燕〜大天井〜常念〜蝶+焼岳

- GPS
- 55:30
- 距離
- 42.8km
- 登り
- 3,654m
- 下り
- 3,590m
コースタイム
7:56中房温泉-8:25第一ベンチ-8:48第二ベンチ-9:42富士見ベンチ-10:14合戦小屋10:30-11:18燕山荘11:50-12:11蛙岩-13:40喜作レリーフ-14:35大天井14:51-15:21東天井分岐-16:37常念小屋
10/21
5:25常念小屋-6:30常念岳6:55-8:40小ピーク-9:40蝶槍-10:30蝶ヶ岳11:00-11:30長塀山-13:35徳沢-14:20明神
10/22
7:30明神-7:40明神池8:10-9:00河童橋-9:17ウェストンレリーフ-9:30西穂・焼岳登山口分岐-11:20焼岳小屋11:25-11:35焼岳展望台11:45-12:35焼岳13:00-15:28登山口-15:40帝国ホテルバス停
| 天候 | 快晴(20日〜22日) |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
上高地帝国ホテル(バス約60分)→新島々駅(上高地線約30分)→松本駅 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
※10/22時点では全く積雪はなかったが、自分が歩いた直後かなりの地域で降雪があったようで、恐らくコース状況は大分変わっていると思われます。 ■中房温泉〜燕 登山者も多く、道は整備されている。危険箇所なし。紅葉きれい。 ■燕〜大天井 表銀座前半の大展望稜線ルート、人は多くないが道は整備されている。 ただ、大天井への登りで夏道が封鎖され、直登する冬道になっているが、まだ踏み後があまりないため分かりにくい。 自分はここで今回道を見失い、30分以上のロスをしました。 今回は利用しなかったが、大天荘冬期小屋はしっかりしていてきれいです。ただ水はない。 ■大天井〜常念 こちらも整備された道。横通岳〜常念小屋までの樹林帯下りは、暗くなる前に抜けたいところ。 常念小屋から常念岳までは人が多く、若干道が分かりづらいところもマークを追っていくとさほど間違えずに進める。強風だけ注意。 ■常念〜蝶 常念からの岩がちな下りは少々注意が必要。以降は危険な所なし。 ■蝶〜徳沢(長塀尾根) 非常によく整備された道。1Km毎の標識もありがたい。あえて言えば徳沢付近が少々道が荒れ気味(とはいえちゃんと歩けます) ■徳沢〜上高地 完全平らな散策コース。 ■焼岳登山道 前半はほぼ平らな森歩き。 中盤に梯子が出現しだすと突然アスレチックな登山道に変貌。 焼岳小屋手前は再度なだらかな笹原となる。 小屋〜焼岳はザレ・ガレ気味の山肌をトラバースしながら登る道。岩、土がもろいので注意必要。 全般通して硫黄臭がすごい。特に山頂はかなりゆで卵の香り強し。 |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
感想
何よりも先ず、天気に感謝。
去年に引き続き、最高の天候に恵まれた10月登山だった。
自分が下山して2日後に穂高連邦に本格的な積雪があったことを考えると、奇跡に近い快晴の3日間だったのかもしれない。
今回は去年の中房〜燕〜常念に、蝶ヶ岳〜上高地下山〜焼岳を足した欲張ったプラン。
実は当初、燕〜大天井の先を東鎌から槍方向へ進もうと思っていたのだが、
なんだか無性に常念に挨拶しに行きたくなり変更。
おかげで数年前に計画だけした常念〜蝶ルートと、更にほぼ思いつきでの焼岳登山ができた。
やはり、裏銀座、槍穂高を眺めながらの稜線歩きはこの上ない贅沢だ。
そしてこんな素晴らしいルートながら、なぜかいつも人が少ない。
今回も燕から常念まで、追い越し・すれ違い合わせて5組しか出会わなかった。
ただ、「知っている道」という気の緩みからか、危険な経験をした。
大天井への夏道が閉鎖され、直登の冬道へ誘導された直後から踏み後を見間違い、なんと落石跡をひたすら登り続けてしまった。
結局オーバーハング状の岩にぶち当たり、間違えを認識して引き返せたが、大天井がもっと大きな山だったら遭難しかねない状況だった。
常々念頭においているはずではあるが、少しでも「おかしい」と思ったら引き返す、は鉄則だと再認識。そして反省。
大天井でロスした時間分を捲きに捲いてなんとか日没前に常念小屋へ到着。
翌日は若干寝坊しつつ日の出とともに常念へ。
モルゲンロートに染まる槍や穂高、横通岳を眺めながらの登りはほんと最高。
そして頂上で朝日を浴びながらのむコーヒーはドリップじゃなくても最高。
常念〜蝶は小さなアップダウンが数回と小山を一つ越えての登りになるが、そこまできつくはない。
一回樹林帯に入るから、ちょっとしたハイキング気分で歩ける。
蝶ヶ岳もまた、大天井・常念に劣らぬ「槍穂高展望台」。
そしてこれまで見えてなかった明神岳や上高地も見えてくる。時間が許すなら小屋でのんびりしたくなる山だ。
長いけれど整備された長塀尾根を下り、徳沢に出ると、突然「観光地」然とした雰囲気になる。
「でっかい荷物を背負う小汚い人間」が突然マイノリティーに。
でも、登山口から直行バスでいきなり新宿に帰るよりはまだ精神的リハビリができるか。
更に下って、革靴のおじちゃんやヒールのお姉さんが行き来する明神にてこの日は宿泊。
翌朝、真っ赤に染まった明神岳の頂を眺めながら上高地散策スタート。
明神池を観光し、河童橋を渡り、ウェストン氏に挨拶し、焼岳へ。
さすがに活火山、登山口踏み込んだ瞬間から硫黄のにおいがする。
そして、中盤からは思いのほかアスレチックな登山道。
中房付近以上の美しい紅葉を楽しみながら超ロング垂直梯子を登る、なんともいえない「山」というバランス、好きだな。
焼岳の頂上付近はかなりの勢いであちこちから蒸気が吹き出ていて迫力あり。
勿論、蒸気は熱い。そして硫黄臭がかなり強い。
穂高連峰の南端に位置するので、素晴らしい眺めが広がっているのだが、なかなか長居はできない環境でしょう。
下山後は上高地にて日帰り温泉(焼岳由来?)。
そしてこれまた場違いな感じの帝国ホテルの敷地を通り抜け、新島々行きバスに乗りました。
しかし、本当に楽しかった!
大自然と天気に、心からありがとう!
zel




















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