野谷荘司山 - 白谷左俣BCと合掌造り


- GPS
- 05:32
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 1,140m
- 下り
- 1,135m
コースタイム
天候 | 冬の花曇り -6°C https://tenki.jp/past/2022/01/23/chart/ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
白山から連なる北縦走路上にあります。 登山口は冬季閉鎖された白山スーパー林道(現名ホワイトロード)岐阜県側の車止め。数台分スペースあり。東海北陸道から近いです。カーナビは地点タッチで案内OKでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
尾根: ブナ林の太い尾根を真っ直ぐに登って行くので、迷える箇所はありません。傾斜はスパルタで前日の高速トレースが固まっていて長板でもシール効きが弱く、ずり落ちしないために何度も新雪に入ったので多分クトーの方が良かった。汗 とはいえ登り易く、知名度以上に地元人気あり、湯沢に例えると東谷山に近い系かと。スノーシューのトレースもありました。 白谷左俣: 降雪2日後に入りました。北東向きの谷でヘビー湿パウ、止まる雪ではなく板はストレスフリーに走り脚は疲れるけど良好。前日がザ・デイでシュプール沢山。滝も完全に埋まってました。花曇りで昇温せず雪崩れる予兆なし。堰堤が見えたら右岸伝い。ほぼ非圧雪ゲレンデでした。 特筆すべきが終盤、堰堤脇の雪を繋いで滑り降りる箇所あり。万が一でも失敗すると沢に滑落する微妙な状況だったので注意。リピーターの方からの情報で過去に谷を埋め尽くす大雪崩があったとのことで、春先も要判断と感じました。 尾根 > 眺望: 1300m位から上部はブナ林を抜け庄川を挟んで東側の展望が良く、剱岳〜御嶽まで望めます。野谷荘司山頂からは縦走路越しに白山が大きく、北には笈ヶ岳や大笠山が連なってました。 |
その他周辺情報 | 白川郷 に尽きます。ここまで遠路遥々来たら是非 |
写真
感想
四ッ岳BCで奥飛騨まで来たので、折角ならプラス自宅からは遠い北陸の山も1山滑ろうかなと、高山のビジホを予約。野谷荘司山が良さそうだったのでその計画。翌朝40分ほど車を走らせて白川郷の登山口に着くと4台目。
前日は相当のパーティが入った様子で深堀り高速道路。初めての山なので最も無難な、末端から尾根に取り付くトレースへ。気さくなスプリットボードの方とほぼ同時刻同ペースで、途中までお話しつつ登りました。白谷とは反対斜面を落とすとのことで、色々バリエーションがあるみたいです。周囲の山も教えて頂き感謝。急で体力トレの山が多いというのには納得。関越はスキー場銀座、かの朝日岳ですら宝台樹がばっちり見えますが、それがなく見渡せるどの山も自然林に覆われています。
稲妻のようなつづら折れをシールでこなして雪稜に上がると、白谷左俣の源頭にびっしりと滑走トレースがついてました。やはりここも前日はパウダー祭りだった様子で、かぐら田代落としさながらの様子。斜度的には雪崩易いですが前日の晴れで雪は沈降、今朝は花曇りで直射を受けておらずGood。
ジャンクションピークを越えた先に野谷荘司山。脚が重くなってきて四ッ岳の疲労をどっと感じた時にちょうど山頂着。それまで北縦走路の上に少ししか見えなかった白山が姿を現して大展望。風もなく、そしてあのトレースにも関わらず誰もいなくてのんびり過ごしました。
頂上滑走からカニ歩き、そしてJPからドロップ。重さと共にサラサラ感もある雪で板がよく走り、カールのように広大なためラインも時々クロスする程度で朝のパウゲレンデみたい。心配だった滝も埋まったようで無く、ノドで収束しても荒れずにボトムまであっという間。右岸を滑りますが1箇所堰堤で細い雪繋ぎ。ありゃ、やっぱり山でした。通過すればあとはボブスレーと僅かな担ぎ歩きで下山。これは滑走人気なの分かった。良い山でした^^
午後、深雪に覆われた世界遺産の合掌造りをのんびり歩き。むかし夏行った時と比べて屋根の傾斜や、なぜ南北を向いてるのか雪の着き方で分かり、理にかなった先人の知恵なんだなあと感心しました。
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