比良【釈迦岳】大津ワンゲル道は花盛り♫

- GPS
- 04:45
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 891m
- 下り
- 890m
コースタイム
- 山行
- 3:53
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 4:37
| 天候 | 快晴☀️ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
かなりの台数停められる、トイレ無し、登山ポスト有り |
| コース状況/ 危険箇所等 |
全て一般の登山道 |
写真
感想
この日の朝は出遅れたので暫く訪れていない近場の比良へ登ることにしよう。
毎年4月下旬に恒例にしている釈迦岳へ大津ワンゲル道を辿る山行にする。
大津ワンゲル道は陽当たりの良い尾根道で、比良の中でお花が咲き始める時期が早いという印象がある。
登山口から橋を渡り緩やかに登り始めると早速にもスミレやキランソウなどがお出迎えしてくれる。あちこちでミツバツツジの色鮮やかな濃いピンク色が視界に飛び込んでくる。
快適な尾根道も展望はそれほど効かないのだが、時折り東に琵琶湖、そして西側に堂満岳の雄姿が樹間から目に入る。
と、足元にイワカガミが。先日南鈴鹿でイワカガミの開花を目にしたのだが、比良でも既に咲いているのだ。
更に驚いたのは一番最初に出くわしたシャクナゲの樹に花が咲いていた。この尾根のシャクナゲの開花は毎年早いのだが、それにしても今春は暖冬だった影響が大きいようだ。
南小松からの雄松山荘道と出合う箇所にもシャクナゲの樹が幾つもあるので楽しみにしていたが、ここでは咲きかけのものが二つ見られたのみだった。
シャクナゲについてはこの日の後のルート上でも出逢うのだが、蕾みさえ少なく、どうやら今年は基本的には裏年のようだ。
標高を上げてもイワカガミは矢張りポツポツ咲き始めている。やがて尾根が細くなり出した辺りから突然イワウチワ(正式には比良や北陸ではトクワカソウ)がたくさん現れる。すでに事前情報で比良では3月下旬から開花しているのを知っていたので、間に合って良かったという印象である。
絶望の壁、と私が勝手に名付けたイチョウガレという絶壁に取り付く。手掛かり足掛かりも多くて決して難しくない岩ザレ場である。岩の隙間などにはショウジョウバカマやイワナシがたくさん咲いている。可愛らしい花々に癒される。
イチョウガレを過ぎると間もなくで旧のリフト道からのルートと合流する。この付近になると樹々はまだまだ冬枯れの雰囲気で、足元のイワカガミの群生も蕾が堅そうである。
ブナを中心とした自然林の美しい斜面のラストの上り坂を登り切ると、釈迦岳の山頂に到着する。
山頂にある立派なブナを鑑賞する。そして山頂北側に移動する。釣瓶岳から蛇谷ヶ峰の奥比良の稜線、リトル比良の峰々が一望できる。眼下に高島市の黒谷や畑の集落を俯瞰する。遠くに朽木の百里ヶ岳や今津方面の三重嶽、武奈ヶ嶽、三十三間山を眺める。
釈迦岳からカラ岳方面へ足を進める。道端には可愛らしいバイカオウレンの小さく白い花がまだまだ咲き残っていた。白花のスミレも見られる。見上げればチリ紙のような真白のタムシバの花が揺れている。
白い花が多いなぁと思っている中で、薄っすらピンクの小さな桜の花が目に付いた。キンキマメザクラだ。ややシースルーな花弁が可愛らしい、とても好きな桜だ。
再びあちこちに咲き誇るイワウチワを愛でながら北比良峠に到着する。武奈ヶ岳の山頂部を見ることが出来るが、どうやら頂上に人の姿は無さそうだ。
東側のいつもの安定の風景、琵琶湖と対岸の美しい展望を眺めながらランチにする。ゆったりとした時間が過ぎてゆく。
3人組の女性ハイカーさん達が通り過ぎて行かれた。私も腰を上げ下山にかかろうと後を追う。矢張りお花が大好きな様子で熱心にイワウチワの美華を一眼レフのカメラで写真に収めておられる彼女達にご挨拶して、ダケ道ルートにするか散々迷った末に神璽谷道で下山することにした。
下山路も矢張り花盛りだった。イワナシ、イワウチワ、ミヤマカタバミ、そしてピンク色のカタバミにも出逢えた。
no2さんから恐怖体験の話を聞いた天神宮の赤い鳥居の下を速足で通り過ぎ、河原の道へ出るとキブシの連なった花がブラブラとたくさん暖簾のようにぶら下がって咲いている。こんなにもたくさんキブシの木があるとは知らなかった。
