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Yamareco

記録ID: 463884
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

堂所山〜底沢〜孫山(大明神山)〜明王峠 バリルートだらけ

2014年06月14日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 東京都 神奈川県
 - 拍手
GPS
06:23
距離
12.8km
登り
1,251m
下り
1,233m

コースタイム

スタート地点(陣馬高原下バス停から明王林道方面へ約500m進んだ所)10:47→堂所山手前の一般道合流11:32→尾根2本下り&登り→堂所山12:28→720m圏峰(底沢への下降点)12:39→底沢へ下山13:17→林道と道路を歩く→孫山(大明神山)へのバリルート登山口13:52→孫山(大明神山)14:54→明王峠15:56→七ツ久保林道と明王林道の分基点(下山)17:02→スタート地点へ戻る17:15

移動距離 12.83km
移動時間 6時間28分
平均速度 1.98km/h
累積標高 1043m
天候 晴れ

気温(気象庁データ:八王子)
スタート27.5℃(10:50)→最高29.4℃(13:27)→ゴール28.3℃(17:20)
過去天気図(気象庁) 2014年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自転車
自転車です

行き 13.9km 標高差約250m 1時間ちょうど
コース状況/
危険箇所等
【スタート地点(陣馬高原下バス停から明王林道方面へ約500m進んだ所)→堂所山手前の一般道合流】バリルート
取り付きは急傾斜で踏み跡はほぼ有りませんので、適当に九十九折して登ります。尾根に乗れば登りでは迷いません。最初だけ大変な普通のバリルート。下る場合は支尾根も有るので要方角チェック。

【→尾根2本下り&登り】バリルート
どちらも上部は林業の手が入っており、普通に歩きやすいが、下部の水平道へ合流するあたりは急傾斜。それでも距離は短いので大して苦労はしない。水平道は、地形図が今年4月1日に更新されて新たに記載された黒破線。踏み跡は薄いが、確かに道は有った。これを端から辿るのも楽しそう(今日は一部だけ)。急斜面に付く狭い道だが慎重に歩けば問題ない。沢を渡るところで休憩した。人気の尾根道の近くにこんなに静かなルートがあるのも面白い。

【→堂所山→720m圏峰(底沢への下降点)】
一般道です。とても歩き易い。
出会ったハイカー:短い区間しか歩いていませんが 登山道で20人ぐらい,堂所山で9人

【→底沢へ下山】バリルート
最初は小笹がはびこり踏み跡なし。適当に歩き易い所を歩いていたら尾根を外していた。軌道修正後、踏み跡を見つける。尾根を巻くように付いていた。踏み跡が無くなってからは尾根を辿った。支尾根が有るが、末端の傾斜が一番緩い尾根を選んで進む。『神奈川県 水源の森林』の杭が有り、巡視路となっている様子。下まで杭がエスコートしてくれた。一般道と比べれば下り難いが、バリルートしては下り易い方。ここは等高線がきつめなので もしかして下りれないかも…と思っていたがなかなか優良なバリルートだった。ただ上端と下端に踏み跡がないので、尾根に乗るまでは分かりにくい。

【→林道と道路を歩く→孫山(大明神山)へのバリルート登山口】
もちろん歩きやすいです。道路でヤマガカシに会いました。

【→孫山(大明神山)】
狙っていた尾根の末端に着くと、とんでもない急傾斜で藪。しかしとりあえず取り付くと意外にも踏み跡が有る。見た目の割に楽に登れた。尾根に乗っても道が狭く藪気味だが、一本尾根なので迷うことなく登れる。広い尾根と合流すれば安心。道標も無く、藪気味のところもあるが、道幅が広く一般道の風情も漂う。そのまま労せず孫山の手前まで来る。そこから地形図の黒破線で下りる予定だったが、残念ながら踏み跡まったくなし。急傾斜の藪ではとてもじゃないが進めないので、これは諦めた。谷筋なので廃れるのが早い。おとなしく孫山へ向かう。

