宮城えぼしスキー場からの芝草平〜後烏帽子周回(南蔵王)
宮城県
yamanamie
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,394m
- 下り
- 1,388m
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- 山行
- 7:28
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 8:00
| 天候 | 晴れ後、曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
ゲート閉鎖は16:00となって居ました、見過ごしやすいですが16:00は要注意です。 肝心のゴンドラは、新型コロナの影響でまさかの営業中止となっていました。 事前確認が必要と痛切に感じました。 ※刈田峠の駐車スペース、激混みを避けての今回の計画でした。 大黒天に駐車しての各コースハイキングもあります。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山道は、概ね分かりましたが、白龍の滝〜股窪はコロナの影響か最近登山者があまり歩いて居ないのか荒れているところもありました。 昨年の台風19号の影響か登山道が石だらけで荒れている所もあり迷うそうなところも一部ありました。 ろうずめ平〜屏風岳への急登はそんなに長くありませんが疲れている時の下りが危険かと思いました。 後烏帽子岳スキー場登山口(リフト最上階駅)〜千年杉コース入口間は、濃霧になる(今はコロナで登山者が少なく踏み跡が不鮮明)と全く下山道が分からなくなり初めての方は登山道を見失い道迷いの危険性あり(晴れていれば問題無なのですが) |
| その他周辺情報 | 遠刈田温泉郷には、いろんな温泉があり、スキンシップが好きな方は共同浴場もあります。 |
写真
※暑い時のゲレンデ歩きは疲れるので。
※これからは、紅色のクマイチゴが食べられますね。
白龍の滝への手前渡渉箇所。以前にここで道を見失い、白龍の滝から股窪方面へ行けず、ゲレンデに出て後烏帽子岳に行った事もありました。
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以前にここで道を見失い、白龍の滝から股窪方面へ行けず、ゲレンデに出て後烏帽子岳に行った事もありました。
でも道端にはお花が沢山咲いてました。
※チョッと見るとキヌガサソウに見えてしまいます。
戸を開け閉めしている音が聞こえてきました。
ろうずめ平到着。11時ここで烏帽子スキー場駐車場の16時閉鎖が心配で「芝草平」へ行きたいけど駐車場が閉まってしまうのも心配。4時間あれば戻れると変な確信を持ってしまい12時になったら途中でも戻る条件を付けて「芝草平」方面を目指しました。
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あたり一面、立ち枯れのアオモリトドマツ林です。樹氷もだんだん見られなくなるのでしょうか。
樹を枯らすのは菌、それともウイルス?
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樹氷もだんだん見られなくなるのでしょうか。
樹を枯らすのは菌、それともウイルス?
数人の方がこれから、ろうづめ平方面に向かおうとしていました。
シンデレラではありませんが昼間の12時が過ぎようとしています。では急いで宮城えぼしスキー場方面へ戻ります。のんびりしたかったな〜〜あ。
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オオカメノキ(ムシカリ)※ムシカリは、「虫食われ」が訛ったもので、ここのムシカリの葉は虫に食われていますね、まさに名の如くでしょうか。
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※ムシカリは、「虫食われ」が訛ったもので、ここのムシカリの葉は虫に食われていますね、まさに名の如くでしょうか。
晴れている時の後烏帽子岳山頂からの屏風岳方面
晴れている時の後烏帽子岳山頂からの屏風岳方面
晴れている時の後烏帽子岳山頂付近からの刈田岳・熊野岳方面
ここから、スキー場内を下りますが前方10m位しか見えず、コロナ禍でゴンドラが動いて居らず、登山者が少なく踏み跡が所々不鮮明で少々、迷いながらGPS頼りに下山。時間は刻々と過ぎます。
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ゴンドラ山頂駅付近、だいぶ近づかないと駅舎も見えませんでした。駅の周りはニッコウキスゲが満開状態でしたがゴンドラも動いて居らず見る人も極端に少ないでしょうね。
