ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4645325
全員に公開
ハイキング
富士・御坂

富士山ルート3776(2泊3日)

2022年09月02日(金) 〜 2022年09月04日(日)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 静岡県
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
23:05
距離
54.2km
登り
3,812m
下り
2,395m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:41
休憩
0:21
合計
8:02
距離 30.0km 登り 1,210m 下り 57m
8:10
7
スタート地点
8:17
9
8:26
18
8:50
8:51
7
8:57
8:58
8
13:11
13:23
51
14:14
14:23
33
2日目
山行
4:45
休憩
11:20
合計
16:05
距離 11.0km 登り 1,413m 下り 3m
8:09
25
10:03
10:04
48
10:52
29
11:22
37
12:00
10
12:10
15
12:24
12:26
12
12:38
4
12:42
23:51
0
23:51
23:52
7
23:58
宿泊地
3日目
山行
6:08
休憩
1:56
合計
8:04
距離 13.1km 登り 1,195m 下り 2,344m
0:32
0:37
31
1:08
1:20
34
1:54
2:00
23
3:11
3:18
67
4:25
4:28
1
4:29
23
4:52
5:18
8
5:26
6
5:32
43
6:53
6:54
11
7:33
7:34
37
8:11
8:16
7
8:23
8:37
1
8:38
ゴール地点
天候 1日目:曇り時々雨
2日目:曇りのち晴れ
3日目:晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
東京駅から新幹線で三島まで。
三島から東海道本線で吉原駅へ。

