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Yamareco

記録ID: 257356
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
奥秩父

奥秩父・金峰山 富士見平テント泊

2013年01月02日(水) 〜 2013年01月03日(木)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
GPS
32:00
距離
10.8km
登り
1,180m
下り
1,180m

コースタイム

1/2 みずがき駐車場13:01-富士見平13:53
1/3 富士見平7:04-鷹見岩分岐7:45-大日小屋7:55〜8:05-大日岩下8:30-八丁平分岐8:39-砂払ノ頭9:34-金峰山10:20〜37-砂払ノ頭11:07-八丁平分岐11:50-大日小屋12:12〜25-富士見平13:05〜14:25-みずがき駐車場15:10
天候 1/2晴れ
1/3曇り、ガス、晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
○みずがき-富士見平 富士見平近くになるにつれ、凍結箇所多い。

○富士見平-大日小屋 凍結箇所多いが、登りはアイゼンなしでも可。

○大日小屋-砂払ノ頭 雪と氷の道 アイゼン使用

○砂払ノ頭-金峰山 稜線は風強く、凍結箇所も所々。ただ、ピッケルは使用せず。ストックを使用。アイゼン必須。
8台のみ。お正月二日ですが、すいています。
8台のみ。お正月二日ですが、すいています。
結構てらてらに凍っています。
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結構てらてらに凍っています。
瑞牆山がきれいです。
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瑞牆山がきれいです。
コーヒーをいただきました。ここのコーヒーは美味しい。
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コーヒーをいただきました。ここのコーヒーは美味しい。
お正月はテント泊の人にもお酒をふるまってくださいました。今夜はワイン。小屋泊まりが仙台からの若いご夫婦、テント泊が自分と東京からの男性の二名。
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お正月はテント泊の人にもお酒をふるまってくださいました。今夜はワイン。小屋泊まりが仙台からの若いご夫婦、テント泊が自分と東京からの男性の二名。
小屋の管理人ご夫婦を囲み、みんなで記念写真。お正月ですが少人数で、なごやかで楽しい会でした。
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小屋の管理人ご夫婦を囲み、みんなで記念写真。お正月ですが少人数で、なごやかで楽しい会でした。
寒い朝。小屋では-13℃だったそうです。
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寒い朝。小屋では-13℃だったそうです。
富士山の朝焼けも寒々しい。
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富士山の朝焼けも寒々しい。
大日小屋でアイゼンをつけて、以後は雪と氷の道になりました。
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大日小屋でアイゼンをつけて、以後は雪と氷の道になりました。
稜線はガスで、風が強い。
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稜線はガスで、風が強い。
金峰山小屋への分岐。小屋泊まりの方々のトレースがついています。
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金峰山小屋への分岐。小屋泊まりの方々のトレースがついています。
頂上到着。すごい風です。
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頂上到着。すごい風です。
一番高いところに登り、五丈岩を見下ろします。
一遍、帽子を飛ばし、拾いに行きました。幸い、岩の間に挟まっていた。
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一番高いところに登り、五丈岩を見下ろします。
一遍、帽子を飛ばし、拾いに行きました。幸い、岩の間に挟まっていた。
エビの尻尾
小川山。
奥多摩方面
八ヶ岳は雪雲の中。
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八ヶ岳は雪雲の中。
大日小屋の中。毛布があり、泊まれますが、ちゃんと富士見平小屋にて料金を払う必要があります。
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大日小屋の中。毛布があり、泊まれますが、ちゃんと富士見平小屋にて料金を払う必要があります。
テント撤収前に、またコーヒーをいただきました。
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テント撤収前に、またコーヒーをいただきました。
下山も凍結の道。
下山も凍結の道。
金山平から、金峰山を振り返ります。
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金山平から、金峰山を振り返ります。

感想

下界は良い天気だったようですが、山は雪雲の中でした。

気温は全般的に低く、稜線の風も強く、厳しい冬山そのものでしたが、テント泊だったものの富士見平小屋でのお正月の歓待を受け、大変温かい気分になり、楽しい山でした。

アプローチは凍結箇所が多く、下りは結局アイゼンを使用しました。

昨年のお正月は御座山の避難小屋でさむーい夜を過ごしましたが、今年は金峰山の富士見平小屋前のテント泊としました。
このルートは、もう25年前の夏に辿っただけです。その時は金峰山小屋泊で、翌日甲武信岳まで行きました。懐かしいですね。
今回は冬です。

遅く自宅を出たため、瑞牆山荘上の駐車場には13時前着で、富士見平には14時前でした。天気はよく、明るい森の中の道は快適でしたが、凍結が多く、間を縫って歩きましたが、下りは危ない感じです。
駐車場が空いていたため、予想はしていましたが、富士見平小屋もテント場もガラガラで、結局この晩はテント二張り、小屋泊まりの方2名でした。
お正月とて、小屋の管理人ご夫妻の計らいで、テント泊も混ぜていただき、お酒がふるまわれました。ワインをいただき、奥様にはバラジャムやソーセージなどをいただきました。ご主人のお話は大変興味深く、こじんまりした楽しい集いでした。
おさけをいただいたため、テントに戻ってもポカポカしており、かなり冷えているはずですが、ダブルにしたシュラフにもぐりこんでも朝まで寒いと感じずに過ごせました。-13℃だったそうですが。

