室堂・一ノ越・みくりが池温泉泊(夜行バス使用・室堂バスターミナル起点)

masamin
その他2人 - GPS
- 06:55
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 341m
- 下り
- 364m
コースタイム
9:25 室堂 9:30
11:00 一ノ越(休憩) 11:35
12:30 室堂(ホテル立山で昼食) 13:30
14:05 みくりが池温泉(周辺を散策後宿泊)
2日目
8:40 みくりが池温泉
8:55 室堂ターミナル
※ルート記録は1日目のみです
| 天候 | 11/9(土)晴れ 11/10(日)暴風雨 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰り 11/10(日)室堂バスターミナル9:20→10:10美女平10:20→10:27立山駅11:39→12:40電鉄富山駅→JR富山駅13:10(特急サンダーバード)→新大阪駅 [各乗り物補足] 夜行バス:阪急高速バス大阪富山便、出発の1ヶ月前から予約開始で完売。3列シート、片道5200円。 富山地方鉄道:各駅停車で立山まで約1時間。往復とも空いていました。ここで使われている特急列車が以前関西(京阪)で走っていたものでした。立山まで片道1170円。 立山ケーブルカー:運行中止の可能性あり(富山地方鉄道の方によると前日は止まっていたそうです)。所要時間7分。時間指定をして切符を購入します。マイカーの方との合流もあり、満員でした。立山室堂往復で4190円。 立山高原バス:臨時便が出ました。立ちなし。室堂まで約50分。室堂に向かう場合、右側なら薬師岳方面が、左側なら劔岳方面が見えやすいですが、蛇行していくので晴れていればどちらでも好展望です。ケーブルに乗る時点で切符を購入しますので、ここでの購入はありません。 [乗り継ぎ補足] バス〜富山地方鉄道:到着場所から約10分ほど?真っ暗だったので方向がわからず、地下道に入りましたが、駅は地上にあったため少し迷いました(駅周辺が工事中でした)。 立山駅:駅とケーブルカーが同じ建物で迷うことはありません。切符売り場は外です(案内があります)。 美女平駅:同上。ケーブルを下りるとバスの並び場所があります。 富山地方鉄道〜JR:現在JR富山駅が工事中のためか、迂回が必要です。少し距離があるため(徒歩5分ほど?)雨のときは傘が必要です。 JR富山駅:駅自体が新幹線工事中のため、在来線ホームがとても遠いです。さらに金沢(大阪)方面はホームを階段でまたぎます。地方鉄道とJRの乗り継ぎは10分以上欲しいところです(買い物などするなら20分以上)。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト:室堂ターミナルにある、遭難情報や天気情報の書いてあるホワイトボードの横にあります 飲食店:室堂ターミナル トイレ:室堂ターミナル。一ノ越のトイレは閉鎖中です。 下山後の温泉:みくりが池温泉。日帰り入浴もしています。シャンプー・ボディーソープ付き。 道の状況 積雪あり。道はすべて雪で覆われています。登山客が多く、踏み跡をたどっていくのが安全です。スノーシュー、ワカンで歩かれている方もいます。一ノ越まではアイゼンなくても可能(一部凍結あり)。雄山方面へ向かうならアイゼンとピッケルが必要のようです。 |
| 予約できる山小屋 |
立山室堂山荘
|
写真
感想
小屋が営業中の期間に一足早く雪山体験ができればと思い、大阪から夜行バスを利用して、立山室堂散策に行ってきました。
夜行バス、富山地方鉄道、立山ケーブルカー、立山高原バスを乗り継ぎ、室堂に到着したのが9:30頃でした。
初日の9日は朝から快晴で、電車の車窓から山容がくっきりと見えており、東の空からの日の出を見ることができました。
また、立山高原バスでは標高があがるにつれ、雪景色になり、大日山、立山三山、薬師岳、劔岳などを一望することができ、バスだけでも大満足でした。
交通機関の乗り継ぎも臨時便が出たおかげでとてもスムーズでした。
室堂に到着し、この日は一ノ越までの往復とホテル立山(レストラン)での昼食後、宿泊予定のみくりが池温泉へ向かう予定です。
