東北遠征38〜39日目 感動の岩手山2日間 岩手山展望の姫神山


- GPS
- 24:31
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 1,816m
- 下り
- 1,568m
コースタイム
9:13 登山開始
9:19 七滝登山口駐車場
9:40 林道コース登山コース分岐
9:54 林道終点
9:58 七滝〜10:12
10:38 一服峠
11:38 大地獄分岐〜12:00
12:24 お花畑分岐
13:20 不動平避難小屋〜13:32
13:47 御鉢分岐
13:54 岩手山神社奥宮
14:30 不動平避難小屋
4:30 起床
5:14 登山開始
5:40 山頂〜5:56
6:10 御鉢一周終わり
6:17 不動平避難小屋〜6:25
7:39 切通し
8:02 網張温泉方面分岐
9:22 松川登山口
9:34 バス停
9:50 バス発
10:03 バス着
10:06 駐車場着
姫神山
12:22 登山開始
12:31 登山口
12:44 5合目
12:51 6合目
12:55 7合目
12:59 8合目
13:15 山頂〜13:30
13:58 5合目
14:11 登山口
14:15 駐車場着
天候 | 1日目 快晴ながらも過去最高の暴風 2日目 穏やかな快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
翌日松川コースにて下山。 9;50のバスに乗り込み成功し、県民の森まで移動。270円。 これに乗り遅れると次は15時台です… |
コース状況/ 危険箇所等 |
暴風だったので、鬼ヶ城を中止。 快晴時にトライしたので大丈夫でした。 |
写真
感想
岩手山。
正直、あまり下調べもしておらず侮っていました。
この山はとても広く大きく、そして偉大なる山だった事、歩いてみて実感しました。
岩手県に入ってきたのが10月の10日。
この日はすでに日も傾きかけていたし、仕方ないですが岩手山は見えませんでした。
11日、随分と強い雨が降り続き、またもや姿を見せず。
12日、八幡平を登ったり、七時雨山を登ったりしても、濃い雲がかかっていて駄目。
七滝コースを登り始めて、いよいよ大地獄分岐というところでようやく全貌を見せてくれたのでした。
これだけ巨大なモノが、3日も4日も麓を行ったり来たりしてても見えないということ自体、にわかには信じがたいことです。
というわけで当日の話へ。
県民の森キャンプ場で車中泊をし、一泊で登るためのんびりとした出発。
七滝登山口に到着した時には、すでに駐車場はいっぱい。
どうしようか考えたのですが、下山は松川コースで降りて、
バスで県民の森に移動する可能性が大のため、登山口よりは県民の森に近い方が帰りに楽。という結論に達し、
駐車場からだいぶ下った空いたスペースに停めました。
さて七滝コース出発!
歩いて行くと、早い段階で「七滝登山道コース」と「七滝林道コース」に分岐します。
どちらを選んでも結局は必ず七滝に達するので問題ありませんが、
登山道コースはやや荒れているという情報を聞いていたので、林道コースを選択。
といっても、本当にすぐ隣を並行して歩いているのであまり変わりありません。
進むうちに林道コースはなくなり、否応なしに登山道コースに戻されます。
すると七滝は間もなく。
分岐があり、右手に行くとすぐさま轟音が響きます。
想像していた以上に見事な滝で、
「チョイ見」でいいかな〜と考えていたのが、
「童心に帰る」まで変更w滝壺まで行き大はしゃぎ。
気を取り直して先に進むと、さほど急ではないにしろ、地味にキツイ坂をしばらく登ります。
一服峠に着く頃、ちょうどひと休憩ほしいな〜と思っていたので御言葉に甘えて一服。
だんだんと登山道が変化します。
単なる樹林帯だったものが、次第に沢沿いを歩くようになり、
右から左から大きな滝が流れてくるので飽きません。
沢をあっちにこっちに渡りますが、濡れるような場面はありません。
さて毒ガスエリアです。
右手にもうもうと発生しているものは人体に危険なので、立ち止まったり立ち入ったりは禁止です。
右手は毒ガス、左手は奈落のほっそい道。
これぞまさしく大地獄!突風は勘弁願いたいですww
そんなエリアを暴風の中歩ききり、やっとのことで大地獄分岐へ辿り着きほっと一息。
ちょうどそこに、盛岡の歩く会みたいな方々23名がお休みしています。
ドライフルーツやバナナ、おにぎりと目いっぱいの御裾分けをいただき、ウキウキでお腹に入れました。
そのリーダー格の方が「今日は鬼ヶ城はやめておけ」と言うので、おとなしく御花畑を歩くことにしました。
怪我、最悪の場合死亡してからでは遅いですもんね。
そこは谷間になっているので、風の影響はあまり受けず、すいすいと進めます。
次第に傾斜がきつくなり、追い抜く人達と励まし合い最後の登り!
