梅雨の晴れ間の常念山脈テント泊縦走!!〜燕岳-大天井岳-常念岳〜


- GPS
- 50:27
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 2,422m
- 下り
- 2,541m
コースタイム
6:20 中房温泉で朝食、身支度を済ませ出発。
7:00 第一ベンチ
7:30 第二ベンチ
8:05 第三ベンチ
8:45 富士見ベンチ
9:15 合戦小屋で小休止 9:40
10:00 合戦沢ノ頭
10:45 燕山荘 テント設営、小屋で昼食(カツカレー&ビーフシチュー) 12:30
13:00 燕岳頂上
13:50 燕山荘 生ビールやら夕食やら喫茶室でケーキやら 19:30就寝
6/24(日)
3:00 起床
4:30 日の出
5:50 朝食、テント撤収して燕山荘を出発
6:20 蛙岩
6:40 大下りの頭
7:05 為右衛門吊岩
8:10 切通岩、喜作レリーフ
8:15 切通分岐を大天井方面へ
9:10 大天井岳山頂
9:25 大天荘(まだ営業していない)
10:20 東天井岳山頂下で昼食(燕山荘のお弁当) 10:40
12:10 常念小屋 テント設営 12:50
13:40 常念、三股分岐
13:50 常念岳山頂 14:05
15:10 常念小屋 ビール(生はまだやってなかった・・・)やら夕食やら 19:00就寝
6/25(月)
3:00 起床
5:15 朝食、テント撤収、タクシー予約をして常念小屋を出発
5:50 水場(非常にうまい)
6:15 胸突八丁
6:45 笠原沢
7:25 大滝ベンチ
7:50 古池
8:00 山の神
8:05 一の沢登山口
天候 | 6/23(土) 早朝の中房温泉はガスの中。標高をあげるにつれ、晴れてきました。夕方までは暑いぐらいの陽射しでしたが、燕山荘での日没前は東側は完全にガスでブロッケン出現!! 6/24(日)の朝は見事なサンライズ。夕方ごろまでは晴れて陽射しに体力を奪われました。夕方からは西から雲が広がり、常念小屋からも槍ヶ岳が見えなくなりました。 6/25(月)は朝から曇り。下山中、だんだん雲が切れて暑くなりました。昼ごろの松本は30℃! |
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過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
金曜夜発の毎日あるぺん号を利用しました。 新宿西口23:05発 中房温泉5:50着 途中、双葉SA、諏訪湖SAでトイレ休憩があります。 片道1人¥7000。 http://www.maitabi.jp/bus/pdf/ 思いの他よく眠れました。 そもそも、自分で運転するのはちときつい距離の北アルプス行きを決断できたのもこの夜行バスの存在あってこそです。 【復路】 常念小屋で下山時にタクシーを予約。 予約するときに、「3時間もかかりませんよ」といわれたものの、結局ちょっとオーバーしてしまい、待たせてしまったものの、ものすごく丁寧な運転をする運転手さんで、よく眠れましたzzz 一の沢登山口→穂高駅¥4800。 穂高駅からJR大糸線で松本駅に移動。約30分、¥320。 松本から新宿までアルピコの高速バスで帰京しました。 ちょうどいいバスがSシートしかあいておらず、思わぬ贅沢をしてしまいましたが、ものすごく寝やすいシートでしたzzz夕方になる前だったせいか、渋滞も全くなし。 松本→新宿駅西口 3時間20分、片道1人¥4400(Sシート料金¥1000)。 http://www.alpico.co.jp/access/express/matsumoto_shinjuku/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
