岡山県美作市 船木山南西尾根巨岩ルート〜駒の尾山 ディアバンビ

Machapuchare
その他1人 - GPS
- 05:02
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 792m
- 下り
- 787m
コースタイム
- 山行
- 4:27
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 5:00
歩行距離10km、歩行時間4時間30分、歩行数20,100歩、消費カロリー2,300Kcal
| 天候 | 曇り後晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
後山キャンプ場西の取り付き点から稜線上の登山道合流点<写真12>までは登山道ではありません。たまにピンク色のテープや境界標柱があるものの、踏み跡はところどころしかなく、切った木が散乱し全体的に崩れやすい斜面が続きます。標高960m辺りのトラバースは、踏み跡がなく少し崩れやすくなっています。標高950mまで下ったら、トラバース道があったかもしれません。 駒の尾山<写真17〜22>からの下りは、登山口にほど近い標高870m辺りから水がちょろちょろ流れていました。今回はいつもよりも少なく、苔むした石の上も滑らずにすみましたが、雨天や大雨後は気を付けたほうがいいかもしれません。 その他は整備された登山道やアスファルト道でわかりやすく歩きやすいです。 後山キャンプ場から西に向かい、船木山登山口<写真01>をスルーしてさらに西の尾根に取り付きました。前回(2018年6月4日)と同様、取り付き点周辺の斜面にはステップがありました。 基本、下草がまばらなので、切った木が散乱している他はどこでも歩けます。たまに境界標柱があり、地籍調査が行われているようです。崩れやすい斜面なので上りのほうが安全です。 標高885m辺りの分岐には今回は気づきませんでした。去年の豪雨で踏み跡がわからなくなったのかもしれません。 標高900m手前で広い道に出合いました。北北東に延びており、前回の標高900mの壁のような大岩を回避できました。 しかし、標高900mで倒木が道をふさいでおり、西北西に細い踏み跡を辿りました。前々回(2016年10月16日)のピンクテープのある細道に合流することはなく、登りやすい所を選んで歩いているうちに、標高960mまで行ってしまいました。 ここからトラバースを開始、植林帯で下草がなく、乾いていたのであまり崩れることもなく、思ったよりは歩きやすかったです。連れが2,3回、もう少し南下できそうな踏み跡らしきもの、トラバース道らしき平坦な部分、ピンクテープなどを見たというのですが、そのままトラバースを続けると巨岩群その1<写真07>とピンクテープがありました。 3年前の道はこのすぐ下(南)にあったのかもしれませんが、そのまま適当に歩き、巨岩群その3<写真09>から石が埋まり小枝が散乱した少し崩れやすい斜面を上りました。標高1000m辺りからは歩きやすくなり、明瞭な踏み跡もところどころありました。 標高1190m辺りから高さ10cm程のササなどがまばらに生え始め、標高1270m辺りから高さ数十cmで密になってきました。そのままササやススキの中の不明瞭な踏み跡を辿ると、稜線上登山道合流点<写真12>です。GPSを持った連れは今回はススキを避けて北上したはずでしたが、結局、ススキやササの間から登山道に出てきました。 |
| その他周辺情報 | 今回利用した後山キャンプ場から数km離れた山間部に「愛の村パーク」があります。アフター登山として、温泉(展望温泉「ゆらりあ」)や食事、買い物を楽しむことができます。宿泊施設もあります。なお、好評だったランチバイキングはなくなりました。 |
写真
頂上が近づくにつれ、魅力的な駒の尾山がその全容を現しました。ソウシチョウが鳴いていましたが姿は見えず、代わりに見物に来たカケスにわめかれました(-_-;)この辺りから歩きながら動画を撮りました。
駒の尾山&鍋ヶ谷山
駒の尾山<写真17〜22>と鍋ヶ谷山<写真14>の全容が見える唯一のスポットです。動画も撮りました。この少し南でキセキレイが2羽、舗装道路上で餌を探しているところを動画に撮りました。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
軍手
雨具
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
サブザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex30(GPSナビゲーター)
|
|---|
感想
出発点は後山キャンプ場です。現在、岡山県側から後山・駒の尾山系にアプローチ可能な登山口は、ここと大茅(おおがや)スキー場(崩壊した中国自然歩道に注意)だけです。大半の方はこのキャンプ場の近くにある船木山登山口から沢沿いの山道を登ります。
しかし、今回はそこからアスファルト道を西に進んだ船木山の南西から南南東に延びている尾根を直登することにしました。
最初は尾根伝いに1016.6m三角点「中筋」に向かいました。ここ経由は去年6月4日に歩いていますが、途中の大岩の辺りが歩きにくかったです。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1488931.html
そこで、途中から3年前の2016年10月16日に歩いたトラバース道に入るつもりでした。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-984167.html
しかし、倒木を避けて西寄りについている踏み跡を辿っているうちに、標高950mトラバース道に合流し損ねてしまったようです。以前ははっきりしていた踏み跡やピンクテープには気づきませんでした。
標高960m辺りからトラバースを開始、多少崩れやすい斜面の南にたまにピンクテープが見えましたが、下らずそのまま東進、3年前とは別の巨岩群に辿り着きました。しばらく巨岩ワールドを楽しみ、再び船木山南西尾根に合流、兵庫県との県境まで尾根を詰めていきました。
地図上に山道は描かれていませんが、ヤブコギもなく、尾根上を歩く限りは迷うような所もありませんでした。
県境に出てから駒の尾山までの中国自然歩道を歩く道は、高度差もあまりない快適な山行が続きました。
ソウシチョウがあちこちで鳴いていましたが、なかなか姿を現してくれません。代わりに、見物にやってきたカケスにわめかれました(-_-;)
また、体長1cm程のコオロギのエゾスズや同じく体長1cmのコモリグモなど、小さな生き物が多数動き回っていたので足の踏み場に困りました(*_*;アキアカネは涼しくなり麓に下りたせいか、ほとんど見られず、代わりに小さなハエやアブにまとわりつかれました(-_-;)
駒の尾山頂上は相変わらず360度パノラマ展望を楽しめるスポットで、岡山、兵庫、鳥取3県の名峰が見えました。駒の尾山頂から西粟倉村と美作市(旧東粟倉村)の境の南尾根を下るルートもしばらく展望が効き、さらに下っていくとキノコロードとなり、バラエティーに富んでいました。
舗装道路まで下りてくると、もう山行は終了モードになっていました。ところが、ここから動物が次々と現れ、我々の目を楽しませてくれました。
沢を撮ろうと下りかけていると、ヤブからニホンジカがのぞいていました。ニホンジカは成獣でも夏毛にはバンビのような白斑がありますが、この個体は小柄で顔が幼く、子鹿のようでした。
木陰に隠れて動画を撮っていると、なぜかたまにしか目が合いませんでした。姿を見られている連れのほうは、「人畜無害オーラ」全開で「気づいていないふり作戦」を決行、山行メモに目を落としじっとしていました。
子鹿の最大の関心事は母親。襲ってくる心配がなく動きのない我々にはすぐに興味を失い、耳をバンビ、いや、ダンボにしてきょろきょろしたり、臭いを嗅いだりして母親の気配を察知しようとしているようでした。おそらく、ここで待っているようにといわれたのでしょう。我々が林道に出て歩き始めても、ボーッとこちらを眺めているだけで立ち去る気配がありませんでした。
シカにシッカりシカトされたおかげで、普段見られない子鹿の可愛い仕草や表情をずっと観察できました。加えて、その後にエナガの超可愛い動きも目にしました。最後にこうした動物たちの癒し効果でハッピーエンドとなりました!(^^)!
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する












いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する