梅ヶ島温泉-安倍峠-バラの段-ワサビ沢の頭-大笹ノ頭-奥大光山-安倍の大滝-梅ヶ島温泉

- GPS
- 08:50
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,452m
- 下り
- 1,456m
コースタイム
06:43 安倍峠・八紘嶺登山道入口(登山ポスト有)
07:55 八紘嶺登山道入口(登山ポスト有)
08:14 安倍峠旧歩道入口
09:03 安倍峠(小休止。09:12発)
09:57 バラの段
10:41 ワサビ沢の頭(小休止。10:51発)
11:26 大笹ノ頭
11:53 奥大光山(大休止。12:33発)
14:26 安倍の大滝分岐(滝見学。14:39同所発)
15:03 県道(安倍の大滝入口の看板)
15:14 梅ヶ島温泉駐車場
着替え等済まし車で県道を下る。
15:29 黄金の湯
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
新東名 新静岡ICを出たら信号を左折し、後は道なりに梅ヶ島方面へ。 湯の島橋を越えて温泉街に入ると、右にこの先登って行く安倍峠方面への道が 出て来るが、直進。(八紘嶺登山道入口P、安倍峠Pに停める場合右折。) 左手に「おゆのさとふるさと公園」に続く朱色の橋が、右手にトイレと、 遭難者慰霊碑が出て来たら、その上右手側が駐車場。 【CVS/GS】 新静岡IC出口のローソン、その先のサークルKが最後のコンビニ。 早朝、夜間に営業しているGSは無し。 【公衆トイレ】 「安倍ごころ」、 平野手前で左に出て来る「真富士の里」及び、 その先の梅ヶ島観光ホテル手前の左手に見える梅園のトイレ、 駐車場下にもトイレ有。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
【危険箇所】 一番危険なのは、安倍の大滝入口にある長い吊橋ですw(いやッマジでッ!w) 次に危険なのは、奥大光山から安倍の大滝迄です。ほぼ急坂か痩せ尾根か、 その双方のミックスしかありませんw その次が安倍峠からワサビ沢の頭間で、同じく急坂、痩せ尾根ですが、 こちらはワイルドで、バッチリ楽しめますw いづれにしましても上記は、女房子供を連れて行くような場所では、 きっと無いんだろうと、個人的には思いましたw 急坂登りでは石を落とさないように気を付けましょう! 急坂降りでは、この季節、日が当たるにつれ霜が溶け始め、土勝ちな道では 局所的に滑り易い場所が出来て来ます。気を付けましょう。 (私は本日2コケ!3〜4回コケかけました!w) 【道迷い】 日がある内且つ常識的な判断の下であれば、迷う事はありません。 「アレッ?」と思うかもしれない所を挙げます。 安倍峠旧歩道入口から、安倍峠迄は、ずっと安倍川源流の川原沿いを 歩いて行く道です。 所々「アレッ?」って思っても、ひたすら沢沿いを歩いて行けばOKです。 途中一点、流れが無くなった先に表れる右斜面のあちこちに、ピンクリボンが 巻き付けられているのを見る事がありますが「無視!」です。 直進していれば直ぐに、「安倍峠」の看板のある左八紘嶺、右バラの段、 直進アスファルトの十字路に行き着きます。 【下山後周辺情報】 ・安倍の大滝:素晴らしい滝!見る価値有! ・黄金の湯:梅ヶ島温泉郷にも日帰り温泉ありますが・・・ 庶民的にはスタンプ貯まるし、ついついコチラへw 露天風呂から登った山を眺めるって〜のもオツなもんですw |
写真
安倍峠迄ずっと、こんな気持ちの良い平坦な道を歩いて行きます。幸せッ!
日頃から、一方ならぬお世話になっている水の源流を、辿る事が出来るなんて感激!
(日が射し込まず、薄ら寒いのが玉に瑕。)
としょ〜ん5w
飽きて来たので、もう止めますw
この後も何度か沢を飛び越えました。
楽しくて写真ばかり撮っているので、遅々として進みませんorz
凍っている箇所もあるので注意!
安倍峠着。
左手が八紘嶺、右手がバラの段、直進するとアスファルトの道に出て、ブナの大木、富士山等が見れます。一寸周辺をウロウロ偵察してから、バラの段に向かいます。
いや〜ここ迄の道、気に入りました!
