西之川〜瓶ヶ森〜笹ヶ峰〜別子-早春の尾根を繋いで-


- GPS
- 25:29
- 距離
- 47.4km
- 登り
- 5,161m
- 下り
- 5,404m
コースタイム
- 山行
- 5:03
- 休憩
- 2:19
- 合計
- 7:22
- 山行
- 8:24
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 9:39
天候 | 初日(4/30):晴れのち快晴、二日目(5/1):曇り、三日目(5/2):快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
船
帰り:マイントピア別子16:05-(せとうちバス)-16:25新居浜駅 新居浜21:01-(JR予讃線普通/快速)-23:10高松23:30-(連絡バス)-23:45高松1:00-(ジャンボフェリー)-5:15神戸第三突堤 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト:西之川にあります 西之川→瓶ヶ森:十郎あれから鳥越まではトラバース道が連続、釜床谷は急登です 瓶ヶ森→笹ヶ峰:笹の稜線に道が伸びています。寒風山界隈にはSUSの梯子が少々 笹ヶ峰→銅山峰→別子登山口:一般登山道、別子エリアは石畳 |
その他周辺情報 | 伊予西条駅前の食事処「桔梗」朝定食あり(590円)。ホテル宿泊者の状況によっては貸し切りの場合があるので、事前に電話で確認したほうがよい。 新居浜市内の銭湯「光温泉」で入浴(400円)、併設コインランドリーで衣類洗濯 |
写真
感想
以前から温めていた石鎚山系の縦走、昨年は瓶ヶ森で積雪に遭ってしまったので、今年はその続きを実行です。
連休初日の午後、拍子抜けするほど空いていた新幹線の自由席で大阪入りし、乗船前に街で早めの晩御飯を摂ってから乗船です。この日は普段より30分ほど早く乗船できました。翌朝は定刻6時に東予港に着岸し、20分の待ち合わせで伊予西条までの無料連絡バスに乗り換えます。駅前のホテル一階にあった食堂で朝定食を頂いてから西之川行きのバスに乗車。乗客の大半はハイクの格好でした。
ロープウェイ前で大半が下車、終点の西之川まで乗ったのは自分を含めて5名でした。用を足し、ポストに登山届を入れていざ出発です。西之川林道をゆるゆる進んでいくと、道端にユキモチソウを発見!昨年も見ましたが、やっぱり不思議な花ですね。森林鉄道の遺構もあってびっくりです。林道を離れて山道へ入っていくと、急斜面のトラバースが連続します。登降はそれほどありませんが、足場が不安定なところもあって気が抜けません。常住の手前で瓶ヶ森を周回縦走するソロハイカーに道を譲り、マイペースで釜床谷を詰めていきました。急登が終わると笹原が広がり、やがて瓶壷に到着。相変わらず碧色の清水を湛えています。水を汲み、20分ほど歩いて今宵の宿になる避難小屋に到着です。ちょっと早い時間だったので一番乗りでした。混雑するかと思いましたが、結局貸し切りでした。テント場は賑わっていたようです。
翌朝、朝ごはんを軽く済ませてから掃除をして出発です。雨が心配されましたが、7時過ぎまでガスは出ず、8時位から一気にガスが濃くなってきました。展望はありませんが、日陰がまったくない笹原の稜線なのでバテなくてよかったです。縦走路沿いに咲くアケボノツツジがちょうど見頃でした。
稜線のアップダウンは思ったよりも多く、じわじわと体力を奪われていきます。風がやや強く、体が冷えないようにペースをちょっと上げたところ、笹ヶ峰に着く頃にはバテバテに。笹ヶ峰山頂で偶然にも小屋番さんに出会いました。
笹原のつづら折りを一気に下って立派な丸山荘に到着。宿泊者は自分を含めて2名でした。お風呂で冷えた体を温めてから晩ごはんです。焼き肉だったのでビールを追加したのですが、これが明日の体調不良の原因に。思い返せば、縦走で脱水が進んでいたのにアルコールを摂ってしまい、脱水がより進行し、かつ脂分がある食事だったので翌朝胃もたれしてしまいました。気温が低いのに冷たい飲料を摂ったのも一因でしょう。
