下ノ廊下と餓鬼山 を超えて唐松岳へ(黒部ダム→〜下ノ廊下→水平歩道→欅平→祖母谷温泉→餓鬼山→唐松岳→八方)


- GPS
- 74:00
- 距離
- 63.0km
- 登り
- 9,577m
- 下り
- 9,195m
コースタイム
(扇沢始発のトロリーバスで黒部ダムへ)
08:04 黒部ダム
09:03 内蔵助谷出合(休憩・軽食)
10:42 別山谷出合
12:17 十字峡
13:38 東谷吊橋
13:57 仙人谷ダム
14:44 阿曽原温泉(幕営)
2日目 阿曽原温泉〜餓鬼山避難小屋
05:47 阿曽原温泉
07:14 折尾谷
08:04 志合谷トンネル
09:54 欅平(休憩・軽食)
11:10 祖母谷温泉(入浴・食事)
12:27 餓鬼山登山口
15:32 南越峠
16:36 餓鬼ノ田圃
18:15 餓鬼山避難小屋
3日目 餓鬼山避難小屋〜唐松岳頂上山荘
06:57 餓鬼山避難小屋
08:25 餓鬼山
09:38 大黒鉱山跡
13:48 唐松岳頂上山荘(幕営)
4日目 唐松岳頂上山荘〜八方池山荘
05:49 唐松岳頂上山荘(テン場)
06:18 唐松岳山頂
06:48 唐松岳頂上山荘(テン場)撤収 08:17
09:32 八方池
10:04 八方池山荘
(リフトを利用して八方池山荘から八方)
(タクシーを利用して八方から白馬)
(JRを利用して白馬から信濃大町)
(バスを利用して信濃大町から扇沢)
天候 | 1日目:晴れのち曇り 2日目:曇り 3日目:雨 4日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー 自家用車
八方池山荘→八方リフト料金(\1,400) 八方→白馬駅タクシー料金(\1,200) 白馬駅→信濃大町駅JR料金(\480) 信濃大町→扇沢バス料金(\1,330) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・黒部ダム〜阿曽原温泉 狭い歩道だが手掛かりとなる番線や丸太の橋や梯子などがしっかり整備されていて 想像していたよりも歩きやすかった。 ただし小さなミス、岩に足をひっかけたり、浮石を踏んだり、ザックをひっかけたり等、 狭い足場でバランスを崩すと即大事故に繋がりかねないので、集中力を切らさずに慎重に歩いた。 少し手を焼いたのが天井の低い場所で、ザックの上部を擦らないかと緊張した場面が何度かあった。 道に迷う心配はないが谷沿いの道ではGPSがうまいこと補足できず、 トラックログが綺麗に記録されないので注意。 ※専用機(Garmin60CSx)、携帯電話(iPhone3GS、HTC EVO Wimax)、 いずれも歩行ルートをトレースできていなかった。 ・阿曽原温泉〜欅平 志合沢のトンネルでは照明器具が必要。 ・祖母谷温泉〜餓鬼山〜唐松岳 餓鬼山避難小屋は登山道沿いにあり見落とすことはないが、国土地理院の地形図や 山と高原地図上での避難小屋の位置よりも東側、標高1919mマークの400mくらい西側に立っている。 餓鬼ノ田圃〜餓鬼山は登り2:50のコースタイムだが、餓鬼ノ田圃〜避難小屋が1:30〜1:40、 避難小屋〜餓鬼山が1:10〜1:20程度の割合ではないかと思う。 水場は大黒鉱山跡のみだが、祖母谷側の南越沢の最上部でも沢の水が汲める。 |
写真
感想
下ノ廊下を歩いてみたくて計画した山行。
まずは黒部ダムから欅平へ抜けて黒部峡谷鉄道を利用するルートを検討したが、
この場合、扇沢に停車した車を回収するのに丸一日かかってしまう。
特に鉄道ファンと言う訳でもないし、一日移動で過ごすのがなんだか勿体無い・・・
欅平からルートを伸ばそうとすると、一般登山道では祖母谷温泉を経て
白馬岳へ向かうか、唐松岳へ向かうかの二択を強いられることになる。
どちらを選ぶか迷いに迷ったが唐松岳(あわよくば五龍岳)を狙うことにした。
■0日目(出発前日)
仕事を終えてから東名・富士五湖道路・中央道・長野道と車を走らせ、
道の駅「安曇野松川」に到着したのは午前3時。
すぐに仮眠をとって翌日からの山行に備える。
アルペンルートを利用するのは今回で3回目だが、いずれも同じ道の駅で前泊している。
もはや立山遠征には欠かせない拠点である。
■1日目 黒部ダム〜阿曽原温泉
5時半に起床してコンビニで水と食料を調達して扇沢へ向かう。
扇沢から始発のトロリーバスに乗って黒部ダムへ入り、特に見学もせず登山口へ直行。
睡眠不足は否めず少し体が重いので、入念にストレッチをしてから出発。
スタートしてから内蔵助谷出合〜別山谷出合〜十字峡と自分としては淀みのないペースで進み、
平日ということもあって狭い道でのすれ違いも無く、追い越し、追い越されもスムーズだった、
が、時計を見るとほぼコースタイムと同じでちょっと焦る。
十字峡以降はペースを上げるが仙人ダム施設を抜けた後の登りでバテバテになり、
登り途中で足がつりそうになるも無事に阿曽原温泉に到着。
幕営を終えて夕食を済ませてから入浴、19時過ぎに就寝。
■2日目 阿曽原温泉〜餓鬼山避難小屋
この日はコースが長いので早立ちしたかったが、寝坊。
なんとか10時前に欅平まで下り、祖母谷温泉へ。
温泉に浸かってから祖母谷温泉小屋で昼食。
ここでキャンプしてもいいんじゃないか?思いつつも、
今日中に餓鬼山避難小屋まで着かないと翌日以降の計画が成り立たないので嫌々ながら出発。
道中は水場が無いということなので、水を満タンに汲んだザックを背負う。
祖母谷温泉を発ち餓鬼の田圃に到着したのが16時半。
ペースが落ちるのは覚悟していたが、予想以上に遅い。
空は曇りがちの樹林帯ということでナイトハイクの準備をして餓鬼山避難小屋を目指す。
17時半にライトオン。
バテバテ汗だくで進む、温泉入った意味無いじゃんと日中の行動を反省する。
しかし体力は消耗しているが、水も食料も充分にある。南越峠以降は比較的なだらかな樹林帯なので、
最悪の場合いつでもビバークできるの状況を考えると精神的にはラク。
18時半くらいで行動中止して幕営かな・・・と思ったら餓鬼山避難小屋まで400mの標識が!
18時13分に餓鬼山避難小屋到着。
遅い到着にも関わらず先着者3名が暖かく迎え入れてくれた。
避難小屋では欅平から唐松を目指す二人組、唐松から阿曽原温泉を目指す単独の方が先着していた。
寝床の準備をしながら情報交換をしつつ夕食のパンをかじる。
暫くすると寝息の音が聞こえてきたので小屋の外で食事の続きと寝酒を煽る。
遅着で本当にご迷惑をおかけしました。
19時半就寝。
(続)
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する