安倍峠-ワサビ沢の頭間は、登りも降りもこんな感じの急坂が続きます。(写真では伝わり難いっすね。)
登りは石を落とさないように!
降りは日が高くなると共に、溶けた霜で濡れた土で足を滑らせないように!
富士山その1
バラの段の少し手前ですが、ここが安倍奥富士山眺望No.1かもしれない?
大笹の頭迄、いづれも安倍奥No.1を争う富士山眺望スポットが続きます。
つくづく良い道だなぁ〜!
安倍峠-ワサビ沢の頭間の、急登と痩せ尾根の「ワイルド安倍奥」とは打って変わって、ここから先十枚山迄は、アップダウンが少なく、所々に倒木が見られる「古安倍奥」とも言うべき、至極平和な道♪
奥大光山
今日は、ここを右に折れて、安倍の大滝へと降ります。
ピークの看板は、この先10m位の右手側にあります。
(ワサビ沢の頭、大笹の頭と同じパターンの看板)
ここで始めて、大光山からのピストン帰り(?)と思しきソロ二組とすれ違う。
至極静かな山行!
奥大光山周辺と言えば、東斜面のカラマツ林。
さあ、大休止!チキンラーメン作ろう!
(今日はスープがすぐに飲めるよう、コッヘルが熱くなり難く、ガスの節約にもなる「3分待ち」をテストw)
奥大光山を安部の大滝方面へと降り始めると−
先週同地で出会ったのと、全く同じ犬が登ってくる!
後から登って来たご夫婦のパーティーによると、「よしとみ荘」さんの飼い犬がついて来てしまったという。
「ピッカリ犬」と命名w
ここも危険マーク。
こんな感じの所が3〜4箇所あったかな?
激降りと痩せ尾根だらけで、とてもここを登って来る気にはなれんッ!w
先週のオバサン3人のパーティーや、今日のご夫婦、よくここを登って来たなぁ〜!感心、感心!
安倍の大滝
岩に囲まれ、高さもある非常に姿の良い滝です。
飛沫が来る距離迄寄れるので、マイナスイオン(似非科学w)に疲れも癒されます。
行きの分岐で観光と思しきオジサン二人組と、帰りにカップル一組と出会ったきり、誰とも出会いません。最高!
人の来ない観光地だなぁ〜と思いながら降っていると、渡渉ポイントが!
なる程!滝迄の1.2kmは、ほぼほぼ登山道なので、こりゃハイヒールじゃ来れないよな!
渡渉のある観光地www
更に降った所で、観光っぽい女子4人組とすれ違うと、良い匂いがして「嗚呼俗世に戻って来た〜!」と実感www
「お一人様限定超グラグラ吊橋」
ここが今回のハードな行程中でも、まさかの「No.1に危険な場所」でした!w
次男、この距離を渡り切るのに5分以上を要したんじゃなかろうか?
さっきの女の子達、よく全員渡って来れたなぁ〜!偉いッ!
感想
先週、安倍奥を奥大光山迄繋いだので、
今週は安倍峠から奥大光迄繋いでみる事にしました。
子連れ日帰り安倍奥繋ぎで、車を停めての「ピストン以外」が可能なのは −
青笹山-地蔵峠、十枚山-大光山、安倍峠-奥大光山、新窪乗越-山伏
だけだと踏んでましたので、その一環です。
梅ヶ島温泉から八紘嶺登山道入口迄は、アスファルト歩きが少ない事は
有り難いながら、ほとんどが人工林のつまらない登山道です。
(アスファルトを選択すると、相当な大回りとなります。)
間伐展示林だけあって、綺麗に整備されている事、如何にも安倍川源流を
感じさせる地質である事、冬枯れているが故に、所々八紘嶺を望める事
が、せめてもの救いです。
逆に、八紘嶺登山道入口から安陪峠旧歩道入口迄のアスファルト道は、
日当たり、安倍奥西稜の見晴らし共に良く、ガサガサッという動物の
息づきや、鳴き声の聞こえる気持ちの良い道でした。
安陪峠旧歩道入口から安倍峠迄は、安倍川源流を辿るアップダウンの少ない
実に気持ちの良い道!(日当たりの悪さ&それに起因する寒さが玉に瑕w)
更に安倍峠-バラの段-ワサビ沢の頭間は、急坂・痩せ尾根だらけではあるものの、
道がワイルドで格好イイ!&眺望安倍奥No.1!w
(背中に八紘嶺-七面山の連なりを、左手に富士山を見る!
