摩耶東谷(星の駅まで突き上げ)〜木ノ袋谷北尾根〜カスケードバレー


- GPS
- 05:03
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 874m
- 下り
- 870m
コースタイム
天候 | 晴れ 14℃〜20℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
摩耶東谷は他の六甲の谷に比べれば距離も短く踏み跡もわかりやすいが、枝道や支谷が多くあり、また、部分的に踏み跡が不明確なところもあるので、事前にコース取りや分岐点をよく調査しておく必要がある。ただ、どのコースに紛れても行き着く先が有名どころなので迷うことは少ないと思われる。川床は全般にヌメっていて、苔むしたところも多くスリップに注意が必要。一歩づつ慎重に足を運ぶべし。苔がビッシリ生えたところより逆にうっすら生えているところがやばい。ゴルジュを脱出するところが10mくらいの絶壁。ロープがあるが補助的にしておかないと切れたら終わり。ステップが切ってあるので最初の2mほどを上がれれば後は少し傾斜が緩くなりクリアできる。無理な場合は少し下がって左支谷から回り込めると思う(未確認)。 その後、段々と枯れ沢となり、ガレが多くなる。人工の排水路が見えたあたりから急傾斜となりおよそ20分程度、星の駅まで激登が続く。星の駅まで行く必要が無い場合は途中の水平道で山寺尾根か上野道に出る方が賢明。 木ノ袋谷北尾根は、今回下り利用だったこともあり、前半少し道迷いがあった。まず、アゴニー坂からの取り付きポイントの探索。いくつか踏み跡が南に延びているものがあったが大半は獣道。アゴニー坂の下りにベンチが二器備えてあるところから少し下ったところの踏み跡(最初南東方向、すぐに東方向の登り)を見つけ入る。ササ道に明確なトラックがあり進む。途中南に下がる大岩のある分岐があり南に進んだがすぐに絶壁に近い急斜面に遭遇する。どうも木ノ袋谷に下りてしまいそうなので途中まで戻って東の踏み跡を探して進む。すると四辻にあたる。真っ直ぐはドライブウェイ方面、左はアゴニー坂、右が木ノ袋谷北尾根。つまり、さっきの大岩のある分岐は南に下がらず直進すべきだったが、そこがドライブウェイとの分岐だろうと勘違いして南進したのが間違い。ただリカバリルートがすぐに見つかったので多くの方がこのあたりで道迷いをしている模様。(マイナールートだが比較的歩く人口はあるようで、落ち葉でビッシリのようなところを歩いているとそれは間違いと思った方がよく、本ルートは必ず土や砂が見えている)。その後は660mピークを経てほぼ忠実に尾根を下る。一部岩尾根を右に迂回するところがあるが、他はほぼ直線的に下る。ただし、急で細いので慎重に下ることと、一カ所、岩が途切れたところを越さないといけないところがあるが、木の根っこに掴まって越せる。ほどなくカスケードバレーに飛び出す。 飛び出したところは、カスケードバレーの最後の階段道の始まりから階段を100段ほど上がったところ。カスケードバレーからは意識して見ないと尾根道だとはわからない。 |
写真
感想
いつでも行けるし、短いし、なんか陰湿な感じがしていたので、行くつもりがなかった摩耶東谷を歩いた。
いやいや、なかなかいいところじゃないですか。
ゴルジュとその抜けポイントが味が有って感激。
踏み跡が定かでないところや、俣の分岐で読図技術などのルートファインド能力がいるし、
極力沢を歩いて滝を直登すれば結構スリルがあり「簡単でつまらない沢」との思い込みが晴れた。
但し、面白いのはそこまでで、その後摩耶ロープウェイ星の駅まで急な枯れ沢を延々登らなければならない。
今回は初めてだったので最後まで突き上げたが、次回以降は途中のトラバース道で山寺尾根か上野道に出ると思う。
木ノ袋谷北尾根は、今回下り利用としたが2カ所ほど軽い道迷いをした。たぶん登り利用なら間違わないと思うが、下りだと少し油断すると支尾根に迷い込んでしまう。危ない危ない。しっかりと読図をし、メインの尾根を外さないように降りないと絶壁が待っている。
ただ全般的に踏み跡はしっかり付いているし、1kmに満たない距離だが、松と岩のリッジは「ゴートリッジ」や「瑞宝寺西尾根」を彷彿させるいい雰囲気を醸し出している。それらの岩や松は見上げた方がいいのでこの路線は登り利用の方が迷わないし迫力を感じられそうだ。
その後、カスケードバレーを下りたが、いつもは通過する摩耶堰堤と杣谷第二堰堤の間の滝群と、杣谷第二堰堤以下の滑滝群を下りた。高さのある迫力の滝と釜がもの凄く深い滑滝がダイナミックでいい。但し、摩耶堰堤と杣谷第二堰堤の間の滝へ行くには30mほどのかなりの急斜面を草木に掴まりながら下りていかねばならず、滑落と落石の危険を覚悟の上で行くべし。杣谷第二堰堤以下の滑滝群は踏み跡のしっかりした道があるので楽に行ける。それにしてもここの釜はかなり深く軽く水深5mはありそうだった。夏に深さを確認しにきてみたい。
摩耶東谷その1
摩耶東谷その2
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