帰りは御殿場口からバスで御殿場駅へ移動し、そこから高速バスで新宿へ戻りました。
御殿場駅でバス停の近くにチケットを買えるところがあるので、乗る前に座先指定してチケットを買っておいた方が良いです(近くにいた方がそうしていたのを真似ました)。
コース状況/
危険箇所等
1日目:天照教社付近の道は道路が池になっていたり陥没があったりで注意。道路左側は歩かない方が良さそう。
2日目:雨の後でしたが特に泥濘もなく問題なし。
3日目:特に注意点なし。大砂走り後半になると大砂走りできない地面がたまにあったりするので注意。
その他周辺情報 御殿場口の9時15分のバスに乗ると御殿場駅から日帰り温泉へのシャトルバスへの接続が悪いです。(待ち時間が長い)
徒歩15分で日帰り温泉もありますがちょっと遠い…。
予約できる山小屋
八合目池田館
御殿場口七合四勺・わらじ館
頂上富士館
前回の九州遠征時の飛行機の中から撮った富士山。
2022年08月10日 14:16撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
2
8/10 14:16
前回の九州遠征時の飛行機の中から撮った富士山。
絶対ここに登るんだ!と。
2022年08月10日 14:16撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
1
8/10 14:16
絶対ここに登るんだ!と。
それはさておき、富士塚からスタートです!
2022年09月02日 08:00撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4
9/2 8:00
それはさておき、富士塚からスタートです!
まずは旅の安全祈願のお参りを…。
天気が良いと塚の向こう側に富士山が見えるらしいです。
2022年09月02日 08:00撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
1
9/2 8:00
まずは旅の安全祈願のお参りを…。
天気が良いと塚の向こう側に富士山が見えるらしいです。
ルート3776のスタンプを押していきます。
2022年09月02日 08:02撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/2 8:02
ルート3776のスタンプを押していきます。
海からスタートしたいので海岸まで移動。
2022年09月02日 08:06撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/2 8:06
海からスタートしたいので海岸まで移動。
自分の背丈よりも大きいテトラポッドの隙間から海へタッチ!
2022年09月02日 08:09撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
1
9/2 8:09
自分の背丈よりも大きいテトラポッドの隙間から海へタッチ!
吉原の商店街を抜けて。
2022年09月02日 09:00撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
1
9/2 9:00
吉原の商店街を抜けて。
所々に道にこのような印があります。わかりやすい。
2022年09月02日 10:03撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
1
9/2 10:03
所々に道にこのような印があります。わかりやすい。
第二のスタンプ地点のよもぎ湯へ。温泉には入らずスタンプのみ。
2022年09月02日 11:53撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
1
9/2 11:53
第二のスタンプ地点のよもぎ湯へ。温泉には入らずスタンプのみ。
スタンプはここにあります。
2022年09月02日 11:58撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/2 11:58
スタンプはここにあります。
林道をテクテク歩いていきます。
2022年09月02日 13:40撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/2 13:40
林道をテクテク歩いていきます。
中継地点。
2022年09月02日 14:14撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/2 14:14
中継地点。
サイレントヒルの世界です。
静岡だけに。
2022年09月02日 14:33撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/2 14:33
サイレントヒルの世界です。
静岡だけに。
通行止めですが歩行者は進めます。
2022年09月02日 14:44撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/2 14:44
通行止めですが歩行者は進めます。
途中で渡渉?池になっているところを端から渡りました。
2022年09月02日 14:55撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/2 14:55
途中で渡渉?池になっているところを端から渡りました。
天照教社からpica表富士へのショートカットできそうなルート。使いませんでしたが。
2022年09月02日 14:57撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/2 14:57
天照教社からpica表富士へのショートカットできそうなルート。使いませんでしたが。
陥没地帯。
道路左側は歩かない方がよいです。
途中、アスファルトが歩くと凹む感触がする箇所がありました。
2022年09月02日 15:17撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/2 15:17
陥没地帯。
道路左側は歩かない方がよいです。
途中、アスファルトが歩くと凹む感触がする箇所がありました。
長かった天照教社からのストレートの終わり。
霧の中ひたすら真っ直ぐで心が折れそうに。
2022年09月02日 15:50撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/2 15:50
長かった天照教社からのストレートの終わり。
霧の中ひたすら真っ直ぐで心が折れそうに。
スカイライン沿いを歩きます。
この後、pica表富士で一泊。(写真撮り忘れ)
2022年09月03日 07:53撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
1
9/3 7:53
スカイライン沿いを歩きます。
この後、pica表富士で一泊。(写真撮り忘れ)
2日目。
旧料金所ゲート。ここで靴を登山靴に履き替えました。
ゲートの右側から山道に入っていきます。
2022年09月03日 09:00撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/3 9:00
2日目。
旧料金所ゲート。ここで靴を登山靴に履き替えました。
ゲートの右側から山道に入っていきます。
長かったロード区間が終わりここから山道に。
2022年09月03日 09:07撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/3 9:07
長かったロード区間が終わりここから山道に。
富士の樹林帯を進みます。
雨の後だからか虫もほとんどいませんでした。
2022年09月03日 09:12撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
1
9/3 9:12
富士の樹林帯を進みます。
雨の後だからか虫もほとんどいませんでした。
苔モコモコ。
2022年09月03日 09:46撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/3 9:46
苔モコモコ。
ガラン沢の分岐。
2022年09月03日 10:03撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/3 10:03
ガラン沢の分岐。
御殿庭。宝永山の方へ上がっていきます。
2022年09月03日 10:44撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/3 10:44
御殿庭。宝永山の方へ上がっていきます。
だいぶ木の高さが低くなってきました。
2022年09月03日 11:43撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/3 11:43
だいぶ木の高さが低くなってきました。
森林限界に到達。
ここから宝永第二火口?のところまでの登りの砂利がズルズル滑ってしんどかったです。
2022年09月03日 11:49撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/3 11:49
森林限界に到達。
ここから宝永第二火口?のところまでの登りの砂利がズルズル滑ってしんどかったです。
宝永山?
2022年09月03日 11:49撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/3 11:49
宝永山?
山頂方面はガスが流れて見えたり見えなかったり。
2022年09月03日 11:49撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
1
9/3 11:49
山頂方面はガスが流れて見えたり見えなかったり。
