アコウ平起点で金峰山 / 大弛峠経由チャリ林道爆下り

- GPS
- 06:00
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,152m
- 下り
- 732m
コースタイム
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 6:00
07:30 大弛峠着(標高約2365m) 峠にMTBデポ。
07:40 大弛峠発 車で戻る。
07:50 アコウ平登山口着(標高約1945m)
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08:00 アコウ平登山口発(標高約1945m)
08:15 荒川渡河(標高約1800m;今回最低標高点)
08:45 御室小屋(廃屋)
09:20 片手廻し岩
10:30 五丈岩−金峰山山頂(標高2599m)以上往路所要2時間30分(標高差800m)
(散策30分)
11:00 五丈岩発
11:40 金峰山小屋
(昼食;鍋焼きうどん)
12:10 金峰山小屋発
12:20 金峰山山頂着
13:20 朝日岳(標高2579m)
14:00 大弛峠着 以上稜線歩き所要1時間40分
合計所要時間6時間00分(歩行距離約9.5km)
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【後始末】
14:05 MTBでアコウ平へ向け出発
(距離約5.7kmを15分で爆走!)
14:20 アコウ平登山口着
| 天候 | 天気/ 終日快晴(午前中一時薄曇り) 気温/ 8℃(出発時;アコウ平)〜12℃(AM10;稜線)〜5℃(PM2:大弛峠) 風 / 稜線で強風(10m/s程度) |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
県道219号線(通称;クリスタルライン)に入る。その後約50分で大弛峠。峠まで完全舗装道路。 --[参考タイム]---------------------------------------------------------------------- 06:00 国道20号線(甲府バイパス)国母交差点 (コンビニで買い物;05分) 06:40 牧丘トンネル 07:00 琴川ダム 07:30 大弛峠着 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
[大弛峠までのアクセス] 現在、塩平〜焼山峠間は改築工事のため通行止め中。(完成予定は未定) 杣口から柳平に向かう「クリスタルライン」をご使用下さい。 また、琴川ダム先の柳平ゲートから先は12/10以降、冬期通行止め予定。 大弛峠駐車場は工事中のため駐車可能台数が半分程度に減っています。 [登山ポスト] アコウ平登山口にはなし。柳平ゲートにあります。 [金峰山小屋から稜線まで] 地形図には金峰山小屋から金峰山頂の100mほど東の稜線に至る道が表示されているが、実際にはこの道は見つからない。 [最終コンビニ] 国道140号線「新隼橋北」交差点角にファミリーマート。 その手前、国道140号線「八幡橋西詰」交差点先、左にセブンイレブン。 [日帰り入浴] 山梨市営温泉「花かげの湯」 http://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/gover/public/spa/hanakage.html http://www.onsenweb.com/higaeri/h0501012.html はやぶさ温泉 http://www.hayabusaonsen.com/ [写真] 下の写真のうち主なものは地図上に撮影ポイントが落としてあります。 なお、写真は巾1280pxあります。各写真クリック(巾800px)よりも「スライドショーで見る」か「元サイズ」をクリックして頂いた方が大画像になります。 |
写真
感想
今日を逃したら当分晴れなさそうな週間予報がでました。
そこで月曜日ですが山行決行。
今回山行の主目的は、ALFAROMEO様がレコに書いた「金峰山小屋の鍋焼きうどん」です。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-226609.html
前回、10/5に小屋を訪れた際は「お湯が沸いていないのでうどんはできません。」ということで涙をのんだ。今回は食べられるでしょうか?
また前回から半月たった山の紅葉も楽しみです。
同じ金峰山ですが、前回と同じコースじゃつまらない。久しぶりに「御岳道」を登ってみよう。でも時間の制約があるので黒平からは無理。考えて「アコウ平」から出発することにして、帰りは歩いたことのない朝日岳経由の東稜線で大弛峠におりたいな、と。
そこで両地点を結ぶためにはMTBデポ(もちろん大弛峠側に)することで解決を図ります。
アコウ平登山口から歩き始めたとき、空は期待通りの青空。最初からテンションが上がります。
荒川を渡河する地点では橋があったりなかったり。最近流失して仮橋ができたという情報もあったのですが、今回はまた橋がありません。水量多く流れは急なので落ちたらシャレになりません。細心の注意で石を伝って対岸に渡ります。
御室小屋(おむろごや)まで来ると山の紅葉が最盛期でした。赤や黄色の紅葉が美しい。
ここまでは比較的のどかな道ですが、小屋を過ぎると一挙に核心部になります。ハシゴ、鎖、ハシゴで急登。奇岩「片手廻し岩」脇を抜けると目の前に五丈岩が見え始めます。
ルートはいかにも奥秩父らしい樹林の中を歩いて高度を上げていく道。時々森が切れて背後に富士山、左手に南アルプスが垣間見えます。また五丈岩も見える度にどんどん大きくなってくる。
森林限界を超えると、もう五丈岩は頭の上みたいなところに見えます。落ちてきそう・・・。威圧感すごいです。このルートの醍醐味でしょう。
大岩ゴロゴロの上を辿り五丈岩に到着します。
今回山行のもう一つの目的は、金峰山で一番高いところはどこか?を突き止めることです。
さっそく五丈岩前の広場で見回せば、やはり金峰山の山頂標識の後ろの岩塊が一番高そう。登ってみます。
水準器とか機材は用意できなかったので目視で比較。
しかし、この岩塊と五丈岩のてっぺんはほとんど同じ高さか、五丈岩の方が僅かに高いくらいな感じとしかわかりません。
であれば、僅かな差にこだわらず、登りやすいこの岩塊が最高点(山頂)ということでいいでしょう(^^)。
予定より早く山頂についたので小屋には直行せず、稜線を西に散歩してトラバースルートから小屋に行くことにします。
小屋に入ると前回と同じで客は誰もいません。ドキドキしながら「鍋焼きうどん食べられますか?」と聞くと「できます。」とのこと。やった!
