戸隠山〜高妻山 ◆シラネアオイに癒されて◆
新潟県
長野県
yoisa
体力度について
- GPS
- 08:09
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,710m
- 下り
- 1,710m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 7:28
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 8:08
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
【高妻山の残雪】 八観音を過ぎると残雪が現れ、夏道と入り混じって雪を踏みます。 途中まではツボ足で問題ないですが、最後の急斜面にしっかり雪が付いています。私はそのままツボ足で抜けようとしたものの滑って、7〜8m滑落 → チェーンスパイクを履きましたが、春のみぞれ雪にはあまり効きませんでした。 爪の長いアイゼンおよび滑落停止できるピッケルを装備すべきです。 【戸隠山の難所（蟻の塔渡り・剣の刃渡り）】 事前に多くの方のレコを読んで、イメージしていきました。 穂高の大キレットを抜けたときも感じましたが、安全姿勢の確保・岩稜エリアでのボディーバランスが最重要だと思いました。これらの経験は必要だと思います。 また今日は前後に誰もおらずマイペースで渡れたこと、好天・無風のコンディションにも恵まれました。 |
写真
「チビっ子忍者村」の看板！懐かしいなぁ！！子どもが小さい頃に2度来ました。ここは本当に楽しいです。お子さん小さい方にはオススメです。
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竜神門。掃除をされていた女性が「写真を撮るならどきますね」とわざわざ外していただき、「いってらっしゃい」と声をかけていただきました。
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岩の間から地下水が滴り落ちています（百�猟慌阿任癲法�どのくらい前にしみ込んだ雨や雪がどのくらいかけて滲み出しているんだろうと、時間の流れを考えます。
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感想
有名な戸隠の「蟻の塔渡り」、そして急登が大変だったというレコをよく見る高妻山。これらを周回するコースをいつか歩きたいと思っていました。戸隠山、高妻山それぞれの直近レコを調べ、残雪もなさそうだ（ここに落ち度があったのですが）と向かいました。
舗装ロードから戸隠神社奥社参道へ。木々の緑に包まれ、鳥の声と水の音を聞きながら参道を進みます。竜神門をくぐるとその先は見頃な杉が立ち並び、荘厳な雰囲気を感じます。奥社社務所手前が戸隠山登山口です。
前半はいい感じの登り、ぐんぐん標高を上げていきます。やがて大きな岩稜が現れ、「百�猟慌亜廚魏瓩�たあたりからクサリが頻出します。とはいうものの、多くの壁は足置き場、手の掴みどころがしっかりあり、クサリに頼ることは殆どありません。岩登りは好きなので、楽しみながら登っていきます。「胸突岩」を登り切ると「蟻の塔渡り」が現れました。
「グレートトラバース」などでもクローズアップして取り上げられる（やや誇大演出の感もありますが）難所。両側は深く切れ落ちており、滑落したら命に関わります。2本足で立って進むことは早々に諦めましたが、かと言って四つん這いがいい訳でもなく、ポジションの取りやすさと安定を優先させると三点支持でのトラバースのような形になりました。途中で一息入れると、続く「剣の刃渡り」へ。こちらは一層狭くなるものの区間は短く、集中した時間はあっという間でした。
八方睨で360°の景色を見渡し、戸隠山頂から高妻山へと向かいます。朝のスタートから誰にも会わずに進んで来ましたが、さすが百名山、一不動避難小屋あたりからはポツポツと人に会うようになりました。
登っていくとところどころに雪が現れてきます。最近高妻山を登られたレコにそのような（残雪の）写真と記載がなかったため、てっきり「もう雪は融けた」と思い込んでしまっていました（装備もチェーンスパイクしか持ちませんでした）。なだらかな部分はツボ足で進めたものの、山頂下に急斜面の雪渓が残っていました。
チェーンスパイクの短い刃は春のみぞれ雪にはあまり効かず、脇の笹や木の枝を頼ることになってしまいました。少ない情報をもとに自分の中で「思い込ませて」しまったこと、そして備えが充分でなかったこと、今回の大きな反省です。
戸隠牧場へと弥勒尾根を下ります。登山道脇に様々な花が咲いていますが、今日の山行を通じて多く見られたのはショウジョウバカマ、そして印象的だったのはシラネアオイでした。淡い紫色の大きな花弁は、そこに風が流れているかのように見えます。険しい岩稜、そして残雪の試練にあって、そのやわらかな花の表情が癒してくれました。
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蟻の門渡りは二本足では行けませんよ〜(･･;)たまに命知らずのすごいバランス力のある方がいらっしゃるのをお見かけしますが、スゴイと思います✨
あと、大怪我がなくて良かったですね。長野県民あるあるの気がします。私は南の山に行く時、いつもこの時期はオーバースペックになってしまうんですよ。こちらの山はまだ雪山なので、ついつい心配で(^_^;) 大荷物の歩荷になるだけなんですが、逆バージョンはちょっと怖いですね。北信の5月はピッケルandアイゼンがルーチンで、むしろチェンスパはまず出番がないですね。ご無事で良かったです！お疲れさまでした♪♪
harubo33さん、こんにちは。
最近歩いた八ヶ岳の様子や標高を比較して「残雪はないだろう」と思い込んでしまいました。おっしゃられるとおり5月の北信はまだまだ雪山ですね。その意識がまったく働かず、靴も軽く歩けるアプローチシューズで行ってしまったため、雪渓でキックステップを蹴り込むこともほとんどできませんでした。
改めて、たとえオーバースペックになろうとも（使わなかったら、それはそれでよかったと）十分に備えることを自分に言い聞かせます。
温かなコメント、ありがとうございました。
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