雲取山#4


- GPS
- 08:30
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 2,168m
- 下り
- 2,173m
コースタイム
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 8:27
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雲取山周辺は、通行止になっているルートが多くありますので、山行を計画されている方は、事前に奥多摩ビジターセンターの奥多摩 登山道・道路状況一覧で確認してください。現在、小川谷林道、大ダワ林道、唐松谷林道、稲村岩尾根、川乗林道などが通行止です。 |
写真
感想
雲取山をトレランしてきました。目的は天祖山の再訪と、長沢背稜で未踏の三座、長沢山(多摩100山、多摩百山)、小屋背戸ノ頭(多摩百山)、芋木ノドッケ(多摩100山、多摩百山)の登頂でした。
天祖山は奥多摩最奥の山のひとつで、三角点のある独立峰です。山頂には堂々とした天祖神社があり、登山道には小祠が点在し、立派な社務所も残され、かつての天学教の霊山だったことを偲ばせています。麓には大日大神の堂宇がありますが、屋根は落ち、床は抜け、壁は崩れてほとんど荒廃しています。奥多摩屈指の急登かつ未整備な登山道に加え、途中樹林帯でほとんど展望はきかないため、極端に登山者が少ない不人気な山となっており、奥多摩のどの山域より静かで、じっくりと山歩きを楽しむには絶好の山となっています。
長沢山は長沢背稜の名前のもとになった山で、その割には地味な山頂でしたが、近年、立派な山頂標が建ち、長沢背稜を代表する山であることを主張しています。長沢背稜は、東京都の最高峰である雲取山から北に向かい、さらに東に延びて多摩川水系と荒川水系を分ける長大な稜線です。東京都と埼玉県の境をなし、都県境尾根とも呼ばれ、200mから2,000mの標高差があります。
小屋背戸ノ頭は、南側の沢に山仕事のための小屋があり、背後にこの山があったため、背後=背戸の名が付けられたそうです。芋木ノドッケを除いた長沢背稜の最高点ですが、展望はなく、気を付けていなければそのまま通りすぎてしまう山です。仏小屋ノ頭とも呼ばれているようです。
芋木ノドッケは長沢背稜と雲取山の秩父神社からの表参道の分岐付近にある、長沢背稜の最高峰です。山頂はシラビソの木に囲まれていて、山頂標も展望もなく、奥多摩深部の雰囲気が色濃く感じられます。
今日は、八丁橋から天祖山尾根を登り、長沢背稜を雲取山へ向かい、小雲取山から富田新道を下る周回コースとしました。距離は22kmほどと、ものすごく長いわけではないですが、累積標高差は2400mを超え、ものすごく大きくなりました。自分の山行では、トレランの大会を除いて、最も大きなほうの累積標高差となりました。誤差はありますが、「一合目からの富士山」、「皇海山クラシックルート」、「北岳・間ノ岳縦走」に匹敵する大きな標高差です。
大きな標高差のために、なかなか前に進むことができず、雲取山荘から雲取山への登りでは、「今日は体調が悪いのかな」と思うぐらい体がダルくなり、足も痛くなって、ゴール時には疲れ果てました。やはり、長沢背稜の山々は甘くないです。
雲取山周辺は、通行止になっているルートが多くありますので、山行を計画されている方は、事前に奥多摩ビジターセンターの奥多摩 登山道・道路状況一覧で確認してください。現在、小川谷林道、大ダワ林道、唐松谷林道、稲村岩尾根、川乗林道などが通行止です。
今日の山行で、多摩100山の山を98座登頂したことになりました。
標準コースタイム:15時間23分
自己コースタイム:7時間58分
コースタイムレート:0.52
通過した三角点
三等三角点「白石山」標高1723.23m(天祖山)
三等三角点「東谷」標高1699.22m(水松山)
一等三角点「雲取山」標高2017.09m
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