双六岳・笠ヶ岳 雨と雷のテント泊


- GPS
- 56:10
- 距離
- 31.8km
- 登り
- 2,496m
- 下り
- 2,484m
コースタイム
深山荘駐車場5:40−6:50笠ヶ岳登り口分岐−7:05わさび平小屋−7:30小池新道入口−8:20秩父沢−10:30鏡平小屋−11:40弓折岳分岐−13:10双六小屋テント場
13日
双六小屋テント場6:20−7:25弓折岳分岐−7:40弓折岳−9:20秩父平−10:45笠新道分岐−12:00笠ヶ岳テント場
14日
笠ヶ岳テント場7:50−8:50笠新道分岐−10:00杓子平−13:00笠新道と林道出合の水場−13:40新穂高温泉
天候 | 12日(曇・雨),13日(曇・晴・雷雨),14日(晴) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険な箇所は無い |
写真
感想
ここ数週間,毎週末が雨となり,平日に夏休みをとって,かねてから行きたかった双六と笠に行くことにしました。目的は,双六から槍の写真を撮ること。
11日(水)
夜,仕事上がりに4時間かけて深山荘まで移動し車中泊します。しかし,何故か一睡もできず。
12日(木)
朝5時に起き,パンを食べてから出発する。心配していた天気は,案の定,秩父沢を過ぎたあたりから小雨状態に。全くやる気が出ず,久しぶりのテン泊装備でスピードも出ない。鏡池の眺望も何も無く,ただヒタスラ明日はキット晴れるさと思いながら,双六のテンバに着く。小雨の中,防水製のグランドシートを濡らしながらテントを張る。テント床面が絶えず濡れている状態になって。全くワビシイ...。天気が悪く,双六は明日行くことにし,外も歩けないし,湿気寒くてビールを飲む気にもならず,早々にシチューと食パンの晩飯を食べて寝に就く。しかしながら,風が強まり,うるさくて全く眠れなかった。耳栓までしたのに...。予期せず2日連続で徹夜状態になってしまった。ひょっとして,オレは不眠症だったのかと思い込む。
13日(金)
朝4時に起きて,外を見るが雨風全く改善せず,食パンにマヨネーズを塗って寝袋の中で食べる。いつまで待っても天候が回復しないので,槍の写真は次回また来ることにして,笠に移動することにする。
黙々と稜線を歩き続け,ようやく秩父平の手前で雲が取れてきた。秩父平は花,岩,雪渓と素晴らしい場所だった。何より人が全くいないのがいい。抜戸岳を過ぎ,長い長い稜線歩きをやっとこなし,無事笠ヶ岳に着くことができた。ここのテンバは,小屋が遠い(この時期水場が涸れているので,水もトイレも15分くらいかけて小屋まで行かなくてはならない)のを除くと,地面も良いし眺めも最高で絶好のロケーションだ。昨日濡れたテントを乾しながら設営して,山荘でラーメンを食べ,山頂に行き,コーラを飲みながらゆっくり過ごす。夕方,晩飯にまた,スガキヤラーメンを食べ寝に就く。ただし,これだけでは終わらなかった・・・。
19時頃だろうか。やにはに,大粒の雨が降り出し,やがてプールの底が抜けたような大雨になる。徐々にゴロゴロいいだし,いきなり雷光と轟音が同時に来た。山荘の避雷針か,近くに落ちたようだった。テントのポールはカーボンファイバーだし,そういえばアルミ製のストックはテント脇の岩に立てかけてある!ヤバイ!!!と思ったが,あまりにも雨が凄くストックを倒しに行くこともできず,テントの周りが池のようになっているのが体感できる。床下を水が流れていき,テント全体がウォータベットになったようだ。まだ新しいテントなので防水が効いているが,徐々にしけってきた。雷光と轟音が途切れず,もう,いつ雷が落ちてきて死んでもおかしくない。いつもザックに入れている,瀬戸内の大三島のオオヤマズミ神社の雷除けのお守りを握り締め,ヤンデクレ ヤンデクレ ヤンデクレと何百回も祈りながら寝袋の中で丸くなる。何十分経ったか判らないが,雨が弱くなった隙にテントを飛び出し,ストックを蹴倒す。その後,寝袋の中でガチガチ震えていると,少しずつ轟音が移動していき,雨も止んだ。
全てがびしょ濡れだが,エアマットとエア枕はそもそも浮き輪みたいなものだし,20年以上前に買ったゴア製のシュラフカバーのおかげで,寝袋が濡れるのは免れた。これだけ,生き残っていれば,前2日間徹夜状態だった自分には十分過ぎる幸せだ。そう思った途端,深い眠りに堕ちた。深夜半にふと目が覚めて外に出ると,天の川がはっきり見える満天の星空をバックに,槍と穂高が黒々と浮かんでいた。身体が冷えるまで眺めた後,そこだけは濡れていないシュラフの中で幸せな2度寝をした。
14日(土)
朝5時に起き,山荘に用を足しに行き,日の出を見る。全ての物を岩場に並べて乾かしながら,サンマの味噌煮やコーヒー,味噌汁で朝飯にする。
半乾きだが,身体が臭く温泉に早く入りたいので,パッキングして出発する。笠新道の下りは本当に長かった・・・。登りもしんどいと思うが,下りも気をつけないと,膝が嗤うどころか,死んじゃうんじゃないかと思う。いつもは使わないが,今回この下りのことを考えて,ダブルストックを持ってきて正解だった(そのせいで,昨夜は生きた心地がしなかったが・・・)。
笠新道登り口の水場に着くと,日焼けした肌と喉を十分に潤し,新穂高までの林道をペースにのって歩く。長い3日間の終わりはあっけなかった。
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