットカード
現金
飲料
おにぎり
行動食
非常食
マジックペン
ピンクテープ
替えの下着上下
替え靴下
タオル
折畳傘
ストック1本
バンダナ
ポケットティッシュ
ウェットティッシュ
トイレットペーパー
イヤホン
帽子止めコード
IDカード
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感想
今回は、整備は一切なしの山行です。ノコギリをザックに入れておくと、またまた整備をはじめてしまうので、ノコギリは自宅に置いて久しぶりにストックを1本ザックに差して山に向かいました。
いつもの大型ザックは、自重2.5kgあります。それに整備道具と非常装備に食糧と飲料となると約15kg以上になることもあります。なので本日背負った30Lザックに非常装備と食糧と飲料を詰め込んでも7kgないぐらいです。なんだか背中が軽くて走れます。調子に乗ると大怪我するので普通に歩きましたが。
ひさびさの、整備なしのロング山行で、天気も良く、前から歩きたかったところをいっぺんに歩くことができて楽しい山行になりました。それに加え以前山中で話した方(S氏)と再会し、いろいろとお話を聞かせて頂き、ご馳走にまでなり、楽しい一時でした。帰りは、車で上野原駅まで送って頂き、ありがとうございました。
S氏は、秋山や道志の登山道や遺蹟等を自発的に整備しておられます。鳥井立から池の上の分岐の指導標や阿夫利山の山頂標識も設置されました。昨年秋の台風による倒木群も処理されていました。全て私費で活動されています。私費での活動は私も同じですが、私のように公のボランティアでもなく、誰にも知られずに整備されています。只々頭が下がります。
S氏との会話で印象に残ったことは、「登山道に落ちている杉の枝一本を拾い、脇に寄せる気持ちを登山者みんなが持ち実践してくれればと思うが、現実は我関せずで先を急ぐばかり、整備は国か自治体がやってくれるだろうくらいしか考えておらず、縦の物を横にもしない」ということでした。我が意を得たりです。正直言うと、整備ボランティアに時々虚しさを感じることもありましたが、長い間ブレずに黙々と整備を続けている方の存在を知り活力を頂きました。ありがとうございます。
コメント
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こんばんは。
そうなんですよね、整備じゃないときの荷物の軽さと言ったら、うれしくなっちゃいますよね。まぁ、軽くても汗だくで歩いてますけどね。
S氏さんの言葉、本当に同意できます。自分も歩道に折れ枝なんかが落ちてたりすると、歩道脇に寄せるように(できる限り)やってますが、普通のハイカーさんはやってるのを見たことがありません。また、一人でも楽々持てる1m程の倒木でも、またいで行ってしまいます。寂しい限りです。あれだけの人数が歩いてくれるんだったら、一人1〜2本の枝を除けてくれるだけで歩道は見違えると思います。
個人の山のボランティアは自分の周りには見受けられません。素晴らしい方が近くにいらっしゃいますね、とても励みになると思います。
genta_さん、コメントありがとうございます。
整備道具がないと、ホントに楽ですね。2月の整備では、距離が短かったとはいえ、チェーンソーまで抱えて登りましたからね。キツかったです。
ところが、S氏は年齢的にも大先輩(ごめんなさい)なのに、一人でチェーンソーを抱えて登り、作業をされています。
雲取山(2017m)に登った時は、数百本の枝をどけて、手に豆ができたと笑ってました。
抱えてどけられる倒木は、基本的にどこの山でも、どかすと言っておられました。
もう本当に、何も言えません。上には上がいると言ったら偉そうですが、敬服致します。
偶然とはいえ、尊敬できる先輩と知り合うことができて本当に感謝です。
akiyamasanpo
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