ゴーゴーと鳴り響く水の音に誘われて神璽の滝を観に下りる。大迫力の跳ね滝は眺めていて飽きない。暫く心奪われ魅入っていたが、ミスト状の水しぶきを浴び続けるには未だ気温が低い4月である。寒さを感じたので再び斜面を登山道へと上がり、後は軽快に下ってゆくのみ。最後は当然カマブロ洞にもご挨拶した。
春の花にたくさん出逢えた大満足の短い山旅だった。
うり












ウリさん、こんにちは。
元気復活ですね。先日、Mフェチルートを歩いてこられたところですよね。
大津ワンゲルルートいいですよね〜 旧リフト道より好きだけどシャクナゲの咲く頃は旧リフト道に軍配が上がるかな。
ワンゲル道では雄松山荘道との出合辺りがシャクナゲを一番楽しめるエリアかと思いますが、そちらは蕾状態とのこと。今年はどうでしょうね。当たり年になったら嬉しいけど複雑な感じ。大阪に続いて京都も「まん延防止等重点措置」適応となりましたね。
「天神宮の赤い鳥居の恐怖体験」ウリさんに会うたびにお話ししているもんね〜
そうそう、言っておりましたフューチュラ26 届いたのを見たら全く使用感の無い綺麗な状態でした。pro38と比べても思ったより大きいような??
ののさん、こんばんは。
シャクナゲ、早すぎますよね。でも多分このルートなら今年はもう見れると見込んで狙って行きました。
たしかに旧リフト道の方が樹は多いですよね。花のシーズンに歩いたこと無いんですけど。
先日東レ新道で堂満岳に訪れたとき見てたんですが、今年は蕾みが少なく感じました。裏年でしょうか。たしか6年に一度物凄く良い年があるんでしたっけ?それが来年のような気がします。
赤い鳥居の天神さんの件、ののさんの話を思い出して急いで通り過ぎましたよ。写真撮るのもどうかと思ったのですが…。
その後、ずっと何かに見張られている気配を感じたのは、気のせいと言うことにしておきます。
ドイターのザック、いいのが買えて良かったですね!そうそう結構入りそうですよね。お店で見たことがあり、そう思いました。
新しい相棒背負ってどっか行きましょう!チキンラーメンも忘れずに〜
こんにちは。
イワカガミ、イワウチワ、今年は例年よりも早い気がします。ワンゲル道は今年こそ歩こうと思っている道の一つ、こちらも花の多いルートのようですね(^^)
それにしてもシャクナゲまで咲いているとはびっくりです。
一気に季節が進みましたね!
私は比良に行こうか鈴鹿に行こうか悩んだ結果、昨日は鈴鹿に行きましたが、そこでも花の群生があちこちで見られてルンルンで歩けました♪
ついシャッターを押す手が止まらなくなってしまう、素敵な季節ですよね(≧▽≦)!
ローゼンさん、こんばんは。
しばらくレコがupされないなぁと心配しておりましたが昨日は鈴鹿でしたか👍鈴鹿は珍しいお花が満載ですものね。さぁどこのお山だったのか…楽しみにしてます😁
この時期、♬ピンクのモーツァルト〜♪ってずっと唄いながらの山行になることが多いですね、って私だけか😅
比良の中でも春のお花が早く咲き出す尾根なんですよ。毎年ひと足はやくシャクナゲを見つけに狙って行くんですけどね、今年は急いで行きました。ピンクモードでした💕
イワウチワは花期が短いので急がないとダメかも。イワカガミはまだまだこれからです。
大津ワンゲル道、未踏でしたら是非訪れてみて下さい。登山の色んな醍醐味が詰まった楽しいルートだと思います。
イチョウガレという絶壁を越えて旧リフト道からのルートと出合う辺りにイワカガミの大群生があります。咲き揃ったら圧巻だと思いますよ❗
3人組について行きかけたウリさん、こんにちは。鈴鹿もいいけど、比良もお花いっぱいでイイですね。次々と現われる美人のお花に、目移りされたのでは。な〜んちゃて(死語?)
それと天神宮の話しは、私には絶対しないで下さいね(フリではありません!)
写真を撮りすぎて収拾がつかなくなりレコの作成が中々進まなくて焦り気味のペワレイクさん、こんばんは〜😁
鈴鹿の花々は珍しいものが多くて嬉しいですが、比良はベーシックな王道の花々がキチンと咲いてくれて毎年感動しますね。
あの花この花、あの華この華、ほんと目移りします💕
あぁ…あの話は…辞めときますね😨
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