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駅の周りはニッコウキスゲが満開状態でしたがゴンドラも動いて居らず見る人も極端に少ないでしょうね。
子供さん達がコロナ禍で学校へ行けない時間を利用して作ってくれたのでしょうか。1番から30番まで、しりとり形式で県・市・町・村が書いてあり、その県・市・町・村の有名人や特産物をイラスト入りで書いてありました。
※しりとりは、下山後に1番の画像を見て分かりました。
心のゆとりが無かった証拠ですね。
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1番から30番まで、しりとり形式で県・市・町・村が書いてあり、その県・市・町・村の有名人や特産物をイラスト入りで書いてありました。
※しりとりは、下山後に1番の画像を見て分かりました。
心のゆとりが無かった証拠ですね。
上流も下流も、洪水ですっかり洗われ、滑沢状態になって居ました。
お疲れ様でした。
ここのハクサンチドリは濃密状態ですね。
遠刈田温泉から刈田峠へ向かう峠付近には道端に沢山咲いて居ました。気にはなっていたのですが高山植物では無く下界から種が持ち込まれたのではないしょうか。
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装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
地図（地形図）
ヘッドランプ
筆記用具
携帯
時計
タオル
カメラ
|
|---|
感想
宮城えぼしスキー場の駐車場は、入口にゲートがあり、8時にならないとゲートが開かず以前は手前(前烏帽子岳登山口)で時間潰しをした事があったので、そのつもりで来ましたが珍しく7時ちょっと過ぎでもゲートが開いていましたが駐車したのは私の車1台だけでした。なんか変な感じ。
手前の前烏帽子岳への登山口に2台、ゲート手前に1台駐車しているだけでした。
準備を整え自己流の体操後、登山届を書き、時間潰ししながらゴンドラが動くのを待とうとゴンドラ麓駅に行き、丁度従業員らしき人が居たので、何時からゴンドラが動くのかお聞きしたら、今は運転していませんとのことでした。新型コロナ時の自分の無知に軽い目眩を起こしそうでした。
登山計画を根本から練り直しです。でも芝草平までは行きたい。
出発時、暑かったしスキー場を登るのは直射日光を浴びて疲れるので避けて、宮城えぼしスキー場駐車場〜白龍の滝〜股窪〜ろうづめ平〜芝草平〜ろうづめ平〜後烏帽子岳〜(千年杉コース)〜宮城えぼしスキー場駐車場のルートを取ることにしました。
★宮城えぼしスキー場駐車場〜白龍の滝
では出発です。ゴンドラ麓駅より右手(山に向かって)の方に進むと石子遊歩道の案内表示があります。石子遊歩道が白龍の滝経由で股窪方面に繋がっています。暫くは樹林帯を進みます、小鳥の囀りを聞きながら、でも対岸のスカイライン方面から車のエンジン音も時々聞こえてきます。道は良く踏まれており迷うことは無いと思います。
★白龍の滝〜倉石ヒュッテ
白龍の滝近辺の登山道が少し不鮮明です、沢の渡渉時、濡れている石に苔が生えているととても滑るので慎重に通過願います。
このコースは新型コロナの影響かあまり登山者が通った形跡が無く、道も少し荒れており、一部昨年の19号台風の影響か登山道が石でゴロゴロで涸沢状態の所もありました。登山道なのか涸沢なのかで、少し迷いそうでした。
★倉石ヒュッテ〜股窪
二ヶ所ほど、澄川が見下ろせる絶景展望所がありますがそれ以外は樹林帯をモクモク歩くことになりますが道端には、いろんな花が咲いて居ました。例えば、マイズルソウ、ウラジロヨウラク、スダヤクシュ、ゴヨウツツジ、ゴゼンタチバナ等々。
★股窪〜ろうづめ平
平均してなだらかな登り、少し急坂もあり。樹林帯の中で視界はありません。かろうじてシロヤシオツツジに巡り合えました。とても清楚ですね。
登山道はなだらかだったとの記憶だったので少しの登りでも呼吸が乱れてしまいます。4人ほどの人とすれ違う、私と逆コースの人とは道の状況の情報交換。このコースは良く踏み込まれている道でした。ろうずめ平近くの蔵王山学会の避難小屋からは人の気配が感じられ小屋は使われているのだと、少しびっくり。
★ろうづめ平〜倉石・秋山沢コース分岐〜芝草平
ろうづめ平では、結構疲れてきた事と11時経過、ここで強く宮城えぼしスキー場駐車場駐車場ゲート閉鎖時間の16時が重たく感じられました。これからの行動に重く圧し掛かる。
今日の目的だった芝草平のチングルマの開花状況も気になります。時間的には心配でしたが、12時になったら芝草平への途中でもUターンする事で自分を納得させ芝草平方面を目指しました。
