快晴・翌日ガス、谷川岳紅葉初期馬蹄形縦走

- GPS
- 29:40
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 2,148m
- 下り
- 2,881m
コースタイム
10月9日:5:50ヒュッテ出発−6:58清水峠分岐−7:44清水峠8:02−9:53ジャンクションピーク−10:12宝川温泉分岐−10:22朝日岳−11:29笠ヶ岳−12:32白毛門−13:52標高1200m−14:42登山口−15:10ロープウエイ土合駅
| 天候 | 8日快晴、9日、晴だがガス |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
紅葉シーズンが始まり、谷川岳ロープウエイから山頂まで多くの人出でオキノ耳まで渋滞が続く。紅葉はまだ初期段階で見ごろは今週末から来週にかけてか?1−2週間遅れているそうだ。 天神峠ーオキノ耳:一般ハイキングコースでよい道だが、標高が高くなると蛇紋岩、玄武岩の岩が多くなり、滑りやすいので要注意。渋滞の天神尾根を歩く中、これは初心者用コースじゃないよ、という声が上っていた。比較すればよりやさしい尾根コースでも初心者コースというのはどこにも書いていないはず。 オキノ耳ー蓬ヒュッテ:一ノ倉岳間で、結構長く感じる。かなりのアップダウンと滑りやすい岩場には注意。一ノ倉岳と茂倉岳は下ってすぐ上り返せるが、武能岳は400m近く下っての登り返し。体力勝負だ。十分余裕を持った計画が必要。なお茂倉岳から武能岳は山頂から直角に分岐する道なので縦走を続ける場合、間違って直進して茂倉新道に入らないように注意。 蓬ヒュッテー清水峠:途中までは傾斜のゆるい草原の道。獅子小屋ノ頭分岐を過ぎて、七ッヶ岳までは少し登るが楽な傾斜。清水峠分岐からは笹がやや深い。七ッ小屋の稜線までは蓬ヒュッテ管理人の担当で8月に笹を刈るので笹は短いが、清水峠方面は清水川担当で7月に笹を刈るので二番目が伸びて笹が深くなると蓬の管理人の話。清水峠ではJR巡視小屋が作った新しい水場が水を取りやすくておいしいという話をすれ違ったハイカーから聞いたが、その入り口はタンクの傍なのかよくわからなかった。巡視小屋が水を引いている笹を払った踏み跡の先というーー。 清水峠ージャンクションピーク:二日目の難所。標高差400mで長く感じるが、最初の大きなのぼりなのでじっくり登ればさほどの傾斜でなく、二時間ほどでピークに出る。ピークは巻機山方面への尾根の藪道が続いているが、難路道なしと書いてある。 ジャンクションピークー白毛門:朝日岳山頂手前の宝川温泉分岐の先の水場は登山道の脇にパイプから出ていて大変ありがたい。ここの水場が期待できるかどうかは大きいので、事前にチェックされるとよいだろう(蓬ヒュッテに尋ねるのがよさそう)。 笠ヶ岳までは小ピークをいくつも上下して、少し飽きた頃に大きな笠ヶ岳が目の前に見えてくる。一時間くらいで笠ヶ岳、小一時間で白毛門。道は崩れている箇所もあるが、慎重に歩けば大きな危険はない。紅葉ピーク時はすばらしい稜線漫歩だろう。谷川岳縦走路より大きなアップダウンは少ない。この日はガスが出て景色が見えにくかった。 笠ヶ岳から白毛門までは小さなアップダウンがあり、疲れた足には長く感じるが最後だけがやや長いのぼりで大した傾斜ではない。足の豆の痛みでペースダウンで、時間がかかった。 白毛門ー登山口:標高差1000mの下りはきつい。このコースで一番きつい場面だろう。登るのも下るのも体力を要する。今回は足の豆のためによりきつくなってしまった。このコースは標高差、アップダウンが多く、距離の割には体力を要すると思われる。トレランで一日で走る人もいるが、天候急変への対処は大変だろう。 |
写真
感想
紅葉シーズンが始まり、谷川岳ロープウエイから山頂まで多くの人出でオキノ耳まで渋滞が続く。紅葉はまだ初期段階で見ごろは今週末から来週にかけてか?1−2週間遅れているそうだ。
