蝶ヶ岳。秋過ぎ行く


- GPS
- 08:03
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,511m
- 下り
- 1,502m
コースタイム
- 山行
- 7:01
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 8:01
天候 | ほぼ、快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
ザック light R
シューズ(S/H)
冬長袖シャツ(B)
夏ズボン(Do)
登山タイツ(U/H)
夏帽子(N)
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感想
今日は立冬だが、場所によっては快晴で穏やかな日和らしい。それなら標高の高い山も、まだ気軽かもしれない。蝶ヶ岳へ行こう。きっと晩秋の域内にとどまっているだろう。すばらしい展望を期待して。
己の登山欲求は、大別すると、行ったことがない、登ったが充足不足、すばらしくてまた登りたいとおおよそ三様態に分けられるようだ。それぞれ、未踏、不満、再登と。訓練、調査、下見、付き合いなど他にもあろうが、本来的という点からは薄く感じるので除外してもいいだろう。
そう区分けすると、本日の山行きは、不満解消登山だった。前回登ったときは、何も見えずにすぐに下山、いったい何のために苦労したのだろうと思う始末。今回は、快晴で文句なしの上天気。空気澄み風も穏やかで、すばらしい眺望を堪能でき、満足感が来た。山頂に至るまでは、見どころ少ない樹林内登高で、苦労して登り上げるとその苦労が吹き飛ぶ、そんな山。それほど山頂からの眺めは圧巻だった。
さて、何故に登山欲求なるものを思い、整理したのだろうと省みる。だいたい頭の中でわかっているつもりになっていても、文字にすると明確になるものだ。
われわれ人間の欲望は底なしなのだろうか。登山への欲求も同じ方向を向いているのだろうか。ちょっと山へ行ってくるは、別に悪いことでもないだろう。でも点検すると、車での移動ではエネルギーを消費しているのは間違いない。今回のCOP26でもその移動手段が、若者から問題視された。若き世代には、地球の重みが、人間の重みで育ってきた年配世代よりかなり深刻と感じられる。
そんな世界動向を見ていたら、進歩と破壊の底流には必ずや欲が横たわっているに違いないと。遠大な難題と対峙するわけにはいかぬが、これから少しずつでも考え進もうと。未来が輝いていない、そんな未来があってはならないだろう。輝きのこれっぽっちも見えない山には、やはり遠慮が先んじると同断だ。
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