【→明王峠→七ツ久保林道と明王林道の分基点(下山)】
この区間も一般道。もちろん歩き易い。
出会ったハイカー:明王峠までに13人,明王峠で10人弱

【→スタート地点へ戻る】
明王峠(及び萩の丸)の近くから七ツ久保林道と明王林道の分基点へ下山する。この尾根の左右には一般道が付いているが、ここはなぜか一般道にはなっていない。等高線を見ると結構良さそうなのだが…。下りてみると上部は歩きやすいし、展望が開けたところもあり、優良バリルートの部類。690m圏で最初の分岐。要方角確認。次に620m圏で2つ目の分岐。左右に道が分かれているが、実は両方とも外れ! ここは相当注意深く方角確認しないと間違う。正解は尾根が伸びていない真ん中の急傾斜に突入する。しばらく急傾斜を下りると尾根が復活する。ここは思いっきり引っかかった orz 。自分は今回、まず最初に植林が一直線に生えていて踏み跡はっきりの右へ行った。あまりにもはっきりしていたので写真まで撮ったが、その先が段々急傾斜になり、なおかつ沢の音も聞こえてきて…、“こっちじゃない”とようやく思い、GPSを確認するとかなり下りてきてしまっていた。ひいこら登り返して分岐に戻り、今度こそと左へ行くもこっちも外れ…。注意深く目指す尾根が有る方を確認すると、急傾斜の下に尾根が見えました。後はそこへ向かって急傾斜を慎重に下りる。木が茫々なら掴まりながら下りられるが、まばらにしか生えておらず、なかなか苦労した。この難所さえ突破すれば、後はバリルート恒例の麓付近の藪が少しわずらわしいだけでした。今までの経験ではここまで下まで下りられて麓に行けなったことは無いのだが、時間的余裕があまり無く(計算上は登り返しても間に合う時間でしたが)、登り返すのが精神的に嫌な場合はちゃんと麓までいけるか結構不安になります。しかし今回も無事下りられ一安心。良かった良かった。このルートは620m圏が大難所で、他はなかなか良いルートでした。


