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Yamareco

記録ID: 2710469
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ハイキング
東北

桑畑山〜尻屋八幡宮ルート往復

2020年11月07日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:29
距離
5.1km
登り
396m
下り
384m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:34
休憩
0:55
合計
3:29
距離 5.1km 登り 396m 下り 399m
11:09
46
スタート地点
11:55
53
尾根筋(雪崩防護柵)
12:48
13:43
35
14:18
20
尾根筋(雪崩防護柵)
14:38
ゴール地点
前半は尾根までの急登で、コースマークのテープが左右にジグザグに付けてもらってあるので、それをできるだけ見つけてまっすぐ登らない(土が崩れて登れない)ようにします。踏み跡がとても薄く、また刈払いもほとんどされてないので、ルートは判りづらいです。ザックのサイドポケットに入れていたペットボトル飲料と帽子を伸びた枝にひっかけられ下のほうまでコロコロ落としてしまい、拾いに二度降りて登りなおす破目になりました。
 尾根に着くと、稜線に平行して雪崩防護柵が何列か横に伸びており、それに沿って頂上の方向に進みます。おそらく防護柵を作った際の作業用路と思しき道が歩けるところもありますが、左右から伸びてきたイバラに覆われ通れない箇所も多くなっており、やむなく林の中に迂回するなどを繰り返して進みます。踏み跡らしきものもコースマークも見当たらず、ほぼ完全な薮漕ぎで、傾斜はたいしてありませんが体力と時間を消耗します。
 防護柵の薮漕ぎ道がつきると眼前がひらけ、山頂に続く広い稜線に出ます。おそらく石灰鉱山に続くと思しき道もあり、草原状になった抜群の見晴らしの広い山頂部にたどり着きます。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口のある尻屋八幡宮の付近には駐車スペースらしきものが見当たりません。仕方ないので(旧)尻屋ユースホステルと隣の三餘会会場と書かれた建物の前スペース(ここの鉄柵に「裏山桑畑山」の小さい看板がかかっています。)に無断で車を停めさせてもらいました。済みません。
コース状況/
危険箇所等
登山口から尾根筋まではほぼ直登で厳しい登りが続きます。コーステープはありますが、刈払いはほとんどされておらず、また下の土は崩れやすいので、斜面をまっすぐ登ろうと踏ん張ってもズルズル滑るので、ジグザグにルートをとるしかありません。踏み跡も薄くて、たびたび立ち止まってコーステープを探す必要があります。
 尾根についてからはもっと状況がひどく、基本的にイバラの道を薮漕ぎになります。進む方向と平行に雪崩防護柵が何本も設置されているので、基本的にそれに沿って進めば頂上に向かえますが、踏み跡もコーステープもほとんどありません。
 尻屋八幡宮からの本コースは手入れされておらず、数年もすれば藪に覆われて廃道になるのではと憂慮されます。山頂の眺望が抜群なだけに、地元の山岳会等による保全を期待したいところです。
その他周辺情報 下山後は、同じ東通村にある東通村 保健福祉センター 野花菖蒲の里の温泉に日帰り入浴しました。サウナ・露天風呂はなくシンプルですが一般200円で、循環式ながら泉質は良く、ナトリウム・炭酸水素塩の低張性弱アルカリ性温泉(無色透明)でお肌つるつるが楽しめます。温泉を楽しんだ後は、むつ市まで走り「なか川」さんで名物のみそ貝焼定食をいただいて帰途につきました。
急な上り坂をあがって(旧)尻屋ユースホステルの建物の前を過ぎた奥に尻屋八幡宮への参道(階段)があり、そこからが登り始めとなります。
2020年11月07日 14:38撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
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11/7 14:38
急な上り坂をあがって(旧)尻屋ユースホステルの建物の前を過ぎた奥に尻屋八幡宮への参道(階段)があり、そこからが登り始めとなります。
(旧)尻屋ユースホステルと隣の三餘会々場の間の鉄柵に小さな「裏山桑畑山」の標識がつけられています。ここに車を駐車させていただきました。
2020年11月07日 14:38撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
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11/7 14:38
(旧)尻屋ユースホステルと隣の三餘会々場の間の鉄柵に小さな「裏山桑畑山」の標識がつけられています。ここに車を駐車させていただきました。
参道の手前に大きなイチイの樹があります。
2020年11月07日 11:10撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
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11/7 11:10
参道の手前に大きなイチイの樹があります。
尻屋八幡宮の本殿に向かう参道、かなりの段数の階段です。
2020年11月07日 11:11撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
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11/7 11:11
尻屋八幡宮の本殿に向かう参道、かなりの段数の階段です。
尻屋八幡宮の本殿。なかなか立派です。
2020年11月07日 11:13撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
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11/7 11:13
尻屋八幡宮の本殿。なかなか立派です。
本殿に向かって左にある祠の左横から登山道の階段が始まっています。ここから本殿裏の林道に出ます。
