リベンジしちゃった!なんちゃって1人登山。高尾山〜陣馬山


コースタイム
帰り 15:00陣馬高原-17:00頃陣馬高原下バス停 (ほとんど休憩せず)
天候 | 快晴☀☀ |
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過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
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コース状況/ 危険箇所等 |
😼びわ滝コース、おススメです。初夏〜秋は沢の音を楽しみながら歩けそうです。道がぬかるんでいる箇所は、滑らないようにご注意くださいね。 😼城山では猫に会えます。何ん匹かいるようです。 😼景信山の天ぷらはメチャおいしいです。 |
感想
O' Yamaの事...🌹 Primavera
その3.リベンジしちゃった!なんちゃって1人登山。高尾山〜陣馬山
2010年11月6日(土)
前日の金曜日、会社から帰宅すると同時に山に行きたくなった。
「山行きて〜」とすっかり口癖になり、事ある毎に言っている。もはや病気かもしれない...。しかし5月に高尾山に登ってからなんと半年も経っている。この間には梅雨があり、夏があり、だらだらとした日常を過ごしてしまった。思いたち実行することにした。
今回は1人登山だ。すごい?初心者なのに1人登山!でも2度は登山の経験を積んだのだ。ちゃんと準備して、コース計画をきっちりすればOK!OK!な、はずだ。高尾山〜陣馬山までの縦走をする。ふっふっふっ。念願のリ ベンジなのだ!
11月6日早朝、いつもより30分ほど早く起床。少しだけ不安。1人で大丈夫なのかな...。
京王線内はサザンの曲を聴きながら車内で日の出を見た。すがすがしい気分。不安はなくなった。
ドキドキしながら高尾山口駅に到着。まだ7時15分。と、またまた「スタンプハイク」のパンフが。今度は秋バージョンで用意されていたので、ありがたくいただいてコースの確認。今日は「びわ滝コース」を迷わず選択!高尾山の神様、天狗様に祈る。どうぞ無事に下山することができますように。このコースは沢に沿っているので、オゾンをしこたま吸引できて身体中の活性酸素をやっつけてくれそうです。山から湧いてくる?水で道はぬかるんでました。途中水行ができる「びわ滝」がありました。中には入れませんが、ちょっとミステリアスな雰囲気。
コース途中はほとんど休憩を取らず黙々と歩く。沢を登ったり、とっても楽しめた。これはいい。ちょっとしたイ ンディ・ジョーンス?冒険しているみたいで、年甲斐もなくはしゃいでしまった。ふふ。たまりません。
高尾山頂には、1時間ほどで到着。山に慣れてきたかな?それとも...また舐めてるのか? 今回は高尾山頂は通過点なので、10分も休まないで城山を目指す。まだ8時30分なので、観光客はあまりいず、登山者がちらほらだった。さあ、行くよ!目標は陣馬山!白馬のモニュメントを写真に撮るのだ!そして自慢する!...自慢は大切。次への気合につながるからね。
前回苦労した木枠の階段も今回はすんなりとクリア!上達したかな?と自分を持ち上げつつ歩く。初めての1人登山だけど、他にも登山者はいるし寂しくない。あちこちで、熊よけの鈴の音が聞こえる。そうだ!今年は熊出没のニュースが多いんだ。次回の登山には絶対必要だ!まだまだ、だね、私...。
さて、城山到着!
朝ゴハン食べずに来ちゃったので(やっぱりアホだ)おなかがすいた。城山の茶店でカップのおそばを食す。見ると、木に子猫がつながれているではないか。おお!可愛い!「ミッキー」と呼ばれている子猫を愛でながらすするカップそばのうまさよ!城山までの歩きで疲労していた身体がスっと軽くなった。城山も通過点なので、おなかを満たすと即出発。ミッキーに別れを告げ、次に目指すは景信山。前回は城山までしか来ていないので、ちょっとだけ不安を感じながら「裏高尾」を進む。
しばらく歩くと小仏山頂に到着。
何故か瀬戸物の狸の置物が小仏山頂の碑と一緒に立っていた。狸がたく さんいるから?ジブリ映画の「平成たぬき合戦・ぽんぽこ」を思い出す。多摩や八王子あたりには狸がいっぱいいたんだろうな...と考えつつ、景信山への道を進む。
進む...これを?この坂を?はぁ〜とため息が漏れた。マジ急坂であった。しかも坂を上りきると、その先も坂であった。坂、坂、坂...。え〜っ!まだ坂なのかよ?腰と足が悲鳴を上げそうである。途中、数名の年配登山者を追い越す。なんともない顔で追い越したつもり...嘘、嘘。無理だ〜という顔をしていたに違いない。30歩上り、10秒休みを繰り返し、景色を眺めて自分を励まし歩く歩く歩く...。景色は良かった!遠く東京が見えた。もちろん高尾も東京だけど別次元の東京だ。
まだ景信山は先だ。なんとも坂の多いことか。 今までがゆるかったんだな。でも頑張ってる自分が好きになりそうだ。と、ようやく山頂が見えてきた。ああ、嬉しいぞ!嬉しさのあまり、後ろから来るおじさんに「もうすぐだよ〜」と言いそうになった。小心者できませんでしたが...。
山では、すれ違う人に挨拶をします。とてもいい事だと思う。見知らぬ人と同じ時、同じ気分を分かち合えるというのはなんだか宇宙的な気がします。挨拶してお互いの無事を祈り、別れていく...そんな事も山ならではの魅力ではないだろうか。
で、景信山(727メートル)に到着。疲労しきった身体を天ぷらで癒しました。ここの茶屋は天ぷらがおいしいいので有名のようです。肉厚のしいたけや山菜が、極楽でした。周りでは天ぷらをおつまみにビールを飲んでいる人達がいて、気を許すとビールの誘惑にのりそうで我慢するのが一苦労であった。ここも通過点だもの。軽くストレッチをして次は明王峠を目指す!