今回の旅で初めてちゃんと富士山が見えました。
スケール感が凄い。
2022年09月03日 12:01撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
5
9/3 12:01
今回の旅で初めてちゃんと富士山が見えました。
スケール感が凄い。
6合目あたりでヘリが救助活動してました。
2022年09月03日 12:07撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/3 12:07
6合目あたりでヘリが救助活動してました。
6合目の宿泊予定地へ移動。
2022年09月03日 12:24撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/3 12:24
6合目の宿泊予定地へ移動。
本日の宿泊地の雲海荘です。
2022年09月03日 13:41撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/3 13:41
本日の宿泊地の雲海荘です。
見晴らしが良すぎる。
2022年09月03日 13:41撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/3 13:41
見晴らしが良すぎる。
早く着いたのでお昼を食べてゆっくりしました。
2022年09月03日 16:16撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/3 16:16
早く着いたのでお昼を食べてゆっくりしました。
頂上方面。
今日は天気が良いです。明日はどうかな…。
2022年09月03日 16:16撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
1
9/3 16:16
頂上方面。
今日は天気が良いです。明日はどうかな…。
0時ちょっと前から御来光登山スタート。
2022年09月03日 23:48撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/3 23:48
0時ちょっと前から御来光登山スタート。
新七合目。
雲海荘に早く着いて高度順応時間が長かったからか、頂上〜下山まで息苦しさは感じませんでした。
2022年09月04日 00:31撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
1
9/4 0:31
新七合目。
雲海荘に早く着いて高度順応時間が長かったからか、頂上〜下山まで息苦しさは感じませんでした。
夜景がめちゃ綺麗…。
2022年09月04日 00:32撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/4 0:32
夜景がめちゃ綺麗…。
元祖七合目。
八合目の写真を撮ってないですが、そこから御殿場ルートへトラバースしました。
2022年09月04日 01:11撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/4 1:11
元祖七合目。
八合目の写真を撮ってないですが、そこから御殿場ルートへトラバースしました。
赤岩八号館。ホントはここに泊まる予定だったんですが…。
ここでトイレ(300円)を利用。
あと、雲海荘でもらったお弁当を食べました。
2022年09月04日 02:36撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/4 2:36
赤岩八号館。ホントはここに泊まる予定だったんですが…。
ここでトイレ(300円)を利用。
あと、雲海荘でもらったお弁当を食べました。
夜空も撮ってみる。
2022年09月04日 04:04撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
2
9/4 4:04
夜空も撮ってみる。
息切れしないゆっくりペースで登っていきます。
2022年09月04日 04:19撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
1
9/4 4:19
息切れしないゆっくりペースで登っていきます。
御殿場口の終点。
2022年09月04日 04:25撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/4 4:25
御殿場口の終点。
剣ヶ峰へ進みます。
2022年09月04日 04:34撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
3
9/4 4:34
剣ヶ峰へ進みます。
空が朝焼けで綺麗です。
2022年09月04日 04:38撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/4 4:38
空が朝焼けで綺麗です。
もうすぐ日の出。
稜線のポツポツは人です。
隣のカップルの女性が「ノアの方舟に乗る動物みたい」って言ってるのを聞いて、確かに!と思いました。
2022年09月04日 05:06撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/4 5:06
もうすぐ日の出。
稜線のポツポツは人です。
隣のカップルの女性が「ノアの方舟に乗る動物みたい」って言ってるのを聞いて、確かに!と思いました。
雲があったので微妙に御来光と言えるかわかりませんが御来光ということで!
2022年09月04日 05:15撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
3
9/4 5:15
雲があったので微妙に御来光と言えるかわかりませんが御来光ということで!
御来光見たら下山していきます。
2022年09月04日 05:19撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
1
9/4 5:19
御来光見たら下山していきます。
剣ヶ峰の坂は結構急です。
2022年09月04日 05:19撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/4 5:19
剣ヶ峰の坂は結構急です。
火口。
2022年09月04日 05:23撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/4 5:23
火口。
剣ヶ峰を振り返ってみる。
2022年09月04日 05:23撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
2
9/4 5:23
剣ヶ峰を振り返ってみる。
頂上浅間大社奥宮。
3
頂上浅間大社奥宮。
登りは真っ暗で夜景もそれはそれで綺麗でしたが、下りは大パノラマをずっと見ながら降りられます。
2022年09月04日 06:15撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/4 6:15
登りは真っ暗で夜景もそれはそれで綺麗でしたが、下りは大パノラマをずっと見ながら降りられます。
大砂走りへ。
2022年09月04日 06:53撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/4 6:53
大砂走りへ。
ザクザク降りていきます。
めちゃ楽しい。
2022年09月04日 07:10撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/4 7:10
ザクザク降りていきます。
めちゃ楽しい。
下りはめちゃくちゃ早い。
大砂走りの区間はコースタイムの0.3倍くらいになりました。
2022年09月04日 07:10撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
3
9/4 7:10
下りはめちゃくちゃ早い。
大砂走りの区間はコースタイムの0.3倍くらいになりました。
頂上を振り返ってみる。
下の方は大砂走れない地面がたまにあるので注意。
2022年09月04日 07:10撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
2
9/4 7:10
頂上を振り返ってみる。
下の方は大砂走れない地面がたまにあるので注意。
途中ガスがでてきました。
一面の砂漠でこの霧だとロープがないと方向感覚がなくなりますね…。GPSがあるのでよいですが。
2022年09月04日 07:22撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
2
9/4 7:22
途中ガスがでてきました。
一面の砂漠でこの霧だとロープがないと方向感覚がなくなりますね…。GPSがあるのでよいですが。
茶屋へ到着。
2022年09月04日 08:04撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
3
9/4 8:04
茶屋へ到着。
かき氷をいただいて体が冷えました。
縦に引き伸ばした写真じゃないです。
2022年09月04日 08:04撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4
9/4 8:04
かき氷をいただいて体が冷えました。
縦に引き伸ばした写真じゃないです。
後日、挑戦者達成証とバッヂが届きました。
2
後日、挑戦者達成証とバッヂが届きました。
これで富士山のバッヂを買うお金が浮いた…。
2022年09月26日 20:51撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/26 20:51
これで富士山のバッヂを買うお金が浮いた…。
撮影機器:

