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Yamareco

記録ID: 358941
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八幡平・岩手山・秋田駒

東北遠征38〜39日目 感動の岩手山2日間 岩手山展望の姫神山

2013年10月13日(日) 〜 2013年10月14日(月)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
24:31
距離
22.1km
登り
1,816m
下り
1,568m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

岩手山

9:13 登山開始
9:19 七滝登山口駐車場
9:40 林道コース登山コース分岐
9:54 林道終点
9:58 七滝〜10:12
10:38 一服峠
11:38 大地獄分岐〜12:00
12:24 お花畑分岐
13:20 不動平避難小屋〜13:32
13:47 御鉢分岐
13:54 岩手山神社奥宮
14:30 不動平避難小屋

4:30 起床
5:14 登山開始
5:40 山頂〜5:56
6:10 御鉢一周終わり
6:17 不動平避難小屋〜6:25
7:39 切通し
8:02 網張温泉方面分岐
9:22 松川登山口
9:34 バス停
9:50 バス発
10:03 バス着
10:06 駐車場着

姫神山

12:22 登山開始
12:31 登山口
12:44 5合目
12:51 6合目
12:55 7合目
12:59 8合目
13:15 山頂〜13:30
13:58 5合目
14:11 登山口
14:15 駐車場着
天候 1日目 快晴ながらも過去最高の暴風
2日目 穏やかな快晴
過去天気図(気象庁) 2013年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
七滝登山コースと県民の森の中間地点あたりのスペースに駐車。
翌日松川コースにて下山。
9;50のバスに乗り込み成功し、県民の森まで移動。270円。
これに乗り遅れると次は15時台です…
コース状況/
危険箇所等
暴風だったので、鬼ヶ城を中止。
快晴時にトライしたので大丈夫でした。
登山口駐車場がいっぱいだった事と、翌日の下山口の事を考え、ぐーっと下がった路肩に駐車。
登山口駐車場がいっぱいだった事と、翌日の下山口の事を考え、ぐーっと下がった路肩に駐車。
そして登山口まで登り上げ。なんか損した気分w
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そして登山口まで登り上げ。なんか損した気分w
すぐに林道と登山道とに分かれます。
登山道は荒れているとの話を聞いていたので林道へ。
すぐに林道と登山道とに分かれます。
登山道は荒れているとの話を聞いていたので林道へ。
やっとこ姿を見せたな!と思っていたのですが、どうやらこれは黒倉山のようですね。
やっとこ姿を見せたな!と思っていたのですが、どうやらこれは黒倉山のようですね。
林道はここまで。これ以上直進すると迷いそうですw
登山道と合流。
林道はここまで。これ以上直進すると迷いそうですw
登山道と合流。
七滝に到着。分岐からすぐです。
七滝に到着。分岐からすぐです。
かなり急な坂道を下るとご対面。
かなり急な坂道を下るとご対面。
滝壺まで行けます♪
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滝壺まで行けます♪
今日は滝メインではないので早めに切り上げて山歩き。
いい天気だ!
今日は滝メインではないので早めに切り上げて山歩き。
いい天気だ!
すこし紅葉が残っていました。
すこし紅葉が残っていました。
七滝コースは、沢山の無名滝があって飽きません。
七滝コースは、沢山の無名滝があって飽きません。
だんだんと岩場が目立つようになってきました。
だんだんと岩場が目立つようになってきました。
沢沿いに急登を進みます。
沢沿いに急登を進みます。
どうも体に悪そうな色をした沢。
どうも体に悪そうな色をした沢。
地獄エリアに突入です。毒ガスなので要注意。
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地獄エリアに突入です。毒ガスなので要注意。
右に落ちると毒ガス地獄。左に落ちるとまっさかさま。
そんな細い道で強風、暴風。
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右に落ちると毒ガス地獄。左に落ちるとまっさかさま。
そんな細い道で強風、暴風。
左に落ちるとこれです。
左に落ちるとこれです。
大地獄分岐にてバナナやおにぎり、ドライフルーツなどいただきました♪
大地獄分岐にてバナナやおにぎり、ドライフルーツなどいただきました♪
やっと見えた岩手山は白かった。
右は鬼ヶ城。
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やっと見えた岩手山は白かった。
右は鬼ヶ城。
