春の🌸立山〜室堂山〜浄土山滑走🏂
富山県
hama3110star
ari3850
体力度について
- GPS
- 08:08
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 863m
- 下り
- 840m
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| 天候 | 7日、くもりのち雪、夜、暴風雨 8日、晴れのちくもり |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
WEBきっぷを事前購入。朝一のバスに乗れました。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
室堂〜みくりが池温泉 ほぼ平坦、途中に急な斜面が1カ所ありました。 室堂〜室堂山 稜線までは急な登りですが、2日間ともにシールで登れました。稜線を上がると雪原から山頂方面に緩い斜面の登りです。上部は雪が硬く、稜線から下は縦溝が酷く、滑走には気を遣いました。 室堂〜浄土山 雪崩注意斜面をトラバースし、緩やかからだんだん急な斜面になります。上部は縦溝でしたが中腹からはいい感じに雪が緩んで滑りやすかったです 浄土山〜雄山下 適度に日が当たる北斜面。地形も面白く、最高の斜面でした♪ |
| その他周辺情報 | 立山黒部アルペンルート https://www.alpen-route.com みくりが池温泉 http://www.mikuri.com/ |
| 予約できる山小屋 |
立山室堂山荘
|
写真
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立山の初日はいつも相性悪く悪天候・・・
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
ダウン上下
着替え
ウインドブレーカー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ネックウォーマー
バラクラバ
日よけ帽子
毛帽子
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図（地形図）
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スプリットボード
シール
ザックカバー
行動食
水筒（保温性）
ライター
ヘルメット
ポール
ゴーグル
無線
ハイドレーション
クランポン
ティッシュ
ウエットティッシュ
アルコールスプレー
|
|---|---|
| 共同装備 |
ツェルト
ファーストエイドキット
|
感想
これまでグリーンシーズンしか行ったことがなかったけれども、初めての雪の立山です。
GWに休みを取って平日のアルペンルート。
昨年夏に来た時は無料駐車場には止められませんでしたが、平日のせいか車も少なく無料駐車場に止められました。
駐車場に着くと思いのほかひんやりとしていました。
準備を早々にして扇沢の駅に向かいました。
WEB切符を受け取り、朝一のバスに並びます。
平日と天気のせいか、思っていたよりも人が少なかったです。
バスとロープウェイを乗り継ぎ、室堂に到着しました。ターミナルを出ると一面の雪景色。
夏とは全く違って真っ白な世界でした。
雪のほうがあの世に近いかんじがしました。
シールを付けてみくりが池温泉まで歩きます。
途中、急な所もあって標高と低い気温のせいかよく滑りました。
みくりが池温泉に荷物を置いて、出発します。
雪は硬く、くもりの天気がだんだん不安な気持ちになりました。
室堂山荘に歩き、目の前に見える室堂山を目指します。
見たところなんとかシールで登れそうですが、雪の硬さが気になりました。
途中から斜度が出てきて、ずるりと滑らないようにジグを切って登りました。
すれ違ったスキーヤーはクランポンを装着していました。
なんとかシールだけで稜線まで登って平らな雪原に出た後、ゆるい斜面を登ってさらに上を目指します。
浄土山の斜面ではかなりの斜度を登山者が登っていました。
山頂に到着すると、今まで感じたことがない雪山の高度感になんとなく怖さを感じて、天気も悪いしとりあえず下まで滑ろうと提案しました。
滑走モードに準備して滑ります。
上部は雪が硬く更に縦溝でかなり滑りづらかったです。気を抜いたら怪我をしてしまいそうなので、慎重に下まで滑り降りました。
時々、板も掴まれて泣きそうになりました。
室堂山荘のベンチでお昼を食べていると、あたりは雲に覆われて小雪が舞い始めました。
天気も悪いし無理せず早めに上がろうということになり、みくりが池温泉へ戻ります。
行きとは違うルートで戻ると、温泉の近くで動く物体を発見！
なんと雷鳥の姿が！！雪の中をぼてぼてと歩く姿はとても愛らしく、写真や動画を撮りました。
宿に着いて早めにチェックインして温泉とお酒を楽しみました。
夕食の後に外に出ると、とっても美しい夕陽が見られて今日の疲れが一気に吹き飛びました。
初日は早くも、立山の厳しい面を味わい洗礼を受けたような山行でした。
翌日に期待して早めに就寝しました。
2日目早朝、夜半に物凄い暴風雨で何度か目が覚めました。
同行者曰く、雷も鳴っていたようでかなりの悪天候に山は諦めて早めに下山かなぁ・・・なんて話をしながら、朝食に向かいました。
朝食後、天気の状況を見ながらコーヒーをカフェでいただき、しばらく様子見していました。
しばらくすると段々と天候が回復してきたこと、天気予報的には晴れ予報はお昼までだったことで、急いで準備して出発することにしました。
国見岳を目指すということで、とりあえず昨日登った室堂山を登ります。
誰も登っている人はいません。
先行パーティーが気持ち良さそうに滑走してきました。
昨日とは全く違って、斜面は雪がうっすら降り積もったのかキレイになっていました。
シールも滑らないので、どんどん上まで登りました。
稜線まで登ると周りに見える山々も、青と白のコントラストでとても美しかったです。
山頂も昨日とは全く違う景色でした。
遠くの山々までよく見えました。
同行者に隣の国見岳まで登ろうと言われたのですが、やせ尾根の稜線がかなり恐ろしく見えて上部は雪が硬そうだし、楽しく滑れそうな所に行きたいと言いました。
昨日滑る予定だった浄土山側に行ってみることにしました。
とりあえず、下の登山道まで滑走しました。
昨日はおそるおそるだった斜面も、この日は気持ちよくあっという間に滑り降りてしまいました。
またシールを準備して一ノ越へ向かう登山者を眼下に見ながら浄土山を登りました。
上部がえぐれてバックボウルのような所の手前、2714Mまで登った後、軽く昼食を取り滑走することにしました。
恐らくこれが今シーズン最後の滑走です。
気合いを入れて、無線で連絡を取り合い代わる代わる滑りました。
雄山直下を滑り、除雪された登山道まで滑りました。
あまりに気持ちの良い斜面だったので登り返したい気持ちもありましたが、ハロが見えて予報通り天気が不安定になりだしたので上がることにしました。
シールを準備して、名残惜しく滑ったトレースを見ながら室堂まで歩きました。
ターミナルで雪の回廊を見たり、お茶をしたりお土産を買ったりしていたらあっという間に時間が過ぎていました。
扇沢まで、アルペンルートで戻りました。
土曜日のせいか帰りも人が少なかったです。
今シーズンの板納めに計画した立山でした。
わたし的にはチャレンジングな山域かなぁと思っていたのですが、いろいろな斜面を選べるから行ってみようということになり、念願だった、雪の立山を体験することになりました。
初日から難しいコンディションでしたが、翌日には思い描いていたピッカピカの立山連峰の山々が見渡せて、良い雪に恵まれて素晴らしい山行になりました。
また、行ったら絶対に会いたいと思っていた白い雷鳥にも会えたので言うことありません。
GWは全体的に天気に翻弄されましたが、臨機応変に計画変更し、良いコンディションも味わうことが出来ました。
コロナ禍の中、心身の健康維持のために、自分達なりに考え行動したシーズンでした。
怪我なく雪山を楽しめて思い出に残る季節になりました。
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