銚子ヶ峰・三ノ峰(石徹白登山口から)



- GPS
- 09:29
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,710m
- 下り
- 1,711m
コースタイム
- 山行
- 8:07
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 9:15
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
梅雨突入前の晴天の休日、昨年の同じ時期には白山を歩きましたが、今年は石徹白道で三ノ峰へ。3時ごろに登山口駐車場に到着し1時間仮眠して出発!今日も寝不足登山でおまけに体力もいまいち回復していない。トイレをしてから出発ですが、若い外国人の兄ちゃんと同じタイミング、トイレもおとなりさんだった兄ちゃんは短パン運動靴の軽装でガシガシ登っていってしまいました。そう、今日はこの兄ちゃんとずっと抜きつ抜かれつで、何度もお話しました。お話と言っても多分英語圏の人じゃないようで言葉はメジャーな単語程度しか通じないけど、+身振り手振りでコミュニケーションはとれたかな〜^^さてさて我々も出発なんですが、石段の急坂をひーひー言いながら登ること5分、あ!わすれた〜。まさかやけどザックのポケットに飲み物がないのでした。こんなミスしたことないのに…。準備した2.5Lのスポーツドリンクも1.5Lになるとやっぱ足りないので、ザックを置いて引き返しました。15分のロスと体力消耗…こんな日はこれだけで済まないやろな〜と少し気分的にも凹みつつ…また石段が地味にきつかった。と石段を上りきると大きな杉、樹齢1800年のいとしろ大杉がすごい存在感でした。屋久島の縄文杉ぐらいの迫力がありました。ここからしばらくは少し急坂で出発から1〜2km地点ぐらいから平坦ミックスで少し楽になりました。幅広で歩きやすい登山道は新緑ブナと木漏れ日でいい雰囲気です。ブナの緑と青空、たまにムラサキヤシオが咲いていました。登山道前方の茂みから朝会った兄ちゃんが出現!また会いましたね〜と思いながらも適当な距離感を保って進んでいました。そしておたけり坂を上りますが、ここもまたきつい…。パワフルな兄ちゃんには追いつくことなく神鳩避難小屋に到着、小屋周辺の緩やかな道のあとは母後石への上りです。このあたりから景色がひらけてきます。日焼け止めを塗ってサングラスと帽子をつけて休憩していると後ろから兄ちゃんが出現、多分避難小屋にいたのだろう。ここで兄ちゃんがスマホを見せながら自転車をこぐゼスチャーでギフと言っている。画面を見ると127kmとあったので、岐阜から自転車で127km走って登山口に来たということか、それにしてもすごい体力!どこまで行くんやろか〜。。。。銚子ヶ峰の山頂で兄ちゃんと写真の撮り合いっこをしました。銚子ヶ峰山頂からは御嶽山、乗鞍岳がよく見えます。穂高岳、槍ヶ岳も確認、進行方向には一ノ峰、二ノ峰、三ノ峰、その右に別山の景色です。直近のヤマレコの記録では三ノ峰の上りで雪渓のトラバースがあるとのことだったので、アイゼンとピッケル持参できていたのですが、多分あれを右斜めにトラバースするんだろうな〜最後はあれだなと三ノ峰を見ながら先へ進めます。雲石・ももすり岩から少し歩きにくい急坂を下り、もう少し下ります。一ノ峰の上りでは疲れから少しペースダウン…。熱中症にならないようにこまめに水分補給と休憩をとりながらゆっくり上りました。また、この辺りはブヨが多くて立ち止まるにしてもなるべく風の通る場所を!と気を使いました。一ノ峰からの下りはさっきほどでもなかったけど、やっぱり二ノ峰の上りでもスローダウン。お兄ちゃんが大休止している時に前に出て二ノ峰へ。二ノ峰から下って水呑釈迦堂跡を通過、そして本日の核心部、雪渓のトラバースのところに到着しました。