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Yamareco

記録ID: 188179
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大峰山脈

大峯奥駈道 吉野→山上ヶ岳

2012年05月04日(金) 〜 2012年05月05日(土)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
19:12
距離
31.1km
登り
2,476m
下り
1,869m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

5/4 15:30吉野駅 → 16:00金峯山寺(秘仏 金剛蔵王大権現 拝観) → 18:00金峯神社 → 20:00四寸岩山 → 0:30大天井ヶ岳 → 1:40五番関
5/5  7:00五番関 → 9:00泥辻茶屋 → 11:00山上ヶ岳 → 11:45レンゲ辻 → 13:00稲村小屋 → 14:50母公堂 → 16:00洞川温泉
天候 5/4 曇ときどき雨
5/5 晴
過去天気図(気象庁) 2012年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き 近鉄阿倍野駅→近鉄吉野駅
帰り 奈良交通洞川温泉バス停→近鉄下市口駅→近鉄阿倍野駅
コース状況/
危険箇所等
金峯神社前に登山ポストあり
五番関から洞辻茶屋の区間は、崩落箇所複数あり(通行は可能)
五番関からレンゲ辻の区間は女性立入禁止(女人結界)
鎖場・ロープ箇所複数あり
天王寺から1時間強で吉野駅
天王寺から1時間強で吉野駅
金峯山寺
仁王門
立派な仁王像です
金峯山寺
仁王門
立派な仁王像です
金峯山寺
蔵王大権現は迫力があり過ぎてまともにじっくり見れない程です。
しかし、また見にきたいと思わせる魅力があります。
青は、五色のうちの最上位の色です。
身代わり不動様にも今旅のご加護をお願いしました。
拝観料1,000円(木のお札・エコバッグ付)
6/7まで
金峯山寺
蔵王大権現は迫力があり過ぎてまともにじっくり見れない程です。
しかし、また見にきたいと思わせる魅力があります。
青は、五色のうちの最上位の色です。
身代わり不動様にも今旅のご加護をお願いしました。
拝観料1,000円(木のお札・エコバッグ付)
6/7まで
修験道ですが、他の登山道と比較しても分かりやすいこういう案内を見つけると、ほっとします。
修験道ですが、他の登山道と比較しても分かりやすいこういう案内を見つけると、ほっとします。
こちらも素晴らしい出来です
こちらも素晴らしい出来です
五番関
女人結界の女の文字が壊れており、看板のWOMANの文字のWOだけ消えかけていますが、意味不明
五番関
女人結界の女の文字が壊れており、看板のWOMANの文字のWOだけ消えかけていますが、意味不明
静かな尾根歩き。
鳥の鳴き声もあまりしません
静かな尾根歩き。
鳥の鳴き声もあまりしません
洞辻茶屋
ゆでたまごが人気
洞辻茶屋
ゆでたまごが人気
陀羅尼輔茶屋
挨拶は「ようまいり」
陀羅尼輔茶屋
挨拶は「ようまいり」
鐘掛岩から見える風景です
鐘掛岩から見える風景です
日本三大荒行の一つ「西の覗き」
一般人でもさせてもらえます。
なぜか綱が切れて落下、死亡事故も何度か起きているそうなので自分はしませんでした。
日本三大荒行の一つ「西の覗き」
一般人でもさせてもらえます。
なぜか綱が切れて落下、死亡事故も何度か起きているそうなので自分はしませんでした。
大峯山寺
百名山登頂を目指しておられる皇太子殿下も過去に参られています
1
大峯山寺
百名山登頂を目指しておられる皇太子殿下も過去に参られています
山上ヶ岳頂上の「お花畑」(花は咲きません。笹のみ)
56億7000万年後に弥勒菩薩が出現する場所だそうです。
山上ヶ岳頂上の「お花畑」(花は咲きません。笹のみ)
56億7000万年後に弥勒菩薩が出現する場所だそうです。
一本だけ咲いている桜を発見できました
一本だけ咲いている桜を発見できました
稲村小屋まで来ると女性の登山者がたくさんいました。
今回は稲村ヶ岳は時間と次回の楽しみの関係でパスしました
稲村小屋まで来ると女性の登山者がたくさんいました。
今回は稲村ヶ岳は時間と次回の楽しみの関係でパスしました
適度に木陰があって気持ちいいです
適度に木陰があって気持ちいいです

感想

2度目の大峯奥駈道。

初回は日帰りで行者還トンネル西口から八経ヶ岳を往復した。

今回は逆峯のスタート地点吉野から山上ヶ岳まで行き、洞川ヘ下山する計画である。

朝から天気の心配をしながらの上に、正月以来の登山でその間に引越をしており、なかなか荷造が進まず、スタート地点に立ったのは午後3時半という通常なら行動終了する時間だった。

ここまで遅くなったらナイトハイク及び非常事態モードに気持ちを切り替えるだけである。

観光客と土産物屋と飲食店が建ち並ぶ風景に飽きてきた頃、金峯山寺に着く。

青い仏像のポスターが目に付き、ちょうど雨が強くなり始めたため拝観して行くことにする。

いきなりふらっと寄って、心の準備なしに見たせいかその巨大な仏像に圧倒された。何か見てはいけないものを見てしまったような感覚すら覚えた。

奥の建物では、OKUGAKEと題した奥駈道と修験者を描いた写真展が開催されており、その他にも、貴重な物や見応えのある物が多く、山に登りにきたことを忘れた。

山道に入り間もなくして、日が落ちた。
暗く深い森のなかでは、雨粒が体に当たるものの風で葉っぱの雫が落ちているだけのような気もして、降っているのかいないのかイマイチわからない。

傾斜のきつい所はなく、道を間違えそうになることも少なく、順調に進んだ。

一つ目の小屋は誰もいなかった。

二つ目の小屋は単独行者がお一人既に寝ていたため、中には入らず。

ここから少し下った所で水を2L補給する。

ここで家を出て10時間行動して1Lしか消費していないことに気付く。
それ程涼しく湿度も高かった。

五番関で今日はこれ以上進む気がしなくなったので、ビバークすることにした。

ときたま強い風が通り抜けるので、ツエルトを張るのに少し手こずる。

気温は10℃弱、少し寒かったがダウンを着てシュラフカバーに潜り込んだらすぐに眠れた。

ふと目がさめると、錫状をつくような金属の音が近くで鳴っている。その音が近づいてきてツエルトの手前まで来て音が止まった。ここはビバークも禁止だと注意されるのかなと覚悟したが、何事もなくその音は遠ざかっていった。
特に怖くもなく、まだ暗かったのでまたすぐ眠りに落ちた。

寒さで目が覚めると、足が痺れるくらい冷たかった。
さすがに夏ズボンとペラペラのミニマリストパンツと普通の靴下とゴアシェラフカバーだけでは朝の冷え込み7℃には耐えられなかったようである。
しかし、これは良いアイシングになったかもしれないと思ったのであった。

暖かい朝食で体を暖め、女人結界の門をくぐる。
進んでまもなく、昨日の道よりもいやらしい箇所が続き始めたので、昨日はあそこでやめておいて正解だったと思い、周りのものに感謝した。

洞辻茶屋は広く、建物の中に登山道が通る形になっているのも風情があり良い休憩場だった。

後半は気温が24℃まで上がって暑かった。

今回の山行で大峯奥駆道は雨でも晴れでも良い匂いがすることがわかったので、特にお気に入りの山になった。

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ハイキング 大峰山脈 [日帰り]
天井ヶ岳〜山上ヶ岳〜レンゲ辻〜稲村ヶ岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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