2020年11月07日 11:14撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
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11/7 11:14
本殿に向かって左にある祠の左横から登山道の階段が始まっています。ここから本殿裏の林道に出ます。
本殿裏に通る林道を少し右手方向に降りていくと、山側にコーステープがあり、ここから林道を外れて山にとりつきます。
2020年11月07日 11:17撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
11/7 11:17
本殿裏に通る林道を少し右手方向に降りていくと、山側にコーステープがあり、ここから林道を外れて山にとりつきます。
急な登りが続きます。土も崩れやすいので、まっすぐに進もうとするとズルズル足が滑って上がれません。左右を広く探してコーステープがあれば、そちらに向かいます。踏み跡も薄くてコースは不明瞭ですので、できるだけつづら折りに自力でコース取りが必要です。
2020年11月07日 11:33撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
11/7 11:33
急な登りが続きます。土も崩れやすいので、まっすぐに進もうとするとズルズル足が滑って上がれません。左右を広く探してコーステープがあれば、そちらに向かいます。踏み跡も薄くてコースは不明瞭ですので、できるだけつづら折りに自力でコース取りが必要です。
尾根に出ると、雪崩防護柵が見えてきます。防護柵は尾根筋に沿って山頂方面まで伸びているので、基本的にこれと平行に進めばOKです。一番高いところにある尾根線沿いの柵横を進みます。
2020年11月07日 11:55撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
11/7 11:55
尾根に出ると、雪崩防護柵が見えてきます。防護柵は尾根筋に沿って山頂方面まで伸びているので、基本的にこれと平行に進めばOKです。一番高いところにある尾根線沿いの柵横を進みます。
尾根につくと、登ってきた尻屋の町と港が一望できます。
2020年11月07日 11:58撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
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11/7 11:58
尾根につくと、登ってきた尻屋の町と港が一望できます。
雪崩防護柵の横には、建設当時の作業用でしょうか、道がついているので、ここを歩くと進みやすいです。しかしこの先、道の左右から樹枝や蔓の進出が激しく道がふさがれて進めない箇所も多い(イバラがとても多くズボン・服や手足に引っかかります)ので、林間に入って迂回することもシバシバ必要です。
2020年11月07日 12:02撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
11/7 12:02
雪崩防護柵の横には、建設当時の作業用でしょうか、道がついているので、ここを歩くと進みやすいです。しかしこの先、道の左右から樹枝や蔓の進出が激しく道がふさがれて進めない箇所も多い(イバラがとても多くズボン・服や手足に引っかかります)ので、林間に入って迂回することもシバシバ必要です。
山頂下まで来ると、ようやく樹木が減って空が広く、やや歩きやすくなります。
2020年11月07日 12:29撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
11/7 12:29
山頂下まで来ると、ようやく樹木が減って空が広く、やや歩きやすくなります。
しばらく無かったコーステープがまた現れました。真っ赤な木の実が鈴なりできれいです。
2020年11月07日 12:43撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
11/7 12:43
しばらく無かったコーステープがまた現れました。真っ赤な木の実が鈴なりできれいです。
山頂から西へ延びる尾根が見えると、開けた草地となり、西の尾根に沿って岩屋ウィンドファームの風車群が並んでいるのが良く見えます。
2020年11月07日 12:44撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
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11/7 12:44
山頂から西へ延びる尾根が見えると、開けた草地となり、西の尾根に沿って岩屋ウィンドファームの風車群が並んでいるのが良く見えます。
北に津軽海峡から北海道方面が見渡せます。晴天です。
2020年11月07日 12:44撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
11/7 12:44
北に津軽海峡から北海道方面が見渡せます。晴天です。
山頂付近は広大な草原になっており、とても気持ちがいいです。
2020年11月07日 12:44撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
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11/7 12:44
山頂付近は広大な草原になっており、とても気持ちがいいです。
山頂付近の草原にはたくさんの花がありました。アザミやリンドウ、タカネナデシコ?はまだ咲き残っていましたが、夏季に来ればすばらしいお花畑なんだろうと思います。ウドの立ち枯れも沢山あり。
2020年11月07日 12:48撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
11/7 12:48
山頂付近の草原にはたくさんの花がありました。アザミやリンドウ、タカネナデシコ?はまだ咲き残っていましたが、夏季に来ればすばらしいお花畑なんだろうと思います。ウドの立ち枯れも沢山あり。
桑畑山の一等三角点に到着。400.2m