この日は強風すぎて鬼ヶ城は自粛しました。
この日は強風すぎて鬼ヶ城は自粛しました。
下の道はすこぶる平和。
下の道はすこぶる平和。
恐ろしい尾根道だな〜
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恐ろしい尾根道だな〜
明日はこちらを歩けるのだろうか。
明日はこちらを歩けるのだろうか。
9合目の不動平避難小屋が見えました!
9合目の不動平避難小屋が見えました!
ここにお世話になります。
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ここにお世話になります。
とりあえず御鉢まで登ってみたものの、強風すぎて山頂は無理。
とりあえず御鉢まで登ってみたものの、強風すぎて山頂は無理。
中の奥宮だけ行っておきました。
中の奥宮だけ行っておきました。
雲の流れは写真に残らないのです。スーパー早いんです!
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雲の流れは写真に残らないのです。スーパー早いんです!
今晩のお食事なり。
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今晩のお食事なり。
静かな朝。
御鉢を巡って、山頂を目指します。
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御鉢を巡って、山頂を目指します。
エビのしっぽすごい育ってました!
エビのしっぽすごい育ってました!
山頂にはすでに多くの人が。
山頂にはすでに多くの人が。
来ました、御来光。
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来ました、御来光。
ピークから眺めることが出来てよかった〜
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ピークから眺めることが出来てよかった〜
やっと踏めたピーク。
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やっと踏めたピーク。
時計回りで御鉢の続き。
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時計回りで御鉢の続き。
一周終わって、下山開始。
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一周終わって、下山開始。
小屋で荷物をまとめて出発。
小屋で荷物をまとめて出発。
鬼ヶ城に登ると幻想的な風景を目の当たりに。
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鬼ヶ城に登ると幻想的な風景を目の当たりに。
このギザギザ感。鬼ヶ城とはナイスネーミング!
このギザギザ感。鬼ヶ城とはナイスネーミング!
ずっと続くギザギザ。
ずっと続くギザギザ。
東北を代表する岩場といっても過言ではない!
東北を代表する岩場といっても過言ではない!
こんな隙間にもぐりこまねばならない場所も。
こんな隙間にもぐりこまねばならない場所も。
真っ白に雪をかぶった鳥海山が見えました。
真っ白に雪をかぶった鳥海山が見えました。
ここに到着した時間が8時だったら、松川温泉発の、午前中唯一のバス9:50に間に合うはず!という計算。
大丈夫でした♪
ここに到着した時間が8時だったら、松川温泉発の、午前中唯一のバス9:50に間に合うはず!という計算。
大丈夫でした♪
鬼ヶ城が終わったら、またガラッと場面転換。
鬼ヶ城が終わったら、またガラッと場面転換。
後は延々と樹林帯を下っていきます。
後は延々と樹林帯を下っていきます。
長かった松川コース、ようやく登山口に到着〜
長かった松川コース、ようやく登山口に到着〜
バスから降りたら、岩手山がとてもよく見えました♪
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バスから降りたら、岩手山がとてもよく見えました♪
今度は岩手山を見ます!移動して姫神山登山口。
車がいーーっぱい。でも自分は場所を間違えて、下の方に停めたので一台だけでした。
今度は岩手山を見ます!移動して姫神山登山口。
車がいーーっぱい。でも自分は場所を間違えて、下の方に停めたので一台だけでした。
五合目までは特に標識なし。ここから一つずつ立ってました。
五合目までは特に標識なし。ここから一つずつ立ってました。
最後の岩場コースは、それなりにきちんとした岩場で登り甲斐があります。
最後の岩場コースは、それなりにきちんとした岩場で登り甲斐があります。
あっという間に山頂〜♪
あっという間に山頂〜♪
予定通り、岩手山がくっきりと見えました。満足満足。
さっきまであのてっぺんにいたんだなー。
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予定通り、岩手山がくっきりと見えました。満足満足。
さっきまであのてっぺんにいたんだなー。
姫神山、いい展望の山でした。
姫神山、いい展望の山でした。

