黒河林道から三国山〜赤坂山 滑走は明王ノ禿の尾根筋


- GPS
- 04:34
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 859m
- 下り
- 860m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
入山口から400mほど県道を歩きます。 |
写真
感想
北陸はとんでもない雪になってます。ところがマキノ辺りは雪じゃない。でも雪はあるので黒河林道から三国山に行きましょう。ここは山スキールートの定番ですが今回が初めてです。実はリサーチ不足。
ここはマキノスキー場のように決まった駐車場がありませんから、最初はいい駐車地を探すためにウロウロ。結局取り付きから400mほど上の路側帯のスペースに停めさせてもらいました。雪捨て場でもなく、除雪の重要箇所でもなく、通行の邪魔にならない〜適地を選ぶと自ずと歩く距離が長くなりますが、そもそもトレーニングで来てるので歩くのは歓迎すべきでしょう。
黒河林道にはしっかり雪が積もってます。これなら雪切れでスキーを脱いだり履いたりする心配はありません。山スキーでは初めてですが無雪期に歩いてますのでおおよそのところは把握してますが、積雪期にしか見れない状況を観察しながら歩きます。
途中に尾根筋から疎林のいい斜面があり、GPSを確認すると明王ノ禿あたりから滑ってこれそうです。帰りはこれにしましょう。多分。
林道のショートカットポイントをチェックしますが今日は使わずじまい。また今度ですね。
途中から林道を離れて斜面を登ります。今日は下が固い雪でその上にサラサラの新雪ですからスリッピー、クトーを装着してガシガシ登ります。
ここの斜面は程よい疎林帯で斜度もそんなに急じゃないので山スキーコースとしては極めてノーマルです。アブノーマルな私は物足りない感じ?
三国山は雪庇もそれほど張り出していない稜線のピーク、という感じでした。風はもっと強風かと思いましたがそれほどでもなく。ただ気温はやたら低いです。麓で-9℃だったので今は-12℃くらいかな?
大した距離ではありませんがシール剥がして三国山から明王ノ禿方面に滑ります。まだ早いので赤坂山にも行きましょう。案の定滑りは一瞬。コルからまたシール張ってクトーもつけて歩きます。この辺りは沢登り以来です。この時期沢はどうなってるのか気になりますが冬は入渓しないです(笑)
そのまま勢いで赤坂山のピークへ。自撮りしてまたシール剥がして明王ノ禿のコルまで滑りましょう。気温低く雪が軽いので快適です。
そしてまたシールを貼って明王ノ禿の先の尾根の頭に回り込みます。そこまで来れば登りは終わり、シール剥がしていよいよ尾根筋の滑走です。
尾根の滑りは極めてルートミスしやすいです。下に向かうのは180°自由ですから、気が付けば違う谷筋に…なんてことはよく起こります。面倒でもこまめにGPSでルート確認しましょう。
途中微妙に小ピークがあり登り返しを覚悟してましたが問題なく巻けました。ただ巻きのトラバースはちょっと急なので歩きだと心配なところです。
このルート疎林帯なので滑走はしやすいと思います。ところどころ急斜面になってるのと、ルーファイが難しいのでマニア向けですね。私のような。
最近パウダーしか滑ってないので普通の斜面を滑ると大腿筋がいっぱいになります。帰りの林道に無事着陸したら後は良く滑る林道をいっぱい大腿筋で凹凸吸収しながら滑って終了です。いい山でした。また来ましょう。
今日は雪が軽く、ターンしても引っかかるものがありません。気温が低いのでそれはまるで信州のスキー場の雪質のよう。軽い雪はスキーが上手くなったと感じますが、それはターンしやすい雪だからで別に上達した訳ではないのはご存知の通りです。
私がまだ若きゲレンデスキーヤーだった頃、思ったところでターン出来ずに苦労してました。そこで120cmの短い板で滑ったのですが、短い板ですと後傾になると尻もちをついてしまいます。なのでスキーセンターに乗る練習にはもってこいで、もともと短い板で回しやすいところにスキーセンターに乗れればターンが楽になるのは言うまでもなく、このあと太くて長い板にしてもターンは苦痛ではなくなりました。一度この太くて長い板を履くと、もう短くて細い板が頼りなくて乗れなくなってしまいました。この時期からパウダー系に転向し、今の山スキーのベースが出来上がったと思います。
山スキーなら特に、思ったところで思い通りにターンする必要が出てきます。ターンが苦手で樹林帯に入るのは地獄でしょう。しかも雪がベタベタに重い。これではブナの木や杉の木に衝突しろと言われてるようなもんです。それで筋力で無理矢理ターンしているとあっという間に大腿筋がパンパンになってしまいます。
ターンの基本は、くの字姿勢で雪面に圧力をかけ、次のターンにつなげるところでその力を解放すると、スキーが軽く浮きます。この状態ならスキーがとても回りやすいのでここでターンを開始するわけです。
ところが悪雪ではまともなターンはできませんから、これと同じことをターン開始時に無理矢理ジャンプして浮かせてスキーを回してターンします。飛んで回し、飛んで回す。これでどこでもターンできる、という自信がつくことでしょう。
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