秋田駒ヶ岳:ムーミン谷お散歩と阿弥陀池避難小屋泊



- GPS
- 32:00
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 597m
- 下り
- 593m
コースタイム
【阿弥陀池避難小屋泊】
7月26日 6:00阿弥陀池小屋発_6:40焼森_7:15八合目小屋(バス停)
天候 | 1日目:曇り、小雨 2日目:霧、小雨、風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年07月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
阿弥陀池避難小屋は高橋信一氏の『東北の避難小屋』(随想舎)に紹介されているように、立派で清潔な小屋でした。二階に落ち着いたとき木の香り(ひば?)が、かすかにただよっていました。当日は15畳分に15人泊で、ゆったりと過ごせました。 7月下旬で水場は枯れていませんでしたが、2009年はまだ梅雨があけず毎日、はっきりしない日が続いていても水量は少なめ(水道の水を鉛筆の太さほどに絞った位:科学的でなくてすみません)でした。余裕があれば、下から、または8合目の水場から持って上がったほうが良いと思います。 |
写真
感想
計画より遅く阿弥陀池避難小屋に着き、予定の男女岳をあきらめ、ムーミン谷にむかったのが14:30。
横岳から見下ろしたムーミン谷は、はるかに遠く、明るいうちに阿弥陀池小屋に帰ってこれるか、不安がよぎった。彗星の落下跡のような小岳の山容、人影のないムーミン谷に引き寄せられるように、大焼砂を走り下り、ムーミン谷の木道を進んだ。角度を変えてみせる小岳の変容、それに寄り添うやさしい姿の女岳、これらを見守るごつごつとそびえる男岳、時間を忘れ歩んだひと時だった。そびえるような男岳鞍部までも1ピッチで登れ、パーティの早足のハ○○さんは最後尾の小生が鞍部にたどり着いたときに、もうすでに男岳登頂を終え小屋に向かう。『食事の支度しておくから』と、感謝、感謝。しんがりの小屋到着が17:00、明るいうちに着けてよかった。
『男女岳は明日にしよう』、ところが翌朝は深いガス小雨と風で登頂をあきらめ、
結局、秋田駒が岳最高峰は未登頂に終わってしまった。また登りたい山の一つになりました。 BY Daddy
≪以下 松○記≫
ハイキングクラブ「秋田駒」トレッキング経過
≪日程09.7.25.〜26≫
12:50秋田駒八合目駐車場着。笹森山(1414m)をバックに集合写真を撮る。
13:00登り始め。間のなく左側に旧硫黄高山跡が、荒涼とした山肌を見せている。
約30分で、斜面いっぱいのお花畑に出合う。遠くに田沢湖が見え、お花畑とマッチして絶好のロケーションだ。やや行くと登りは終わり、平地の木道となる。左に男女岳、右に男山を見ながら前方の阿弥陀池と小屋を目指す。
14:15阿弥陀小屋到着。
荷物を置いて約2時間の散策に出かける。
まず横岳に登り、男岳・女岳・小岳を俯瞰(ちょっと大げさ)する。しかし雨のため遠くの山々はガスで遮られる。
左(南)に進路をとり、横岳の大焼砂と呼ばれている火山礫の道を下る。途中に小株の駒草が風に吹かれて頭をふるわせていた。
約30分後、進路を右にとり横岳・小岳・女岳・男岳に囲まれた谷へと下る。通称「ムーミン谷」だ。斜面を少し下ると谷底になる。ここは雪解けの時間差に応じて花の姿の違いを楽しめた。
チングルマの花は足元では満開だが、5〜7m先は花が終わり、羽毛状の花柱がふわふわとそよいでいた。他にアザミ、ウサギギク、キバナシャクナゲ、石菖、ヒメシャジン、フウロ、ミヤマハハコグサ、エゾツツジ(秋田駒の群生は有名だが、今回はちょっとだけだった)などなど、見落とした花も多いと思う。お花畑の中ほどに雪解け水で出来た小さな「駒ノ池」があった。
さてお花畑に別れを惜しみながら男岳の急登へ。ここは登る面白さがあった。なんと小岳の鉢の中が登るにつれて覗けるのだった。よく見ると鉢は不規則な二重になっていてその片方に、水を蓄えた池が見える。なだらかな丘のような小岳やお花畑の中の駒ノ池、オサビシ山のような男岳、この景勝地をムーミン谷と命名した人の遊び心がうれしい。そして男岳山頂へ。少々ガスはあったが田沢湖を望むことができた。下山途中、雲がはれ遠く岩手山の雄姿を眺めた。
一気に下山。
16:30阿弥陀小屋へ。そしておいしく、楽しい夕食をいただきました。
記:松○
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