【道の状況】 ☆中房温泉〜燕山荘 三大急登、といわれる合戦尾根ですが、絶妙な場所にベンチ、合戦小屋があって息がつけるのでキツイ、とは感じませんでした。 合戦小屋から上は残雪がありましたが、登りではアイゼンは必要ありませんでした。念のため、ストックは必要です。 ☆燕山荘〜燕岳 全く危険のない道です。 ☆燕山荘のテント場 6/23現在、一面が雪に覆われていました。テント泊初心者には試練でした・・・ ☆燕山荘〜大天井岳 大下りの頭までは危険な場所はなし。 雪渓を100mほど通過せねばならない場所が2ヶ所ありました。慎重に歩けばアイゼン必要なし。 切通岩に鎖がついた下りがありますが、ゆっくり行けば問題ありません。 ☆大天井岳 燕山荘でも情報を得ていましたが、山頂を巻いて大天荘に至る夏道は積雪のため、普通の装備では通過できません。雪渓と雪渓の間のガレを直登し、山頂に直接出なければなりません。 個人的にはこの山行で一番キツイ場面でした。。。 ☆大天井岳〜常念小屋 東天井岳の山頂を巻いて東進するところに200mほどの雪渓トラバースがありました。高度感があり、少々緊張。雪が硬く滑る時間帯ならばアイゼンが必要だと思います。私たちが通った時は雪がやわらかく、なんとかストックのみでOKでした。 横通岳を巻いて常念小屋への長い下りは、疲れが出てくるころだけに、要集中です。私はまんまとよそ見して転倒、捻挫しました・・・ ☆常念岳 全域岩場です。岩場の経験があれば、全く問題ない登山道です。 山頂は狭いので注意。 ☆常念小屋〜一の沢登山口 タクシーの時間が気にかかってて気が急いていたせいか、全体的にキツイ下りでした。 今にも落ちてきそうな落石注意なところ、渡渉、雪渓下り、沢と化した道歩きと、もう大変でした。 一の沢登山口にいた案内の方によると、今の時期冬道と夏道がごっちゃになっていて、なかなか難しい、とのことでした。 確かに厳しかった・・・ 【温泉】 下山後、JR大糸線の北松本駅で下車し、徒歩10分の瑞祥松本館に寄りました。 http://www4.ocn.ne.jp/~zuisyo/matsumoto.html いわゆるスーパー銭湯的でしたが、非常にきれいな施設で、温泉も気持ちよかったです。 【食事】 6/23 朝食 持参したパン 昼食 燕山荘食堂でカツカレーとビーフシチューセット 夕食 自炊(トマトスープとパン) 6/24 朝食 夕食の残り 昼食 燕山荘の弁当(1つ¥1000。頼んで損のないボリューム) 夕食 自炊(辛いラーメンと雑炊) 6/25 朝食 カレーポットとアルファ米 昼食 松本駅近くの蕎麦屋「手打ちそば 駅前弁天」かもすいがうまかったー |
予約できる山小屋 |
中房温泉登山口
|
写真
感想
初物尽くしの山行です。
初北アルプス
初雪上テント
初テント泊縦走
初Sシート
数えだしたらきりがないほどですが梅雨の晴れ間でお天気にも恵まれて最高の3日間でした。
22日金曜夜
新宿から夜行バスで中房温泉登山口へGo!です。
実はkamehiba、以前夜行バスで全く眠れずゾンビ状態で旅をしたトラウマがありまして今回の山行の核心はここでありました。
3日間つつがなく過ごせたのもバスで思いのほかよく眠れたからだと思います。
23日(土)
中房温泉の登山口はさすが人気の山への登山口とあって、綺麗なトイレにベンチがあり、すでにたくさんの登山者がいました。
参考にさせていただいた皆さんのレコにあるように丁度いい具合にベンチがあり、いつもより重い装備でしたが
予想していたよりも楽に合戦小屋にたどりつけました。
合戦小屋から先はまだ雪が残っていましたがとてもよく整備されていて登りやすく、景色も最高でこれまた楽しい登りでした。
テント場はまだ一面雪です! なるべく傾斜のない、眺めのよい場所に設営したつもりでしたが
眺めは申し分なかったのですが整地で手抜きをして、後で痛い目にあいました。
燕山荘から燕岳までは不思議な形の岩がたくさんあって楽しいですね〜 山頂からの景色も最高です。
燕山荘では楽しみにしていたビーフシチューにカツカレー、ケーキセット(モンブラン)もしっかり堪能しました。
日が沈むころには西側は晴れ東側はガスで、綺麗な夕日とブロッケン現象が!
近くのベンチのお兄さんが不思議な現象に驚くお友達に「ドッペルゲンガーって言うんだよ。」と教えてあげていました。
「大変だよ〜。それみたら死んじゃうよ〜」とhibaと囁きました。(爆)
日が暮れて、さて初の雪上テント泊です! 1mmのテントマットとエアマットを併用したんですが軟弱kamehibaは寒くて眠れませんでした。
寝袋はサーモライトリアクターとの併用で暖かかったんですがなにせマットに面している体表が寒い!