山行計画を立てたときは、天気が不安定で歩けるかどうか不安でしたが、ふたを開ければ快晴で、一の越から雄山方面へ向かう人々を見ていると行きたくなってきます。
しかし、装備も実力もまだまだなので、当初の予定通り一ノ越往復を目指します。
室堂周辺はよく踏まれており、傾斜もありませんので、冬山装備ではない観光客も多いです。
一ノ越までの道は雪が柔らかく、踏み跡を辿ると少し足が埋まりますが、アイゼンがなくても問題ありません。
下りのときに誰も踏んでいない新雪の上を少し歩きましたが、キュッと締まる雪の固さが気持ちよかったです。
一ノ越直下の部分と石でできた橋?の上は凍っていたので、下りの際にアイゼンを装着して通過しました。
一ノ越にやってきた半数以上の方が雄山方面へ向かわれましたが、傾斜もきつく、稜線に出るためピッケルアイゼンは必須のようです。
一ノ越では北アルプスの山々が目の前に広がります。
少しの間眺めを楽しみ、後ろ髪を引かれる思いで下山しました。
昼食はホテル立山内にあるレストランを利用し、その後宿泊地であるみくりが池温泉に向かいます。
みくりが池温泉は山小屋ですが、天然温泉や個室があり、とても快適です。
手作りのレアチーズケーキやカスピ海ヨーグルトなど、デザートも充実しています。
夕食の時間まで、小屋裏のエンマ台付近にて立山の景色を思う存分堪能しました。
明日は大荒れの予報で、交通機関の運行が心配なので、予定よりも早く出発することにしました。
翌朝、朝食はバイキング形式で、温泉も朝8時まで入ることができます。
風雨が強く、室堂ターミナル10分の道のりですが、合羽を着込み万全の体制で出発しました。
突風が吹くたびに、立ち止まり安全を確保しながら15分ほどでターミナルに到着しました。
美女平行きの始発は9:20となっており、平常通り運行のアナウンスがあり、ホッとしました。
始発のバスは、朝に山から下りてきた人や、近隣の宿泊者などで5割程度の乗客でした。
天候が悪い中でも室堂、美女平、立山の駅には団体客がたくさんおられ、立山黒部アルペンルートの人気の高さが伺えました。
立山から富山までの富山地方鉄道ですれ違った列車のマークとカラーに見覚えがあり、車内の吊り広告に答えが書いてありました。
元々は関西の京阪沿線で使われていた2階建ての特急が、現在は富山地方鉄道で再び活躍しているそうです。
また、帰りのサンダーバードからは敦賀駅に停まっていた「サロンカーなにわ」という列車を見ることができました。
初めて見たのですが、カラーはトワイライトエクスプレスのようでした。
ヘッドマークのイラストが大阪城のシルエットになっていました。
カメラをザックに放り込んでいたため撮影できなかったのが残念です。
初めての立山でしたが、天候に恵まれ、大満足の山行でした。
みくりが池温泉は、「山小屋ガイド」という本の通りの内容で、また行きたくなる山小屋でした。
もっと山の名前と位置を正確にわかるようになりたいと思いました。
〜みくりが池温泉の補足〜
温泉は単純硫黄泉で、濁りと硫黄臭があります。露天風呂はありませんが、窓からの展望があります。
少し熱め設定と書かれていましたが、冬場だったためか設定温度のまま入浴可能でした。
部屋は個室と相部屋があります。
今回宿泊した個室は鍵付きで、部屋には小さなテーブルがひとつだけあります。
各部屋ごとに本が置かれているようで、「遭難者を救助せよ」という本が興味深かったです。
通常山小屋では布団のスペースが自分のスペースのため、それを考えると大変快適です。
4人部屋は通りすがりに見ることが出来ましたが、二等寝台のように2段ベッドになっていました。
今回利用時は玄関ロビーが工事中のためこじんまりとしていましたが、乾燥室やロッカー(日帰り温泉用)、外来トイレがあり、またロビー自体が広いようで、使いやすそうです。
モンベルのミニコーナー(ミニ店舗?)があり、コラボグッズもあります。
食堂には様々な本が置かれており、山岳マンガもそろっていました(岳、孤高の人、神々の山嶺など)。
宿泊プランはいろいろあり、今回選んだのはケーキ付きプランで11780円でした。




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