感想


岩手山。
正直、あまり下調べもしておらず侮っていました。

この山はとても広く大きく、そして偉大なる山だった事、歩いてみて実感しました。

岩手県に入ってきたのが10月の10日。
この日はすでに日も傾きかけていたし、仕方ないですが岩手山は見えませんでした。

11日、随分と強い雨が降り続き、またもや姿を見せず。
12日、八幡平を登ったり、七時雨山を登ったりしても、濃い雲がかかっていて駄目。

七滝コースを登り始めて、いよいよ大地獄分岐というところでようやく全貌を見せてくれたのでした。

これだけ巨大なモノが、3日も4日も麓を行ったり来たりしてても見えないということ自体、にわかには信じがたいことです。



というわけで当日の話へ。

県民の森キャンプ場で車中泊をし、一泊で登るためのんびりとした出発。

七滝登山口に到着した時には、すでに駐車場はいっぱい。

どうしようか考えたのですが、下山は松川コースで降りて、
バスで県民の森に移動する可能性が大のため、登山口よりは県民の森に近い方が帰りに楽。という結論に達し、
駐車場からだいぶ下った空いたスペースに停めました。

さて七滝コース出発!

歩いて行くと、早い段階で「七滝登山道コース」と「七滝林道コース」に分岐します。
どちらを選んでも結局は必ず七滝に達するので問題ありませんが、
登山道コースはやや荒れているという情報を聞いていたので、林道コースを選択。

といっても、本当にすぐ隣を並行して歩いているのであまり変わりありません。

進むうちに林道コースはなくなり、否応なしに登山道コースに戻されます。
すると七滝は間もなく。
分岐があり、右手に行くとすぐさま轟音が響きます。

想像していた以上に見事な滝で、
「チョイ見」でいいかな〜と考えていたのが、
「童心に帰る」まで変更w滝壺まで行き大はしゃぎ。

気を取り直して先に進むと、さほど急ではないにしろ、地味にキツイ坂をしばらく登ります。
一服峠に着く頃、ちょうどひと休憩ほしいな〜と思っていたので御言葉に甘えて一服。

だんだんと登山道が変化します。

単なる樹林帯だったものが、次第に沢沿いを歩くようになり、
右から左から大きな滝が流れてくるので飽きません。

沢をあっちにこっちに渡りますが、濡れるような場面はありません。

さて毒ガスエリアです。
右手にもうもうと発生しているものは人体に危険なので、立ち止まったり立ち入ったりは禁止です。

右手は毒ガス、左手は奈落のほっそい道。
これぞまさしく大地獄!突風は勘弁願いたいですww

そんなエリアを暴風の中歩ききり、やっとのことで大地獄分岐へ辿り着きほっと一息。
ちょうどそこに、盛岡の歩く会みたいな方々23名がお休みしています。

ドライフルーツやバナナ、おにぎりと目いっぱいの御裾分けをいただき、ウキウキでお腹に入れました。
そのリーダー格の方が「今日は鬼ヶ城はやめておけ」と言うので、おとなしく御花畑を歩くことにしました。
怪我、最悪の場合死亡してからでは遅いですもんね。

そこは谷間になっているので、風の影響はあまり受けず、すいすいと進めます。
次第に傾斜がきつくなり、追い抜く人達と励まし合い最後の登り!

