立山縦走どころか別山も断念。でも雪崩事故のことは途中まで知らず‥


- GPS
- 12:44
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 730m
- 下り
- 707m
コースタイム
室堂13:30-16:30 BP(2600mくらい?)
2日目
BP 7:50-(2700m付近で断念)-10:20雷鳥沢-だらだら-12:00みくりが池13:30-周辺散策しつつ-14:40室堂
天候 | 1日目 快晴 2日目 晴れのちホワイトアウトのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
http://www.alpen-route.com/_event/event-000661.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
■水場 この時期は立山玉殿の湧水はありません。 雷鳥沢はまだ川の流れはあり。自分は持参したので、そのまま飲めるかは分かりませんが‥雪を溶かすよりはガスを使わずいけるでしょう。 ■温泉 みくりが池温泉 600円 掛け流し http://www.mikuri.com/ 葛温泉 旅館 高瀬館 700円 掛け流し http://www.takasekan.com/ |
写真
感想
まずは雪崩の遭い亡くなれた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。
なおタイトルのとおり、自分は雪崩が起きたことを知らぬまま(数箇所でデブリが出来ていることは目視して知ってましたが、ヘリは救助訓練かと思ってました)ビバークし、みくりが池温泉に入ったとき初めて知りました。
-------
週末は立山を縦走しようと、ずっと思い描いておりました。
が、前日仕事が立て込み、会社を出て家についたのが23時‥。3時に起きるつもりが大寝坊。6時に起き、出発。
おそらくアルペンルートは除雪で富山側からは入れないだろうと、扇沢へ。着いたのは9時。
駐車場が一杯と出ていたので、日向山高原の空きスペースに停め、バスで扇沢に入りました。
途中、今回の装備を測ってみたら24kg(一眼は除くスノシュー・ピッケルなど含、水2L)。やはり重い‥
名古屋から来た人に黒部ダムで話しながら、室堂についたのは、13時すぎ。
慌ててなんとか剣御前小舎の影にテントを張ろうと、剣御前へ一路向かいました。
が、久しぶりの冬装備で足がちっとも進まず。室堂出てすぐにスノシューはくべきでした。
みくりが池の手前でスノシューはいて、やっと快適雪上歩行。
この頃、ヘリが多いなぁ‥富山県警っぽいから、雪上訓練でもしているのか?と思ってました。
登りに差し掛かり少ししてから、回りが騒ぎ出し、近くで雪崩に気付く。
起きたのは沢筋で雪崩が起きて当たり前だと思っていた場所で、被害も無かったようだし、さほど気にせず。
この頃からどうも軽い高山病も手伝ってか、しんどいなぁーと‥思ったより歩みが進まず。
しかし見上げると剣御前と立山の間に人が数名。明日、この稜線を自分も歩くために!
と思いつつも、別山ピストンにしようかなーと弱気も出てきた。
(この人たちが救助していた人たちなのか、普通のパーティだったのかは分かりません)
剣御前の小屋がだいぶ大きくなってきましたが、この頃からスキーをしない人はシリセードなどでどんどん下っていく‥
時間的にもきわどいし、自分は下るにしてもどこかでテントを張る時間も要る。
この頃から、下って雷鳥沢にテント貼るか、安全にビバークできそうな場所を探しておりました。
剣御前小屋は雪煙が舞っており、風が強そう。いくら小屋の影でもちょっとテント張るのきついかも?と弱気に。
剣御前小屋手前のトラバースに入る前に、下ることを決意。しかし、下ると日も暮れてテント張るのも大変だし‥
縦走も諦め、剣御前へのピストンに変更。少し下って、雪崩の心配も無さそうななだらかな斜面を発見。
早速ビバークにスコップで掘る。テント貼りながら、夕日を撮影。とても美しい。
テント張ってビバーク完了。上空では日暮れまで、常にヘリが飛んでおりました。
とは言えシェラフに入ってから‥ビビりなもので内心、雪崩が起きやしないか冷や冷やしておりました。
かなり安全な場所とは思いますが、斜面全体が崩れたら規模次第ではタダじゃすまないかも‥と。
夜、たまに強風が吹き荒れる。天気予報、朝は雨予報‥高気圧が思ったより南下している。
こりゃ、明日の朝は雪だな‥3時頃、雪の降る音で目が覚める。朝日が出たら下山だな、ともう一眠り。
5時、外を見ると、雷鳥沢は見えないが、剣御前は晴れていた。
こりゃいけるかも?急いで準備するが、テントは縦走しないにしても、トレーニングも兼ねて背負うことに。
朝の天気予報では、午前中はやはり不安定模様だが、とりあえず行ってみよう。
ということで朝日を見てから登り出します。テントを片付けつつ見上げると、剣御前に一人姿が。
おそらく剣御前小屋の近辺にテントを張った人なのでしょう。準備完了し、スタート。
スキーの人が横ぎっていき、自分もその人についていく。途中、雷鳥沢から登ってきた、おじさんと少し会話。
どうやらおじさんも剣の写真目当て。しかし、予想通り?ホワイトアウトへ。
下山するか悩みつつ、剣御前まではせめて登るか、と進んでみましたが、後から来た山岳会の2人組みの人が弱層チェック。
結果を待つ前に、御前小屋前のトラバース気味な斜面は怖いなぁ、ってことで下山することに。
シリセードしようかと思いましたが、それじゃトレーニングにならん、ってことで足で下りました。
雷鳥沢に戻ると、富山県警の山岳警備隊に声を掛けられました。
この時点でも、まだ雪崩で事故に遭われたことを知りませんでしたので、
「ホワイトアウトしていたのと、トラバース気味の部分が雪の状態も怖かったので下山しました」と答えました。
雷鳥沢で少々休み‥よく見ると県警の人、めっちゃ居るな。でもスキーヤー多いし、いつもこんなものか?
雷鳥沢ヒュッテでまた、一休み。テント重い!なぜか、TVカメラマンが??何かの特集か??とこの頃も思ってました。
何人か会話したのですが、雪崩のことは誰も話してなかったので‥
みくりが池で温泉に入り、フロントで日帰り温泉チェックイン。ここで初めて看板で事故を知りました。
雪崩で7人‥?11月23日‥?あれ、最近?って昨日じゃん!
回りはまったくそんな感じありませんでしたので本当に驚き、県警のヒアリングやカメラマンが居たこと、ヘリの多さに合点がつきました。
温泉を出て食事。ネットで情報収集。新聞にも一面に出てました。
時間もあったので周囲を散策していると、報道カメラマンっぽい人たちが撮影に来てました。
それでも山は静かで、スキーを楽しむ人たちも。晴れてきたためヘリが今日も何機も飛び続けていました。
写真を撮り終え、室堂へ。早く帰っても仕方ないので、最終便で扇沢へ。
バスで日向山高原で降り、車を拾って前から気になっていた葛温泉の高瀬館へ。良い湯でした。
しかし体力も馬力もないな!でもそれがよかったのかも。剣が見れなかったのは残念ですが。
事故については現場もそういう目で見ていませんし、状況もよく把握できていません。
とりあえず今かける文章はこんなものです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する