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Yamareco

記録ID: 4401182
全員に公開
ハイキング
甲信越

大峠から吹切尾根へ 〜富士と巨樹を道づれに〜

2022年06月17日(金) [日帰り]
 - 拍手
OLTA その他2人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:22
距離
9.5km
登り
453m
下り
1,353m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:58
休憩
1:25
合計
6:23
距離 9.5km 登り 458m 下り 1,361m
8:40
5
スタート地点 大峠
8:45
8:46
21
9:07
9:08
35
吹切尾根の入口
9:43
25
10:08
10:14
16
10:30
10:45
10
10:55
10:56
16
林道に降りる
11:12
11:20
20
ブナの巨樹(1350m付近)
11:40
11:55
5
15号鉄塔
12:00
12:20
60
13:20
13:36
62
14:38
14:40
23
15:03
ゴール地点 間明野バス停
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
行き JR大月駅からタクシーで大峠(料金7670円 スタート)
帰り 間明野バス停(ゴール)からJR大月駅
コース状況/
危険箇所等
〇参考ガイド本
『バリエーションルートを楽しむ』(松浦隆康著)の「65吹切尾根」(P191
〜P193)

〇危険箇所等
1.野脇ノ峰から南に向かって奈良子林道に下りようとしたところ、コンクリート擁壁に阻まれました。松浦本を見ると「南は擁壁となっているため、東にスズタケをかき分けて林道に降り立った」とあり、そのとおり東に緩やかな傾斜をたどると、難なく林道に降り立つことができました。
2.鳥屋ノ丸から先、標高1000m付近で矢印が左を指している立木があり、これに従って左にトラバースするのがポイントです(足任せでは直進しがちです)。
3.馬立峠から間明野バス停へは、最初は道形が明瞭ですが、真木川近くになると進路が分かりにくくなります。地形図の破線をたどるように進みますが、真木川の対岸への橋が消失しており、頭上のロープを利用して対岸に渡ることになります。
JR大月駅からタクシーを飛ばし、約40分で標高1560mの大峠に着。高曇りでしたが、靄っていなかったので、富士の全貌を目に焼き付けることができました。
2022年06月17日 08:40撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
6/17 8:40
JR大月駅からタクシーを飛ばし、約40分で標高1560mの大峠に着。高曇りでしたが、靄っていなかったので、富士の全貌を目に焼き付けることができました。
雁ヶ腹摺山への登山道に入るとまもなく御硯水があり、冷たく清らかな水が迸り出ていました。
2022年06月17日 08:45撮影 by  SO-01L, Sony
6/17 8:45
雁ヶ腹摺山への登山道に入るとまもなく御硯水があり、冷たく清らかな水が迸り出ていました。
桟道を過ぎます。
2022年06月17日 09:01撮影 by  SO-01L, Sony
6/17 9:01
桟道を過ぎます。
標高1560m付近で吹切尾根へ分け入りますと、早速、大きな木が雄々しく屹立していました。
2022年06月17日 09:09撮影 by  SO-01L, Sony
6/17 9:09
標高1560m付近で吹切尾根へ分け入りますと、早速、大きな木が雄々しく屹立していました。
1616m点を右に見ながら、船窪状になった緑の地形を進みます。緑樹のなか足の運びも軽いです。
2022年06月17日 09:17撮影 by  SO-01L, Sony
6/17 9:17
1616m点を右に見ながら、船窪状になった緑の地形を進みます。緑樹のなか足の運びも軽いです。
木漏れ日がちらちらと緑色に踊っています。えも言われない気持ちのよさです。
2022年06月17日 09:22撮影 by  SO-01L, Sony
6/17 9:22
木漏れ日がちらちらと緑色に踊っています。えも言われない気持ちのよさです。
燦然とした緑のシャワーを浴びます。
2022年06月17日 09:43撮影 by  SO-01L, Sony
6/17 9:43
燦然とした緑のシャワーを浴びます。
1516m点を過ぎると、富士が悠然たる佇まいを見せました。
2022年06月17日 09:45撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
6/17 9:45
1516m点を過ぎると、富士が悠然たる佇まいを見せました。
例年の比べて、山頂付近の雪が目につきます。7月1日が富士山の山開きですが、登山道の脇にはまだ雪が残っていることでしょう。
2022年06月17日 09:45撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
6/17 9:45
例年の比べて、山頂付近の雪が目につきます。7月1日が富士山の山開きですが、登山道の脇にはまだ雪が残っていることでしょう。
この木のようにいつでも上を向いて暮らしたいものです。
2022年06月17日 10:02撮影 by  SO-01L, Sony
6/17 10:02
この木のようにいつでも上を向いて暮らしたいものです。
伐採地跡から東方を展望しますと、幾重にも山並みが連なっています。
2022年06月17日 10:09撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/17 10:09
伐採地跡から東方を展望しますと、幾重にも山並みが連なっています。
山波は空との境界を区切り、青い蜃気楼のようです。
2022年06月17日 10:05撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/17 10:05
山波は空との境界を区切り、青い蜃気楼のようです。
マルタタケブキの群落ですが、まだ花を咲かせていません。
2022年06月17日 10:12撮影 by  SO-01L, Sony
6/17 10:12
マルタタケブキの群落ですが、まだ花を咲かせていません。
伐採跡地よりも、緑の木々を従えた山波展望の方が心は和みます。
2022年06月17日 10:17撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/17 10:17
伐採跡地よりも、緑の木々を従えた山波展望の方が心は和みます。
伐採跡地は野脇ノ峰まで断続的に続きます。
2022年06月17日 10:31撮影 by  SO-01L, Sony
6/17 10:31
伐採跡地は野脇ノ峰まで断続的に続きます。
「野脇ノ峰」にある山名標です。ここから南に向かって奈良子林道に下りようとしましたが、林道直前のコンクリート擁壁に阻まれました。


