白山 七年越しの白い頂
石川県
岐阜県
hiroC
体力度について
- GPS
- 06:42
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,500m
- 下り
- 1,506m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 4:46
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 6:42
| 天候 | 🌧 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
一週間経ち、既に状況も違うと思われる為、割愛。 |
写真
サンカヨウは既に大粒の実を付けている
遅かったか？とも思ったが、
高度を上げるにつれて次第に
実のサイズが小さくなる
まだ咲いてる花があるかも？
6
付けている
遅かったか？とも思ったが、
高度を上げるにつれて次第に
実のサイズが小さくなる
まだ咲いてる花があるかも？
１時間ほど前から平衡感覚も
ちょっとおかしいし、
今日はマズいかもしれん…
いつもの気圧不調？高山病？
視点を変えると少し目が回る
この画像は見ずに撮影した
霧で結露の眼鏡は視野狭く、
必死に歩いて気付けば山頂…
それぐらい余裕がなかった
一等『白山』2,702.1m
三角点を探して周辺を彷徨う
すぐ目の前にあるのに…
眼鏡外すとそんなもんかも
感想
仕事疲れの身体に鞭打ち、190kmを走らせる。
駐車場に到着出来たのは3時半過ぎ。
寝袋に潜り込み、瞬時に泥の様に眠りにつく。
目覚めると外は小雨。…予報と少し違う。
天候回復に淡い期待を抱きながら登山届を投函。
やや強まり始めた雨の中を出発する。
足取りはやや重い。が、ペースは悪くない。
順調に中飯場を過ぎてしばらくしてからだったか、
徐々にだが平衡感覚がどうにも怪しくなってきた。
やっぱり今日もか。
甚之助小屋前で薬を飲んで小休憩。
念の為、事前に服用すべきだったと反省する。
歩行再開。
しばらく歩いたところで、目の前に危険な香り漂う
雪渓トラバース区間が現れる。
薬が効き始めてはいるが、視界はまだ少し揺らぐ。
これは怖い。迷わずチェーンスパイクを装着。
道中の計2箇所、何とか慎重にやり過ごした。
黒ボコ岩まで来たら一安心…とでも思ったのか、
一気に疲れが溢れ出す。
室堂センターの軒下で予定外の休憩を挟み再出発。
真っ白で先の見えぬ山頂を目指す。
進むほどに風がアホみたいに強くなる。
奪われ放題の体温と、赤切れしそうにかじかむ手。
横殴りの風があまりに強すぎて、今更カッパを
着るタイミングが見当たらない。
この極寒の中、シャツだけでウロウロしている
おたんちんも自分以外には一人も見当たらない。
拭いても拭いても瞬時に結露してしまう眼鏡に
ウンザリしながら歩を進め、気付けば山頂だった。
七年ぶりの頂きは見事に真っ白。
さすがに御池巡りとかを考える気にもならず、
室堂まで下る。
御池巡りキャンセルで幾らか時間に余裕が出来た。
昼休憩は少しゆっくりしよう。
お湯を沸かしてコーヒーを挽いた。
…こいつら持って来なけりゃもっと楽に歩けたか。
帰りは薬も効いてか調子が向上するも、中飯場に
近づいた辺りから今度は膝が痛み始め、それ以降は
急がずマイペースで下り、何とか無事に下山。
疲労蓄積の上に弾丸遠征。終始ガスに塗れた天候。
殆ど自己満足と言って良い内容だった。が、
咲き始めた豊富な花々や雪解け水の流れる音を
感じながら、過去に何度も訪れた懐かしい記憶を
少しずつ思い返しながら歩いた一日は、
記憶よりもちょっとだけ辛い行程に感じた。けど、
何より最も辛かったのは、往復８時間近くを要した
車での移動だったのは間違いない。
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