酉谷山避難小屋泊まりで行く奥多摩の最深部 長沢背稜から三峰神社へ
- GPS
- 10:43
- 距離
- 26.7km
- 登り
- 2,286m
- 下り
- 1,825m
コースタイム
- 山行
- 4:22
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 4:41
- 山行
- 5:37
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 5:55
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
奥多摩駅に登山ポスト |
その他周辺情報 | 下山口の三峰神社では日帰り入浴は当面の間休止 |
写真
装備
MYアイテム |
hanya
重量:-kg
|
---|
感想
両日ともに好天予報の週末、
これは何処か山に行かねばと思い以前から気になっていた長沢背稜を歩いてみることにしました。
一般的には雲取山北側の芋ノ木ドッケから天目山までの間を長沢背稜と呼ぶようです、
そもそも奥多摩の中でも奥深い稜線なので何処かで泊まらないと無理なので、
避難小屋泊で計画してみました。
使えそうなのは一杯水避難小屋と酉谷山避難小屋ですが、
酉谷山避難小屋はその立地と小屋からの眺望の良さで行ってみたかったのです。
奥多摩駅からバスで東日原BSに移動、ヨコスズ尾根を北上して一杯水避難小屋を通過、
天目山のピークを踏んで長沢背稜を西へ向かい、酉谷山避難小屋で一泊します。
翌日は酉谷山のピークを踏んで長沢背稜をさらに西へ、
芋ノ木ドッケからは北へ向かい三峰神社に降りる計画です。
初日のCTが5時間半くらい、翌日は8時間くらいなので初日は割と軽めの行程です。
ただし、酉谷山避難小屋はとても人気の避難小屋らしいので、
なるべく早い時間に到着したいと思い、奥多摩駅では早目のバスに乗りました。
念の為に幕営装備も担いで行く事にします。
東日原行きのバスは意外と混んでいました。
こっち方面では川乗橋からの川苔山が人気ですが、
このルートが通行止めなのであんまり人は乗らないのではと思っていたのですが。
バスに乗車する際も乗務員さんが
「川苔山へのルートは通行止めですよ」と、
乗客一人ひとりに声を掛けていました。
それでも川乗橋BSで降りたハイカーさんが3人ほどいましたが。
あの人たちはどこへ行くんだろうか?
終点の東日原BSで降りて、準備して出発します。
集落の裏山を登る感じ、未舗装路になってからも何件か民家が有りました。
その先は植林の急登、つづら折りの登山道でグングンと標高を上げます。
最初の急登が終わると尾根の東側をトラバース気味に登ります、
雲取山に向かう鴨沢ルートみたいな感じですね。
そして尾根に乗ったり西側を巻いたりしながら2時間ほどで
一杯水避難小屋に到着です。
小屋の前のベンチで少しだけ休憩して出発、
天目山のピークに登るルートは何故か道標が無く、
薄い踏み跡でしたが尾根を外さずに登っていきます。
20分程で天目山の山頂に到着、山頂からは大展望でした。
西側に降りると巻き道と合流しました。
天目山の山頂へは少し不明瞭でしたが巻き道はとても良く踏まれています。
ここから酉谷山避難小屋まではとても快適な縦走路、
尾根の南側にアップダウンがあまりない道が付けられており、
快調に飛ばします。
いくつかあるピークも全て巻くように道が付いていました。
ほぼ休みなく歩き続けて、1時前には酉谷山避難小屋に到着しました。
まだ小屋には誰もいなかったので荷物を置いて掃き掃除など。
一通り掃除を終えたので、コーヒーを淹れて読書。
テン場とか小屋に早く着いてのんびりしながら読書するって至福の時ですね。
2時半頃に男性2人パーティーが到着、
後からもう2人来るので合計4人になるって事でした。
その後に単独の男性が2組来ましたが、
単独のお一人は小屋に余裕が無さそうなのでテントを張るって事でした。
後から来るはずの2人がこないので僕を入れて4人で小屋を使うことに、
板の間は7畳くらいなので5〜6人までならなんとかなりそうです。
それ以上だとちょっと厳しいですね。
4時半頃には暗くなってきたので晩ご飯の準備です、
お米を炊いてカレーライスにします。
家に備蓄してあったレトルトカレーが期限切れたので山で頂く事にw
担いできたビールを飲みながらカレーライスを美味しく頂きました。
6時頃までスナック菓子をつまみながら飲んでいましたが、
眠くなったので寝ようとした頃に件の2人が到着、
小屋の中はもう厳しいので外にテント張るって事でした。
翌朝は4時頃に起きて、朝御飯は袋麺のサッポロ一番、
夜明け前に小屋を出て、酉谷山の山頂で日の出を観ようかなって思っていましたが、
雲が多くてハッキリ日の出が見えそうになかったので先に進みます。
山頂から降っている時に日が昇りました、
朝日に照らされて森が綺麗に輝いて、やっぱり山の朝は気分いいですね。
水松山までは基本的にはピークを巻く縦走路でしたが、
長沢山からは愚直に尾根を外さずに道が付いています。
ここを境に縦走路の性格が一変しました、
最初に道を付けた人が違うんだろうな、きっと。
芋ノ木ドッケから先は雲取山の登山道なので人が一気に増えました、
ここまで来たら後は三峰神社まで一気に降りていきます、
もうバテる事も無さそうなので体力の限り飛ばします。
お腹が空いたので霧藻ヶ峰でちょっと休憩してパンを食べました、
ツアーの団体が休憩していたのでずいぶんと賑やかでした。
お昼前に三峰神社に到着、
直ぐにバス停に並んだので12時半のバスに座って乗れました。
40人以上並んでいましたが増便は無し、
駐車場は満車、入る車が長い列を作っています。
人気の少ない長沢背稜から一気に人気の観光地に降りてきたので、
そのギャップにちょっと違和感を感じましたが、
早くこんな日常に戻るといいなと強く感じました。
ここから備忘録
クロージングはいつも通り
長袖ハーフジップシャツに薄手のトレッキングパンツ
2日目の日の出前は薄手ソフトシェル着ていたが、
日が昇ってきたので脱いだ。
夜明け前の気温は3度くらい、
日が昇って8度くらいになったら長袖ハーフジップシャツ1枚で快適。
就寝時に小屋内の温度は10度くらい有った、
4人いてバーナーなども使うので想定より暖かかった。
-5度対応のシュラフで寝ていたがすぐに暑くて目が覚めた、
着ていたダウンとか脱いで薄着で寝たら快適だった。
今回の山行では行動中の水分を減らしてみた。
行動前と行動後は普段通りで行動中だけ減らす。
初日、行動開始してから一杯水避難小屋まで水分飲まず、
一杯水避難小屋でようやくペットボトル開栓w
酉谷山避難小屋まで到着時点でも150ml程度しか飲まなかった。
翌日も行動中はそんなに飲まなかったので、
前日のペットボトルが最終的に100mlくらい余った。
水を2L担いでいたので、水場の水は使わなかった。
コーヒーを3杯、カレーライス後のスープ、
2日目朝御飯の袋麺を作るのに1.5Lくらい水を使った。
残りの水は300mlくらいのペットボトルを2本、
これは最後まで使わなかった。
コーヒー3杯、1合の炊飯、食後のスープ、朝のラーメン作ってガス消費28g
ザック重量は行動開始時で13.5kg
2日目は11kgくらいかな。
パラゴンの背負い心地はやっぱり好きになれない。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する