狗留孫岳〜烏帽子岳〜三国岳〜焼尾山 (篠立Pからぐるり一周)


- GPS
- 08:40
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,357m
- 下り
- 1,364m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
黄金大橋から北に約1kmのR365沿い。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
長楽寺〜狗留孫岳登山口は、篠立林道。リンドウ途中に、登山口の巡視路入口がある。 狗留孫岳登山口〜狗留孫岳〜烏帽子岳は、巡視路を利用。 烏帽子岳〜三国岳〜焼尾山は、登山道。踏み跡程度の部分も多いが、基本尾根通しなので迷う心配は少ない。 焼尾山〜山口開閉所は、巡視路を利用。巡視路が入り組んでいるので迷いやすく、事前によく調査の上利用した方がいい。 滋賀県側のR306は、28日時点でトンネルまで車で上がれた模様。正式に開通したかどうかは不明。 |
写真
感想
前日の鎌のピンクに当てられ、急に烏帽子のピンク4姉妹が気になった。
天気も良さそうだしと、ちょっと欲張って、烏帽子を含めた員弁川源頭部の県境稜線歩きを計画する。
R306が三重・滋賀両県とも不通で使えないので、狗留孫岳と焼尾山も追加しぐるり一周とした。
これだと、駐車地に戻ってくるので、一台の車でもOKなのだ。
朝、篠立Pに着くが、案の定一台の車も駐まっていなかった。
ましてや、登山者などいるわけがない。
連休なのに、こんな地味なコース、そんな物好きはいないなあ。
気を取り直して、まずは長楽寺目指して出発だ。
狗留孫岳の登山口は、篠立林道の途中にある巡視路の入口だ。
ここから烏帽子までは、ほとんど巡視路を利用する。
よく踏まれていて分かりやすい道だ。
狗留孫の山頂に着くと、大きな反射板が目に付いた。
道を離れ行ってみると、展望のいい草地で、休んでくれと言わんばかりだ。
御池の展望を楽しんで、先を急ぐ。
白いアセビの花房に袖を触れ合わせながら進んでいく。
軽いアップダウンの快適な稜線歩きを楽しんでいると、やっとカタクリが目につくようになってきた。
烏帽子の最高点から山頂に進んでいくと、さすがにカタクリがあちこちに。
しかし、期待したほどではなかった。
山頂からは、細野ルートを展望岩まで降りてみた。
残念ながら、ここのイワウチワはほとんど終わっていた。
カタクリもほとんど見られなかった。
次は、いよいよ三国までの稜線歩きだ。
山頂付近には、大きく開いたきれいなイワウチワが、まだいっぱい咲いていた。
シャクナゲは、まだ早かった。
ここ数日間、寒い日が続いているせいだろう。
三国に向かう稜線には、カタクリが点在していた。
ただ、前日同様、風が強く冷たかった。
じっくりと撮影する気にはなれなず、風に帽子が飛ばされないかの方が気になった。
三国から焼尾に向かう尾根も、カタクリはチラホラ。
イワカガミはさっぱりだった。
焼尾山にも、ピンク色はほとんど無かった。
イワウチワかイワカガミ、シャクナゲのどれかが咲いていると期待していたが、全滅だった。
山頂からは、朝霞んで見えなかった白山が真っ白に見えていた。
よく見ると、左に能郷白山、右の方には、なんと御嶽、乗鞍、槍穂まで白く見えるではないか。
御池からなら、もっとよく見えたに違いない。
山頂では、トンネル西口から来たというグループに会った。
どうやら、滋賀県側のR306は、トンネルまで上がれたようだ。
それではと鈴北岳を見ると、山頂に黒い点々が動いているのがわかった。
途中の禿げた尾根上にも点々が見えた。
皮肉にも、通行止を知らなかった人たちが上がれたようだ。
烏帽子で会った2人連れは、国道が使えないから、御池を止めて烏帽子に来たと言っていた。
皮肉なものだ。
焼尾山から麓の開閉所までは、モロ巡視路にお世話になる。
登りはいいが、下山の常で尾根の下りは迷いやすい。
鉄塔は、途中、尾根を乗り替えしているので、尚更だ。
注意していたら、どうも考えすぎたようで、途中巡視路を外してしまった。
ここの巡視路は枝分かれし複雑なので、鉄塔の位置と番号をよく知らないと迷ってしまう。
無事開閉所の巡視路入口に着き、ほっとする。
舗装された道を進んでいくと、ゲートが閉じていた。
ちょっと後ろめたさを感じながら、ゲート脇をすり抜けた。
開閉所からは、水の張られたたんぼ道を駐車場まで歩くだけだ。
稜線の花は、やや期待はずれだった。
どうも、イワウチワは、初めの暖かさに咲き急がされたようだ。
次に続くはずの花は、その後の寒気で開花を延ばされ続けている。
今回は、丁度この開花の間にできた空白期に当たってしまったようだ。
しかし、このコース全体に点々と咲いていたカタクリは、目を楽しませてくれた。
いつものように咲いてくれていたら、ピンク四姉妹の競演が見られたことと思う。
それだけに今回は残念に思え、やや疲労を感じる山行になってしまった。
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