甲斐駒ケ岳

- GPS
- 10:30
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 2,350m
- 下り
- 1,080m
コースタイム
| 天候 | 9/22 高曇り時々霧 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス
復路:北沢峠〜南アルプス交通?定期便にて仙流荘〜高速バスにて新宿へ |
| コース状況/ 危険箇所等 |
尾白P〜駒ケ岳(黒戸尾根経由) 長いけど、そこまで急な坂が続くわけではない。道はとても整備されている。距離対標高差が半端ない計算になるのは、岩にかかる梯子の多さからだろう。 梯子も鎖もしっかり整備されているので、危険は少ないと思う。 ただ、荷物が多いとでかい岩登りは辛いかも。 登山ポストはあったが、用紙がなかった・・ようですがどこかにあったのかな 駒ケ岳〜北沢峠バス停 こちらも意外と長い。駒ケ岳〜駒津峰までは砂→低木樹林帯→岩とバラエティに富んでいて面白い。危険はないけど浮石注意。 駒津峰から自分は双子山に行ったが、後で聞くと北沢峠の方が登りがない分楽らしい。 駒津峰頂上の表示で北沢峠まで1時間50分とあるが、これはかなり厳しいと思う。。 双子山以降は深い針葉樹林帯に入り、裏山的な雰囲気になるが、光が届きづらいので夕方は気をつけたほうがいい。 最後のau電波スポットは双子山からの下山道途中、道の北側が開けた辺りで、目印は黄色い「北沢峠→」タグのついた、道に斜めに倒れ掛かった大木があるところ。 |
| 予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
先週「西駒ケ岳」にお邪魔した気分の流れで「東駒ケ岳」登山を計画。
そして「甲斐駒は表参道から登ってこそ甲斐駒」という何かの言葉を思い出し、黒戸尾根から登ることにした。
夏場は都内から登山口・尾白駐車場までのありがたい夜行バスがある。
3:30頃駐車場に着き、仮眠開始。
仮眠どころか爆睡してしまい、実家からの「今週はどの山?」という所在確認メールに救われて起床。5:50。
駐車場は結構車が入っていたけど、半分以上は尾白渓谷目当てのようです。
すっかり明けた空の下、予定1時間遅れで登山開始。
道はしばらく気持ちのいい樹林帯が続き、登りもあれど平坦な道もありでそこまで消耗しない。高度が上がると北八のような苔生した巨木や岩があったりして美しい。
よく紹介される刃渡りは、この日霧で展望がなかったため全く「刃を渡ってる感」がなかった・・。晴れてたら景色よくて気持ちいいんだろうな。
以降梯子や鎖が頻出するようになる。どの足場もほんとしっかり作ってくれているし、岩も丁寧にステップ切ってくれていて、至れり尽くせり感満載です。
それでもクライミング苦手な自分にはルートが見つからない岩場が二箇所あり、そこは完全に鎖にお世話になりました。
出発が遅れたこともあり、七丈着が11時だったため、予定変更してここで泊めてもらおうと小屋番さんに話したところ、「この時間なら余裕で(北沢)いけるよ」とのこと。
じゃー行っちまうか!と心を決めて再出発。翌日の雨を考えると、ここで泊まらなくてよかった。小屋番さん、ありがとうございます!!
ここから霧が濃くなり、目指すピークどころか先の道がよく見えなくなる。
それでも登山道がしっかりしているおかげで迷う要素はなかった。
そして甲斐駒頂上も霧の中。
それでも北沢峠から登ってきたらしい人々がたくさんいて賑やかだった。
空も白いし、やはり地表も白いこの山は、霧の中ではより幻想的だと思う。
まぁこれで空が青かったら、とんでもなくキレイなんだろうがなぁ。。でもよくばっちゃいかんね。
暫しボーっとしていたが、気づけばこの時既に14時。確か下山コースタイムは3時間。やべ!ということで急ぎ目下山開始。
しかしながら途中でライチョウに遭遇、あまりにもグルグルと自己アピールして近づいてくるので、グラビアカメラマンばりに10分程激写タイム。
時間を思い出して撮影会を切り上げライチョウに暇を告げるも、ヤツは相当暇だったのか、自分についてくる。イヤイヤ、その脚の長さで双子山登り返すのは辛いぜ、キミ。
なんでかついてくるライチョウを置き去って、知らない山を夜歩きたくないのと、早く夕食にありつきたい一心で下りました。
途中、結構ゆっくり下りている軽装パーティいくつかと出会ったけど、皆様暗くなる前に下りられたでしょうか。
結局北沢峠のバス停についたのは16:30過ぎ。これまでで一番、日没までに余裕のない下山でした。
今回強く感じたこと。
あの急峻な岩場を駆け上がっていくトレランの人々ってなんなんだろう。とても同じつくりの人間とは思えない。すげぇ。
荷物の重さって重要。木曽駒の時は友人の食料等含め20kg背負っていたけど今回は10kgちょっとにしたところ登りがすっごい楽だった。
先週の木曽駒みたいに景色が最高ならそれに越したことないけど、展望皆無でも山の中にいるのは楽しいもんだ。
街中を10時間歩くのは罰ゲームですかってくらい辛いけど、山なら疲れはしても楽しいもんな。
全体的な感想としては、
黒戸尾根は、時間さえあればすばらしい登山ルート。
「黒戸尾根の中盤はアスレチック」は本当。
「黒戸尾根は人が少ない」も本当。でも、木曽駒桂木場と同じくらいか。
「黒戸尾根は一回登ればもう十分」じゃないな。自分は是非また、天気のいい時に歩かせてもらいたい。
zel












同じルートで2日かけて歩きました。さすがに日帰りと割り切れず20kg背負いました。
>黒戸尾根は、時間さえあればすばらしい登山ルート
その通りだと思います。暫くは私も満腹ですけれどね(笑
20kg背負ってあの道登ったんですか!すごいですね・・・自分なら刃渡り手前で心折れます(笑)
そういえば長衛荘で会った同じく黒戸から来た人が、同じ道をかなりの荷物を背負って登ってた人がいたと言ってましたが、22日ならもしかしたら1955さんのことかも知れないですね。
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