記録ID: 3440379
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無雪期ピークハント/縦走
京都・北摂
知るも知らぬも逢坂の関・音羽山
2018年12月24日(月) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 06:45
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 772m
- 下り
- 728m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
---|---|
アクセス |
写真
逢坂山頂の標識。手書き感一杯でほのぼのしています。こういう標識、好きです。逢坂山で調べたら、こんな詩がありました。「名にし負(お)わば、逢坂山のさねかづら、人に知られでくるよしもがな」(三条右大臣) 交通の要所だったため、いろいろとうたに詠われていたようですね。
下りてきて、1号線を越える手前です。これから音羽山に登りますが、その前に寄り道して、蝉丸神社へ。(ところで、これから登る音羽山と登ってきた逢坂山が標識になぜか同じ方向に書かれています)
蝉丸神社に寄りました。蝉丸(大神)と猿田彦命をまつってあるとのこと。蝉丸と言えば、百人一首の「これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも あふさかの関」が有名です。この逢坂(の関)近くに居を構えていて、行きかう人の姿を見ながら、この詩を詠んだのでしょうか。
蝉丸神社から引き返してくる途中。丁度昼前、ウナギを焼いているとてもいい香りが、山を歩いている私たちにもただよってきました。思わず撮影。ここで登山をやめてうなぎ屋に行って帰ろかという誘惑に負けずに前に進みます。
逢坂の関の写真を撮った場所を撮影。回りが切り立った山で、関を作るにはいい場所だったのでしょう。
ちなみに、ここが東海道での大津と京都の峠のようです。となると、地形で滋賀と京都をわけるとここが境になると思うのですが、実は、山科近くまで、大津市が入り込んでいます。特に街道沿いとその北が大津(滋賀県)です。これは、三井寺の領地が以前ここまで及んでいたことと関係しているような気がしますが、真偽のほどは。。。
ちなみに、ここが東海道での大津と京都の峠のようです。となると、地形で滋賀と京都をわけるとここが境になると思うのですが、実は、山科近くまで、大津市が入り込んでいます。特に街道沿いとその北が大津(滋賀県)です。これは、三井寺の領地が以前ここまで及んでいたことと関係しているような気がしますが、真偽のほどは。。。
紀貫之(きのつらゆき)、熊谷直好という名前があります。紀貫之は古今和歌集の選者の一人で、土佐日記の作者。比叡山の山中にお墓があります。「秋風の 吹きにし日より 音羽山 峰のこずえも 色つきにけり」。
熊谷直好は、江戸時代の歌人とのことです
熊谷直好は、江戸時代の歌人とのことです
石の道標。牛尾山(牛観音がある山)・高塚山が書き記されているのに驚きました。重要な交通路だったのでしょうか?滋賀や京都近隣の人は、逢坂の関を通らず、この山道を通っていたのかな、など想像してしまいます。
撮影機器:
感想
クリスマスイブの今日(12/24)。昼間は時間があるので山に行こ、ということで、(百人一首にでてくる)逢坂の関の名前が付いた逢坂山。その歌を詠んだ蝉丸の名前が付いた蝉丸神社、そして音羽山まで足を伸ばし、牛尾観音まで歩いてきました。
ルート上の倒木はありましたが、全く問題ありません。逢坂山から大谷駅に抜ける最短ルートを探してみましたが、結局、わからず引き返し。その他のルートはわかりよかったです。
道中、詩が書かれた石碑があり、今日歩いた地名にちなんだ詩を調べてみました。
多くの方が詠んでいますね。
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