2022年06月17日 10:32撮影 by  SO-01L, Sony
6/17 10:32
「野脇ノ峰」にある山名標です。ここから南に向かって奈良子林道に下りようとしましたが、林道直前のコンクリート擁壁に阻まれました。


改めて山頂から東に進むと、難なく奈良子林道に降り立つことができました。最後は50cmの高さになりますが、足置き用の棒までセットされていました。

2022年06月17日 10:56撮影 by  SO-01L, Sony
6/17 10:56
改めて山頂から東に進むと、難なく奈良子林道に降り立つことができました。最後は50cmの高さになりますが、足置き用の棒までセットされていました。

奈良子林道最南端のカーブミラーから、再び吹切尾根に入ります。

 
2022年06月17日 11:00撮影 by  SO-01L, Sony
6/17 11:00
奈良子林道最南端のカーブミラーから、再び吹切尾根に入ります。

 
松浦本に写真紹介されている「ブナの巨樹(1350m付近)」です。この対面が今回の山行目的の一つでもありました。
2022年06月17日 11:08撮影 by  SO-01L, Sony
6/17 11:08
松浦本に写真紹介されている「ブナの巨樹(1350m付近)」です。この対面が今回の山行目的の一つでもありました。
裏に回り込むとこのとおりです。あるサイトには「コケコッコみたいなブナ」とも表現されていました。
2022年06月17日 11:12撮影 by  SO-01L, Sony
6/17 11:12
裏に回り込むとこのとおりです。あるサイトには「コケコッコみたいなブナ」とも表現されていました。
力感に圧倒されます。
2022年06月17日 11:13撮影 by  SO-01L, Sony
6/17 11:13
力感に圧倒されます。
熊の爪痕でしょうか。
2022年06月17日 11:13撮影 by  SO-01L, Sony
6/17 11:13
熊の爪痕でしょうか。
進路の目印として、所々でテープを目にしました。
2022年06月17日 11:16撮影 by  SO-01L, Sony
6/17 11:16
進路の目印として、所々でテープを目にしました。
送電鉄塔(15号)が黒々と聳え立っています。
2022年06月17日 11:53撮影 by  SO-01L, Sony
6/17 11:53
送電鉄塔(15号)が黒々と聳え立っています。
鳥屋ノ丸の山名標です。
2022年06月17日 12:06撮影 by  SO-01L, Sony
6/17 12:06
鳥屋ノ丸の山名標です。
矢印が左を指しているとおり、ここで左にトラバースするのがポイントです。
2022年06月17日 12:40撮影 by  SO-01L, Sony
6/17 12:40
矢印が左を指しているとおり、ここで左にトラバースするのがポイントです。
御前ノ頭からの富士は、より高く、より大きく聳え、眼下には桑西集落が箱庭のようでした。
2022年06月17日 13:41撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/17 13:41
御前ノ頭からの富士は、より高く、より大きく聳え、眼下には桑西集落が箱庭のようでした。
三ツ峠山の電波塔群も確認できます。
2022年06月17日 13:52撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/17 13:52
三ツ峠山の電波塔群も確認できます。
馬立峠から間明野バス停に向かいます(バスの発車時刻は15時14分)。
2022年06月17日 14:31撮影 by  SO-01L, Sony
6/17 14:31
馬立峠から間明野バス停に向かいます(バスの発車時刻は15時14分)。
地形図の破線をたどって真木川に出たところ、橋は消失しており、頭上のロープを利用して対岸に渡るようになっていました。
2022年06月17日 14:56撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/17 14:56
地形図の破線をたどって真木川に出たところ、橋は消失しており、頭上のロープを利用して対岸に渡るようになっていました。

感想

吹切尾根は緑の濃い山稜であり、多くの巨樹を見ることができました。また、梅雨時にもかかわらず、終日、富士が道連れになってくれました。久しぶりに気心の知れた仲間との山行でしたが、皆が吹切尾根に心を残し、至極満悦の一日となりました。

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