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Yamareco

記録ID: 3999696
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

霞沢岳(西尾根)◆急登の先に穂高の絶景◆

2022年02月13日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
05:11
距離
14.0km
登り
1,621m
下り
1,612m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:39
休憩
0:33
合計
5:12
距離 14.0km 登り 1,621m 下り 1,623m
5:11
15
5:26
5:27
26
5:53
6:08
100
7:48
7:50
17
8:07
8:16
14
8:30
8:31
68
9:39
9:44
19
10:03
19
10:22
1
10:23
ゴール地点
天候 高曇り
過去天気図(気象庁) 2022年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
坂巻温泉に駐車させていただきました(1,000円/日)
宿泊者以外の駐車場利用は5:00〜21:00、「5:00から7:00の利用については事前連絡してください」とされています。
http://sakamaki.yumori.jp/info.htm
コース状況/
危険箇所等
【コース状況】
3日前に降ったと思われる新雪は20cm程度、コース全般によく踏まれています。
バリエーションとはいえ赤テープも付けられ、多くの人に歩かれている印象で、迷いそうな箇所もありませんでした。

【危険箇所】
いわゆる「核心部」がポイントかと思います。細尾根のリッジはよく踏まれており、足元は狭いですがそれほど難しくないと感じました。その先の岩稜は登りは問題なく、下りは慎重にクライムダウンしました。今日は雪の状態がよかったので、ピッケル・アイゼンとも扱いやすかったですが、この先融けた雪が凍ったりすると難易度はグンと上がりそうです。
復路でリッジを過ぎた林の中、急斜面の下りで滑りかけました。かなり急傾斜部があるので、ここも気を抜けません。
「午後から雪」予報なので、とにかく早めにスタート。5時過ぎに坂巻温泉を出て、釜トンネルに着きました。トンネルを歩く日が来るとは思わなかった。
2022年02月13日 05:31撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/13 5:31
「午後から雪」予報なので、とにかく早めにスタート。5時過ぎに坂巻温泉を出て、釜トンネルに着きました。トンネルを歩く日が来るとは思わなかった。
太兵衛平。ここまでアプローチシューズできたので冬靴に履き替え&アイゼン装着して西尾根に入ります。
2022年02月13日 06:11撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/13 6:11
太兵衛平。ここまでアプローチシューズできたので冬靴に履き替え&アイゼン装着して西尾根に入ります。
3日前の雪がどのくらいだったかと読めませんでしたが、20cmくらいの新雪。コースはよく踏まれています。
2022年02月13日 06:12撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/13 6:12
3日前の雪がどのくらいだったかと読めませんでしたが、20cmくらいの新雪。コースはよく踏まれています。
スタートしていきなりの急登、そして尾根に乗ります。
2022年02月13日 06:15撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/13 6:15
スタートしていきなりの急登、そして尾根に乗ります。
木のトンネルも潜って
2022年02月13日 06:37撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/13 6:37
木のトンネルも潜って
(写真では表現しにくいですが)急登が続きます。急登好きには嬉しい(^^)。
2022年02月13日 06:43撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/13 6:43
(写真では表現しにくいですが)急登が続きます。急登好きには嬉しい(^^)。
途中テントが張られていました(その後さらに上にも1張)。
2022年02月13日 06:54撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
2/13 6:54
途中テントが張られていました(その後さらに上にも1張)。
林の途中、一瞬南側の眺望が開けて乗鞍を望めました。
2022年02月13日 07:25撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/13 7:25
林の途中、一瞬南側の眺望が開けて乗鞍を望めました。
ここはかなりの斜度です(下りで滑りかけました)。
2022年02月13日 07:35撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/13 7:35
ここはかなりの斜度です(下りで滑りかけました)。
レコでよく見ていた風景、ここからが核心部ですね。リッジは狭いものの雪の状態よく&踏まれていて安心して進めます。
2022年02月13日 07:53撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/13 7:53
レコでよく見ていた風景、ここからが核心部ですね。リッジは狭いものの雪の状態よく&踏まれていて安心して進めます。
その先の岩稜部。
2022年02月13日 07:55撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/13 7:55
その先の岩稜部。
残置ロープがありますが、頼らずに昇降できる技術が必要でしょう。特に下りでは確実なクライムダウンが求められます。
2022年02月13日 07:58撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/13 7:58
残置ロープがありますが、頼らずに昇降できる技術が必要でしょう。特に下りでは確実なクライムダウンが求められます。
ビクトリーロード、かな?
2022年02月13日 08:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/13 8:01
ビクトリーロード、かな?
霞沢岳(2,646m)登頂。冬季限定・西尾根ルートを最近まで知らなかったので、この山はもっと先のつもりでした。いいタイミングで登れました。
2022年02月13日 08:14撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/13 8:14
霞沢岳(2,646m)登頂。冬季限定・西尾根ルートを最近まで知らなかったので、この山はもっと先のつもりでした。いいタイミングで登れました。
高曇りのまま、なんとか眺望に間に合いました。大天井〜東天井〜横通岳〜常念岳。
2022年02月13日 08:15撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/13 8:15
高曇りのまま、なんとか眺望に間に合いました。大天井〜東天井〜横通岳〜常念岳。
そして正面に穂高連峰!この角度から望むのは初めてです。奥穂を中心に右に前穂、左に西穂。
2022年02月13日 08:15撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/13 8:15
そして正面に穂高連峰!この角度から望むのは初めてです。奥穂を中心に右に前穂、左に西穂。
笠ヶ岳〜抜戸岳
2022年02月13日 08:15撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/13 8:15
笠ヶ岳〜抜戸岳
一番近くの焼岳
2022年02月13日 08:16撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/13 8:16
一番近くの焼岳
乗鞍岳はいつ見ても真っ白。
2022年02月13日 08:16撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/13 8:16
乗鞍岳はいつ見ても真っ白。
御嶽山も見えていました。
2022年02月13日 08:16撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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御嶽山も見えていました。
中央アルプス
2022年02月13日 08:16撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/13 8:16
中央アルプス
南アルプス
2022年02月13日 08:16撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/13 8:16
南アルプス
八ヶ岳
2022年02月13日 08:15撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/13 8:15
八ヶ岳
浅間連峰
2022年02月13日 08:15撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/13 8:15
浅間連峰
下山してきてかなり下(太兵衛平近く)。雪が融けてくると、これらの笹が起き上がってくる(=歩きにくくなる)のですね。
2022年02月13日 09:23撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/13 9:23
下山してきてかなり下(太兵衛平近く)。雪が融けてくると、これらの笹が起き上がってくる(=歩きにくくなる)のですね。
下山時に再度撮影、西尾根の入口はここです。
2022年02月13日 09:35撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/13 9:35
下山時に再度撮影、西尾根の入口はここです。
今日の行程の半分はトンネル&ロード。冬靴・アイゼンを脱いでアプローチシューズに履き替えます。
2022年02月13日 09:47撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/13 9:47
今日の行程の半分はトンネル&ロード。冬靴・アイゼンを脱いでアプローチシューズに履き替えます。
坂巻温泉に戻りました。
2022年02月13日 10:25撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/13 10:25
坂巻温泉に戻りました。
撮影機器:

