最北の利尻山で百名山完登！
北海道
syosuke
- GPS
- 11:00
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,545m
- 下り
- 1,537m
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9月18日(水）北麓野営場5:10-5:20三合目（甘露水）-6:40六合目（第一見晴台）-7:00七合目（胸突き八丁）-7:33第二見晴台-7:51八合目（長官山）-8:05
利尻岳山小屋（避難小屋）8:10-8:40九合目-9:15鷲泊・沓形ルート合流点-
9:35山頂
＜下り：3時間25分（北麓野営場まで）＞
利尻山山頂10:10-10:47九合目-11:08利尻岳山小屋（避難小屋）11:20-11:35
八合目（長官山）13:33三合目（甘露水）-13:45北麓野営場
| 天候 | 晴れ時々曇り、8合目以上山頂はガス。 北麓野営場AM5：00の気温は12℃、山頂AM10：00は5℃。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
船 飛行機
18日(水）朝5：00 旅館の女将さんが北麓野営場まで送ってくれる。 北麓野営場には駐車場あり。 19日(木）宿ー沓形FTまで宿の車で送って貰う。礼文島へ。 ハートランドフェリー（稚内ー利尻−礼文航路） http://www.heartlandferry.jp/ 宗谷バス(稚内FT−稚内空港） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
8合目までは道標と道はしっかりと整備されている。倒木とハイマツが横たわる 場所があるので頭上注意。 8合目以上はガレ場で滑る場所があるが以前に比べ、整備が進んだとの事。 沓形ルート分岐点から上は歩道狭く、すれ違い時に注意要。 利尻ルール順守のこと。 �〃搬咼肇ぅ譴鮖箸Α�（宿等で購入￥400） �▲好肇奪�にゴムキャップを付ける。 ��植物の上に触らない、踏み込まない！ 登山届は宿に提出。 利尻富士温泉は北麓野営場から徒歩30分、￥500． （今回は宿の温泉に入った。） |
写真
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(避難小屋としてのみ使用のこと）
30分休憩したが下界は見えそうもなく、
10：10下山開始。
(スタートは一緒）
13：44管理棟。宿にTELして迎えに来て貰う。
『赤いTシャツ』を頂きました。
感無量です！
幕末、ロシアの侵入に対応するために警備に
来て戻れなかった人を祀る。
ライダーや山人が集まる一般家庭のような
飯屋さん。
吉永小百合さん主演の『北のカナリア達』。
装備
| 個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25,000地形図
ガイド地図
コンパス
筆記具
保険証
飲料 ２L
ティッシュ
三角巾
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
ストック
水筒
時計
非常食
|
|---|---|
| 共同装備 |
ツェルト
ファーストエイドキット
医薬品
カメラ
|
感想
台風18号の動向を心配したが幸い17日は雲一つない晴天で羽田空港に向かうリムジンバスからは青空に聳え立つ『東京スカイツリー』の姿があった。
今年3度目の北海道に向い、全くの自己満足ではあるのだが、深田久弥氏の選定し『日本百名山』の一番最後に残した日本最北の『利尻山』に登って来た。
新千歳空港経由で利尻空港までは一っ飛びで飛行機が降下体制に入るとまもなく
眼下に頭を隠した『利尻山』が見えて来た。
空港には宿の車が迎えに来ていて10分程で到着。
宿の自転車をかりて『姫沼』までサイクリング。少し風があったので残念ながら
『逆さ利尻富士』は見ることが出来なかった。
夕食は利尻の名産・雲丹やホタテ、昆布巻きなど美味しく戴く。
温泉に入り早目に寝るが12時前には目を覚ましてしまう。どうも小学生の遠足前の気分である。
窓の外は満天の星で頭だけ見える利尻山の黒い姿を眺めながら明日は『晴れてくれ！』と祈る。
翌18日、4時前に起きだして準備を始める。5時に北麓野営場までの送迎車が
出発するのだが20分前にはロビーで待つ。女将さんが弁当を渡してくれて
「百名山を登ったら、次の目標は何ですか？二百名山？」
先ずは登ってからと思っていたので未だ考えていないと伝える。
まあ、今後は温泉付きののんびりと登れる山に行ければと思う。
5時、同宿の3人Gpが揃った所で女将さんが野営場まで送ってくれる。
登山口には続々と車が到着。管理棟にあった温度計は12℃を差していた。
5：10に野営場を出発。最初に靴洗い場を通過。外来種を持ち込まない為である。