40年ぶりの谷川岳。この山に関しては初心者のようなものなので、今回はロープウエイ、ゴンドラを使って天神峠まで時間と体力の節約をする。40年前は、おぼろげながらの記憶では田尻尾根から登り、蓬峠か平標かどちらかの縦走予定(忘れてしまった)が、寒冷前線通過で15mの強風と雨のため、西黒尾根から撤退したと思われる。中学校のワンゲル部OBによる高校生のグループ登山だった。
楽天ジャパン・オープン・テニスも錦織の優勝で歴史的な幕切れ、山に行こうと思い立って谷川岳を目指す。しかし当初茂倉新道を下る日帰り予定だったが、余りにも天気がよいので馬蹄形も考慮してシュラフと食料を少し余計に持つ。ロープウエイ土合駅で蓬ヒュッテに電話したら今日は空いているというので予約。上毛高原駅からのバス、ロープウエイなどから渋滞は始まっていた。天神平も天神峠もハイカーで一杯。紅葉の始まった天神尾根はハイカーが数珠繋ぎだ。天神平からの道を合わせるとさらに混雑度がアップし、岩場では相当な待ち時間。先が長いので危なくない箇所で前のハイカーをうまく抜いてゆき、スピードアップして熊穴沢ノ小屋を通過。天神尾根の上のほうは蛇紋岩などの岩が露出して昨日の雨ですべりやすいので慎重に通過、これは初心者用コースじゃないよ、という声が上っていたが、比較すればよりやさしい尾根コースでも初心者コースというのはどこにも書いていないはず。
渋滞を極力避けるため、休憩も取らず、水だけ補給して山頂までノンストップ。次々にゆっくり進むハイカーを追い抜いて、天神峠から90分で肩ノ小屋にたどり着いた。ここでサンドウィッチを少し補給し、肩ノ小屋を見学してすぐ出発。オキノ耳までなお渋滞が続いている。トマノ耳では山頂からの展望をチェックし、万太郎山への縦走を名度を見る。左に湾曲している場所がオジカ沢ノ頭で左への湾曲は俎(まないた)ぐららしい。縦走路はオジカ沢ノ頭から直進し、万太郎山から少し左(西)に向かって平標に続いている。少し東側奥に苗場が見えるらしいがガスではっきりしない。
トマノ耳、オキノ耳は撮影をしただけで通過。次第にハイカーの数が減るが、一ノ倉岳まではそこそこの数。富士浅間神社を通過し、一ノ倉沢のノゾキに出る。上から見ても核心部は見えにくい。紅葉初期も緑とのコントラストなどで悪くない。この縦走路はアップダウンの標高差や長さがあり、次第にきつくなってくる
一ノ倉岳までは長く感じるが、茂倉岳は登り返せばすぐだ。茂倉岳まで数人のハイカーと途中まで一緒だった。山頂にも数組のハイカー。茂倉新道を土樽まで下る人が多いが、中には昨日蓬峠まで歩いてテン泊し、雨でずぶ濡れになってしまい、朝乾かすのに時間がかかって予定の馬蹄形をあきらめて谷川岳まで戻るというカップルもいた。なお茂倉岳から武能岳は山頂から直角に分岐する道なので縦走を続ける場合、間違って直進して茂倉新道に入らないように注意が必要、そういうヤマレコ記録を見た)。ここで遅い昼食、コンビニ弁当を食べた。
茂倉岳の少し手前から清水峠のJR巡視小屋の赤い屋根が見え、茂倉岳からは蓬ヒュッテも見え始める。武能岳は400m近く下っての登り返し。体力勝負だ。上り返しは150mくらいの標高差なのでたいしたことはないが、長丁場なので十分余裕を持った計画が必要と思われる。
右足にまめができたようで、足先が痛み出し、ペースは茂倉岳手前からすっかり落ちてしまった。清水峠と蓬ヒュッテが見え始めたので安心してゆっくり進む。4時前にヒュッテに到着し、チェックイン。白毛門から馬蹄形を歩いてきたハイカー(健脚!)、大源太山から縦走し、明日谷川から下山という大所帯のグループ、土合から湯檜曽川沿いの新道を蓬ヒュッテまで歩いてきた人など、さまざま。着替えをしてぬれたシャツなどを干し、夕食までゆっくりビールを飲みながら展望を楽しむ。大源太山組は小屋の外で大宴会。夕食のカレーを食べ終え、一旦寝袋に入るが、外の宴会で残ったウィスキーを小屋の主人と飲み始め、これに参加。四方山話をして消灯の8時まで楽しんだ。一ノ倉沢の岩場に挑んださまざまなクライマーの話、新潟の山に関する話、昨年の豪雨の影響、小屋の経営やボッカの話、刈払いの話、私自身の歩きと走りに関するさまざまな研究と試みの話などなど、すっかり飲みすぎた。
