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Yamareco

記録ID: 387425
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
奥秩父

登り納めだよ金峰山、でも登頂ならずの大日岩まで

2013年12月29日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
07:39
距離
7.5km
登り
804m
下り
801m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

6:09瑞牆山荘P-富士見平小屋7:43(1:34)/[予定]7:45/[差]+0:02
(休憩&装備調整0:15)
7:58富士見平小屋-大日小屋9:30(1:32)/[予定]9:15/[差]-0:15
(休憩0:10)
9:40大日小屋-大日岩10:40(1:00)/[予定]10:00/[差]-0:40
(食事休憩0:35)
11:15大日岩-富士見平小屋12:37(1:22)/[予定]---/[差]---
(休憩&装備調整0:15)
12:52富士見平小屋-瑞牆山荘P13:33(0:41)/[予定]---/[差]---
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
瑞牆山荘無料駐車場を利用
午前6時時点で5、6台、午後2時時点でも10台程度の駐車で、十分に余裕はあり。
全面雪なので冬用タイヤかチェーンが無ければ利用は難しいと思われます。
コース状況/
危険箇所等
【瑞牆山荘P〜富士見平小屋】
瑞牆山荘駐車場の入口に登山ポストがあります。この日は警察が見回りに来ていたので、直接手渡しで登山届けを提出しました。
年末年始の休みで雪山に入る人が多く、事故予防のための見回りをしているようで、
・十分な装備を用意しているか
・無理な計画ではないか
・登山届けをきちんと出すように
との注意を受けました。寒い中の早朝の見回り、お疲れ様です。
富士見平小屋まで、危険箇所は特にありません。
積雪は10〜15cm程度で、しっかりしたトレースもありました。
慣れた人ならアイゼンなしでも登っちゃうのでしょうが、慣れていない我々は傾斜の急なところで足が滑りがちなのでチェーンスパイクを使いました。
瑞牆山荘駐車場からしばらくはなだらかな樹林帯の道が続き、里宮神社(林道との交差点)の手前からやや傾斜が出てきます。
木々の向こうに瑞牆山が見えてくると傾斜は少し落ち着いて、道は右へ曲がって富士見平小屋まで続きます。
富士見平小屋の近くには水場がありますが、この状況じゃ凍りついてるんでしょうね〜(未確認)


【富士見平小屋〜大日小屋】
富士見平小屋の建物とトイレとの間を通って金峰山方面へ進みます。
しばらくは登り坂が続き、標高2000m付近から飯森山の南面を巻くように歩き、大日小屋までは比較的ゆるやかな道となります。
雪は20〜30cm、トレースはしっかりありました。特に危険な箇所はありません。


【大日小屋〜大日岩】
やや急な登りとなります。ロープが設置されている岩斜面の登りが1ヶ所あります。
大日岩付近からは展望が開けて南西方向・南アルプスがよく見えます。

6時過ぎ。日の出前に出発します
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6時過ぎ。日の出前に出発します
ネックウォーマーで窒息しかけてすでにヘロヘロのもここです
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ネックウォーマーで窒息しかけてすでにヘロヘロのもここです
里宮神社入口。寄ってくれば良かったなァと今更ながらに後悔
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里宮神社入口。寄ってくれば良かったなァと今更ながらに後悔
空が明るくなってきました
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空が明るくなってきました
背後の木々の向こうに朝焼けの山が見えます
背後の木々の向こうに朝焼けの山が見えます
行く手には瑞牆山の姿。かっちょ良い山です。ザ・山と個人的に呼んでおります
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行く手には瑞牆山の姿。かっちょ良い山です。ザ・山と個人的に呼んでおります
天気はバッチリ、絶好の冬山日和になりそうです
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天気はバッチリ、絶好の冬山日和になりそうです
富士見平に到着。テン場にはテント1張。富士見平小屋の方に金峰山方面のコース状況を教えていただきました
富士見平に到着。テン場にはテント1張。富士見平小屋の方に金峰山方面のコース状況を教えていただきました
富士山に挨拶して、いざ再出発です
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富士山に挨拶して、いざ再出発です
いきなり大日小屋にワープ。実は靴の慣らしが不十分で写真どころでは……
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いきなり大日小屋にワープ。実は靴の慣らしが不十分で写真どころでは……
この時点ですでに計画タイムより30分程遅延しており、金峰山登頂は厳しいだろうと判断しました。大日岩まで行って引き返すことにします
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この時点ですでに計画タイムより30分程遅延しており、金峰山登頂は厳しいだろうと判断しました。大日岩まで行って引き返すことにします
大日岩の直下で展望が開けます
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大日岩の直下で展望が開けます
今回の改・目的地、大日岩です
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今回の改・目的地、大日岩です
手前に見えるのは鷹見岩でしょうかね
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手前に見えるのは鷹見岩でしょうかね
もう少しで稜線に出ます
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もう少しで稜線に出ます
南アルプスじゃなくて八ヶ岳、バッチリ
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南アルプスじゃなくて八ヶ岳、バッチリ
大日岩に到着です。てっぺんまで登る根性はありません
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大日岩に到着です。てっぺんまで登る根性はありません
とりあえず大日岩到達の喜びを表現してもらいました
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とりあえず大日岩到達の喜びを表現してもらいました
西側から風が吹いてくるので、この岩陰で食事とします
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西側から風が吹いてくるので、この岩陰で食事とします
本日のメニュー、スモークチキンと野菜たっぷりのサンドイッチ〜
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本日のメニュー、スモークチキンと野菜たっぷりのサンドイッチ〜
断念した金峰山への稜線。また今度来るぞ〜
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断念した金峰山への稜線。また今度来るぞ〜
テクテク戻ります
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テクテク戻ります
富士見平まで戻ってきました
富士見平まで戻ってきました
富士山に見送られつつ下山です
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富士山に見送られつつ下山です
瑞牆山にも見送られつつ下山です
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瑞牆山にも見送られつつ下山です
瑞牆山荘駐車場に戻ってきました
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瑞牆山荘駐車場に戻ってきました
これ以上ベスト・マッチなお土産はないので衝動買いしました
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これ以上ベスト・マッチなお土産はないので衝動買いしました