感想

これまで未踏だった霞沢岳。1月に西穂から近くに眺めるも「足を向けるのは夏あたりかなぁ・・・」。ところが最近友達のレコで「西尾根ルート」を知りました。「冬季限定バリエーションルート」「急登の連続」と聞いたらワクワクしてきます。冬期閉鎖でバスやタクシーが通らない釜トンネルを歩くのも楽しそう。坂巻温泉へ向かいました。

「午後から再び降雪」の予報。とにかく早くスタートしようと、坂巻温泉駐車可能な5時に着きました。ヘッデン点けてまずはロード、途中トンネルも挟みますが冬季&早朝で車の通行量は少なく、怖い思いはせずに済みました。
ほどなく中の湯バス停(釜トンネル入口)へ。1.3kmくらいあるトンネルはなかなか長いですが、途中でお行き会いしたアイスへ向かうパーティさんたちと挨拶したりしながら歩いていくとやがて抜け、続く上高地トンネルに入りました。(注:釜トンネルは途中真っ暗な区間があるので日中でもヘッデン必携です)
太兵衛平で冬靴・アイゼンを履きます。入口にはっきりとトレースが見えるので、まずは一安心。新雪は20cmくらい、コースはよく踏まれていいコンディションです。
数十メートル進むと、いきなり急坂が現れました。わずかに笹が見える斜面を登り切って尾根に乗ります。そしてここからが急登の連続でした。標高グラフが示すとおり、約3kmの区間で標高を一気に1,200mくらい上げます。雪の量やコンディションがよく、アイゼンの刃がよく効いたので快調に登って行かれました。
林を抜けて、ちょっと雰囲気が変わってきたなと感じた先で、レコで見ていた「核心部」が現れました。「細尾根(ときにナイフリッジになるみたい)」と「岩稜」を越えていきます。リッジはたしかに狭いものの、いい雪がよく踏まれており安心して進めました。岩場はやはり雪のコンディションに恵まれてピッケル・アイゼンともよく効きました。これを越えるとビクトリーロード、そして山頂に着きました。
天候が崩れる前の高曇り、すっきりとはいきませんでしたがそれでも見事な眺望が広がります。特に穂高の峰々は前穂〜奥穂〜西穂をこの向きから見たことがなく、新鮮でした。

急登のリズムはかなり自分好みです。核心部の充実感もあり、そして北アルプスのパノラマが素晴らしい!!「霞沢岳・西尾根コース」かなり気に入りました。来年以降も毎冬登るかも。

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コメント

こんばんは😊
霞沢岳、私もかなり気に入っています😁
どうやら山の好みがそっくりですね😁
"急登の連続and冬季バリエーション"このキーワードには弱いですね。

すごく楽しかった様子がわかり、来週にでもリピートしたくなりました😊
おつかれ様でした😊
2022/2/13 17:57
botchiさん、こんばんは

何を隠そう、botchiさんの1月のレコで「霞沢岳・西尾根」を知りました。
おそらく好みや体質が似ているだろうなぁというbotchiさんが、
>樹林帯が長く、急登続きはキツイけど、雪庇と樹氷の美しさは私は1番だと思っています。
>核心部手前から緊張しながら歩くルートも好きで踏破した後は山頂を目指してカッコいい尾根を歩く。
>山を歩くだけで楽しいと思えるところでした。やっぱり霞沢岳ラブです😊
こんな風に書かれたら、絶対イイ山でしょ?
おかげさまでその魅力を味わってきました&すごく気に入りました ただ今日は雪もよく踏まれて歩きやすかったですが、botchiさんが歩かれたときは積雪後のノートレース、核心部のリッジなど緊張感は格段に違っただろうと想像しました
今後も素晴しい山行とレコを楽しみにしています(^^)
2022/2/13 19:09
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利用交通機関:
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

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