記録ID: 4330548
全員に公開
山滑走
白馬・鹿島槍・五竜
蓮華岳BC/予定変更で針ノ木雪渓滑降
2022年05月24日(火) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,663m
- 下り
- 1,659m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
平日でも半分以上埋まっています。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
例年より麓付近の積雪が特に少ないながらも、最終堰堤まで右岸ルートをシートラで辿れます。右岸ルート沿いにはマーキングテープあり。今回は雪が消えている区間が長いため、実線が描かれている地形図どおりに林道があるのを初めて見ました。 針ノ木雪渓は下部の沢割れやノド付近のクラックはあるものの、比較的きれいな斜面が続きます。ノドより上は柔らかいザラメ雪で爽快に滑降可能でした。 針ノ木峠〜蓮華岳は概ね雪の消えた夏道を辿りますが、針ノ木峠直上の急坂のみアイゼン必須です。 今回、目標だった蓮華大沢ですが、下の出合から雪崩れた形跡が見えたのでピストンに変更。無難に針ノ木雪渓を滑降することにしました。 |
その他周辺情報 | 大町温泉郷、湯けむり屋敷・薬師の湯にて汗を流しました。 |
写真
2:57 扇沢駅無料駐車場(1,380m)出発
登山口からしばらくは雪が消えており、普通に夏道。
未舗装の林道を通って右岸側に入ると残雪が現れます。
スキーは使えないのでツボ足のままシートラで行きます。
大沢出合より大沢を観察すると、中盤に雪崩れている形跡を確認。
安全第一に今回はピストンの行程に変更を決めました。
4:20 最終堰堤(1,690m)
登山口からしばらくは雪が消えており、普通に夏道。
未舗装の林道を通って右岸側に入ると残雪が現れます。
スキーは使えないのでツボ足のままシートラで行きます。
大沢出合より大沢を観察すると、中盤に雪崩れている形跡を確認。
安全第一に今回はピストンの行程に変更を決めました。
4:20 最終堰堤(1,690m)
7:20 針ノ木峠(2,536m)到着
マヤクボ出合から1時間ほどで針ノ木峠に乗り上げました!
この辺りの残雪量は例年並みに見えます。
蓮華大沢の滑降を止めたので、ここにスキーをデポしていきます。
でも蓮華岳は行ったことがないので、ドロップポイントの観察ついでにピークハントしておきましょう。
7:31 針ノ木峠出発
針ノ木峠から蓮華岳までは距離は長いものの、なだらかな稜線となっています。
但し登り始めは残雪豊富な急坂。アイゼンをしっかり効かせて登ります。
マヤクボ出合から1時間ほどで針ノ木峠に乗り上げました!
この辺りの残雪量は例年並みに見えます。
蓮華大沢の滑降を止めたので、ここにスキーをデポしていきます。
でも蓮華岳は行ったことがないので、ドロップポイントの観察ついでにピークハントしておきましょう。
7:31 針ノ木峠出発
針ノ木峠から蓮華岳までは距離は長いものの、なだらかな稜線となっています。
但し登り始めは残雪豊富な急坂。アイゼンをしっかり効かせて登ります。
最初の急坂を登りきるとすぐに雪は消えました。
ちょうど蓮華岳側からの登山者と出会い、この先はツボ足でも大丈夫とアドバイスを頂きました。
アイゼンを外したところからは、すっくと立ちあがる針ノ木岳が見事でした!
それにしても針ノ木直下は地が出ているところが多い。
ちょうど蓮華岳側からの登山者と出会い、この先はツボ足でも大丈夫とアドバイスを頂きました。
アイゼンを外したところからは、すっくと立ちあがる針ノ木岳が見事でした!
