記録ID: 218199
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無雪期ピークハント／縦走
剱・立山
新穂高温泉〜（雲ノ平経由）〜立山室堂 ★5泊6日ソロ縦走★
2012年08月17日(金) 〜
2012年08月22日(水)
富山県
長野県
岐阜県
tanuki-san
- GPS
- 124:35
- 距離
- 63.4km
- 登り
- 5,899m
- 下り
- 4,557m
アクセスを調べる
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＜8月17日＞
新穂高温泉5:30→ わさび小屋→ 9:40鏡平小屋（休憩）10:20→ 12:30双六小屋（宿泊）
＜8月18日＞
双六小屋5:05→ 双六岳→ 三俣蓮華岳→ 7:55三俣山荘（休憩）8:05→ 日本庭園→ 10:55雲ノ平山荘（休憩）14:30→ 祖母岳→ 15:30雲ノ平山荘（宿泊）
＜8月19日＞
雲ノ平山荘5:20→ 7:35高天原山荘（休憩）→ 高天ヶ原温泉→ 高天原山荘8:55→ 高天原峠→ 13:05 薬師沢小屋（宿泊）
＜8月20日＞
薬師沢小屋5:10→ 7:05太郎平小屋（休憩）7:15→ 8:40薬師岳山荘（休憩）9:15→ 薬師岳→ 間山→ 13:10スゴ乗越小屋（宿泊）
＜8月21日＞
スゴ乗越小屋5:20→ 越中沢岳→ 7:55五色ケ原山荘（休憩）8:30→ 獅子岳→ 13:40一ノ越山荘（宿泊）
＜8月22日＞
一ノ越山荘3:30→ 4:15雄山神社峰本社（休憩‐参拝）5:20→ 6:00一ノ越山荘（休憩）7:00→ 7:55みくりが池温泉9:45→ 10:05立山室堂（ゴール！）
新穂高温泉5:30→ わさび小屋→ 9:40鏡平小屋（休憩）10:20→ 12:30双六小屋（宿泊）
＜8月18日＞
双六小屋5:05→ 双六岳→ 三俣蓮華岳→ 7:55三俣山荘（休憩）8:05→ 日本庭園→ 10:55雲ノ平山荘（休憩）14:30→ 祖母岳→ 15:30雲ノ平山荘（宿泊）
＜8月19日＞
雲ノ平山荘5:20→ 7:35高天原山荘（休憩）→ 高天ヶ原温泉→ 高天原山荘8:55→ 高天原峠→ 13:05 薬師沢小屋（宿泊）
＜8月20日＞
薬師沢小屋5:10→ 7:05太郎平小屋（休憩）7:15→ 8:40薬師岳山荘（休憩）9:15→ 薬師岳→ 間山→ 13:10スゴ乗越小屋（宿泊）
＜8月21日＞
スゴ乗越小屋5:20→ 越中沢岳→ 7:55五色ケ原山荘（休憩）8:30→ 獅子岳→ 13:40一ノ越山荘（宿泊）
＜8月22日＞
一ノ越山荘3:30→ 4:15雄山神社峰本社（休憩‐参拝）5:20→ 6:00一ノ越山荘（休憩）7:00→ 7:55みくりが池温泉9:45→ 10:05立山室堂（ゴール！）
| 天候 | ・8月17日 晴れのち曇り、一時雨 ・8月18日 晴れのち雨 ・8月19日 晴れ ・8月20日 晴れときどき曇り ・8月21日 晴れ ・8月22日 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
・新大阪→新穂高温泉（夜行バス） 【帰り】 ・立山室堂→美女平（バス） ・美女平→立山（ケーブル） ・立山→富山→大阪（電車） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【危険箇所】 ○雲ノ平周辺 ところどころ木道が傾いていたりグラついていたりして、特に雨が降ると木道が滑りやすくなるので要注意。先日も足を滑らせ骨折された方がいらっしゃったとか。 ○雲ノ平〜高天原峠 前半は岩渡りが続き、雨天時や朝露のある早朝は滑りやすい。また後半は急坂が続くが木の根が山道に生えわたり、これまた滑りやすいので要注意。 ○高天原峠〜薬師沢小屋（大東新道） 沢（A〜E）を越えるガレの急坂は慎重に。また、A沢を降りた後の短いハシゴの固定金具が取れて不安定になっているので注意。 ○獅子岳周辺 ハシゴやロープ箇所がいくつかある。特に危険ということはないが、荷物の大きな方は通過時に注意が必要。 【温泉】 ・高天ヶ原温泉（野天風呂ですが、男女別に浴槽があります） ・五色ヶ原山荘（タイミングが合えば、宿泊者は入浴可能） ・みくりが池温泉（立山室堂周辺には温泉は多数あります） ※みくりが池温泉の立ち寄り入浴は9時から（食堂は11時から）です。 僕はてっきり8時からだと勘違いしており、1時間待つことに…。 |