9合目避難小屋に到着する頃、本日日帰りの方々と何組もとすれ違います。

「山頂は諦めた」と全員が口をそろえて言います。
それほどの風なのか…、はたして自分は辿り着けるのだろうか…


避難小屋に着き、不要な物を全部デポ。
最低限の装備、
とりわけ防風対策は入念に準備し、いざ御鉢へ!
「行くんですか?」との不安な声に、とりあえず行ってみます。と返答。

暴風です。
今までに体験したことのないような暴風です。

なんとか御鉢まで辿り着くも、左折して=風に逆らう方向に歩いて山頂にだなんてとても歩けません。
まずはここまでの時間を知りたかったのです。
御来光は、小屋ではなく御鉢上で見たかったので、まずは御鉢までの時間「15分」を知ることが重要でした。

仕方なしに御鉢の中に入り込み、岩手山神社奥宮を通過、向こう側へ歩いてみました。

こちらの方が暴風!!
無理したら「死」あるのみ!といった感じ。
早々と諦め、小屋に帰還。

中ではちょっとした「チーム小屋」が出来上がり、
「お、少しガスが晴れて、風が弱まった気がする!」と誰かが言いだすと、行く?行かない?となり準備したりしなかったり。
結局自分は再挑戦はせず、そしてチーム小屋で登頂成功者もあらわれず、夜は更けていきます。



明日は風はやむのだろうか。

自分はここまで来たけど、登頂できるのだろうか…

zzz…





静かな朝が来ました。
そうは言ってもまだ満天の星空です。通常見ているであろう何倍もの何十倍もの星があるのでは?と思うほど素晴らしい星空。

風は無です。

朝食の準備と寝具の片付けを並行に行い、
完全に予定通りの5:15に小屋を出発。岩手県の日の出時刻5:40に山頂に着く計算。
うまいこと5分前に到着。

ピークも踏め、そして念願の天体ショーの開始。
真っ赤な真っ赤な太陽がほんの一点出現。そしてあれよあれよと登りつめ、完全に姿を現した頃、辺り一面の闇は照らされました。

余韻に浸りつつも、バスの時間があるので御鉢を一周する方向へ歩みはじめます。

小屋に着き、すでに片付いたザックを背負い、いよいよ鬼ヶ城へ。

危険度は岩場である以上つきものですが、程よい緊張感、程よいアクション性、
とびっきり上等なアスレチックといったような、「何度でも楽しみたい」楽しい岩場でした。

切り通しを通過時、8時を回っていたらおとなしく七滝に戻る予定でしたが、
うまいこと8時前にここまで来ることが出来たので、おもいっきり松川コースを飛ばします!

行けども行けども終わらない長いコースでしたが、なんとか予定通りにバス停に到着。
自販機で炭酸飲料を買い、リフレッシュしながらバスに乗り込み一安心。

降車し、さてどれくらい歩くんかな〜?と思いきや3分で到着、いい所へ停めたもんだ♪

登頂出来るか否かがかかった一晩を過ごしたスリリングな岩手山。
奥深さ、そして目いっぱい楽しむことが出来る素晴らしい名山でした!



下山後、まっすぐに姫神山へ移動。
こちらは特筆すべき箇所もないほど安全な山。

あっという間に山頂へ到着し、岩手山の雄姿を思う存分眺めましたとさ♪

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コメント

その後もお疲れ様です
北海道遠征で3日間ご一緒した?ようなhiroyanagiです。
まさかその後も遠征を続けられておられるとは思いませんでしたので驚きです
山三昧の日々を続けておられてウラヤマシイ限りです。
気を付けて続けてください!
2013/10/19 17:36
>hiroyanagiさん
なんとか2ヶ月間の遠征をやり遂げました♪
やっとこ自宅に帰ってきて写真整理に追われています。

もうこんな山三昧は出来ないでしょうね(^^;
今後はちまちまと登り続けていきたいと思います。
2013/11/10 20:48
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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岩手山(網張から馬返し)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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