なるべく地面に接しないように仰向けではなく横向きで寝ることで対抗を試みましたが。。
その上、微妙に傾斜していて寝辛いこと、寝辛いこと。
う〜ん、こんなことじゃ積雪期の雪上テント泊など夢のまた夢ですなぁ。ベランダで寝たりとかして鍛えないとだめでしょうか?
24日(日)
素晴らしい朝日を見ながら、出発の準備をします。
燕岳から常念岳はずーーーっと絶景です。山肌の黒と残雪の白のコントラストが版画のようでまっこと美しい!
槍ヶ岳や穂高を見ながらの山歩きです。贅沢過ぎます!「いつかはあの山にも登れるのかなぁ」なんて思いながら
歩きました。
大天井岳への直登はきつかったです。大天荘はまだ営業していませんでしたがここのテント場はよさそうですね〜
天気予報では午後から雲が出るようだったので常念小屋についてテントを仮設して、すぐに常念岳へGo!
山頂からは燕山荘も見えます! おぉ〜あんな遠くから歩いたんだなぁ、なんて感心したりして。
そして、常念岳からの下りでは二人とも頭の中は「生ビールとやきとり」しかありません。(キッパリ)
「ビール」「やきとり〜」と言いながら下ったんですが。。
生ビール&やきとりセットはなんと7月からでした。(涙)
気を取り直して、缶のスーパードライブラックで乾杯しました。
この日は昨日の反省を活かして、きちんと整地してテントを設営。雪上でなかったこともあり、最高の寝心地でした!
晩御飯の片付けもhibaにまかせて7時前にバッタンキューです。新しい我が家(プロモンテVL44)最高です!
25日(月)
この朝は雲が多く日の出は見られませんでしたが、きれいなピンク紫の朝焼けがお見送りをしてくれました。
一の沢登山口への下りはまだ雪の橋を渡ったり、渡渉があったり、道が沢のようになっていたりして思いのほかハードでした。
でもお花が結構咲いていて、ワラビもいっぱいで楽しかったです。呼んでいたタクシーの時間がギリギリでhibaはあんまり
楽しそうじゃなかったですが。(笑)
快晴の松本でスーパー銭湯に寄って朝風呂。気持ちよすぎて湯船で何度も寝そうになりました。
ちょっと贅沢なSシートのバスで爆睡し、渋滞知らずで新宿に到着しました。
大きなザックを背負って新宿駅を歩くと現実に引き戻されるようでいや〜〜
最高の3日間、夢のような3日間でした。
歩きながら眺めた山々に今度は行きたいなぁ。
kamehibaさん、こんにちわ。
燕岳から常念岳まで歩き通すなんて、憧れのルート
でしたから時間を掛けてタップリ拝見しました。
自分で歩き通した気分になりましたよ(;^ω^)
お天気も良くて最高の稜線歩きだったんじゃないでしょうか?
バスで行くというのも良いですねぇ、自分で運転すると
睡眠時間が削られるのが悩ましく思っていましたし(´ε`;)ウーン…
うちのpentarouが常念ワッショイヽ(゚∀゚)ノワッショイ
と騒ぎ出さなければいいのですが(;´д`)トホホ…
kamehibaさん、僕の記録へコメントありがとうございます。
ほんと、行き帰り一緒ですね!
行きのバスはわかりませんでしたが、帰りのバスのお二人は分かります。僕は斜め後に座っていました (^_^)。
大天井も行きたかったですが、日程でこれ以上余裕もとれず・・・。
雨に降られること無く、お互いにラッキーでしたね。
今度、またどこかでお会いしましょう。
はい、最高のお天気で槍穂高を眺めながらの稜線歩きは格別でした!
バスでの往復、すんごく楽ちんでした。いつも運転手のhibaも感激していました。
<常念ワッショイヽ(゚∀゚)ノワッショイ
ふふふ。そろそろテントの出番でしょうか??
行きのバス、一番後ろに座っていた私達の前の座先の方が一の沢で降りられたのを覚えていて。
本当にお天気に恵まれて素敵な週末になりました!
はい、またいつかどこかのお山で会いましょう!
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