| 予約できる山小屋 |
立山室堂山荘
|
写真
スタート地点は新穂高温泉バス停。ここから6日間の山行が始まります。
このあたりはまだまだ名もなき山かもしれませんが、やっぱりアルプスの山って感じがしますね。
出発から1時間足らずでわさび小屋へ到着。トマトやキュウリが冷えていておいしそうでしたが、グッと我慢して先を急ぎます。
わさび小屋を出て左俣林道、小池新道を通り、イタドリヶ原に出ました。日差しが熱い！
鏡平に到着！槍がキレイ！！素晴らしい景色に感動し、疲れも吹き飛びます。
今日のお昼ごはん＠鏡平山荘。牛丼とミックスネクター。キンキンに冷えたネクターが美味い！
ごはんを食べてすっかり体力も回復したので、今日の目的地、双六小屋を目指して出発です。
おや、天気が怪しくなってきました。双六小屋へと急ぎます。 ※わかりづらいですが、写真右奥が双六小屋です
なんとか雨が本格的に降り出す前に到着。で、おつかれさまの生ビール！
双六小屋。
【勝手に宿ランキング】
・綺麗さ★★
・快適度★★
・雰囲気★★
・ごはん★★
・好き度★★
【勝手に宿ランキング】
・綺麗さ★★
・快適度★★
・雰囲気★★
・ごはん★★
・好き度★★
双六小屋はいろいろとアクセスが良いので、利用する方が結構たくさんいます。
こちらのみなさんは、目の前に見える樅沢岳を越えて西鎌尾根から槍を目指す方々です。
双六頂上。優しい方が、ソロの僕を気遣って写真を撮ってくださいました。ありがとうございます。
双六を降りて三俣蓮華に向かいますが、槍はいつまでもついて来るようです。
三俣蓮華からの三俣山荘と鷲羽。ちょっと雲が厚くなってきているのが気になります。
結局どうも天候が気になり、鷲羽・水晶はあきらめて雲ノ平へ直行することに。
雲ノ平まではこんな感じの道を通って、沢まで一気に標高を下げます。
そう、雲ノ平には山荘にも水がほとんどありません。水は補給してから入った方が良いですね。
雲ノ平山荘はまだできたばかりで、室内はヒノキの良い香りがします。
雲ノ平山荘。
【勝手に宿ランキング】
・綺麗さ★★★
・快適度★
・雰囲気★★
・ごはん★★
・好き度★★
【勝手に宿ランキング】
・綺麗さ★★★
・快適度★
・雰囲気★★
・ごはん★★
・好き度★★
祖母岳からの展望（360度）。少し雲が残ってますが、薬師から黒部五郎、笠や水晶も見えます。
明け方の空。本当は空に星がいっぱいなのですが、僕のカメラの性能では捉えきれず…。
高天ヶ原温泉までの道はわりと険しい。簡単には温泉には入れません。
薬師沢・高天原・雲ノ平の分岐点。温泉に入った後はまたここまで戻って来なくては…
山荘から30分程度歩き、温泉へ。目の前は女湯（美人の湯）です。
温泉からの帰り道。せっかく温泉に入ったのですが、急登で再び汗が…。
薬師沢までの道のりは、このような沢を何度も越えなければいけません。
途中、このようなクサリ地帯やハシゴなどもあり、アトラクションのようなスリルがあります。
薬師沢小屋が見えました。ここまで岩（石）の飢えを1時間以上歩き続けたので足の裏や膝がボロボロです。
薬師沢からは雲ノ平へもアクセスできますが、こちらもなかなかの急登のようです。
小屋の周辺にはこのような小さな滝のようなものがいくつも。水が綺麗。
小屋へはこの吊り橋を渡らなければいけません。ちょっと緊張します。
今日のお昼ごはん＠薬師沢小屋。インスタントラーメンしかなかったので、とりあえずビールと。
薬師沢小屋。
【勝手に宿ランキング】
・清潔度★★
・快適度★★
・雰囲気★★★
