【高妻山】北信越の壮大な山岳風景に酔いしれる♪(戸隠キャンプ場より)


- GPS
- 08:59
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,455m
- 下り
- 1,453m
コースタイム
- 山行
- 8:07
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 8:58
天候 | 天候:曇り時々晴れ、午後一時的に雪、夕方には青空が広がる 風:山麓から山頂まで無風〜微風程度の心地よい風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■アクセス ・上信越道/信濃町ICより、県道119〜R18〜県道36(信濃信州新線) 〜戸隠キャンプ場の入口にある”登山者用無料駐車場”(6:50着) *戸隠キャンプ場バス停の目の前にある登山者用の無料駐車場 駐車場内に「日本百名山 高妻山 P」の標記有り <信濃町ICから登山者用無料駐車場まで> ・距離:約15km ・所要時間:渋滞無しの直行で約25分で移動 ■駐車場について ・駐車場は上記の通り、登山者用の無料駐車場を利用 ・駐車台数:50〜60台ほど ・駐車場の向かい側にトイレ、水道有り (キャンプ場内と牧場内の道中にもトイレ有り) ・売店、自販機等は戸隠キャンプ場に有り *この駐車場の向かい側(キャンプ場側)にも駐車場がありますが、 ここは登山者駐車禁止とのことです。 *詳細情報はこちら↓ https://tozanguchinavi.com/trailhead/trailhead-6414 https://tozanguchi-p.com/post-3789/ (”その他周辺情報”の欄にもアドレスを貼ってあります) ■コンビニ ・信濃町ICから駐車場までの間にコンビニは見当たらず。 *道中に飲食店などは見かけたものの、早朝や深夜は閉まっているため 山行当日の食料など、必要な物は事前に購入しておいた方が良い。 (信濃町ICを出てすぐのところに”道の駅・しなの”があります) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【ルート状況、積雪状況など】 2022/05/02 現在 <全般> ・積雪は始点の戸隠キャンプ場から標高1560m付近までありません。 ・1560m付近から五地蔵山(1998m)までの区間は残雪と夏道の ミックスゾーンが続きます。トレースとステップはありましたが 既に湿り雪でやや崩れ気味の状態でした。 ・五地蔵山から山頂までの区間は、部分的に夏道が出ているものの、 大部分は本格的な積雪が残っており、危険な山頂直下の急斜面にも しっかり雪がついていました。装備もこの急斜面を登降するために ピッケルと前爪付きの12本爪アイゼンは必須です(特に下り) ・この日の全般的な雪質は春の腐れ雪でしたが、氷結個所については ほぼありませんでした。 <要注意個所> ・始点の戸隠キャンプ場から弥勒尾根登山道入口までの間に渡渉個所が 2個所あります。最初の渡渉はそれなりの幅とかなりの水量でしたが 足元の装備が冬靴+ゲイターだったので、多少濡れましたがそのまま 強引に渡渉しました。(写真8) *他の方の記録によると、上流側に多少渡りやすい箇所があるとのこと ・2番目の渡渉は最初の渡渉より少し幅が狭かったのでここも迂回せず 飛び石でそのまま通過しました(写真9) ・1560m付近から五地蔵山までの残雪と夏道のミックスゾーンでは、 樹林帯内の残雪区間の一部で、トレースがないとルートが不明瞭な 個所があります。周辺の赤テープも少ないので道迷いに注意が必要。 ・山頂直下はかなりの急傾斜で滑落の危険を伴う区間となります。 まだ積雪も豊富で、特に下りはピックとアイゼンの前爪を蹴り込んで クライムダウンで下降しました(写真23、43)この区間の登降には それなりの装備とある程度の雪山経験が必要になると思います。 <その他> ・今回の弥勒尾根ルートは登山道の始点から山頂まで、山小屋、トイレ、 水場はありません。(その他の状況は写真の方に記載してあります) |
