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Yamareco

記録ID: 3943440
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山滑走
白山

野谷荘司山 - 白谷左俣BCと合掌造り

2022年01月23日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 石川県 岐阜県
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:32
距離
8.2km
登り
1,140m
下り
1,135m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:56
休憩
0:37
合計
5:33
距離 8.2km 登り 1,140m 下り 1,141m
7:09
171
スタート地点
10:00
10:03
42
10:45
20
11:05
11:38
18
11:56
11:57
45
12:42
ゴール地点
天候 冬の花曇り -6°C
https://tenki.jp/past/2022/01/23/chart/
過去天気図(気象庁) 2022年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
世界遺産、白川郷のすぐ真上に聳える人名のような響きの山。
白山から連なる北縦走路上にあります。
登山口は冬季閉鎖された白山スーパー林道(現名ホワイトロード)岐阜県側の車止め。数台分スペースあり。東海北陸道から近いです。カーナビは地点タッチで案内OKでした。
コース状況/
危険箇所等
尾根:
ブナ林の太い尾根を真っ直ぐに登って行くので、迷える箇所はありません。傾斜はスパルタで前日の高速トレースが固まっていて長板でもシール効きが弱く、ずり落ちしないために何度も新雪に入ったので多分クトーの方が良かった。汗 とはいえ登り易く、知名度以上に地元人気あり、湯沢に例えると東谷山に近い系かと。スノーシューのトレースもありました。

白谷左俣:
降雪2日後に入りました。北東向きの谷でヘビー湿パウ、止まる雪ではなく板はストレスフリーに走り脚は疲れるけど良好。前日がザ・デイでシュプール沢山。滝も完全に埋まってました。花曇りで昇温せず雪崩れる予兆なし。堰堤が見えたら右岸伝い。ほぼ非圧雪ゲレンデでした。
特筆すべきが終盤、堰堤脇の雪を繋いで滑り降りる箇所あり。万が一でも失敗すると沢に滑落する微妙な状況だったので注意。リピーターの方からの情報で過去に谷を埋め尽くす大雪崩があったとのことで、春先も要判断と感じました。