なんだ、私って結構根性あるんじゃん!と褒めながら、進む。
こうして山の魅力を知ったのは、ささいなきっかけだったな...きっかけなんてもんじゃない。暇ですることがなかったから、山でも登るかって事になったんだよな。今まで、山の良さなんて想像すらしなかったのに今、こうしてヘロ ヘロになりながらも登っている。不思議である。これも宇宙的かな...?
もっともっと体力つけないとね。結構な時間を歩いて明王峠に到着。携帯が使えたので、下界のダンナに連絡を取る。心配してくれてるみたいだったけど、私は1人登山を超超超満喫中であった。1人って寂しいかと思いきや、ペースも自分でコントロールできるし気をつかう人もいないので楽である。う〜ん、いいもんだ。
明王峠からは陣馬山まであとひと息!が、途中の標識を見ると、あと400メートルとか100メートルとか書いてあるにもかかわらず、その数百メートルが遠いこと遠いこと...。
あとひと息は、そんなに甘くはありませんでした。でもでも、もうすぐ、白馬のモニュメント、陣馬山なのだ。ガンバれ、私!もうすぐ着くよ〜!モニュメントがあるよ〜!
つ、着いた。ラストの木枠の階段数段。で、転ぶ...。最後の最後にコケタ...。そう、足がもうNG。もつれてしまったのだ。カッコ悪ィ...。やっぱりこの階段は苦手だ...。いやいや、ドンマイドンマイと独り言を言いモニュメントを撮影!天気がすばらしく良かったので、写りもサイコー!!こりゃこりゃ自慢できそうだ!
すっご〜い!!私、縦走したよ〜っ!!
15.3キロ!麓からだと18.4キロ歩いたよ〜〜〜!!快挙快挙!!5時間30分くらいかかった...。
陣馬山(855メートル)からの眺めは、かつて経験したことのないくらい、あたり一面光で包まれている様だった〜。最高とは、これを言うのだ!!疲労もぶっ飛ぶ、爽快感、達成感、満足満足、大満足〜!来て良かった。心の底から思った。ありがとう、ありがとう、みんなに感謝するよ。
で、おでんとビールでもっと満足し、草の上にシートを広げ、しばし休憩。足をもみほぐしたりストレッチしながら、ぼーっと。至福の時間を過ごせたよ。
秋の陽はつるべ落とし...。そろそろ下山しないとね。
ここから陣馬高原下バス停まで下りる。また、来よう。今度はダンナも連れて来よう。1人もいいけど、山頂ビール飲むのは1人じゃつまんないもんね。(笑)
帰りは人影もなく...山の中をとぼとぼと1人でバス停を目指す。もしかしたら熊出没する?と多少ビビりながらひたすら歩く。途中、前方にご婦人のグループを発見!ようやく人に会った。ほっとして追いつく。「お先にどうぞ」とご婦人。いやいや、それは困るのよ。一緒に参りましょ。道に迷いそうであったし、心細かったもん。
そんなこんなで、とうとう下山。車道に出る前に靴を履き替え、バス停に到着。結構車道を歩いた。車道っ て歩きにくいなぁ〜と改めて感じた。(高川山で下山は足に負担がかかる事、前回の高尾山でトレッキングシューズでは車道は歩きにくい事がわかり、今回はジョギングシューズを履き替え用に持参したのだ。あまり靴履き替えている人は見かけなかったけどね。)バスに乗るとちょうどいい揺られ感。車内では高尾の観光ガイドのテープが流れていたけど、音量が小さくてよく聞き取れなかった。ちょっと残念。
高尾の駅に到着。あまりにも楽しかった1日...。自分のためのご褒美登山!またやろう!きっちり働いて、ゴージャスな自分の時間を作る。大人の女はこうでありたいよね。...とかっこつけても...電車の中はお決まりの熟睡タイム...。
さて、次はどこ行こう...。
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