想定外だらけの袈裟丸山


- GPS
- --:--
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,209m
- 下り
- 1,209m
コースタイム
↓
7:35 寝釈迦像
↓
8:51 賽の河原
↓
10:14 小丸山 [1676m]
↓
10:31 避難小屋
↓
11:58 前袈裟丸山 [1878m]
↓
13:31 避難小屋
↓
13:56 小丸山
↓
14:50 賽の河原
↓
15:45 寝釈迦像
↓
16:37 塔ノ沢登山口
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
林道を車で走ること10分で塔ノ沢登山口の分岐となる(右折)。 分岐から5分ぐらいで塔ノ沢登山口に到着。20台ほど駐車可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【塔ノ沢登山口〜賽の河原】 何度も川を渡ります。水量が多かったのか、橋が水没していて、さらに流れが速いので靴の浸水に注意しましょう。 また、下山時に西側斜面から落石がありました。大きさは直径2mぐらいです。 【賽の河原〜小丸山】 賽の河原周辺には無数の横道が存在していて迷いやすいです。実際、我々も西側斜面の赤テープに向かって歩いてしまいました。 小丸山周辺から、登山道に雪が残っています。 【小丸山〜袈裟丸山】 避難小屋からの登りは雪との戦いとなります。膝ぐらいまで埋まります。 ルートは不明確で、登山者も少ないのでトレースはほとんどありませんでした。下りではルートを外れて下ってしまい、危うく遭難するところでした。 |
写真
感想
GW最初の登山は日本三百名山の袈裟丸山。栃木と群馬の県境、皇海山の南に位置する静かな山です。
登山口は塔ノ沢登山口。
折場登山口は1000mを超えた標高からスタートできますが、塔ノ沢は840m。川沿いで道が分かりにくいので初心者は難しいらしい。
駐車場には先客が2台。爽やかな青年とあいさつを交わして見送り、準備をしてから登山開始。
雪解けの季節だからなのか、水量が多くて急流。橋が川に飲み込まれていて、靴に浸水の恐れがありました。橋を越えてからも何度も川を渡ります。橋がないので石の上を滑らないように慎重に超えます。
寝釈迦像を見て、川を渡っていくと避難小屋があります。人の気配なし。川の音しかしません。
そこから少し登ったら賽の河原。開けた場所で、石がたくさん積んであります。
【想定外�】道迷い
地図では北に歩けばいいのですが、道がたくさん分岐していて迷いました。歩いた先が通行止めだったり、西側の赤テープに騙されたり。
無念の撤退を検討していたところに、後から来た3人の登山者。GPSを駆使して登っていました。後ろについて行かせてもらって助かりました。
【想定外�】雪
県境の稜線に出たところで登山道に雪があります。
小丸山の頂上で日光の山を撮影していたら、袈裟丸山側から登山者が来ました。話によると、袈裟丸山の登りは雪が深くて膝まで埋まるとのこと。足跡や案内板もないので登頂断念して戻ってきたそうです。
我々もアイゼンとゲイターを持ってきていないので厳しいと思いました。この時期は残雪を考慮して装備を整えないといけませんね。
行けるところまで行って、無理なら戻ろうと決めて前に進みます。
小丸山を下り、一山超えてまた下り、ドーム型の避難小屋に出ます。
確かに雪が深い。2人組の登山者と会いましたが山頂前で撤退とのこと。
うーん。
危険なのか。無理ならやめよう。
一歩進むたびに膝下まで埋まる雪の深さ。
山頂は遠くないのに簡単に着かない。これも登山の面白さだと思いながら少しずつ登ります。
中腹の展望の良い場所で登山口にいた青年と会い、登頂したと聞きました。もう少しだと聞き、元気が出たので頑張って登ります。
少しずつ、一歩一歩、とにかく登る!
そしてやっと頂上へ。無理だと思ったりしたので嬉しい!
頂上には誰もいません。誰も来ません。独占だあ!
おにぎり食べて、記念撮影して、武尊山・谷川岳を撮影してから下山。山頂でカレー食べる予定でしたが、下山時間が心配なので断念。
【想定外�】雪による道はずれ
下山は足跡を追えばいいのですが、途中で見失って下り過ぎてしまいました。気付いて登って正しい道に行けましたが、そのまま進んでいたら、いまごろどうなっていたか…。
小丸山を越えて賽の河原へ。おにぎりを食べてココア飲んでから川沿いを下ります。避難小屋には中年男性が一人。シャツを干していました。
【想定外�】落石
進行方向の100m先で巨大な落石が発生しました。落雷ののような音がしました。
幸い誰もいなかったし、登山道とは川を挟んだ側だったので被害はありませんでしたが、もし自分たちの真上からだったらやばかったです。
下山時は朝よりも川の水が増えていました。川を渡るのに一苦労。足を滑らせないように慎重に渡ります。
木の根っこに下山のあいさつを済ませて、本日の登山終了。
予期せぬ事態が起こりながらも登頂できたのは運が良かったからで、運が悪ければ遭難や落石被害もあり得ると思いました。
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