その他周辺情報 | <下山後の温泉はこちらを利用しました> ■むれ温泉 ”天狗の館” 入浴料:600円 https://tengunoyakata.com/ ・元々の源泉は21.6℃の冷鉱泉で加温加水有りで循環式ではあるものの 湯温が42℃前後で調節されており、個人的にはちょうど良い湯加減で 非常に好印象だった。 ・浴槽は内湯1槽、露天1槽で広々として開放感がありゆったり浸かれる また、湯舟から飯縄山を始め北信州の山々を一望できる点も良い。 ・洗い場の数も多くスペースも広め、シャワーも制限なしのタイプで この点もストレスなく利用でき好印象。 ・備え付けのアメニティーはリンスインシャンプーとボディーソープ、 脱衣所にはドライヤー有り、ロッカーは100円リターン式有り。 ・館内には無料休憩所と食事処”天狗食堂”が併設されている。 この食堂はメニューも豊富で料金も全般的にそれほど高くない印象。 風呂上がりに広々とした休憩所でそのまま食事を戴きました。 (食事メニューはHPに記載以外のものも数点あった) ・総評としては、”源泉かけ流し”のような泉質にこだわりがなければ 施設としての充実度や合理性が高く非常に好印象。特に浴槽や洗い場 休憩所などの各スペースが広めに取られている点が良かった。 個人的にはこのエリアを再訪する際は、リピートしたいと思える 温泉施設だった。 <その他周辺施設の情報、HPなど> ■戸隠キャンプ場及び戸隠牧場の情報はこちら(公式HP) https://www.togakusi.com/camp/ *今回はキャンプ場内を通過する際にその一部を見ただけですが、 それでも広大な敷地からなる圧倒的な開放感と長閑で穏やかな 自然の雰囲気、さらに施設の方も充実しているようだったので、 機会があればここでキャンプをしてみたいと素直に思える場所でした ■戸隠キャンプ場の入口にある”登山者用無料駐車場”の情報はこちら https://tozanguchinavi.com/trailhead/trailhead-6414 https://tozanguchi-p.com/post-3789/ |
写真
冬靴+ゲイターだったので、少し濡れましたがこのまま強引に突破しました
しかし見た目以上に水量と幅があり、状況によっては難儀する可能性も
(他の方の記録だと、画面右の上流側に多少渡りやすい箇所があるとのこと)
実際はかなりの急斜面。雪質は腐れ雪ながらもしっかりついています
これでも上りは問題なく登れてしまうのですが、下りは前下りできず、
ピックと前爪を蹴り込んでクライムダウンで下降しました
いつもあちらの稜線上から眺めていたこの付近(戸隠・頚城)の山々
今回はこちらから何度も登った後立山の山並みを初めて見ることができた
おぉ〜兎平ゲレンデが見える。その上のグラートと黒菱もまだ全然滑れそうだ
兎平から下のパノラマとリーゼンスラロームは既に終っている模様
大好きな八方がこんなに遠くから見えて超感動&マジで嬉しい〜〜(^^♪
その右に白馬47スキー場も。中央のアルプス平ゲレンデはまだまだ滑れそう
そこから右上に伸びるのが遠見尾根だからその上部には五竜岳があるはず
中央上部に見える雪渓は位置的にカクネ里雪渓。その上が鹿島槍北壁だ
ということは、その上部に唐松岳、そこから右へ不帰キレット〜天狗尾根〜白馬鑓
〜杓子岳くらいまで。全部雲隠れだけど馴染みがあるので心眼で見ることができる
雲でほぼ見えないので割愛しました。ちなみにこの山頂の全景はこんな感じ
画面の右寄りは雪庇かもしれないので誰も近寄らなかった💦
関西から来られてGWの前半に丹沢の塔・丹・蛭に登頂された方、山座同定などで
お話させていただき楽しかったです。百名山の完登もお祈りしていますよ(^^)
先に下り終えてこの区間を下から見上げるとこんな感じになります
ピッケルと前爪のあるアイゼン(12本爪推奨)がないと下降は厳しい状況でした
というか、今日は夕方まで晴れマークだったはずなのになんで?
まさかの降雪&冬景色にちょっとビックリでしたよ(^^;
そういえばコロナ禍以来、上高地へ行ってないなぁ…と。
よし、今年の夏はお猿さんを見に上高地へ行こう!(てか、その理由で行く!?)
ホームセンターとかでターフ付きで1万円台から買えるのになんで
山岳テントは人が1〜2人寝るだけの狭いテントで4〜6万円もするのかと…
まぁ、軽量で機能性や耐久性が高いからなんでしょうけど、
それにしてもねぇ…ちょっと値段のギャップが大きすぎると思いません?
