蝶ヶ岳 三股〜蝶槍 子連れライチョウに出会う


- GPS
- 08:50
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,538m
- 下り
- 1,543m
コースタイム
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 8:50
5:44 三股登山口駐車場到着
5:48 駐車場出発
6:03 三股登山口出発
6:22 力水到着
7:19 まめうち平到着
8:32 第二ベンチ到着
9:15 最終ベンチ到着
9:35 大滝山分岐到着
9:47 蝶ヶ岳山頂到着
10:15 蝶ヶ岳ヒュッテ出発
10:41 横尾分岐到着
11:05 蝶槍到着
11:33 蝶槍出発
12:09 蝶ヶ岳ヒュッテ到着
12:44 最終ベンチ到着
13:04 第二ベンチ到着
13:47 まめうち平到着
14:16 力水到着
14:28 三股登山口到着
14:37 三股登山口駐車場
平面距離 13.9km
沿面距離 14.5km
記録時間 08:50:07
最低高度 1,280m
最高高度 2,677m
累計高度(+) 1,634m
累計高度(-) 1,636m
平均速度 1.6km/h
最高速度 11km/h
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ごく一部に残雪のトラバースありだが、つぼ足で問題なし |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
ライター
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
サングラス
タオル
カメラ
|
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感想
最近は天候に恵まれずさっぱり山行出来ていないため、モチベーションの体力も落ちっぱなしだ。
来週はもう海の日、このままじゃあっという間に夏山シーズンが終わってしまう。
体力作りしてから山を目指すか、いきなり山を目指して痛い目にあうか。
時間がないので、もちろんすぐに山を目指して、反省しモチベーションにつなげよう。
目指すは最も身近な蝶ヶ岳、三股から常念岳もいいが今の体力では前常念にたどり着くのがやっとだろう。
前常念まで行くと穂高連峰が少し見えるし、たぶんそこまでで終わりになってしまう。
唐松岳なら頂上ヒュッテまで行けばきれいな唐松岳の山容や剱岳、五竜岳が見られる。一ノ沢から常念岳なら常念小屋まで行けば槍ヶ岳、穂高連峰が望める。
その点で、蝶ヶ岳なら途中で満足出来るポイントが1つも無い。最悪5時間もかかれば到着出来るだろう。
たとえ穂高連峰や槍ヶ岳が見られなくてもトレーニングと思って満足出来るしフラストレーションの解消になる。
梅雨明け前で来週の3連休を控えているので三股登山口の駐車場に多少の空きがあるのではないかとたかをくくっていたが、正規の駐車スペースは残り1つだけだった。本日最初の幸運。
5分程後から来たジムニーは駐車スペースを探してぐるぐると周回している。
今日は運が良さそうだ。
三股登山口で入山届けを記入していると2組3名の方が来た。
自分は先に出発したが、力水に到着しても追いついて来ない。3名は蝶ヶ岳でなく常念岳に向かったようだ。
若い人たちだったので、たぶん常念岳から蝶ヶ岳への周回なのだろう。
まめうち平手前の急登はきついのを覚悟していたので、以外に早く到着したように感じた。
6月のまめうち平は虫に悩まされ食事をとることさえ難しいが、7月に入っておにぎりを食べるのには問題なかった。
まめうち平のベンチを過ぎるとオオバグサの群生がたくさんあった。
残雪がなければ水場となる場所にはまだ残雪があり、唯一の雪渓トラバースがあった。雪は締まっていてトレースをたどればつぼ足で何の問題もなかった。
大滝山への分岐手前にある、まめうち平手前の急登に似たつづら折れ辺りが本日一番きつかった。ザックに大した物は入っていないのに足が前に出ず、片足を上げたまま前に下ろせず後ろにふらついてしまうことも。
大滝山分岐を過ぎてあと少しで稜線に出るころになるとガスが出始め、槍ヶ岳・穂高連峰の眺めが望めないかも知れないと心配して少し歩を速めたが絶景は待っててくれました。
なんと槍ヶ岳の背景には青空が。松本盆地や八ヶ岳方面の視界はほぼ無いが近隣の山々はくっきりと見えている。
南には富士山も見えている。本日2番目の幸運かな。
稜線ではミヤマダイコンソウとイワツメクサの群生がきれいに咲き誇っている。
バテバテの山頂到着ではあったが時間も早いし、迷わず蝶槍に向かうことにした。
蝶槍への道のりは広い稜線で穂高連峰の眺めも徐々に変化し、より槍ヶ岳に近付くことが出来る。中でも一番の目的はライチョウに会うこと。昨年10月には半分白羽のライチョウに会っている。
時々足を止めて周囲を見渡して耳を澄ませてみる。
結局、蝶槍到着までにライチョウと出会うことはなかった。
蝶槍で昼食をとっていると常念岳方面から次々と登山者が登って来る。ザックをここにデポして常念岳方面に下ってお花畑に行ってみたい気持ちはあったが、今日の稜線に出る手前の自身を思い出してのんびりと休憩することにした。
やはりここを下るには勇気が必要だ。次回ここを常念岳方面に下る時は蝶槍で足を止めないまま通過することだろう。
12時半を回ったので蝶ヶ岳に引き返すことにした。
先ほどまで蝶槍で休憩していて100m程先を歩く2名が、何のへんてつも無い場所で立ち止まって写真を撮っている。これはライチョウ出現に間違いない。
この辺りだったなと思う場所に着くと、子連れのライチョウが居た。雛たちを見せてもらうのはこれが初めて。本日3番目の幸運だ。
数えてみると雛は全部で6羽。結構気ままに散らばっている。雛の毛色はみごとに保護色になっていて写真を見直しても一瞬ではわからない。
子連れでもライチョウの警戒心はいつもと変わらず、人影を知ってか知らずか何のリアクションも無い。
蝶ヶ岳に戻る前から稜線がガスに包まれ始め、時折景色が見えなくなってきて、穂高連峰や槍ヶ岳の手前にも雲が出てきた。
蝶ヶ岳ヒュッテに戻るころには景色もあまり見られなくなってしまったので、携帯電波のあるうちに麓の友人や家族に子連れライチョウの写真を送ってから下山することにした。
下山を始めてすぐにガスで景色はほぼなくなってしまった。
10分程歩くと右膝に違和感が出始めた。蝶槍まで足を延ばしたのは無理があったのかとも思ったが左膝は問題ないし、ゆっくりと下ることにした。
第二ベンチ辺りから急に左膝に弱い痛みが出てきた。右膝は違和感が出たまま変化がない。さっきまでより悪い状況になってしまったのかと不安になったが、弱い左膝の痛みも緩斜面では問題なかった。
まめうち平まで下ると両膝ともにわずかな違和感のみとなったので、いつものように大股で歩いたり小走りをしてみたが問題ない。なぜか復活してしまった。これに気を良くして順調に早歩きで下ることが出来た。
昨年の今頃は体温を超す猛暑に悩まされていたが、今年は梅雨らしく涼しい。夏山気分になかなかなれないが、このままボーとしていると秋になってしまうので、天候にかかわらず間を空けないよう山行を繰り返そうと思う。
今日のような北アルプス山行を3週連続で行うと鹿島槍ヶ岳に日帰り出来る程になるはず。
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