はじめは、ほぼ平坦な所にダケカンバ(岳樺)の見事な林が出現します。
少し進むと奇麗に整備された階段状の急登が出現します、それにしても短いですけど急登です。周りには一部残雪、道端にはお花たちが咲いて居ました。
シラネアオイ、ショウジョウバカマ、オオバキスミレ、スダヤクシュ等々
急登から平坦になってからは、残念な事に細菌にやられたのかシラビソ(アオモリトドマツ)無残で荒涼とした立ち枯れの林が現れます。冬の風物詩の樹氷はどうなるのだろうと内心心配する。
でもアカヤシオツツジ、イワイチョウ、チングルマのお花の登山道でした。
登山道がチングルマロードと兼用で踏まないで歩くのが大変でした。
少しガスっていましたが刈田岳・熊野岳方面が何とか見えました。刈田岳の駐車場は越県解放されてから初めての週末でとても賑わっている状況でした。
倉石・秋山沢コース分岐から結構下り(帰りの登りを心配しながら)芝草平に到着。時間は12時前後、チングルマの花は満開から過ぎかけているのが殆どで来週は楽しめないと確信しました。
高山植物の花の満開時期は早いですし、最近は温暖化で開花時期が読めませんね。
写真だけ撮って、殆ど休憩もせず12時になったので後烏帽子岳を目指します。
★芝草平〜倉石・秋山沢コース分岐〜ろうづめ平
南蔵王縦走路はハイカーでいっぱいでした、この差は何だと…びっくり。※人気のフラワーロードコースから外れると極端に人が少なくなりますので注意です。
屏風岳のろうづめ平への急斜面は下りがとても怖いですね、ロープ場が2〜3箇所あります。下りも花たちに癒されました。膝を傷めないように急がず静かに下り膝への衝撃を和らげました。
ガスってて初めての景色(後烏帽子岳方面)は全くなし。
★ろうづめ平〜後烏帽子岳
そのまま後烏帽子岳に向かいます、疲れて来てからの登りはなかなか前に進めません、途中右足の筋肉が痛くなりましたが少し体操をして事は治まりました。何度も休みながら進みますが周りの絶景(屏風岳の雄姿、刈田岳方面はガスってました、涼しい風だけは助かりました)全く見えず。
後烏帽子岳山頂に到着、誰も居らず、当然ガスってて視界は全く無し、頭上には青空だけが時々のぞいていました。コンビニおにぎりと果物2種類で少しの休憩と乾いた体を潤し、でも時間は無情にも13時30分は過ぎていました。
★後烏帽子岳〜宮城えぼしスキー場烏帽子岳登山口〜ゴンドラ山頂駅
はたして16時まで駐車場に辿り着けるでしょうか。気持ちだけが焦りますが体はなかなか付いてきてくれません。登山道にもガスは掛かって来ていましたが道は明瞭でした。途中、刈田岳方面からヘリコプターのエンジン音が聞こえてきました、遭難救助でなければ良いがと願いながら下山しました。
後烏帽子岳登山口のスキー場に出たとたん、新型コロナで登山客も少なくスキー場ゲレンデの登山道(?)は踏み跡が不鮮明な他に、濃いガスで10m〜15m先しか見えず、はじめての方だったら迷うかもしれない状況でした(ガスが掛かっていなければ、大した問題の道ではありません)、何度か通っている道なので少し迷いながら(気持ちの中で…)もゴンドラ山頂駅まで時間を気にしながら目指し無事到着(焦りが道迷いの要因になりますね)
霧の中のシルエットだけのゴンドラ山頂駅周りは、ニッコウキスゲやマガレットでしょうか見る人がいなくても花々が咲き乱れていました。
★ゴンドラ山頂駅〜(千年杉コース経由)〜宮城えぼしスキー場駐車場
千年杉コース入口が分かりやすいと判断、ゴンドラ山頂駅から道標があり迷わず、濃い霧の中でも千年杉コース入口へ辿り着けました。ここからは遊歩道になっており道もしっかりしていました。入り口付近から、地元の子供たちが新型コロナで休講中にでも作られたのでしょうか、1〜30番まで県・市・町村のイラスト入りの「しりとりの案内板」が吊るされており楽しく退屈しませんでした(これは嘘→そんな時間と心の余裕はありませんでした 16時…16時…16時……)
渡渉点の沢は、昨年の19号台風の洪水の為か沢底がことごとく洗われており、水の怖さを改めて痛感させらました。
千年杉は、本当に見事な大木でした。霧の中に天を突き破るようにそそり立っていました。とにかく急いで下山し宮城えぼしスキー場駐車場には16時ゲート閉鎖時間の30分前に到着出来ました。間に合いました。
大変お疲れさまでした。
駐車場ゲート閉鎖時間に追われ、スキー場の様に広い所で濃霧にみまわれる登山はもうこりごりです。
※後記、駐車場ゲート閉、時間が心配な時は少し手前の前烏帽子岳登山口に駐車スペースがあるのでそちらに駐車お勧めいたします(徒歩10分位のキョリです)
ゴンドラが動いていなかったのが大きな誤算でした、是非事前確認が必要でした。また濃霧でのスキー場兼用の登山道は曲者です。
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