甘露泉水は10分ほどで到着。手ですくい口に含むと本当に柔らかで甘い。
程なく3合目の標識に到着。道はきちんと手入れされており歩きやすい。
4合目付近には倒木があるが道東の山と違って頭をぶつけるような場面は少ない。長官山の石碑が有る辺りまでは眺望は余りないが振り返ると礼文島の全景や
鴛泊港、ペシ岬、姫沼などが見える。
8合目付近から眺める利尻山がとても綺麗だときいていたが残念ながら上はガスが
かかり、草黄葉の斜面しか見えない。途中の道端には赤い実や茸が目立つが花は
この時期少ない。
程なく避難小屋が現れ小休止。7名ほどの学生Gpが休んでいた。此処にも2つの
トイレブースがある。小屋の中は結構広いが水場も無く、植生保護の為、緊急時
以外の宿泊は禁止とのこと。
此処から上は赤い火山礫の登りにくい道を歩く。風は幸い強くない。
登山道の右側は崩落の激しい斜面である。
沓形コースとの合流点から上はすれ違いも注意が必要で夫婦2人が山頂を
極めて下って行った。山頂の眺望は無く、寒いので早々に下るとのこと。
漸く利尻山がガスの中にぼんやりと見えだした。程なく山頂に到着。
登山道が大分整備されていたせいか約4時間半で登れた。
社をバックに準備した「日本百名山・完登」の紙を持ち、記念写真を撮って貰う。この時居あわせた人は昨日・今日・明日と3日山頂を登り、秋の利尻の写真を
撮るという。昨日は強風だったが一瞬はれたそうな。
30分ほど山頂で休憩したが一向にガスが切れる気配は無く、下山する。
沓形コース合流点で同宿の3人Gpが登って来た。（この人たちは夕方5時半に
下山）
避難小屋まで戻り、弁当と用意したテルモスのお湯でコーヒーを入れ、
「百名山踏破」を秘かに祝う。
8合目から再び礼文島を眺める。明日はあの礼文岳から利尻山を見るつもり。
帰りは少し左足に痛みを覚えたのでゆっくり下る。利尻山は標高が1721mと
高くは無いが標高差は1500mもあるので結構キツイのだ。
甘露泉水で再びノドを潤し、北麓野営場に程なく下山。
下りは3時間半ほど掛かった。
宿に電話して車で迎えに来て貰う。フロントには女将さんが冷たい飲み物を
持って待っていてくれた。そして、『百名山達成おめでとう！』と赤いTシャツを
プレゼントして頂いた。還暦はとっくに過ぎたが赤い色のシャツは持ってない。
今後の山で着るつもりだ！
早速宿の温泉で汗を流した後、再び自転車を借り、利尻神社へお礼参り。
利尻温泉からサイクリングロードを走ると一面のススキの野原をバックに
登って来た利尻山をしみじみと眺める。
始まりは20代の『大菩薩峠』30代・40代は仕事が忙しく中断、50代に
再び登り始めたが56歳で永年勤めた会社をアーリーリタイア。
再就職後慣れない営業技術職で再び中断、再々スタートは73座目からで天城に別荘を持つI氏の誘いからである。
山は逃げないが齢は重ねるので体力は昔ほど無くなった。2013年は残りの
伯耆大山・光岳を5月6月に登り、残すは北海道の5座。
7月初旬に北海道・道東3山（雌阿寒岳・羅臼岳・斜里岳）を目指すが生憎の
低気圧通過と今年は残雪が多く雌阿寒岳のみは登ったが羅臼岳と斜里岳は敗退。
8月下旬に幌尻山荘の予約が取れ、序に登り残した羅臼岳と斜里岳を登山。
残すは「利尻山」一座となった。
利尻はアプローチに時間が掛かり交通費も掛かると思っていたが宿付きフリー
ツアーであれば千歳経由の利尻空港行き、帰りは稚内空港からというルートで
稚内のホテル1泊付きで￥4.4万であった。かつ9月はキャンペーンで利尻島で
使えるクーポン￥3000が利用出来る。
利尻の宿泊は「田中ひなげし館」で利尻空港までの出迎え、北麓野営場までの
送迎、自転車の無料貸出し、利尻から礼文に渡る為に沓形港FTまでの送りなど
大変お世話になった。
利尻では本泊漁港付近での夕日・鴛泊の『眉倶楽部』での登山者・ライダーとの
語らいも良かった。そして「八重の桜」で話題の出身地・会津の利尻・樺太警護の
会津藩士の墓に参拝できたのも良かった。
翌日、礼文岳から快晴の利尻山を眺めれたのも百名山踏破の余韻で感動を深いものにしてくれた。礼文岳からは元日本領・サハリンの島が見えたのも嬉しかった。
長い駄文となったが最後に利尻山を選んだのは正解であったと思っている。
さて、次は何処の山にのぼろうか・・・・・。
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はじめまして、hiroyanagiと申します。
近い日に利尻山に行ってきました。
記録が詳しいので今後も参考にさせていただきたいと思います。
お疲れ様でした！
hiroyanagiさん、ありがとうございます。
一気に6座も登っていらっしゃるのですね。
こちらは北海道の5座を登るために今年3回も行く羽目に
なりました。天候に恵まれませんでした。
利尻山は百名山の中でも印象の残る山となりました。
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