京都北山の雲取山



- GPS
- 06:31
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 609m
- 下り
- 503m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
二の谷は雲取山山頂直下に急坂あり。小滝を卷く所は山道が崩壊していてスリップ注意。そして小さな渡渉が連続するが特に問題は無し。一の谷の渡渉ポイントは岩が滑りやすく、水量が多いのでドボン注意(3か所ほど)。昨年の台風による倒木はあるが処理されていて通行に問題はない。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
携帯
時計
タオル
カメラ
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感想
京都北山はあまり歩いたことは無いが、クリンソウが沢山咲くという雲取山を目指した。登山口の花背は山桜や枝垂れ桜が丁度見頃で周囲の風景と相俟って感動的な美しさだった。花背高原バス停から歩き始める。しばらくは旧スキー場横の林道を登っていく。車が2台駐車していたが、普通の車では腹をこすりそうだ。林道が終わると登山道になり緩やかに登ると寺山峠に着く。京都市の左京区と右京区の境になるようだ。一ノ谷に下る道には行かず、北に向かう稜線をハタカリ峠を目指す。稜線からは花背の集落や新緑にそまる山肌、比叡山や比良の山々が望まれる。大小のアップダウンを繰り返すとハタカリ峠に着き、更にピークをひとつ越えると雲取峠に着く。広々として気持ちの良い峠である。山小屋が一軒建っていて牧場を思わせる風景だった。峠から僅かに登った所から雲取山・北峰を向かう。急登を10分弱で北峰に着くが、途中、比良の雄大な山並みが一望出来て歓声が上がった。北峰山頂には4名の先客があったが、我々が着いて間もなく出発された。ここで眺望を楽しみながらゆっくり昼食とした。一旦峠に下り、左(南西)曲がり、山腹をトラバース気味に巻いていくが、この区間は杉の大木が倒れていて跨いだり、潜ったりしなけれいけない。その後は細くて外傾した山道が続き少々注意を要する。鞍部に降り、急登を登り返すとすぐに雲取山本峰に着く。展望は全くないので写真を撮って二ノ谷の下降する。広葉樹の大木が倒れていて台風のすざましさを感じる。小さな滝の巻き道が唯一の要注意箇所で足元が危ないがトラロープが張ってあるのでありがたい。二ノ谷の中間点付近に立命ワンゲル小屋があり、トイレが開放されている。これも大変ありがたい上に、配慮が行き届いていた。小屋前で休憩し、前の沢に咲くクリンソウを愛で、更に谷を降る。下流域は沢身に沿って道が付けられていて、大風の影響か渡渉点が多くあるが、特に難儀するほどではない。二ノ谷出合で一ノ谷を渡渉するポイントは岩が滑りやすくドボン注意である。出会いを少し遡った所が渡りやすかった。雨上がりなどで増水したら困難かも知れない。ここから上流に向かうか、下流に向かうか悩んだが、下流に向かうことにした。一ノ谷沿いの林道を下ると芹生につく。ここには勢竜天満宮が祀られていた。歌舞伎「菅原伝授手習鑑・寺子屋の段」の舞台となった場所らしい。林道から社に渡る小さな橋は「寺子屋橋」とあった。一ノ谷が灰屋川に合流する場所からは灰屋川に沿った林道を旧花背峠を目指して緩やかに登っていく。川沿いのクリンソウを期待していたが、リンドウの側溝に一株だけ咲いていただけで、まだ蕾も少ない状態だった。咲き揃うまで1週間から10日くらいかかるのではないだろうか。長い林道歩きの後、旧花背峠に着く。お地蔵さんが祀られていて、古い歴史を感じさせる。周囲は林道が作られていて古道の風情は無くなっている。ここは山歩きの分岐点になっていて、花背峠、峠下、旧道岐れ、寺山峠方面に行くことが出来る。この日は一番近い旧道岐れに降り、バスで花背高原に戻って車を回収して帰路に就いた。
この日は新緑に染まる山を存分に楽しみことが出来た。目的のクリンソウはわずかだが咲いてくれていた。ミツバツツジは咲いていたが数は少なかった。北山は味のある山域です。
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