鴨沢〜雲取山〜七ツ石山〜鷹ノ巣山〜奥多摩駅
- GPS
- 10:25
- 距離
- 32.2km
- 登り
- 2,028m
- 下り
- 2,237m
コースタイム
08:07 小袖乗越
09:14 堂所(〜9:22)軽食
????? 七ツ石山下分岐
10:19 ブナ坂
10:44 奥多摩小屋(〜10:53)軽食
11:17 小雲取山
11:33 雲取山(〜12:09)軽食
12:37 奥多摩小屋
12:55 ブナ坂
13:07 七ツ石山(〜13:14)
14:14 鷹ノ巣山避難小屋
(水場へ。10分滞在)
14:32 鷹ノ巣山避難小屋(〜14:47)軽食
15:07 鷹ノ巣山(〜15:15)
16:13 六ツ石山分岐
17:32 登山口
18:10 奥多摩駅着
(歩行時間8時間52分)
天候 | 晴れ 7時時点で小河内は25℃、最高気温は14時の34℃ 猛暑でした… |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
バスは数本程度しかありません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【道の状況】 所々少ししっとりした程度の歩きやすい道です。 ◆鴨沢〜小袖乗越 特に変化はありません。ちょっと石が多いので足を置くところに注意が必要です。 ◆小袖乗越〜堂所 基本的には歩きやすい道です。ただしわずかに泥濘があります。 ◆堂所〜雲取山〜ブナ坂 傾斜がきつくなり、ところどころザレています。 不用意に足を置くと、下りでダメージが痛みに変わりますのでご注意を。 ◆ブナ坂〜七ツ石山 ほぼ一貫した急登です。 ◆七ツ石山〜鷹ノ巣山避難小屋 高丸山、日陰名栗峰は全て巻きました。 登れば両方ともかなりの急登です。 一方、下の縦走路は1本道で歩きやすいですが、単調です。 どちらをとるかは体力次第です。この日は暑さも考慮しました。 上の縦走路は遮るものがなく、直接太陽を浴びます。 ◆鷹ノ巣山避難小屋直下の水場 5分も歩かないところに水場があります。 今日はさすがに長かったのと、かなり暑かったので水を補充しました。 水量は豊富でした。 ◆鷹ノ巣山避難小屋〜鷹ノ巣山 容赦のない急登です。 ◆鷹ノ巣山〜奥多摩駅 六ツ石山分岐まではアップダウンがあります。 以降は一貫して下ります。かなりの急坂もあります。 ◆トイレ 雲取山避難小屋のトイレは故障中のようです。 鷹ノ巣山避難小屋のトイレは稼働しています。 |
写真
感想
暑かった、きつかった、やった!という感じです。
ついにあこがれの大縦走に成功しました。
まぁそれにしてはこんな暑い時期に、大した準備もなく、よくやったものです。
結果的に準備できたのは前回から履いている靴ぐらいでしょうか。
前回も同じ雲取山。でも今回はそこからの負荷が違います。
下りベースではあるけれど、さて体力的にもつかどうか。
まずは山頂まで行って、そこで判断しようと思いました。
バスから降りた瞬間「暑い…」。
奥多摩湖は満水でしたね。これだけ水があるのを見たのは初めてです。
今日は先が長いので、努めてゆっくり行こうと思いました。
おかげで登りでの消耗は少なかったはずです。
歩き慣れている道ですので、だいたい頭に入っています。
休憩するのは堂所の手前の場所…なのですが、人がいたので止まれませんでした。
やむなく水場を過ぎ、堂所まで我慢の行軍。
ここで軽食を。だいたい1時間半から2時間に一度食べるのが良いのです。
適宜炭水化物を補給して、それで脂肪を燃やしながら効率的に歩く。
総じてだいたい栄養補給はうまくいったかなという感じです。
堂所からしばらく登って行くと、つづら折りに登り返すところがあります。
そこで今日は最初から富士山を見ることができました。
時期的にほとんど期待していませんでしたので驚きました。
途中雲がかかったりいろいろしましたが、だいたい終日見ることができました。
ひたすら暑いので、20〜30分に一度ハイドレーションで水を補給しました。
下りは我慢がきかなくなって、もっと頻繁に飲んでいました。
これから泊りがけになると、水はもっと貴重になります。
奥多摩小屋からの急登はやはりきつかったです。
雲取山避難小屋でザックを下ろし、山頂に写真を取りに行く足元はふらついていました。
山頂にはいつもよりも多くの人がいました。
避難小屋前の椅子に腰掛けて、軽食をとりながらボーッと景色を眺めました。
初めて来たのは2年前の夏、この日もこんな感じだったなあと。
違うのは、富士山が見えていること。ありがたいことです。
下りもいつもよりゆっくりと、慎重に歩きました。
七ツ石山までの急登は確かにきつかったですが、まだ脚力はありました。
山頂でうまく休めたようです。
七ツ石山は少しの休憩で立ち去り、いよいよ石尾根の縦走路に入りました。
最初から下の巻き道を行くことにしていました。
さすがに今日の天気では上を行くのは厳しいでしょう。
ただ巻き道に入ると、景色もあまりないし1本道なので単調です。
アップダウンもほとんどありません。
その割には足が張ってきました。ここからが勝負です。
ちょっと飽きがきた頃に鷹ノ巣山避難小屋が見えてきました。
近くの水場に行くこともだいたい決めていました。水が足りないだろうと思いまして。
ザックを見たらまだあるのですが、とにかく冷たい水を飲みたかったのです。
これは大正解でした。それほど冷たいわけではないですが、残りを気にせず飲めましたので。
残っていた水も全て交換しました。ただ2Lは入れたので少し多かったかもしれません。
鷹ノ巣山までの急登は本当に辛かった。やめてくれ〜という感じです。
なんとか登り終え、また雄大な景色を見ることができました。
真冬にも真夏にも来た鷹ノ巣山、何回来てもいいものですね。
さてあとは下るだけです。先が見えてきました。
六ツ石山分岐を過ぎ、直後の急坂もクリアしました。
しかし、その先で右膝脇の靭帯を痛めてしまいました。
腸脛靱帯炎です。俗にいう「ランナー膝」というものです。
2年前に一度痛めて苦労しました。
ただあの時は治す手段が分からなかったのですが、今は違います。
足をクロスして前屈すると、靭帯が伸びて緊張がほぐれるのです。
これだけでかなり快復し、歩くことができるようになりました。
ただし痛みはありますので、大幅に減速して歩きました。
鷹ノ巣山から3時間近くを要したのはそのせいです。
今後も再発しないように慎重にケアしたいと思います。
水は3Lは飲んだかなあというくらい。10時間を超える行軍とはいえこれは多いです。
靴は縦走用に買ったソールの硬いものですので、足の裏はほとんど痛くなりませんでした。
食事はおにぎり3個、蒸しパン1個、「スポーツようかん」1個、ゼリー1つでした。
ともかく今は達成感があります。いい結果を残すことができました。
なお、6月ほどではないとは言え、まだまだ虫が多いです。
嫌いな方は頭からかぶるネットや虫除けスプレー、蚊取り線香をお持ちになると良いと思います。
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