飲みすぎた翌朝は少し寝坊。周りがすでに起きだして、出発準備を始めている。二階の大源田山グループもすでに朝食の準備を始めている。すでに5時過ぎ、あわてて着替えて朝食を取る。残してあったサンドウィッチなどを食べて小屋のお茶を頂き、軽くストレッチして6時前に出発。清水峠まで途中までは傾斜のゆるい草原の道。獅子小屋ノ頭分岐を過ぎて、七ッヶ岳までは少し登るが楽な傾斜。七ッヶ岳手前で清水峠から馬蹄形縦走の二組とすれ違う。最初の単独ハイカーと情報交換、清水峠ではJR巡視小屋用の水場が新設され、それが一番使いよいという。朝日岳の水場も水は出ているようだ。清水峠分岐からは笹がやや深い。七ッ小屋の稜線までは蓬ヒュッテ管理人の担当で8月に笹を刈るので笹は短いが、清水峠方面は清水川担当で7月に笹を刈るので二番目が伸びて笹が深くなると蓬の管理人の話。ハイカー氏の話では下が少しぬれる程度らしい。
清水峠ではJR巡視小屋が作った新しい水場が水を取りやすくておいしいという話をすれ違ったハイカーから聞いたが、その入り口はタンクの傍なのかよくわからなかった。巡視小屋が水を引いている笹を払った踏み跡の先というがーー。先が長いので詳しくは探索する余裕がなかった。
ジャンクションピークまでは長い登りで標高差400mはある。最初の登りなのでじっくり歩く。長いもののさほどの傾斜でなく、いくつかのアップダウンを経て二時間ほどでジャンクション・ピークに出るが、ピークというほどの場所ではない。ピークは巻機山方面への尾根の藪道が分岐しているが、難路道なしと書いてある。いつかは挑戦してみたいものだ。
ジャンクションピークから少し進むと朝日岳山頂手前に宝川温泉分岐。この水場は登山道の脇にパイプから出ていて大変ありがたい。ここの水場が期待できるかどうかは大きいので、事前にチェックされるとよいだろう(蓬ヒュッテに尋ねるのがよさそう)。
笠ヶ岳までは小ピークをいくつも上下して、少し飽きた頃に大きな笠ヶ岳が目の前に見えてくる。一時間くらいで笠ヶ岳、小一時間で白毛門。道は崩れている箇所もあるが、慎重に歩けば大きな危険はない。紅葉ピーク時はすばらしい稜線漫歩だろう。谷川岳縦走路より大きなアップダウンは少ない。この日はガスが出て景色が見えにくかった。笠ヶ岳では朝日岳を縦走する女性ハイカーとすれ違い、おそらくスピードを出していたので清水峠か蓬峠に向かったと思われる。笠ヶ岳の下では白毛門から往復するというグループとすれ違った。
笠ヶ岳から白毛門までは小さなアップダウンがあり、疲れた足には長く感じるが最後だけがやや長いのぼりで大した傾斜ではない。足の豆の痛みでペースダウンで、時間がかかった。白毛門山頂では数人のグループが休憩し、ワインで乾杯していた。
白毛門標高差1000mの下りはきつい。このコースで一番きつい場面だろう。登るのも下るのも体力を要する。今回は足の豆のためによりきつくなってしまった。このコースは標高差、アップダウンが多く、距離の割にはアップダウンと標高差が大きく体力を要すると思われる。トレランで一日で走る人もいるが、天候急変への対処は大変だろう。
痛い足を引きずりながらなんとか14時半過ぎに登山口に出て、バスに乗るためにロープウエイ駅まで歩いて、席を確保、ハイカー・グループは水上温泉の松乃井で宴会のために下車。結局最後はかなりすいていた。
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