唐松岳


- GPS
- 07:45
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,223m
- 下り
- 1,214m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所はありません |
写真
感想
長野県自然保護レンジャーの初仕事として?地元の八方尾根〜唐松岳に行ってきた。
主にゴミ拾いと立入禁止区域への進入などへ指導だ。
八方尾根への取り付きはゴンドラ経由、黒菱林道経由と二通りあるが今回は早い時間
帯に行動したかったので後者を選択。連休なので黒菱の駐車場はほぼいっぱいだった。
5:15頃出発。リフト二本分ゲレンデ(夏は牧場)の中を歩く。
ここはまだ雲の下で薄暗いが稜線に朝日が当たっているのがちらっと見えた。
八方池山荘から先で腕章装着(笑)トングとゴミ袋を右手に持って歩き出す。
リフトが動き出すのは7:00からなのでまだ誰も歩いていなくて気持ちいい。
八方池あたりまで行くと雲の上に出て朝日がまぶしいね。
無風快晴で池に不帰ノ嶮が映る。
池は何故か一周出来なくなっていたが一通り見て回る。ここまでは観光客も来るので
小さいゴミが多い。飴や菓子類の小袋が風で飛んでしまったのか何気なく捨ててしまうのか・・・
中には年代物?の缶が半分土に埋まってたりしてたのを回収(^^;)
八方池から上の樺辺りは花も多く咲き残っていて嬉しい。ゴミ拾いだけじゃつまらな
いもんね。タカネマツムシソウの紫が綺麗。
ワレモコウやこれと同属の似ているカライトソウも沢山。
鳥海山にはやはり同族のトウチソウが、岩手山にはナンブトウチソウがいっぱい咲い
ていたなあ。鳥海山のは白、岩手山のはピンクの花だった。
そして八方尾根には特産のハッポウワレモコウがある。ワレモコウとカライトソウの
雑種との事。帰りにこれの大群落を見つけて感激。
バラ科ワレモコウ属には何種類もある事に今年になって気づいたのだった。
他にはハクサンシャジン、トリカブト、シシウド、ミヤマリンドウなどなど・・・
八方尾根は下の樺、上の樺以外はほぼ森林限界の上なので終始展望がよい。
五竜や鹿島槍もよく見える♪
標高を上げると花たちは無くなり秋の匂いが漂う。そう匂いなのだ。
秋の山には独特の匂いがある。
唐松岳頂上山荘に着くとまだ朝の出発時の活気が残っていた。
黒部の谷の向こうには劒立山。
立山の氷河(猿股カール)もよく見えている。あれが氷河なんだな〜
今日は腕章を付けているので質問してくる人も多かった。見えている山の名前を尋ね
られる事が多く得意分野で助かった。花の名前だったら持参したハンドブックを出していたところだった(爆)
山頂からは海や黒部川の河口も見えている。平野は黄色く秋色だ。
能登半島はうっすら♪
時間はまだ9時なのだが早くも東側から雲が押し寄せてきた。さて午後から雨の確率
が高くなるので帰りますか!リフトが動き出してから上がって来る人の行列が凄い。挨拶しながらの下山は大変だ。
丸山手前でロープを越えてズンズン立入禁止区域に入っていくご婦人がいたので
「すみませ〜ん」と声をかけつつ「指導」(^^;)
でも何か顔色が悪い。どうもお腹の調子が悪そうで紙だけは回収する様にお願いして
その場を立ち去るしかなかった・・・ まあ仕方ないよね。 でも登山口や八方池の下にもトイレがあるんだからそこで済ませてきてほしいよなあ・・・
丸山付近で古い山友夫婦にバッタリ!事前に山友のあさけんさんから行ってるよ〜と
情報が入っていたので気づいた。お互いあんまり変わってないね〜なんて話てた。
11年ぶりの再会だったがそんなに久しぶりな感じがしない。
前は一緒に冬の鳳凰とか夏の南岳とか行ったよな〜
また山での再会を約束したのだった。テン場大丈夫だったかな?
八方池付近では登りの時にチェックしておいた山スキーのシールを回収。
登山道の真ん中に落ちてた?のにずっと今まで放置してあったと言うことはここの
ゴミ拾いは私が今シーズン初なのか?う〜ん
ここでプロの山岳写真家の菊池哲男さんにバッタリ。前にも風吹大池ですれ違って
言葉を交わした事がある。今回は取材? 共通の知り合いがいてその人たちの話を
しながら盛り上がってしまった(笑)
また機会があれば〜なんて言って別れたけどFBやられている様子なので友達申請しちゃおう。
さてここから下はほぼ観光地で凄い人の波をかき分けながらにの歩きだった。
もう挨拶はやめだ。
八方池山荘手前で私と同じくゴミ袋とトングを持っている二人と遭遇。
「お疲れ様です」とこっちから声をかける。八方尾根スキー場の職員の人たちであった。
グリーンシーズンは二人体制で池までの遊歩道の見回り、ゴミ拾い、道の管理
などなどをされているそうだ。緑色の立入禁止ロープも夏になってから二人だけで
張るのだそうで大変らしい。そこで出た話が長野県自然保護レンジャーの人は来ても
仕事をしないと言われてしまった。私の様にゴミを拾いながら歩く人はいないと・・・
そう言えばさっき拾った山スキーのシールは積雪期以降誰も回収しなかったと言うことだ。
う〜む北安曇には大町白馬だけで74人も登録されてるのに?意外とゴミ拾いする人は少ないのだろうか・・・ これから頑張らないと・・・
今回嬉しかったのは行き会う登山者の一部から「ご苦労様です」「ありがとう」
「お疲れ様」って言ってくださった事。とっても励まされた。最後のリフト乗り場の
人たちにも言われた。頑張ろうって気になるね(単純)
今回拾ったゴミ。
菓子類の袋が一番多い。風で飛ばされたのかこれくらいいいだろうなのか??
後は山スキーのシール(片方)これは冬に脱落したのだろう。
手袋、タオル、ラムネ丸ごと、たけしくん人形(笑)、古い缶(半分土に埋まってた)
ティッシュ、登山靴のソールが剥がれたもの?などなど・・・
感想は思ったより少なかったなだ。持って帰れるくらいの量で良かった。
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