感想

今年最後の山は、奥秩父の名峰・金峰山にしようと、しばらく前から考えていた。
奥秩父山系には馴染みがあるし、ガッツリ雪山を楽しむには良さそうだった。

ただ、計画時点から登頂は難しいだろうという予測はあった。
黒パグ隊のペースからすると、まず日帰りには無理がある。日没ギリギリか、18時近くの下山になることが予想された。
本格的な雪山に慣れていないということもある。もしもトレースが無ければ、ルートの確認やラッセルにてこずること間違いなしだ。
おまけに、新調した靴の慣らしが十分ではないので、最後まで順調に歩き続けられる保証はなかった。

そんな状況なので、無理して山頂を目指すつもりも無かった。
ダメだと思ったらすぐ撤退、なんなら単に雪山を歩く練習のつもりでの金峰山行きだった。
雪山初心者の黒パグ隊としては、手探り状態で雪山スキルを身につけていくしかない。
とは言えいきなり限界点まで行ってしまったらそれで終わりなので、限界手前で恐る恐るの実地訓練といった感じだ。


結果的には、予測通りに登頂はかなわなかった。
予測していただけに、ガッカリ感はない。

雪道については問題はなかったと思う。
人任せで申し訳ないが、トレースが付く事を期待して、年末休みに入って1日置いてから出かけた。期待通りにトレースは十分についていた。
仮にノー・トレースだったとしたら、ある程度出来るところまでラッセルして、もっと手前で引き返してきただろうと思う。
それはそれでラッセルの良い練習になったことだろう。

一番の失敗は靴だ。
慣らしを十分にやっておかなかったが為に、始終足のどこかが痛んだ。
調整するために履きなおしたり、普段なら簡単に登れるような場所でもたついたり、大幅なスピードダウンとなった。
そのまま歩き続けたとしても、遅れを取り戻せる可能性は無かった。
むしろ、より遅れていく可能性のほうが高かったから、迷わず登頂は諦めて大日岩で引き返すことにした。


金峰山を楽しみにしていただろうもここには申し訳ないことをした。
でも、雪山の勉強という意味ではいろいろと学べた山行だったと思う。


今年の登山はこれにて(多分)終了。
最後が登頂失敗というのもアレレな感じがしないでもないが、間抜けな黒パグ隊らしい気もする。
この場を借りて、今年1年お世話になった皆さんに感謝しておこうと思う。

レコやコメントを通して、山の状況や登山の知識など、いろいろなことを教えて下さった皆さん、どうもありがとう。
来年もまたご厄介になります。

 駐車場で出発の準備をしているとおまわりさんに声をかけられる。
事故に気をつけてというお話を。
ふざけていると思われるのが恥ずかしくて、ザックに付けていたヒップソリをそっと外す(´・ω・`)

 雪で白いからあたりも明るく感じる道。
寒いぞ寒いぞと寒がりのMizに言われたので防寒対策しっかり過ぎて汗だく。
ネックウォーマーを目元まで上げてつけたら眼鏡が雲ってなんも見えないし、下のを方を襟元に入れて暖かくと思ったら息が出来ない。