感想

登山14回目です。

ついに富士山!
この山を目標に今年の3月から登山を始めました。
ここまでに準備してきたことも多く、登頂時は感慨深くて少し泣いてしまいました。
一つの目標を達成したけどこれで終わりじゃなく、これからも色んな山を登っていきたいです。


今回、めちゃくちゃ長くなります…。

■0日目
当初は7月の開山日に登頂で予定を組んでおりましたが、諸事情により取り止めとなり、今回の日程で予約を取り直しました。
で、8月の終わり、出発の1週間前からてんきとくらすを毎日チェック。なんかこりゃ天気ダメそう…今年は諦めるか…と一度バラしたところ、翌日になって土日が晴れマーク、てんくらAの表示(金曜は雨でしたが)。あれ?なんか行けそうじゃね?最悪、初日だけ雨に降られるのを覚悟すればなんとかなるんじゃね?と。
ですが、予約を取り直そうとしたところ、当初予約してキャンセルした赤岩八号館はすでに完売御礼。pica表富士の3776キャビンは取りなおせたものの、色々と考えた結果、六合目の雲海荘を予約とあいなりました。


■1日目
初日はひたすらロード区間。
街中を歩いて行くため補給は後半以外は全く心配ないものの、アスファルトを長距離歩けるかどうかに全てがかかっておりました。
事前に靴を変えて2回くらい30kmロードを歩くのを試してみて、いつもの登山靴ともう一つ別に持っていた靴だと足がボロボロに靴擦れ起こしたので、クッションのよいシューズを登山靴とは別に用意する必要があると判断しました。

結局、ロード区間は持っている靴で一番クッションが効くジョギング用のシューズ(NIKEのペガサス38)を選定。山道はいつもの登山靴をザックに詰めて持っていくことに(重い…)。あと、靴擦れ防止のために、事前に30kmロードを歩いて把握しておいた靴擦れを起こす箇所に、あらかじめキズパワーパッドを貼っておくことでカバー。結果的に靴擦れは下山まで全く無しでバッチリでした。