尾根 > 眺望:
1300m位から上部はブナ林を抜け庄川を挟んで東側の展望が良く、剱岳〜御嶽まで望めます。野谷荘司山頂からは縦走路越しに白山が大きく、北には笈ヶ岳や大笠山が連なってました。
その他周辺情報 白川郷
に尽きます。ここまで遠路遥々来たら是非
登山口、馬狩で早くも合掌造りがお出迎え
2022年01月23日 07:11撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/23 7:11
登山口、馬狩で早くも合掌造りがお出迎え
シール歩行。なんとか氷を繋いで行けます
2022年01月23日 07:16撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/23 7:16
シール歩行。なんとか氷を繋いで行けます
高速トレース二又を左へ。尾根に取りつき
2022年01月23日 07:30撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/23 7:30
高速トレース二又を左へ。尾根に取りつき
最初は植林帯。ゆっくり行きます
2022年01月23日 07:37撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/23 7:37
最初は植林帯。ゆっくり行きます
そして北陸らしいブナ林に。この景観が暫く続きました
2022年01月23日 08:35撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/23 8:35
そして北陸らしいブナ林に。この景観が暫く続きました
ブナの林間からも合掌造りの古民家が
2022年01月23日 08:37撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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ブナの林間からも合掌造りの古民家が
標高1200mで少し尾根らしくなり
2022年01月23日 08:41撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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標高1200mで少し尾根らしくなり
三方岩岳。林道が通っていて夏は中宮温泉に抜けれます
2022年01月23日 08:44撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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三方岩岳。林道が通っていて夏は中宮温泉に抜けれます
しばらく急斜となり稲妻トレース。無限キックターン…
2022年01月23日 08:52撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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しばらく急斜となり稲妻トレース。無限キックターン…
スプリットの方。色々と情報頂き有難うございましたmm
2022年01月23日 08:56撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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スプリットの方。色々と情報頂き有難うございましたmm
猿ヶ馬場山。スキー場がなく自然の豊かさを感じる
2022年01月23日 08:57撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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猿ヶ馬場山。スキー場がなく自然の豊かさを感じる
ブナ林を抜けると明るい雪稜
2022年01月23日 09:33撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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ブナ林を抜けると明るい雪稜
行く手。野谷荘司山は越えて更に裏側にあります
2022年01月23日 09:38撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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行く手。野谷荘司山は越えて更に裏側にあります
南に白川郷の上流。庄川は日本海へと注ぐので
2022年01月23日 09:39撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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南に白川郷の上流。庄川は日本海へと注ぐので
赤頭山というピーク。巻きます
2022年01月23日 09:39撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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赤頭山というピーク。巻きます
北縦走路越しに白山。御前峰と大汝峰が
2022年01月23日 09:39撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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北縦走路越しに白山。御前峰と大汝峰が
三方崩山と奥三方岳。急峻そうだけどBC定番らしい
2022年01月23日 09:40撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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三方崩山と奥三方岳。急峻そうだけどBC定番らしい
北アに日が当たりました
2022年01月23日 09:42撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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北アに日が当たりました
ジャンクションピークが見えてきた!
2022年01月23日 09:48撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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ジャンクションピークが見えてきた!
かぐら白谷落とし。えっ?
2022年01月23日 09:50撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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かぐら白谷落とし。えっ?
大人気。でもアセスメントは十二分にしましょう
2022年01月23日 09:50撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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大人気。でもアセスメントは十二分にしましょう
JPへ続くトレース
2022年01月23日 09:59撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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JPへ続くトレース
合掌造りを俯瞰します
2022年01月23日 10:25撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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合掌造りを俯瞰します
越し方の尾根。良かった
2022年01月23日 10:35撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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越し方の尾根。良かった
最後の稲妻。有難うございましたmm
2022年01月23日 10:35撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/23 10:35
最後の稲妻。有難うございましたmm
雪肌が素晴らしい。白山北縦走路
2022年01月23日 10:51撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/23 10:51
雪肌が素晴らしい。白山北縦走路
野谷荘司さん!こんにちは
2022年01月23日 10:51撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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野谷荘司さん!こんにちは
意外と長かった。ビクトリーロード
2022年01月23日 11:03撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/23 11:03
意外と長かった。ビクトリーロード
遮るものなく白山の全景が見えます。このボリューム
2022年01月23日 11:09撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/23 11:09
遮るものなく白山の全景が見えます。このボリューム
白山北面の広大な裾野。アプローチ地獄なのは私でも分かる…
2022年01月23日 11:15撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/23 11:15
白山北面の広大な裾野。アプローチ地獄なのは私でも分かる…
笈ヶ岳。遠い二百名山
2022年01月23日 11:10撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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笈ヶ岳。遠い二百名山
大笠山。人を寄せ付けなそう
2022年01月23日 11:10撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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大笠山。人を寄せ付けなそう
大門山。両白山地って深い
2022年01月23日 11:10撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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大門山。両白山地って深い
白山。ずっと眺めていられる風景
2022年01月23日 11:10撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/23 11:10
白山。ずっと眺めていられる風景
前日の体力疲労がラスト出てしまい、頂上で大休憩…
2022年01月23日 11:11撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
1
1/23 11:11
前日の体力疲労がラスト出てしまい、頂上で大休憩…
やっぱり白山、素晴らしい
2022年01月23日 11:16撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/23 11:16
やっぱり白山、素晴らしい
秋でも良いから北縦走路、繋げたい気持に駆られました
2022年01月23日 11:25撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/23 11:25
秋でも良いから北縦走路、繋げたい気持に駆られました
名残惜しい別れの時
2022年01月23日 11:25撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/23 11:25
名残惜しい別れの時
野谷庄司山頂〜JPは滑走とカニ歩きで
2022年01月23日 11:56撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/23 11:56
野谷庄司山頂〜JPは滑走とカニ歩きで
JPから早速良い感じ
2022年01月23日 11:59撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/23 11:59
JPから早速良い感じ
スプレーまみれ
2022年01月23日 12:02撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/23 12:02
スプレーまみれ
いえすいえす。白谷かっ飛ぶ
2022年01月23日 12:02撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/23 12:02
いえすいえす。白谷かっ飛ぶ
ノド。滝出てたとレコがあったので佇むも水音せず
2022年01月23日 12:07撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/23 12:07
ノド。滝出てたとレコがあったので佇むも水音せず
中俣との出合
2022年01月23日 12:09撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/23 12:09
中俣との出合
雪崩れてなく快適
2022年01月23日 12:11撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/23 12:11
雪崩れてなく快適
振り返って唯一の注意箇所。万が一転倒すると終わり
2022年01月23日 12:25撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/23 12:25
振り返って唯一の注意箇所。万が一転倒すると終わり
でも十分幅あり通過。高巻く場合は結構手前かな
2022年01月23日 12:25撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/23 12:25
でも十分幅あり通過。高巻く場合は結構手前かな
帰還。板担いで車へ。今日も良い山でした^^
2022年01月23日 12:32撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
1/23 12:32
帰還。板担いで車へ。今日も良い山でした^^
雪景色と合掌造り。急勾配屋根でもやっぱり積もるのか…
2022年01月23日 13:29撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/23 13:29
雪景色と合掌造り。急勾配屋根でもやっぱり積もるのか…
冬の原風景
2022年01月23日 13:33撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/23 13:33
冬の原風景
風情たっぷりです。人も少なめでゆったり
2022年01月23日 13:40撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/23 13:40
風情たっぷりです。人も少なめでゆったり
深雪の中での生活
2022年01月23日 13:43撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/23 13:43
深雪の中での生活
撮影機器:

