白滝谷〜夫婦滝の釜〜白滝山〜伊藤新道


- GPS
- 06:11
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 919m
- 下り
- 912m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白滝谷は、昨年行ったときは荒れてましたが、流された橋はすべて修復され問題なく歩くことができました。 伊藤新道もよく踏まれているのですが、道も細めでザレており滑りやすいです。滑落や落石に注意です。(実際、2mほど滑落されたような跡がありました) |
写真
感想
いつものように朝4時に起きて天気予報をチェックすると、比良山系は朝9時くらいから一時的に雨という予報。眠いので山は明日かな〜と思い、また寝ました。
5時半に目が覚めてもう一度天気予報をチェックすると、予報が変わり雨が大丈夫になってましたので、飛び起きて行くことにしました。
坊村に着いたのが7:30といつもに比べると1時間半は遅いですが、駐車場はガラガラです。どうやら雨男の私が比良山系に行くというヤマレコの情報を見て皆さん躊躇されたのか?と思ってしまいました。
と思ったら案の定小雨が…。まぁどうせ汗だくになるからいいか、とそのまま進みます。
明王谷への入り口のところで、びわこ放送の方がインタビューいいですか、と寄って来られたので承諾。登山届出してますか、どうして出すのですか、装備については、などの質問に答える。ねた的には面白くないので私の分は放映されないはず…。
今日の目的は、白滝谷コースと伊藤新道コースを正しく通ること、それから夫婦滝とその釜を至近距離から見る、ということです。
白滝谷コースは、1年前に来たときとは打って変わって、流された橋も修復され、何の問題もなく通ることができました。
また伊藤新道コースも、以前のように鉄砲玉のごとく進むのではなく、踏み跡が怪しくなったら少し戻ってよく確認して正しいルートを通ることができました。
ただ伊藤新道コース、ザレており道も狭いので案外滑りやすく、落石を誘発しやすいので注意が必要です。滑落もしやすいので、中級レベル以上のコースだと思います。
さて本日のメインイベントの夫婦滝への下降ですが、滝見台までは普通に歩いていけます。ここでも十分滝が鑑賞可能です。
この先に踏み跡があり、ロープで進入禁止となっていましたが、今回は重い岩登り道具一式を持ってきましたので、偵察のために入ります。
途中まではまあ普通に歩けますが、そこからは崩落しており危険です。仕方がないのでトラロープを使い沢まで下ります。ここまではそれほど難易度は高くないでしょう。
さて沢から岩場をへつり、いよいよ釜の手前に来ました。ところがこの岩が滑る滑る!濡れてなくても大変不安定で、まともに歩けません。沢靴なら大丈夫なのでしょうが、私は沢ヤではないのでそういう装備はなく…結局野生動物になったつもりで裸足になりました。さすが野生の皮膚、しっかりグリップが利きます。裸足の四つ足で岩場を登り、念願の釜に到達です!
ただ、マイナスイオンを浴びるには距離が遠く、釜に入って泳ぐしかありません。さすがに全身を濡らす(汗で濡れてましたが)勇気はなく、写真だけ撮って終了です。
さて裸足からまた登山靴に登り、せっかく持ってきた懸垂下降道具を久しぶりに使ってトレーニングすることにしました。30mロープでなるべく滝に近いところの樹林帯急斜面を懸垂下降します。久しぶりのエイト環、使い方を思い出すのに時間がかかります。何とか用意してスルスル〜っと下降、釜の上部の斜面に到着しました。すると先ほど私が遊んでいたところで純粋な沢ヤさん3名が休憩されています。きっと白滝谷遡行されてきたのでしょう。
すると下手に落石を起こせないので、大変難しい「懸垂登攀」となりました。懸垂下降は下りるだけなので楽ですが、そのロープを使ってよじ登るにはある程度斜面に手がかり足がかりが必要です。苦労しながらも元の場所に復活、ザイル類を片付けて白滝山に向かいます。この夫婦滝で1時間半も遊んでました(笑)。
白滝山でほぼお昼になったので、お昼ご飯にします。誰にも遭遇しませんでした。
下山は予定通り伊藤新道、最初は九十九折の下降が続きます。比較的踏まれているので安心です。
後半(登りの場合は前半)の方がやや荒れ気味で、道も細めになります。多数の倒木で少し沢沿いに歩かないといけない部分があったり、滑落しないように注意が必要です。
このコース、それほど距離がないように見えますが、実は11km少々あり、伊藤新道がやや歩きにくいこともあって比良山系では比較的ハードなコースだと思います。今のところ伊藤新道より白滝谷コースの方がかなり安心できると思いますが、大雨などで橋が流されると大掛かりな渡渉を余儀なくされますので、事前情報収集しておきましょう。
コメント
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比良山系、行ったことがないのでいまいちイメージが湧かないのですが、楽しそうな沢もあるんですね。
でも、裸足で沢を歩き回るのは滑って転倒などした時に足を切ったりするので危ないですよ。釣り具屋さんで売っている安い渓流足袋もいいと思いますよ。コンパクトなのもありますし。
爪先や足首が頼りないのと土の部分では登山靴よりだいぶグリップが劣りますので足袋を履いたまま登山道を歩き続けるのは少々疲れます。部分的な使用がいいかと。
でもこれがあると、山での行動範囲が格段に広がりますよ。それなりの知識も必要になってきますが、楽しいです。
懸垂下降の時、私はバックアップにペツルのシャントを使ってます。途中で両手離せますし、登り返しの時でも安心です。斜度が強い時は別の登高器の方が良いかもしれませんが。
せっかく三脚持っていったのなら滝壺で泳いでる写真も欲しかったですね。
この入山した時には他に3名の沢ヤさんたちが準備中でしたが、一般登山者は見かけませんでした。白滝谷は奥の深谷と同じく人気の沢みたいです。
今回は緊急避難的に裸足になりましたが、沢靴があれば面白かっただろうな〜と思う反面、浮かれて怪我してたかも知れないので、自制できて良かったのかも知れません。
ペツルのシャント、動画見てみました。便利なものがあるんですね!しかしお値段も結構しますね…
今度好日に行って、モンモンとしようと思います
滝壺で泳いでる姿って…全裸でピンクヘルメット姿では映せないのでやめときます
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