吉原駅到着時点から雨は霧雨程度。それもすぐ止んで後はほぼずっと曇り。そのためそこまで暑くもなく、カンカンの日照りの中を歩いたらヤバかったなー、自分ラッキーだねー持ってるねーと思いながらスタートしていきました。

富士塚でお祈りを済ませてスタンプ押してから海岸へ移動です。テトラポッドってこんなに大きかったっけ?と。なんか自分の背丈よりも高いんですよ。それはさておき、テトラポッドの隙間から海水にタッチ。ここからが本当のスタート!と気を引き締めなおしたのです。

ここからは道中のコンビニで休憩しつつ飲み食いしつつ進んでいくわけです。で、一気に飛んでラストコンビニで6〜7人くらいの3776チャレンジャーグループと一緒になりました(特に会話はしませんでした)。私はいつも一人で山行しているので、複数も楽しそうだなーと羨ましく見ておりました。

ここで、水について。
1日目のラストコンビニまではとりあえず0.5〜1L程度をキープするように途中途中で買い足していくのが賢そうです。私は1Lナルゲンと2Lプラティパスの合計3Lを家から持っていきましたが、結局は道中のコンビニで毎回飲み物を買って飲んでいたので、2Lプラティパスはただの重りでした。阿呆です。

ラストコンビニでは当日の夕飯、翌朝食、昼食を購入。このあとは六合目の山小屋まではまともな食料を買えるところがないので、ちゃんと食料を買っていく必要があります。水はまだ自販機もありますがpica表富士までもつくらいの分は買っておいた方がよいでしょう。

第二スタンプ地点のよもぎ湯を超えて、NINOMALビレッジがラスト自販機(たぶん)。トイレもあるので利用して小休止です。

NINOMALビレッジからpica表富士までに2,3箇所ショートカットできそうなところがあります。実際にルート上にもGPSのログがあるので行こうと思えば行けるんでしょうが、直前で誰かが通ったログをチェックしていなかったため、やめておきました。

天照教社付近の一本道が初日で一番キツかったです。アップダウンはあまりないものの、霧が濃く、しかもひたすら真っ直ぐで変わり映えしない道。なんか歩いてるのに前に進んでる感じが全くしない、時間の経過もやたら遅く感じて、身体的な疲労もピークなとこに精神的にも攻められてるように感じました。

一本道が終わった後はスカイライン沿いを進みます。なんか事前情報で車が飛ばしまくってて、しかも路側帯が狭いので怖いと聞いておりましたが、天気が悪いからか車もそんなに通らず、特に問題にはなりませんでした。で、無事に1日目の宿泊場所、pica表富士に到着です。

3776キャビンには今日の同室者の方3名が既に先着しておりました。シャワーを浴びる際に一緒になり挨拶。今日はあの辺りがキツかったですねーとちょっと話をして、そのあとも夕食を食べながら明日の予定とか話したりしました。3名のうち2名の方は二人で登っているみたいで、実は道中で追い抜かれた方でした。めちゃ歩くの早くて体つきを見てもガッシリしていて、絶対なんかスポーツやってるなーって感じでした。私のガリヒョロなボディとは全く違う。

pica表富士の3776キャビンについて。
3776キャビンに泊まる場合はキャビン内にガスコンロもあるので受付で鍋(たぶん有料)を借りてレトルトを温めたりできます。一緒になったお二人はそうしていたので自分もそうしたらよかったと。しかもキャビンはゴミも回収してもらえる!テント泊だとおそらくゴミは持ち帰りなので注意。サイトには書いておりませんが、着払いで宅急便の発送もしてもらえるらしいので(ネットで調べた情報)、テント泊の方は朝7時以降に受付が開いてから、ゴミとテントを自宅に発送してから出発するのもアリかもしれません。
あとpica表富士の良いところはシャワーが浴びられるところ。しかもチェックインからチェックアウトの時間帯であればいつでも!ロード歩きで汗まみれになっていたので本当に非常にめちゃくちゃ助かりました。受付ではアルコールも含めた飲み物とか買えます。食べ物はほとんどないのでご注意を。