感想

四ッ岳BCで奥飛騨まで来たので、折角ならプラス自宅からは遠い北陸の山も1山滑ろうかなと、高山のビジホを予約。野谷荘司山が良さそうだったのでその計画。翌朝40分ほど車を走らせて白川郷の登山口に着くと4台目。

前日は相当のパーティが入った様子で深堀り高速道路。初めての山なので最も無難な、末端から尾根に取り付くトレースへ。気さくなスプリットボードの方とほぼ同時刻同ペースで、途中までお話しつつ登りました。白谷とは反対斜面を落とすとのことで、色々バリエーションがあるみたいです。周囲の山も教えて頂き感謝。急で体力トレの山が多いというのには納得。関越はスキー場銀座、かの朝日岳ですら宝台樹がばっちり見えますが、それがなく見渡せるどの山も自然林に覆われています。

稲妻のようなつづら折れをシールでこなして雪稜に上がると、白谷左俣の源頭にびっしりと滑走トレースがついてました。やはりここも前日はパウダー祭りだった様子で、かぐら田代落としさながらの様子。斜度的には雪崩易いですが前日の晴れで雪は沈降、今朝は花曇りで直射を受けておらずGood。

ジャンクションピークを越えた先に野谷荘司山。脚が重くなってきて四ッ岳の疲労をどっと感じた時にちょうど山頂着。それまで北縦走路の上に少ししか見えなかった白山が姿を現して大展望。風もなく、そしてあのトレースにも関わらず誰もいなくてのんびり過ごしました。

頂上滑走からカニ歩き、そしてJPからドロップ。重さと共にサラサラ感もある雪で板がよく走り、カールのように広大なためラインも時々クロスする程度で朝のパウゲレンデみたい。心配だった滝も埋まったようで無く、ノドで収束しても荒れずにボトムまであっという間。右岸を滑りますが1箇所堰堤で細い雪繋ぎ。ありゃ、やっぱり山でした。通過すればあとはボブスレーと僅かな担ぎ歩きで下山。これは滑走人気なの分かった。良い山でした^^

午後、深雪に覆われた世界遺産の合掌造りをのんびり歩き。むかし夏行った時と比べて屋根の傾斜や、なぜ南北を向いてるのか雪の着き方で分かり、理にかなった先人の知恵なんだなあと感心しました。

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