プリンスルートで登る富士山


- GPS
- 09:14
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 1,414m
- 下り
- 2,079m
コースタイム
- 山行
- 3:16
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 3:40
- 山行
- 5:22
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 6:35
また、かなり砂埃をかぶり、汚れます。
汚れるのは嫌な方は、かっぱ着用が良いかも。
(上り)
*宝永第一火口〜宝永山〜宝永山馬ノ背
足場が砂地なので、一本進んで半歩下がるような感じ。なかなか前に進みません。
体力と気力が奪われないように・・・
*赤岩八合館〜山頂
標高は3000mを超える地点での上りです。
個人差は大きいと思いますが、空気の薄さを感じます。一歩一歩が重い。
(下り)
このコース、下りの最大のポイントは、大砂走り。
砂埃で、真っ白になりながら激走します。しかし、距離が長い。
また、次郎坊を過ぎると、傾斜もゆるくなり、路面が固くなります。ここが意外とシンドい。
*ゆっくりと登ることを意識しましたが、もっとゆっくりでも良かったかもしれません。特に、まだ身体が高地に慣れていない序盤は、もっと意識してゆっくり登山で良かったなかと。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
*シャトルバスは、60分間隔でした。 (復)御殿場口→(富士急バス)→御殿場駅 *御殿場駅から水ヶ塚公園、水ヶ塚公園から富士宮五合目のシャトルバスは、それぞれ往復割引あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
*通行止め、危険な箇所はありませんでした。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
MYアイテム |
![]() 重量:-kg
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個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
感想
3度目のチャレンジで、やっと登頂。
数年前に富士山に登ろうとしたが、1回目は台風の影響で交通網が寸断。御殿場までは行くが、登山口へのバスが運休し断念。2回目は、天気予報は悪いが、シーズン最後だったので無理をして御殿場の登山口まで行き登り始めるが、暴風雨のため途中で撤退。そして去年は、富士山がお休み。。。
ということで、3回目にしてやっと山頂まで行くことができました。
登りはプリンスルート。下りは御殿場ルート。
泊まった山小屋は、プリンスルートの由来となった今上天皇が皇太子時代に、このルートを利用して富士登山をしたときに泊まった赤岩八合館。
バスのチケットの購入時や、登山口では体温チェックがあります。無事に通過すると、リストバンドが配布されるので、それを着用します。
小屋でも、入館時に体温チェックはありました。
赤岩八合館では入館時に、全身を除菌する最新兵器で、除菌されます(笑)。
協力金は、1000円。缶バッチ。今年は、山梨側は木札とか?
1日目は、富士宮口から登りはじめ宝永山をトラバースして御殿場ルートに。
富士宮口で高度順応の為、40分ほど休憩。登山口のレストハウスは火災被害の為営業はしていません。仮設の店舗やトイレはあります。ただ、休むところがない。
トイレは、少し上がった所にある公衆トイレの方が広くて綺麗です。
*レストハウスについては以下を参照
http://www.city.fujinomiya.lg.jp/sp/fujisan/visuf8000001e42l.html
宝永山を目の前にすると、その雄大な姿に感動はするのですが、砂地の足場に悪戦苦闘。ずりずりと足が滑り、疲れます。
小屋に到着。既に標高は3300m。
自分が高高度に体が順応できるかを確認するためにパルスオキシメーターを持っていったのですが、測定すると、SpO2がなんと81。空気が薄いので値は平地よりは下がるのは理解していたのですが、こんなに下がるのか・・と。下界なら、即入院か。特に高山病の症状はなかったのですが。。。ちょっと、不安になりました。
活動量計で、常時心拍数なども測定しているのですが、睡眠中の心拍数も、普段よりかなり高く、高所では体への負担が大きいのだな・・と実感です。
夕食はカレー。おかわりできます。美味しかったです。
小屋の前から雄大な夕日を眺め、一日目が終了。
2日目は、小屋の前からご来光を眺めてから朝食を食べて出発。朝食は、ご飯と味噌汁はおかわりできます。
小屋の標高が既に3300mもありますが、ここから山頂までの約500mが空気の薄さを感じました。標高差が500mなら高尾山と似たようなものですが、空気が薄いということは、こういうことかと実感しました。
ぜぇぜぇ言いながら、山頂に到着。やっと登頂って感じでした。
山頂では、浅間神社奥宮に参拝し、御朱印も頂きました。
剣ヶ峰では、三角点を見たり、電子基準点を見たりと、まったりと過ごしました。
そして下りは、御殿場ルート。
ここは、なんと言っても大砂走り。走りました。軽くジョギングするようなスピードでしたが。トレランの方は、かなりのスピードで下っていましたね。
しかし、この大砂走り。長い。。最後は、かなり疲れました。
そして、砂埃が・・・本当は茶色の登山靴は、元の色が分からないくらい白くなるし、全身が砂埃で酷いことに。大砂走りを下る方は、汚れても良いように対策を。。
大石茶屋のかき氷で生き返りました。
富士山は、色々な面で特殊な山だなと感じました。
ヘルメットを着用し完全装備の人からジーパンにスニーカーの人もいるし、山の常識から考えると、とんでもない時間に小屋に着いたり、下山を始める人も。小屋の人も、それを「いつもの事」と日常の風景。
3000mを超える高山であると同時に、日本を代表する観光地。世界一の登山者数を誇る高尾山と似たような感覚の山でもあるのでしょうか。
外国の方も多いのも特徴。今のように制限の多い時でも、結構いました。北アルプスとかでも海外の方はいますが、こんなに多くない。
本当に幅広い人を受け入れる山です。
御来光を山頂で。気持ちは分からないでもないですが、夜中に沢山の人が山登りをする山は他に無い。
普段から色々な山に登っている人にとっては、そんなに難しい山では無いと思いますが、富士山だけは一度登ってみたい・・・という方には、相当の難易度の山であると思いました。決して高尾山と同じ感覚で登れる山では無いです。
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