踏み跡があったのでそのまま乗って進めましたが、途中のブッシュを越えるところが滑って危なかったです。せっかく持ってきたし、4月、5月にどこも雪山ハイキングできなかった欲求不満的な部分もあるので、次はいらんと思ってもアイゼン履こうな!と合意、そして最後の雪の傾斜の下に到着。アイゼンをつけようとケースを開けてびっくり!中にに入っていたのは冬靴用のワンタッチ。。。そうやん、3月の守門岳と仙ノ倉山への山行前に今まで一度も入れ替えたことないのにイレギュラーなことをやっていたのでした。も〜今日の靴はコバがないからあかんやん。いつもは8年愛用のニュークラシックが入れているので、まさかの事態に頭が真っ白になりました(笑)朝の忘れものから始まり次はこれか〜。アイゼンなしでも登れそうだけど、せっかく持ってきたからここで靴のサイズに合わせて調節し、バンドで引っ張って無理やり装着。少し歩いて外れないことを確認してから上りました。アイゼン調整等で同行者に迷惑をかけてもたもたやっている最中に兄ちゃんが半パン生足&運動靴でガシガシ登っていきました(笑)多分、もたもたアイゼンつけている姿が滑稽に映ったんだろうな〜。まあ安全第一ですから。なのかどうなのかですが、いらんけどピッケルも出しちゃいました。でもね〜雪面を踏みながら別山を見る景色が最高でした。今日はこれが一番の楽しみやったからほんと最高!あと少しで小屋に到着というところで兄ちゃんがガシガシと下ってきました。もう山頂へ行ってきたの?という表情で見ると量の少なくなったペットボトルを振って、ラストと言っている。どうやら持ってきた水がなくなりそうだから止めたようだ。ほんとはどこまで行くつもりだったんだ???三ノ峰避難小屋からは別ルートから合流の登山者で少し賑やかな感じになった。山頂は思いのほか狭くアブとブヨだらけだったので写真だけとってすぐに下ることにした。下るんだけど、写真を撮っている時に、アブが2匹、口の中に飛び込んできた。アブも恋の季節なのか夢中で飛んでいたのでしょう。一瞬前歯と唇の間に挟まって、おえっ、ぺっ!って吐き出してもまぁ〜恋はつづくよどこまでも。三ノ峰の思い出がアブ色に染まらないよう白山、別山の景色を目に焼き付けた。小屋の横の雪渓の上でランチ休憩。御嶽山がでかくてカッコいい。休憩後アイゼンをつけて雪面を下ります。トラバースはせっかくのアイゼンピッケルなので、ブッシュを避けて少し上部をトラバースしました。トラバースを通過したらすぐアイゼンを外し、ピッケルを戻しました。いらんやろ!的な視線は感じましたけど(笑)安全第一ですから(^^)本日のメインイベントも終了、あとは来た道をひたすら戻るのですが、運動不足による疲労度がすごくてペースが上がりません。膝も腰もがたがたでゆっくりと下山しました。もうすぐ大杉やで〜って言って後ろを振り返るとなんと兄ちゃんが膝にサポートして下ってきました。おー!再会!何してたん?って顔で見ると、コヤと言いながら両手で枕ねんねのアクションだったので、あ〜小屋で昼寝してたんだな〜。さらに、膝を指さしながら、痛そうな顔をしてギフと言っていたので、わかってるわ!と突っ込みたい気持ちをおさえ、ファイティングポーズをして、がんばって!と言いいました。登山口の水場(?)で顔を洗って、車に戻るときに兄ちゃんを発見。え!と自転車を見てびっくり!ママチャリやん。。。かごにザック入れてはるし…。最後にええオチいただきました(笑) 久しぶりに距離も長くそこそこのアップダウンだったので疲れたのですが、歩きやすいハイキングコースと景色のいい稜線を楽しめた充実のハイキングでした。(凡ミス2つは余分でしたが…)
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