富士山の眺望で言ったら、この区間が安倍奥No.1でしょうね!
しかも初冬の青い空!)
打って変わって、ワサビ沢の頭以降は、ぼんやりしちゃうような、ピーク感の
薄い、至極平和な道!w
青笹山-十枚山間は、青笹が特徴の壮年期の山!っていう印象があるのに対して、
十枚山-ワサビ沢の頭間は、ブナ、ミズナラ等の年老いた山!っていう
イメージがあります。(崩壊地も多いですし。)
地質図で調べて見ると、前者のピークは2,200万年〜1,500万年前の
火山岩(デイサイト・流紋岩類)、後者のピークは同年代の堆積岩類だという事。
ちなみに八紘嶺や山伏を含む安倍川流域の地質は、4,000万年〜2,200万年前の、
付加コンプレックス(プレートに乗って日本列島に付加される際に、複雑に
変化した地層)だそうです。
奥大光山から安倍の大滝への降りは、激降りと痩せ尾根のオンパレード!w
息つける区間が途中の人工林のみというオマケ付。
そこを先週は、年上のオネエ様三人のパーティーと犬が、今週は初老の
ご夫婦と犬が登って来るんだから大したもんだよなぁ〜!
えっ?この犬先週も会った、リード無しの犬だゾ?年上のオネエ様方の
飼い犬では無かったのか?
と思いご夫婦に聞いてみると・・・麓の民宿「よしとみ荘」さんの飼い犬が
付いて来ちゃったんだとかw
きっと、この道をしょっちゅう登ってるんだな?物好きな犬だなぁ〜w
安倍の大滝は疲れも吹っ飛ぶ素敵な滝で、一見の価値有り!
その割に観光客居ないな〜と思ったら、それもその筈!?
大滝入口からの1.2kmは、ほぼほぼ「登山道」なんで、運動靴じゃないと
多分途中で諦めたくなりますw
そして仕上げは、一度にお一人様限定の、超グラグラ吊橋!
自分史上最高グラグラに、次男が渡り切る迄何分要しただろう?w
ハッキリ言って、この吊橋が今回のルートで一番危険を感じる箇所でした。
その後のアスファルト歩きは短くて助かる。
梅ヶ島温泉駐車場に戻って、仕上げは黄金の湯の露天風呂から
登った山を眺める!
安倍川源流とクマの息づきの安倍峠旧歩道「源流の回廊」、
急坂、痩せ尾根と眺望の安倍峠-ワサビ沢の頭間「ワイルド安倍奥」、
なだらかな尾根歩きと倒木のワサビ沢の頭-奥大光山間「古安倍奥」、
激降りの痩せ尾根、グラグラ吊橋の奥大光山-安倍の大滝入口間「ピッカリ犬の危険な散歩道」、
そして仕上に滝、温泉と、変化と刺激に富んだ、なかなか楽しい山歩きでした。
さて、来週末は晴れれば八紘嶺登山口P-新窪乗越ピストンだ!
疲れが残ってたら青笹山でマッタリかも?w
コメント
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holomania










古レコに失礼いたします
まだレコ作成中なのですが、5/6、行ってきました。
まんまこのルートをパクリつつ、大光山まで足を延ばしたりなんかしたのですが…いやー、激しいですね、このルート。
安倍東山稜でも屈指のハードコースだと思いました
何より、これを歩き切った次男くんがすげー、と感心しきりでしたよ。
まさかの雪渓から始まり、キレットに痩せ尾根、大人でも大変な垂直トラロープ…お道具も揃ったようですし、将来有望ですねw
そろそろ安倍奥はヒル様が嫌なのでお休み期間に入ります(!)
秋以降、何処かのお山で遊んでやってくださいませー
joe0119さん
古レコへのカキコ大歓迎っすよ〜ッ!w
それより毎々コメ遅れており、大変申し訳御座いませんorz
見ました見ました!joeさんの天候はさて置き、私にそっくりな(?)レコw(流石に大光山迄は行けませんが!w)
この変態経路を行く人があったとはッ!www
渡れないスノーブリッジはあったのに、本来渡れる安倍大滝へのブリッジが崩落とは…
やり手過ぎますwww
遂に白鳥食堂デビューもされたのですね♪
いづれ賎機山縦走ででも、ウチの次男と遊んだって下さいw
有難う御座いました。
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