稜線では気温はそれほど低くなかったのですが風が強く体感的にはかなり低気温な感じだったので熱い鍋焼きが食べられるのは実に幸いでした。具も多くて味もいい。詳しくは上記ALFAROMEO様のレコを参照下さい。
すっかり体を温め、元気回復して稜線へ戻り、午後は東稜線を大弛峠へ向かいます。
金峰山から下りていくとすぐに樹林に突入しますが、時々視界が開けて振り返るごとに金峰が遠ざかる・・・。富士山がずっと、雲の上に浮かんだ姿を見せてくれていました。
道はアップダウン少なく、ハイキング道の様相で朝日岳に向かいます。朝日岳手前でちょっとガレた急勾配を登ると山頂。
その後は緩やかに大弛峠へと下ります。
大弛峠にはちょうど14時に到着し、ちょっと早かったので、このまま国師ヶ岳まで行こうかとも思いましたが、そちらはそちらで奥千丈などと合わせて再訪すればいいや、とここをゴールとしました。
デポしておいたMTBに乗って林道を駆け下りるとペダルなど一度もこがず、むしろブレーキの掛けっぱなしで420m標高差を一気に降下。あっという間にアコウ平登山口に着きました。
今回のルート、登りは2時間半、稜線歩きも2時間ほどなのでうどんにこだわらなければ半日で周回できるコース。
金峰を新しいルートで歩いてみたい方にもお勧めのルートです。
pasocom













あそこをMTBで下るのはさぞ、痛快爽快でしょうね!
アコウ沢?から山頂までのルート??
pasocomさんならでは!
目前に見上げる五丈岩!
それだけでも歩いてみる価値がありそう
うちの3人が紅葉黄葉を見下ろしていたあたりを登ってるって!!
すごく愉快です。
pasocomさんと歩いた赤岳、pasocomさんの真似をして登った
杣添尾根からの横岳・硫黄岳。八ヶ岳の美しい東面フル出場、
私も先週とても感動しました。
二週連続で見ることができた!!しかもpasocomさんの目線で。
鍋焼きうどんと大眺望、完璧な山行きでしたね
pasocomさん、こんばんは。
金峰に行くのに、こんなルートがあったんですね。
まったく知りませんでした。
チャンスがあれば使ってみたいです。
それにしても相変わらず、大弛峠は溢れた車が行列駐車ですか。
昔、私も長野県側のかなり下に停めた経験があります。
やはり、私にとっては、何と言っても、
ここは林道ゲートが閉まるのが待ち遠しいです。
11月の末でしたっけ。
誰も居ない雪の大弛峠は最高でした。
その時、国師岳は時間切れ、大雪にビビって撤退しましたが…
今年の冬こそ、ゲートから国師に登頂したいと思っています。
捻った好ルートで臨まれましたことに感動しました。
金峰山頂へのアプローチで一捻り。
山小屋への降下で二捻りですね。
MTBでの舗装道路降下も気持ちよさそうです。
何よりも、金峰鍋焼き実食おめでとうございます。
機会があれば、是非本場??丹沢鍋割山荘の鍋焼きもご賞味下さいませ。
今度金峰山行く時には、何かデバイスを持って行って、リアル山頂調査をしたいと思います。
MTBでの下山、確かに爽快でした。
そうなんですが、どうも釈然としない・・・。
普通「デポ」で出発点に戻るというのは、デポ地点が出発点と同じくらいの標高で、でもちょっと離れてる、って場合。
今回のはデポ地点が出発点より標高420mも高い。
車でMTBを大弛峠に置きに行ったときから「何か変???」と感じていたのですが、後になって考えると、これじゃ単に「徒歩で下山するのをサボってMTBで下山しただけ。」て言われそうですよね。
でも、林道とは言え完全舗装の道をテクテクと一時間以上も歩かなくてはならないと考えると、それも耐え難く、こんな方法を採ってしまいました。
まあ、「山の楽しみ方は無限」ということでお許し頂きましょう。
なんならアコウ沢−山頂を御岳道でピストンでもいいし、それでも充分楽しめるコースです。
今回、終日富士山を見ながらの山行でした。金峰から大弛峠までの稜線歩きは富士を右手に、「先週のmmg様の目線」を思い出しながら歩いたことはいうまでもありません。
yamahero様、初コメントありがとうございます。
以前このルートをずっと下の黒平から登ったレコの時も「こんなルートがあるんだ!」という反応をいただきました。昔の「金峰への表参道」だったのに今はそんなふうに忘れられている・・。
ですから、このレコを見て多くの方が御岳道を再認識していただけるとうれしいです。五丈岩を見上げながら登っていく、その感覚は独特のものがあります。
ぜひ一度お試し下さい。
「今年の冬こそ、ゲートから国師に登頂したい」
それはすごい!