それにしても針ノ木直下は地が出ているところが多い。
針ノ木雪渓も末端近くなると沢割れエリアに突入。
水音を聞きつけながら、沢を避けて通過します。
12:39 針ノ木雪渓最下部・最終堰堤(1,690m)
撮影や休憩を含めても針ノ木峠から1時間ほどで下り切りました。
スキーが使えるのはここまで。雪が繋がってたらあっという間に扇沢駅まで下りれるのですが仕方ない。
水音を聞きつけながら、沢を避けて通過します。
12:39 針ノ木雪渓最下部・最終堰堤(1,690m)
撮影や休憩を含めても針ノ木峠から1時間ほどで下り切りました。
スキーが使えるのはここまで。雪が繋がってたらあっという間に扇沢駅まで下りれるのですが仕方ない。
装備
個人装備 |
山スキー
ポール
シール
スキーアイゼン
マムート・アバランチビーコン Barryvox
ブーツ
携帯用ワックス
携帯用ブラシ
長袖シャツ
レインウェア
タイツ
ズボン
スキー用靴下
グローブ
予備手袋
ネックウォーマー
薄手のビーニー
ザック
12本爪アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
アマチュア無線機
無線従事者免許証
無線局免許状
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
サングラス
タオル
一眼レフカメラ
広角ズームレンズ
三脚
ねんどろいど(あおい・ひなた)
|
---|
感想
針ノ木岳とマヤクボ沢は何度か行ってるので、初めて蓮華岳を踏んで大沢を滑ってみようと計画しました。
情報を収集してみるとまだ大沢は雪が繋がり、状態も悪くないようでした。
2年ぶりの扇沢駅。前回はGWでもステイホームの号令の下でがらんとしていた駐車場。
今回は平日にも関わらず賑わっていました。アルペンルートの信州側の起点だしこれでなくてはいけません。
雪は少なくツボ足のままで右岸経由で最終堰堤へ。途中までドロドロの林道で雪の有難みが分かります。
最終堰堤手前から滑降予定の大沢が見えるのですが、デブリらしきものが…。
楽しく滑れないと意味がないのと安全第一なので、迷わず針ノ木雪渓ピストンに変更。
でも蓮華岳は夏冬通して未踏なので踏んでおきたくピークハントに向かいます。
針ノ木峠までは経験済みのルートで順調に4時間半ほどで到着。
蓮華岳へは最初こそ急でアイゼン必須なものの、概ね緩やかで快適な稜線歩き。
ここはぜひ登山靴で歩きたいところでした。
扇沢駅から6時間超、針ノ木峠から2時間近くで蓮華岳登頂!
何気に今年初のアルプス登頂と絶景に酔いました。
結果的に針ノ木峠から針ノ木雪渓へと滑降することになったんですが、
これがかえって良かった!デブリに邪魔されることなく下部の手前まで
思う存分にターンを描くことができました。
最終堰堤から扇沢駅までのシートラは甘受しなくてはいけませんが、
シーズン終盤に針ノ木雪渓で楽しい山スキーとなりました。
5月も下旬。山スキーも行けるとしてあと1回でしょう。
安全第一に滑り納めしたく思います。
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まだ 山スキーができるのですね。
儀妹が 若い日に 立山に スキーに行ったのは GWでした。
もうすぐ6月まだ滑れるのですね。
さすがに 登山口では 担いで
山頂付近はデポして アイゼン付けてのようでした。
雪がない箇所もあり
真っ白一色ではない 変化のある 景色になりましたね。
これはまた これで 美しいです。
盛る源ロードを迎え
空も抜けるような青空へ!
雪は白く斑に残る景色も
いいものですね。
残雪が比較的 浅いように見えますが どうなのでしょう。
登り 9−3=6時間!
下り 14−10=4時間と
長丁場ですが 余裕を感じる
レポでした。
ありがとうございました。
(⌒∇⌒)
お知らせの前にさっそくご覧いただきましてありがとうございます!
実は昨夜レポをUPし、今日は白馬岳に滑り納めに行っておりました。
こちらも改めてお知らせしたいと思います。よろしくお願いします。
立山はベースの室堂の標高が2000m越えなので、最も遅い時期までスキーできますが、
扇沢は1,400m余り。ベースの標高が大事なことを実感しているシーズン終盤です。
立山はアルペンルートが高いので、なかなか行きづらいのです。
山々が真っ白だった厳冬期が遠い昔のことのようです。
麓近くは緑濃くなり、夏が近いことを感じさせてくれます。
今回の山域は針ノ木岳とマヤクボ沢が定番で、実際に素晴らしい山スキールートなのですが、
違うところも滑ってみたいと蓮華岳のほうを選択しました。
滑降ルートの状況悪化が見込まれて計画変更しましたが、蓮華岳山頂までは計画どおり進めました。
今冬は積雪が豊富だったのは間違いないのですが、雪融けがなぜかたいへん早いです。
春先も寒い日が多く、3月まではどこへ行っても雪の壁を見れたのですけどね。
針ノ木雪渓は何度となく行っていますので、地形やクセを体得できています。
もちろん積雪状況は年によって大きく変わるので、今回は取りやめた蓮華大沢を
挑戦できるチャンスを逃さないようにしたいです。
今回も本当にありがとうございました!
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