・ごはん★★★
・好き度★★★
【勝手に宿ランキング】
・清潔度★★
・快適度★★
・雰囲気★★★
・ごはん★★★
・好き度★★★
この日も朝食後すぐに出発。クマが出そうなので、鈴をつけて歩きます。
太郎平からは富山の町も見えます（写真だと少しわかりづらいですが）。
薬師岳山荘に到着。ここもまだ新しい小屋のようですね。キレイです。
今日のお昼ごはん＠薬師岳山荘。「フルーツポンチ」はただの缶詰フルーツだけど、山で疲れた体には最高のごちそう！
トイレ利用は300円。高い！と思うかもしれませんが、ご覧の通り山荘内はとてもキレイですし、いろいろな苦労を考えると不満はありません。
1
8/20 9:06
トイレ利用は300円。高い！と思うかもしれませんが、ご覧の通り山荘内はとてもキレイですし、いろいろな苦労を考えると不満はありません。
ライチョウさんとは同じ方向に向かうようで、しばらく一緒に山道を歩きました。
スゴ乗越小屋。
【勝手に宿ランキング】
・綺麗さ★
・快適度★★
・雰囲気★★★
・ごはん★★
・好き度★★★
【勝手に宿ランキング】
・綺麗さ★
・快適度★★
・雰囲気★★★
・ごはん★★
・好き度★★★
スゴ乗越小屋の朝ごはん。プレートに入っていた謎の豆腐みたいなやつはわりと好きでした。
五色ヶ原山荘。本当はここに泊まる予定でしたが早く着きすぎたので、先へ進むことにしました。また来ますね。
今日のお昼ごはん＠五色ヶ原山荘。なんだかお昼はいつもカレー味のものを食べている気がします…。
またもう一羽。家族なのでしょうか、4羽ほど一緒に移動していました。
獅子岳。稜線歩きのため直射日光を真後ろから受けてしまい、ここまででもわりと体力を奪われる。
一ノ越に着いたので、とりあえずビール。ここのビールはキンキンに冷えています！
一ノ越山荘。
【勝手に宿ランキング】
・綺麗さ★★
・快適度★★
・雰囲気★
・ごはん★
・好き度★
【勝手に宿ランキング】
・綺麗さ★★
・快適度★★
・雰囲気★
・ごはん★
・好き度★
平日でお客さんも多くなかったからでしょうか。なんとこの日はひとりで1つの部屋を使わせていただきました。
早朝、3:30起きで出発。山頂（雄山）は9度。ですが山頂付近は風が強く、体感温度は0度くらい。
雄山神社。今回、6日間ケガ無く山を歩かせてもらったお礼も兼ねて、日の出参拝をさせていただきました。
ヘリを見ながらビールを一杯。温泉に入ろうと思って来たのですが、開店時間を1時間間違えていたのです…。飲みながら開店待ち。
今日のお昼ごはん＠立山駅。富山名物「白エビかき揚げ丼」とビール。
撮影機器：
感想
今回は5泊6日のロングトレイルだったが幸い6日間とも天候に恵まれたおかげで、快適で幸せな、素晴らしい山の時間を満喫することができた（僕はいつも山に行くとたいてい雨に降られるのですが、今回は天気の神様に感謝！）。
ただ一方で反省も。今回、行程の中で体力的に多少シンドイと感じるところもあったのだが、もし天候が晴れでなかったら…と思うと、もう少しスケジュールを見直したり、または天候や足場の状況などについて下調べをしたりしておくべきだったと思った。無理せず、6割の力で歩けるスケジュールを心がける。
またあらためて気づかされたのは食事と睡眠の重要性。今回、僕は山荘で休憩をするたびに食事を摂り、行動食として「マルトデキストリン」を摂っていたが、常に消費するカロリーがあればわりと歩ける。そして疲れても、しっかりと睡眠が取れれば体力は回復する（しっかり睡眠のためには耳栓は必須！）。実際、最終日は諸々コンディションが悪く2時間程しか眠れなかったため体力的にはかなりキツかった。睡眠時間はもちろん、特に夏山に関しては「太陽が昇りきるまでにどこまで行けるか」は非常に重要であり、そのためには何時に寝て何時に起きられるのか（食事の時間、消灯時間、他の宿泊者がどんな方々かなど）を事前に調べておくことも必要だと感じた。
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