昨シーズンの冬、柳平ゲートから大弛峠まで歩いたレコがあり、ビックリした記憶があるのですが、さらに国師ヶ岳までとは。
ゲート→大弛峠は約15kmありますよね。国師ヶ岳までなら往復40kmくらい?。でもyamahero様ならできそうですね。
そのレコ、今から楽しみです。
ALFAROMEO様の情報を発端にしての今回山行、狙ったとおりの寒い日で鍋焼きうどん最高においしかったです。
麺の硬さはひとそれぞれの好みかと思いますが、決して軟らかすぎではありませんでした。
具の中では、椎茸が肉厚で汁をすっていて味わい深かったし、鶏つみれも味よかったです。
丹沢鍋割山の鍋焼きうどん、有名でこれを目当てに登る方も多いようで(ALFAROMEO様もその一人?)、機会があればぜひ食べてみたいと思います。
金峰山頂調査は、今回急きょの山行だったため準備不足だったことは否めません。
目視では写真のとおりで若干五丈岩の方が高いように見えましたが、器材を使って調べれば完璧ですね。
ALFAROMEO様の調査結果を楽しみに待つことにします。
ナイスなコース取り。
チャリ移動の下りは快適。
シャクナゲの季節から紅葉、鍋焼きうどんまで
山梨側の道はすべて制覇、
もはや、金峰のヌシのようですね。
私、今年狙っていた「御岳道」まだ行けずにいます。雪に間に合うかどうか。
今回のコースではやはりMTBでの下りはちょっと「邪道」かな、と。
下るにしては距離6km標高差420mもあり、MTBで下山したようなもので。
そもそも大弛峠初めて行きましたが、標高2300m超で、あそこで充分「山の上」という印象。従ってMTB下降も「山から自転車で下りちゃった」って感覚なのです。
今回も稜線から八幡尾根を観察。ルート図を見るとちょっと尾根に下りているのがわかると思いますが、降下ルートを確認しました。天気が良かったのでとても分かり易かったです。
まだ八幡尾根側からは登頂できていませんのでこれも来年への宿題ですし、今回のように御岳道で登った場合の周回コースとして八幡尾根で下りられないか、と地図をにらんでいるところです。
どちらも八幡尾根は避けて通れない。どうもこの尾根を制覇しないと落ち着かない気分がするのでした。
里の方の御岳道探査もまだ中途半端。私がせずともnori3様がやってくれるのでは、と期待しております。
山が白くなってくると、どうもそちらの方に目が向いてしまい里山の方は来年に持ち越しかもしれませんね。
まあ、あせらず気長にやっていきましょう。
はじめまして
こちらのルートに一目惚れして、早速参考にさせていただきました。拝見させていただいた数分後にはクルマに自転車積んでいました
とても静かで、歩きやすいですし、登り応えもあって楽しいルートでした。
感謝感謝です
はじめまして、nigra様。
コメントありがとうございます。
私のレコを読まれて速攻お出かけになったようで、レコも読ませていただきました。
いまとなってはみずがき方面や大弛からのルートが主流ですが、甲府から金峰に上るこのルートは昔から「御岳道(みたけみち)」と呼ばれる金峰山登拝のメインルート、表参道でした。
私は、この古道に興味を持ち、何度か歩きましたが実にいい登山道だと思うのです。
そこのところ「とても静かで、歩きやすいですし、登り応えもあって楽しいルート」とご理解いただいたようでとてもうれしく思います。
よろしかったらぜひ他の方にもお勧め下さい。
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