9合目避難小屋に到着する頃、本日日帰りの方々と何組もとすれ違います。
「山頂は諦めた」と全員が口をそろえて言います。
それほどの風なのか…、はたして自分は辿り着けるのだろうか…
避難小屋に着き、不要な物を全部デポ。
最低限の装備、
とりわけ防風対策は入念に準備し、いざ御鉢へ!
「行くんですか?」との不安な声に、とりあえず行ってみます。と返答。
暴風です。
今までに体験したことのないような暴風です。
なんとか御鉢まで辿り着くも、左折して=風に逆らう方向に歩いて山頂にだなんてとても歩けません。
まずはここまでの時間を知りたかったのです。
御来光は、小屋ではなく御鉢上で見たかったので、まずは御鉢までの時間「15分」を知ることが重要でした。
仕方なしに御鉢の中に入り込み、岩手山神社奥宮を通過、向こう側へ歩いてみました。
こちらの方が暴風!!
無理したら「死」あるのみ!といった感じ。
早々と諦め、小屋に帰還。
中ではちょっとした「チーム小屋」が出来上がり、
「お、少しガスが晴れて、風が弱まった気がする!」と誰かが言いだすと、行く?行かない?となり準備したりしなかったり。
結局自分は再挑戦はせず、そしてチーム小屋で登頂成功者もあらわれず、夜は更けていきます。
明日は風はやむのだろうか。
自分はここまで来たけど、登頂できるのだろうか…
zzz…
静かな朝が来ました。
そうは言ってもまだ満天の星空です。通常見ているであろう何倍もの何十倍もの星があるのでは?と思うほど素晴らしい星空。
風は無です。
朝食の準備と寝具の片付けを並行に行い、
完全に予定通りの5:15に小屋を出発。岩手県の日の出時刻5:40に山頂に着く計算。
うまいこと5分前に到着。
ピークも踏め、そして念願の天体ショーの開始。
真っ赤な真っ赤な太陽がほんの一点出現。そしてあれよあれよと登りつめ、完全に姿を現した頃、辺り一面の闇は照らされました。
余韻に浸りつつも、バスの時間があるので御鉢を一周する方向へ歩みはじめます。
小屋に着き、すでに片付いたザックを背負い、いよいよ鬼ヶ城へ。
危険度は岩場である以上つきものですが、程よい緊張感、程よいアクション性、
とびっきり上等なアスレチックといったような、「何度でも楽しみたい」楽しい岩場でした。
切り通しを通過時、8時を回っていたらおとなしく七滝に戻る予定でしたが、
うまいこと8時前にここまで来ることが出来たので、おもいっきり松川コースを飛ばします!
行けども行けども終わらない長いコースでしたが、なんとか予定通りにバス停に到着。
自販機で炭酸飲料を買い、リフレッシュしながらバスに乗り込み一安心。
降車し、さてどれくらい歩くんかな〜?と思いきや3分で到着、いい所へ停めたもんだ♪
登頂出来るか否かがかかった一晩を過ごしたスリリングな岩手山。
奥深さ、そして目いっぱい楽しむことが出来る素晴らしい名山でした!
下山後、まっすぐに姫神山へ移動。
こちらは特筆すべき箇所もないほど安全な山。
あっという間に山頂へ到着し、岩手山の雄姿を思う存分眺めましたとさ♪
北海道遠征で3日間ご一緒した?ようなhiroyanagiです。
まさかその後も遠征を続けられておられるとは思いませんでしたので驚きです
山三昧の日々を続けておられてウラヤマシイ限りです。
気を付けて続けてください!
なんとか2ヶ月間の遠征をやり遂げました♪
やっとこ自宅に帰ってきて写真整理に追われています。
もうこんな山三昧は出来ないでしょうね(^^;
今後はちまちまと登り続けていきたいと思います。
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