今日は北信越山域での初山行。この山域の素晴らしさを体感できた良い一日でした
今回の高妻山を手始めに、これからこの山域の山々を登って行きたいです
感想
以前から気になっていた北信越方面の山々。妙高や火打など、20代の頃のゲレンデスキー全盛期から山名だけは知っていたのですが、自宅からの距離が遠いことで登山を始めた今になってもこの山域は未踏のままでした。
しかし「何れはこの山域にも足を踏み入れたい」。そんな想いで迎えたコロナ禍の行動規制のないGW。個人的に今年のGWは仕事の都合で飛び石連休でしたが、貴重な休日となったこの日に数ある北信越エリアの名峰の中でも、戸隠連峰の最高峰で日本百名山の一座でもある高妻山を目指すことにしました。
高妻山は別名”戸隠富士”とも呼ばれる美しい三角錐の山容が特徴で、晴れていれば山頂からは北信五岳や北アルプスの大展望が楽しめます。しかしこの日は雲が多めで360°の大パノラマとまではいきませんでしたが、それに準ずるくらいの好展望は楽しむことができました。
その中でも印象的だったのは、やはり北アの後立山連峰を始め、北信五岳やお隣の戸隠連峰の山並み。それはそれは壮大な景観で見るものを虜にする素晴らしさがあります。特に北信五岳はそれぞれの山の個性が際立っており、圧倒的な存在感を放っていました。また妙高山から火打山にかけての山並みも非常に魅力的で、以前から計画だけはしていたものの、これまでほったらかしだったこの2座の稜線歩きを今夏のマスト山行にすることにしました。
上部の稜線が雲隠れだった後立山連峰については、今まではあちらの稜線上から何度もこの山域を見ていたのですが、今回はその逆でこちらから馴染みの山並みを見ることができ少し感慨深い気持ちになりました。
何度も登っている山だけに、上部の稜線が雲隠れでも山麓の形状でどこがどの山なのか大体分かります。ちょっと大袈裟ですがまさに”心眼で観る”という感じでしょうか(笑)
また、後立山山麓のちょうど正面には八方尾根スキー場も確認できました。まさかこんなに遠くから大好きな八方尾根とそのスキー場が肉眼でこれほどハッキリと見えるとは思っていなかったのでとても嬉しい気持ちに。
この八方尾根を起点に左右に振っていくと、左は五竜から鹿島槍、右には唐松〜不帰キレット〜天狗尾根〜白馬鑓〜杓子岳の順で、上部は雲隠れながらも個人的にはゴタテの大部分は見えたも同然の気分になれました(^^)
それと山頂では関西から来たというお二人と山座同定をしながら楽しくお話させていただきました。この山行の前には私の住む神奈川・丹沢の塔・丹・蛭へ大倉尾根から登られたとのこと。遠くから地元の山へ登られた話を聞くとやはり嬉しいものです。丹沢山もそうですが、百名山を目指しているとのことで無事に完登できることをお祈りしています。記念写真も撮っていただきありがとうございました。
そんなことで、今回は自身初となる北信越エリアでの山行でしたが、お天気は予報ほどの青空ではなかったものの、この山域の素晴らしさを肌で感じることができました。
今後は未踏の北信五岳や戸隠連峰、そして妙高と火打のセット山行などなど、精力的に登っていきたいと思います。
ただこのエリアはどうしても距離があるので、そこをどうにかしないと…でも、何とか都合をつけてこの魅力溢れる山々を歩きたいと思います。(^^)/
lifterさまの猿目当て上高地じゃないけど、私はキャンプ場目当ての戸隠(笑)
山頂での快晴、360度?の展望!!えぇなぁ〜(^O^)
写真を拝見してるとずいぶん雲が低いなぁ。。。と思ってましたが、山頂快晴は
日頃の行いのおかげでしょうか。羨ましい。
そして下山後のソフトクリ〜ム〜!!最高じゃないですか。
てか、日本百名山制覇予定なんですか?
戸隠キャンプ場は広大で開放感抜群、そしてのんびりしていてホントに良い雰囲気でしたよ。
自分もぜひここでキャンプしたいと思える素敵な場所でしたね。
山頂からの展望はやや雲があったものの、それなりに良かったです。
仰る通り、北ア方面なんかを見てると低い雲の上に青空が見えるんだよね。
でも予報は夕方までバッチリ晴れマークだったのに…ちょっとヤラレタ感はありましたネ(^^;
あのソフトクリームや牧場、その他周辺の散策も含めて、戸隠エリアはまだまだたくさん楽しめそうなところだったので、今度は観光で行ってみたいですね。その時はデッカイ豪華なテントを持ってね!(^^)
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