翌朝は明るくなるのを待ち、7時過ぎに出発。
凍結を避けながら、大日小屋まで行き、アイゼンを装着。
ここからは完全に雪道になります。凍結箇所もあり、アイゼンで気持ち良く歩け、高度もぐんぐん上がります。

風の音が森林の中を歩いていてもゴーッとかなり聞こえましたが、森林限界を超える砂払ノ頭を過ぎたころにはそれほどの強い風は感じませんでした。
完全にガスの中に入り、視界は効かずちょっと期待外れでしたが、特に危険な状況ではなく、夏コースタイム通りの時間で頂上に到着しました。

頂上は風の通り道でもあり、さすがに強い風にほんろうされ、一度は帽子を飛ばされました。このころから少しずつガスが取れはじめ、瑞牆山、小川山、御座山、そして東には旭岳の方も見えてきました。
そしてついに富士山も裾野からの均整のとれた姿を現し、奥多摩など南の方面はきれいに見えてきました。

ただ風が強いために休憩はとらず、展望を楽しみながら、下山を続け、森林に入ってからザックを下し、テルモスの熱いココアを飲み、軽食を取りました。
大日岩まで来ると、すっかり良いお天気に。のんびりした雰囲気になってきました。
登ってくる人たちも増えてきました。

富士見平小屋でテント撤収前にコーヒーを注文し、奥様と少しお話をしながら、昼食をとり、ゆっくりしました。
小屋泊まりもテントも、この日は昨晩より多いようです。

テント撤収に際しては、凍土に打ち込んだペグが抜けず、テルモスの湯をかけてやっと抜きました。雪上ではなく、凍った土の上のテントなど本当に久しぶりでしたね。

下山は昨晩少し降った雪のせいもあり、てらてらに凍っていたため、結局またアイゼンをつけて途中まで降りることになりました。

帰途につく途中、金山平から金峰山と瑞牆山がきれいに見えていました。
今年のお正月山は、いい思い出になった山でしたね。

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コメント

またニアミスですね(笑)
年末、御前山〜奥多摩湖間でキヤノンのレンズキャップのコメントをいただいた者です。
持ち主は見つかりましたか?

自分は瑞牆山に登ってきました。
記録を見ると、今回は富士見平小屋の辺りでニアミスしていますね。写真の赤いテントは見覚えがあります。
ニアミスの時、自分はお湯を沸かして時間を潰していました。

今度はどこでニアミスするか、楽しみです
2013/1/4 13:38
お会いしていましたね。
rikulikuさん

コメントありがとうございます。
富士見平小屋のすぐ前でコンロで湯を沸かしていた方ですか??
ちょうど金峰山から下りてきて、テントに荷を置き、小屋でコーヒーを飲もうと上ってきた時に、挨拶をした覚えがありますよ。
時間的にちょうどそんな感じじゃないかと。。
あの方だったんじゃないかな。

ちょっとうれしいですね。
こういうサイトでお近づきの方と、またニアミスなんてね。楽しいですね。

冬の山、どうかお気をつけて登られてくださいね。
2013/1/5 12:06
devilmanさん、はじめまして!
yamatobitoと申します。あゆみ工房の旦那です。
妻より、「devilmanさんもヤマレコしてるよ」と聞き、訪問させてもらいました。
いつも、ブログを楽しみに拝見させてもらってます。
devilmanさんの、山への取組み方、たいへん勉強になります。これからも、気を付けて、山を楽しんでくださいね。
次の山行きを楽しみしています。これからも、あゆみ工房共々、よろしくお願いします
2013/1/7 20:48
yamatobitoさんへ
これは、これは、あゆみ工房さんの旦那さんとここでお会いするとは、考えてもいませんでした。
わざわざコメントありがとうございます。

あゆみ工房さんはお店のお菓子作りで大変ご多忙で山に行く時間もなかなかないのでしょうね。ご主人は結構行かれているのでしょうか。今度訪問させていただきますね。

山への取り組みと言われましても、特別なものはなく、なんとなく学生の時から登り続けているだけのような気もしますが、お互い、記録を紹介し合うことで知見が広がり、また次の挑戦が開けてくれば、どんどん楽しくなりますよね。

ヤマレコは、割とリアルタイムでアップしないとみていただけないようで、これまでのFACEBOOK、ブログ、ヤマレコの順を、今回は最初にヤマレコ、次にFACEBOOK、そしてブログが最後、としてみました。

それと、富士見平小屋のホームページのギャラリーに写真が何点か掲載されていますので、ご覧くださいね。

今後ともよろしくお願いします。
2013/1/8 2:12
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