翌朝は放射冷却で氷点下。エネルギーを取らないと進めないので、行動食と水分を少量ずつこまめに摂ることに。ちょうど見頃のアケボノツツジを愛でながら進んでいきます。午前中はペースが上がりませんでしたが、お昼ごろには体も温まり、力強さは無いものの脚が動くようになってきました。それでも計画していた西山は巻いて銅山越へ向かい、バスの時刻を気にしながら下って行きました。登山口からマイントピアまでのC/Tが50分とありましたが、半分の時間で着いてしまい、計画よりも1本前のバスに間に合ってしまいました。何なんだここのC/Tは。
新居浜市街で入浴、洗濯と晩ごはんを済ませてから、普通列車で高松まで向かい、神戸行きのフェリーで四国を離れました。
計画では37km程度だったので行けると思いましたが、実際は47kmとなって三日目はきつかったですね。
コメント
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昨年に引き続いての石鎚山系縦走、ついに別子に到着おめでとうございます
四国は安直にレンタカー借りてしまいそうになりますが、公共交通機関の組み立てでも縦走できるんですね。
参考になります。
こんばんは。
やっとこさ縦走できました。これで以前歩いた赤石山系と繋がりました。
石鎚山系へのアクセス、瀬戸内側からだと距離が無いせいか意外と公共交通機関で行けたりします。自治体運行のコミュニティバスなんかもwebに情報があるので、一昔前に比べてプランニングが楽になりました。日祝日の運行がないケースが多いのが残念です。
バスに合わせた下山時刻で進む必要があるので、C/Tへのプレッシャーが強くなるのが難点です。今回は目出度く間に合いましたが、最悪は新居浜駅まで歩くことを考えてました。
あとは保井野から入って避難小屋泊して、成就社でお参りして河口へ下るっていうコースも歩いてみたいですね。昨年は悪天候で天狗岳を間近に見てませんから。
他には手箱山経由で大瀧に降りても面白いかも。来年の5月連休に向けた妄想が広がってます
この地に魅了されているですね。興味のあることに拘ることは素晴らしいと思います。
来年も楽しみです。(*^▽^*)
🐈は私の好きなシロバナネコノメソウだと思います。おしべの葯が赤くなったら可愛さ倍増。
おはようございます。この時期だからできる縦走でした。
5/6,7と出勤日でしたので、連休後半はゆるゆる過ごしました。
四国のこのエリア、なぜか好きなんですよね。
山と人との関わりがいろんなかたちで見えるからでしょうか。
信仰の対象としての山、暮らしの糧を得ていた山、近世では鉱物資源としての山
自然も豊かで、連休中でも空いてますし、展望もなかなかです。
16枚目はやっぱりシロバナネコノメソウでしたか。ご教示ありがとうございます。
18枚目の黄色の花、キンバイの一種かと思うんですが、時期的に早いような気もします。
野の花の世界は奥が深いですね。
18枚目
この種は似たようなものが多いので同定しにくい。ミツバツチグリかな?と思いますが…。
そっくりさんが多いんですね。ヘビイチゴかとも思ったんですが。
生えていた環境からミツバツチグリで間違いないと思います。さすがです。
特徴的な花は覚えられそうですが、あちこちで咲いていそうな黄色い花だと覚えられません。
魅力的な大縦走お疲れ様でした👍️
惹き込まれるように拝見した中で、#29:輝く笹原と、#42:覚悟を決めて向かう桑瀬峠。。ヒシヒシ伝わってきます✨
サスガの素晴らしき山行😇
いつか行ってみたいな〜と毎年言ってます..😅
ゆっくりのコメント大歓迎です
お褒めくださりありがとうございます。
折角の連休なので、泊まりの縦走にしてみました。”出会ったかも”では、剣山から石鎚まで縦走された方もいらっしゃったようです。とてもそんなコトはできませんね。
3日間の縦走でしたが、写真の枚数はかつての銀塩フィルムを意識して、36x2の72枚にまとめてみました。
海を渡れば、登山口はすぐですよ
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