2020年11月07日 12:49撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
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11/7 12:49
桑畑山の一等三角点に到着。400.2m
桑畑山の頂上から尻屋崎が丸見えです。灯台は裸眼で見えてますので、望遠鏡を持ってくれば寒立馬も見えるかも(笑)。
2020年11月07日 12:50撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
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11/7 12:50
桑畑山の頂上から尻屋崎が丸見えです。灯台は裸眼で見えてますので、望遠鏡を持ってくれば寒立馬も見えるかも(笑)。
付近は広大な草原になっていて、とても気持ちがいい!独り占めで草に横たわってしばらく昼寝しました。
2020年11月07日 12:50撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
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11/7 12:50
付近は広大な草原になっていて、とても気持ちがいい!独り占めで草に横たわってしばらく昼寝しました。
南には下北半島東岸の長い砂浜が見えています。
2020年11月07日 12:50撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
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11/7 12:50
南には下北半島東岸の長い砂浜が見えています。
アザミの花はまだそこかしこに残っています。
2020年11月07日 13:30撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
11/7 13:30
アザミの花はまだそこかしこに残っています。
リンドウも
2020年11月07日 13:33撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
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11/7 13:33
リンドウも
岩屋ウィンドファームのほうまで見に行けるかと進みましたが、すぐに柵があって、このような扉で施錠されていました。私有地で入れないということのようです。
2020年11月07日 13:39撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
11/7 13:39
岩屋ウィンドファームのほうまで見に行けるかと進みましたが、すぐに柵があって、このような扉で施錠されていました。私有地で入れないということのようです。
みごとに鈴なりの小さく赤い実。
2020年11月07日 13:40撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
11/7 13:40
みごとに鈴なりの小さく赤い実。
また踏跡の無い藪漕ぎ道を戻ります。
2020年11月07日 13:43撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
11/7 13:43
また踏跡の無い藪漕ぎ道を戻ります。
雪崩防護柵の東側には何カ所かこうした看板がありますが、ここまで入るのにイバラの道と藪漕ぎが必要で簡単にはこれません。
2020年11月07日 13:59撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
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11/7 13:59
雪崩防護柵の東側には何カ所かこうした看板がありますが、ここまで入るのにイバラの道と藪漕ぎが必要で簡単にはこれません。
やっと尻屋の海岸が見えるところまで戻ってきました。このように防護柵は何列かになって途中切れているので、ここで一番東側に出て、直登の道を下ります。
2020年11月07日 14:17撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
11/7 14:17
やっと尻屋の海岸が見えるところまで戻ってきました。このように防護柵は何列かになって途中切れているので、ここで一番東側に出て、直登の道を下ります。
コースが大変分かりづらいですが、このようにひっそりとコーステープがあるので、見つけるとホッとします。
2020年11月07日 14:18撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
11/7 14:18
コースが大変分かりづらいですが、このようにひっそりとコーステープがあるので、見つけるとホッとします。
滑りやすい足元に注意して登ってきた急登の道を下ります。
2020年11月07日 14:19撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
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11/7 14:19
滑りやすい足元に注意して登ってきた急登の道を下ります。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長ズボン 防寒具 靴下 雨具 日よけ帽子 サブザック 飲料 携帯食 GPS ファーストエイドキット 携帯 タオル ストック

感想

草原状の広い山頂はとても気持ちが良く、360°の眺望も抜群です。登山が流行っている昨今、登山道をもう少し保全すれば、尻屋崎とともに十分な観光資源になるのでは?ウィンドファームの管理道路は私有地で、風車の下を通る安全面もあって通常入らせてもらえないと思いますので、この尻屋八幡宮ルートをぜひ保全してほしいです。隣村の六ケ所村山岳会は、ぼんてん山登山道の整備に注力されてますので、ぜひ東通村(山岳会?)も頑張ってください!

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