鞍掛山-鞍掛沢&乗越沢遡行、展望台よりバリルートで下降-

hareharawai
その他1人 - GPS
- 10:34
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 2,130m
- 下り
- 2,072m
コースタイム
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
乗越沢は今回ぬめりが強かった。また、復路に利用した鞍掛山展望台から林道までのバリルートは度重なる足場の悪い急斜面の下降により危険箇所が多い。ロープは必携です。 |
写真
感想
鞍掛沢&乗越沢の遡行はこれでちょうど6回目を数える。今回は3/30(水)に会津駒ヶ岳&大戸沢岳BC以来のWさんとのコラボ。3/30以来Wさんのウィペットをずっと持っていたので今回こそ返そうと思っていた。
道の駅白州5時に待ち合わせ日向山登山口へ。沢装備で出発。いつもの林道を歩き、フィックスロープで尾白川河床へ降りる。鞍掛沢を歩いているうち太陽が照りつけバスクリン色が際立つ。歩いているうち暑くなりひと泳ぎするもやはり水が冷たい!乗越沢の入口はやや苔でぬめっていたため、タワシで苔を落としながら登った。約10mくらいの高さの滝を左岸巻きし、滝の最上部の傾斜がほとんどない箇所に差し掛かったとき、後を歩いていたWさんがぬめった苔で滑って転倒してしまう。「ヤバい!」と思った瞬間にWさんは即右側の草を掴み停止し事なきを得た。乗越沢上部で沢が枯れる直前で冷たい伏流水を汲む。すぐ先で沢装備を解除し、トレランシューズに換装してコルまで登り上げた。
これまではコルから左手の駒岩まで登り日向山のビーチ経由で登山口に戻っていたが、ありきたりで面白くないので、今回は右手の鞍掛山頂上を踏み、鞍掛山展望台からバリルートを林道終点まで下ろうと企画した。登山道を進んで行き、稜線でトラバース道に入り、危うく鞍掛山ピークを踏み損ねそうになったが、どうにかピークを踏む。さらに東の鞍掛山展望台まで行く。そこからがバリルートの始まりだ。標高2000mの展望台から標高1399m林道までの高低差は600m。1950m付近で早速根っこの落とし穴地帯となった。穴は結構深く、もし落ちたらソロでは出られなさそうでロープの助けが必要なくらい!とにかく落ちないよう慎重に一歩一歩進んだ。続いて岩稜帯となり、まず自分がロープを出して下降し、Wさんも続く。1800m付近は倒木とシャクナゲの藪に進路を妨げられる。そこをどうにか突破し、1798m地点で大岩を避け、進路を左にとると尾根から見事に外れていってしまい困惑してしまう。仕方なく右に戻すも下降困難となり、今度はWさんのスリングで下降。どうにか尾根に戻れた。尾根に乗っかっていても足場の悪い下降はかなり大変で、もし足を一歩踏み外せば下まで落ちて大怪我は必至。自分はウィペットを使い尺取り虫のごとく超スローペースで進む。Wさんはスリングを頻繁に利用し高度を下げる。どうにか無事に難所を抜け、1530m付近からは傾斜も緩まり普通に歩くことができるレベルになった。林道への降り口はGPSに登録済みだったため簡単に降りることができた。あとは長い林道歩きの末、ようやく10時間半のロング山行を終えることができた。
Wさん、久々のコラボでの沢遡行、どうも有り難うございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
もしよろしければ、Wさんのブログ「私の山歩記」もご覧ください。
http://hillwalker.web.fc2.com/kurakakeyama.html









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