大峯奥駈道 吉野→山上ヶ岳

- GPS
- 19:12
- 距離
- 31.1km
- 登り
- 2,476m
- 下り
- 1,869m
コースタイム
5/5 7:00五番関 → 9:00泥辻茶屋 → 11:00山上ヶ岳 → 11:45レンゲ辻 → 13:00稲村小屋 → 14:50母公堂 → 16:00洞川温泉
| 天候 | 5/4 曇ときどき雨 5/5 晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り 奈良交通洞川温泉バス停→近鉄下市口駅→近鉄阿倍野駅 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
金峯神社前に登山ポストあり 五番関から洞辻茶屋の区間は、崩落箇所複数あり(通行は可能) 五番関からレンゲ辻の区間は女性立入禁止(女人結界) 鎖場・ロープ箇所複数あり |
写真
蔵王大権現は迫力があり過ぎてまともにじっくり見れない程です。
しかし、また見にきたいと思わせる魅力があります。
青は、五色のうちの最上位の色です。
身代わり不動様にも今旅のご加護をお願いしました。
拝観料1,000円(木のお札・エコバッグ付)
6/7まで
感想
2度目の大峯奥駈道。
初回は日帰りで行者還トンネル西口から八経ヶ岳を往復した。
今回は逆峯のスタート地点吉野から山上ヶ岳まで行き、洞川ヘ下山する計画である。
朝から天気の心配をしながらの上に、正月以来の登山でその間に引越をしており、なかなか荷造が進まず、スタート地点に立ったのは午後3時半という通常なら行動終了する時間だった。
ここまで遅くなったらナイトハイク及び非常事態モードに気持ちを切り替えるだけである。
観光客と土産物屋と飲食店が建ち並ぶ風景に飽きてきた頃、金峯山寺に着く。
青い仏像のポスターが目に付き、ちょうど雨が強くなり始めたため拝観して行くことにする。
いきなりふらっと寄って、心の準備なしに見たせいかその巨大な仏像に圧倒された。何か見てはいけないものを見てしまったような感覚すら覚えた。
奥の建物では、OKUGAKEと題した奥駈道と修験者を描いた写真展が開催されており、その他にも、貴重な物や見応えのある物が多く、山に登りにきたことを忘れた。
山道に入り間もなくして、日が落ちた。
暗く深い森のなかでは、雨粒が体に当たるものの風で葉っぱの雫が落ちているだけのような気もして、降っているのかいないのかイマイチわからない。
傾斜のきつい所はなく、道を間違えそうになることも少なく、順調に進んだ。
一つ目の小屋は誰もいなかった。
二つ目の小屋は単独行者がお一人既に寝ていたため、中には入らず。
ここから少し下った所で水を2L補給する。
ここで家を出て10時間行動して1Lしか消費していないことに気付く。
それ程涼しく湿度も高かった。
五番関で今日はこれ以上進む気がしなくなったので、ビバークすることにした。
ときたま強い風が通り抜けるので、ツエルトを張るのに少し手こずる。
気温は10℃弱、少し寒かったがダウンを着てシュラフカバーに潜り込んだらすぐに眠れた。
ふと目がさめると、錫状をつくような金属の音が近くで鳴っている。その音が近づいてきてツエルトの手前まで来て音が止まった。ここはビバークも禁止だと注意されるのかなと覚悟したが、何事もなくその音は遠ざかっていった。
特に怖くもなく、まだ暗かったのでまたすぐ眠りに落ちた。
寒さで目が覚めると、足が痺れるくらい冷たかった。
さすがに夏ズボンとペラペラのミニマリストパンツと普通の靴下とゴアシェラフカバーだけでは朝の冷え込み7℃には耐えられなかったようである。
しかし、これは良いアイシングになったかもしれないと思ったのであった。
暖かい朝食で体を暖め、女人結界の門をくぐる。
進んでまもなく、昨日の道よりもいやらしい箇所が続き始めたので、昨日はあそこでやめておいて正解だったと思い、周りのものに感謝した。
洞辻茶屋は広く、建物の中に登山道が通る形になっているのも風情があり良い休憩場だった。
後半は気温が24℃まで上がって暑かった。
今回の山行で大峯奥駆道は雨でも晴れでも良い匂いがすることがわかったので、特にお気に入りの山になった。














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