※バリルートでは誰にも会いませんでした。
※消費飲料水 2.4ℓ
※今年見た蛇 まとめ
 ここまで計2匹(アオダイショウ1 ヤマガカシ1)
明王林道の始点が尾根の末端
2014年06月14日 10:47撮影 by  SH11C, DoCoMo
6/14 10:47
明王林道の始点が尾根の末端
急斜面を登り尾根に乗った所
2014年06月14日 11:00撮影 by  SH11C, DoCoMo
6/14 11:00
急斜面を登り尾根に乗った所
振り返るとピンクテープ
2014年06月14日 11:00撮影 by  SH11C, DoCoMo
6/14 11:00
振り返るとピンクテープ
尾根に乗れば普通に歩き易い
2014年06月14日 11:06撮影 by  SH11C, DoCoMo
6/14 11:06
尾根に乗れば普通に歩き易い
傾斜が緩む520m圏
分岐のある560m圏
ここら辺は分かりやすい。ここら辺に追加された黒破線を探すが見つからない。等高線的に下るのは難しいでしょう。
2014年06月14日 11:26撮影 by  SH11C, DoCoMo
6/14 11:26
ここら辺は分かりやすい。ここら辺に追加された黒破線を探すが見つからない。等高線的に下るのは難しいでしょう。
一般道に出たところ。ここの奥から出てきた。
一般道に出たところ。ここの奥から出てきた。
尾根に入ってすぐに藪が出てきたが大して支障がない。
2014年06月14日 11:38撮影 by  SH11C, DoCoMo
6/14 11:38
尾根に入ってすぐに藪が出てきたが大して支障がない。
この尾根最後の急傾斜。果たして進めるのか?!
この尾根最後の急傾斜。果たして進めるのか?!
ちょっと下ったら踏み跡が有る。もしかしてこれが黒破線?と思いGPS確認。結果これが黒破線の水平道でした。
2014年06月14日 11:49撮影 by  SH11C, DoCoMo
6/14 11:49
ちょっと下ったら踏み跡が有る。もしかしてこれが黒破線?と思いGPS確認。結果これが黒破線の水平道でした。
水平道はすっとこんな感じ。狭い。左は急斜面だが、落ちたら真っ逆さまというほどではなく、それほど高度感は無い。
2014年06月14日 11:52撮影 by  SH11C, DoCoMo
6/14 11:52
水平道はすっとこんな感じ。狭い。左は急斜面だが、落ちたら真っ逆さまというほどではなく、それほど高度感は無い。
沢に出た。ここで休憩。すぐ上に人気の一般道があるかと思うと面白い。当然ここは誰も通らない。
沢に出た。ここで休憩。すぐ上に人気の一般道があるかと思うと面白い。当然ここは誰も通らない。
隣の尾根の末端に来た。ここを登る。急傾斜。
2014年06月14日 12:11撮影 by  SH11C, DoCoMo
6/14 12:11
隣の尾根の末端に来た。ここを登る。急傾斜。
最初の急傾斜さえ登れば歩き易くなる。
2014年06月14日 12:16撮影 by  SH11C, DoCoMo
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6/14 12:16
最初の急傾斜さえ登れば歩き易くなる。
一般道に合流。ここから出てきた。
一般道に合流。ここから出てきた。
2週間前にも来た堂所山。こんな短い期間でまた来るとは思わなかった。
2週間前にも来た堂所山。こんな短い期間でまた来るとは思わなかった。
降り口の720m圏峰
傾斜が急になってきたし踏み跡ないし この尾根は駄目かなと思ったところ。GPSで確認するとちょっとずれていたので軌道修正してもう少し粘ってみた。
傾斜が急になってきたし踏み跡ないし この尾根は駄目かなと思ったところ。GPSで確認するとちょっとずれていたので軌道修正してもう少し粘ってみた。
踏み跡発見。楽チンな道を進む。
踏み跡発見。楽チンな道を進む。
赤テープ出てきた。これは下まで続いているでしょう。
赤テープ出てきた。これは下まで続いているでしょう。
道がはっきりしてきた。
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道がはっきりしてきた。
『水源の森林』の杭
巡視路のようだ。
『水源の森林』の杭
巡視路のようだ。
林道が見えてきた。
林道が見えてきた。
下山
下から下りてきた尾根を見上げる。
下山
下から下りてきた尾根を見上げる。
道路から川に降りて休憩。
道路から川に降りて休憩。
ユキノシタが群生している。
ユキノシタが群生している。
ここが孫山へのバリルーとの登り口。パッと見凄い急傾斜&藪だが踏み跡が有って結構楽に登れる。
ここが孫山へのバリルーとの登り口。パッと見凄い急傾斜&藪だが踏み跡が有って結構楽に登れる。
細い尾根を登る。やや藪だが一本尾根で間違わない。
細い尾根を登る。やや藪だが一本尾根で間違わない。
傾斜が緩む
道が細いうちは藪が結構有る。この写真のすぐ後に道が広くなり藪も消える。
道が細いうちは藪が結構有る。この写真のすぐ後に道が広くなり藪も消える。
分岐点
南へ伸びる尾根も気になるが、地図では高速道路が有ってどういう状況かよく分からない。
分岐点
南へ伸びる尾根も気になるが、地図では高速道路が有ってどういう状況かよく分からない。
448m峰 分基点
ここも分岐のある平坦地
ここも分岐のある平坦地
孫山(大明神山)に到着
2014年06月14日 14:54撮影 by  SH11C, DoCoMo
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6/14 14:54
孫山(大明神山)に到着
巻き道の一般道を通らず、尾根沿いにピークに登る。ヤマレコ上ではここは大明神山になっている。ここら辺の山の名称はどれがどれだか分からない。
巻き道の一般道を通らず、尾根沿いにピークに登る。ヤマレコ上ではここは大明神山になっている。ここら辺の山の名称はどれがどれだか分からない。
大平小屋跡
ここで休憩
大平小屋跡
ここで休憩
林道を横切るところ
林道を横切るところ
石投げ地蔵
だいぶ積み上げられています。
石投げ地蔵
だいぶ積み上げられています。
萩の丸過ぎの降り口(740m圏)
そこそこ藪だが尾根が有る。
萩の丸過ぎの降り口(740m圏)
そこそこ藪だが尾根が有る。
しばらく進むと歩き易くなる。
しばらく進むと歩き易くなる。
北北西に大岳山が見えた。地図を見ると山間を縫ってかなりピンポイントで見えている。
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北北西に大岳山が見えた。地図を見ると山間を縫ってかなりピンポイントで見えている。
こちらは手前の山。位置的に本宮山(高茶山)かな。
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こちらは手前の山。位置的に本宮山(高茶山)かな。
う〜ん、良い尾根。バリルートとは思えない。優良バリルート発見か? と気持ちが高ぶる。
う〜ん、良い尾根。バリルートとは思えない。優良バリルート発見か? と気持ちが高ぶる。
道が真直ぐで分かりやすい! と思って写真を取ったのだが… こっちは間違いでした。
2014年06月14日 16:20撮影 by  SH11C, DoCoMo
6/14 16:20
道が真直ぐで分かりやすい! と思って写真を取ったのだが… こっちは間違いでした。
正しい尾根を探す。急傾斜の先に尾根が見えた! あれだ!
正しい尾根を探す。急傾斜の先に尾根が見えた! あれだ!
急傾斜が終わりほっと一息。
2014年06月14日 16:49撮影 by  SH11C, DoCoMo
6/14 16:49
急傾斜が終わりほっと一息。
麓の林道が見えた! 藪で下が見えないが、果たして無事下りられるか?! ここまで来て登り返しは嫌だぞw
麓の林道が見えた! 藪で下が見えないが、果たして無事下りられるか?! ここまで来て登り返しは嫌だぞw
無事げざ〜ん(下山)!
下りて来た尾根を振り返る。
無事げざ〜ん(下山)!
下りて来た尾根を振り返る。
撮影機器:

感想

日が長く気候も良い時期というわけで長距離遠征(石尾根)を狙っているのですが、予想最高気温29℃の晴れではちょっと無理です。ということで前回に引き続き近場のバリルートとなりました。地形図を見て行きたい尾根を幾つかピックアップ。行けるかどうかは最近は調べずに現場へ特攻します。駄目なら戻る。そう意識していれば特にプレッシャーも無く望めます。あと気をつけるのは早めの時間に撤収ですかね。

最初から予定通りにバリルートだらけのコース取りを消化して孫山の手前まで来る。しかし、ここで初の撤退(孫山から谷沿いに小原へ下山するルート)。谷沿いはやっぱり廃れやすいですね。尾根なら山行記録が無くても大概下れます(今のところほぼ100%)。ここが下れなかったので、小原→子孫山ノ頭(孫山)の登り返し(記録を見ると標識があるそうなので一般道だが、地形図には記載なし)も省略することになったのが残念。このルートはいずれまたの機会にとっておきましょう。

最後の下りもバリルートですが、等高線的には“何でこの左右に一般道が有るのに、この尾根は一般道ではないのだろう”と思うような尾根。一箇所だけ急傾斜が有るが、そこ意外は普通に歩けそう。しかし、その急傾斜地点が曲者でした(登りなら何てこと無いのですが)。詳細はコース状況を見ていただくとして、“あれは引っかかるよぉ〜”というのが感想。初見の下りで一発で正解を引ける方はかなりの上級者だと思います。自分はGPSロガー頼りなので、その場の位置をこまめには確認してないんですよね。”あれ?おかしいな?”と思ったら確認というタイミングなので、地図読みしながら、その場の位置を把握している方が間違わないのでしょうね。

足の方は、最近間を空けずに歩いているので状態は良かったです。特に痛いところなし、疲労感もほとんど無し。なぜか左手親指の付け根が痛くなりましたがw。バリルートだらけでストックを使いすぎたか?!

来週遠征できるかどうかは天気次第ですね。今のところ、晴れ29℃から曇り26℃に変わっていますが、もっと直前にならないと分かりませんね。あと2週ぐらいがラストチャンスなので何とか涼しくなってくれ!

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