 新しいアイゼンの装着が上手く出来なくて何度も直す。
お店の人に手袋付けたまま練習して下さいねと言われたのにしなかったら。

 防寒対策で靴下2枚かさねにしたら靴下が擦れあって違和感。
靴下ずれでちょっとひりひりする。
もう2枚かさねはしない。

 富士見平小屋の前で富士山眺めながら靴下脱いでいると中から出てきた人に挨拶される。
「小屋にお泊まりですか?」
とたずねたら小屋の人だったでごさる。
「そういう事で小屋に泊まりました。」
と爽やかに返される。

 色々整えて再スタート。
調子が上ってきてばっちりばっちりなんて思いながら歩いていたらMizの歩き方がおかしい。

 大日小屋で焼き芋食べて休憩。
大日岩でスモークチキン&生ハムサンド食べて、ホワイトココア飲んで、雪遊びして
「またくればいいさ〜楽しみはとっおこう」
今日はここまでと下山。

 富士見平小屋で増富の湯の割引券をもらって温泉入ってだらだらしてきました。
Mizは駐車場が凍結していたからびびってチェーンスパイク付けてた。
お風呂の後、Mizは鍋焼きうどんと湯豆腐、私はサクラモツの煮込み定食とビールでお疲れ様しました。
美味しかったです、ご馳走様。

 てっぺん踏まなかったけどお天気も良く気持ち良かったし、怪我もなくおうち帰れたから、こんな登り納めでもいいんじゃないかなぁ。

 2013年もあとちょっと。
来年の目標を立てて新しい年を迎えようと思います。

ヤマレコの皆さんには色々と参考にさせもらったり、笑わせてもらったりと沢山お世話になりました。
また来年もよろしくお願いします。
皆さん、良いお年を(*´∀`)ノ

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コメント

お疲れ様でした!!
MizさんMococoさんこんばんわ、登り納めお疲れ様でした!!
山はいつでもそこにあるっ!
だからいつでも登れますから。

お二人の山行レコ、今年は毎回楽しみに拝見し、参考にしてもらってます。
来年も楽しいレコを見せてください。

登り初めはどこになるんでしょうか?
自分は、三峯にでも出かけてみようかと思ってますが、たぶん人多すぎでしょう。。

今年はレコを通じてお世話になりました。
来年もよろしくお願いします!

良いお年を!!
2013/12/30 23:06
journeyさん(*・ω・)ノ
大日岩から頂上までの道が楽しみだったのですが、また次に行く楽しみにします。
登山者人口が増えて、事故も凄く増えているようなので、しっかり勉強やトレーニングをして行ける山を増やしていきたいです。

登り初めは家族みんなで近くのお山に御来光を観にいくですよ(*´∀`)

来年もjoureneyさんの活躍楽しみにしてます。
良いお年をお迎えください。
2013/12/31 14:21
journeyさん( ̄ー ̄)ノ
こんばんは〜

また経験を積んで金峰山には再挑戦するつもりです〜
のんびりゆっくりでもステップアップしていければ良いやと思ってるので。
事故って山に登れなくなるのが一番残念なことですからねぇ。

登り初めは地味〜なところで済ませます。
三峰も良いですよね〜。もう少しアクセスしやすければもっと良いんですけどね
我々は今のところメジャーな山に登る計画はありませんが、今シーズン中にまたどこかの雪山に挑戦してみたいと思っております。

来年もよろしくどうぞ!
良いお年を〜
2013/12/31 17:45
ジーク・ジオン!
この日、大菩薩嶺から金峰山を眺めていました
ピーカンでしたので、五丈岩にのぼられて手を振って下さっていたら
こちらから黒パグ隊を目視できましたのに・・・

16枚目のお写真のボケをみなさんスルーされていらっしゃるので、
ボクが変わってツッコミを入れさせていただきます
「南アルプス、バッチリ」ではなく、「八ヶ岳、バッチリ」やろ!
新年一発目のツッコミを入れさせてくださいまして、ありがとうございました
┌○ペコ  
2014/1/5 20:33
シャア少佐( ̄ー ̄)ノ
こんばんは〜
残念ながら金峰までたどり着く実力がありませんでしたわ〜

16枚目……ほんとだ、八ヶ岳ですな。
手前に見えてるのがてっきり鷹見岩かと思ったので方角を誤っていたようです。
直しておきます〜
2014/1/5 21:14
ジーク・ジオン(*・ω・)ノ
ツッコミありがとございまぁす。

少佐はここのところ女性に囲まれムフフ な楽しいお山ばかりじゃないですか・・・羨ましい限りです。
あたしも小うるさいおっさん以外と歩きたいですよ。

今年の少佐の活躍も期待しております。
ジオン公国に栄光あれ(*´∀`)ノ
2014/1/5 21:17
プロフィール画像
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