聞くと、明日は同室の皆さまだいたい8時頃出発ということで早めに就寝しました。


■2日目
6時半くらいに起床して朝食をとって出発の準備。
出発前にpica表富士のキャビンで水を補給。
三合目から湧水を汲み上げていて飲用に適したお水とのこと。助かります〜。で準備ができた人から出発していきます。わたしもお互いの健闘を祈って出発しました。

pica表富士から5kmくらいはロード区間が続きます。特に問題もなく旧料金所に到着。マイカー規制を知らない車がチョコチョコ来ては追い返されておりました。ここで登山靴に履き替えていると歩くのが早いお二人に追いつかれて抜かれました。

登山道は普通の道です。特に危ない場所もなく、鎖場や岩場、梯子とかもないので普通に歩けます。
途中で小休止を挟みながら高度を上げていくと森林限界に到達。ここから宝永第二火口縁までの砂利道が歩きづらくて結構しんどいのです。
火口縁に出ると風があり、汗をかいた体が冷えるため、上着を着用。
ここでこの旅で初めて富士山がちゃんと見えました。1日目はずっと曇りで全然見えなかったので…。ここまで来る途中の足元の土がそれ富士山ですよと言われたらその通りなんですが、本当は歩いていて徐々に近づいてくるところを見たかったなーと。

宝永火口から富士山頂上までの景観、スケール感がすごい。やっぱり富士山ってすげーなーと感じましたー。(語彙力…)
火口縁からは六合目雲海荘は目と鼻の先でした。

六合目雲海荘。
到着後、きつねうどん(700円)とコーヒー(400円)を発注。多少高いとはいえ、山の上で食べ物を提供してもらえるのはありがたい限りです。
寝床ですが、コロナ禍で宿泊人数を減らしているため、もともと3人で使うスペースを2人で使うようになっておりました。コロナ禍じゃなかったらこのスペースに3人も寝るのかと思うとゾッとします…。寝返りもできず、横向きじゃないと寝られない自分は真ん中になったら死亡ですね…。

景色を見たり、寝床で横になったりしてゆったりと過ごしました。
翌日は0時出発予定なので早めにご飯(カレー)を食べて就寝。のはずが目を瞑っても全然寝られなく、実質1時間も寝られなかったです…。


■3日目
0時ちょっと前に出発。
ヘッドライトは電池だと最初は明るいのにすぐ薄暗くなるんですよね…。バッテリー式だとそうはならないのかなー。

高山病が怖いのでいつもはセカセカ歩くところをペースを落として息が切れないくらいの速さに調整。いつもより登りもキツく感じず、終始楽でした。いつもこれくらいの速さにした方がよいのかな。
あと、高度順応の時間が長かったからか、下山まで全く息苦しさや高度障害的な症状は感じませんでした。

登山道は死屍累々。
登山者が登山道脇でゴロゴロ横になっているのは富士山くらいですよね…。高山病ですかね、やはり。

八合目で御殿場ルートへトラバース。
富士宮ルートの山頂付近は御来光登山時間帯に渋滞するらしいので、自分のペースで歩きたい場合は御殿場ルートへ移った方がよいかなと思いそうしました。実際、八合目までの岩岩した区間でちょっとだけ渋滞してる時もあったので。

この時間、六合目の小屋では自販機は電源が落ちている(私は未確認ですがそうらしいです)、七合目も何も買えないので、補給は日中にやっておいたほうがよかったみたいです。唯一、八合目だけ店先で飲食物を売っていたのでスポーツドリンク(500円)を買うことができました。補給が不足していたのでホント助かりました。

トラバース道への入り口は通行止めの看板とロープが張ってあるので、知らないと「ああ、ここは行けないんだな」と思ってしまいそうです。なお自分以外にも通っている人はおりました。トラバース後、間違ってブルドーザー道を上りかけてしまいました。暗い時は注意しましょう。

赤岩八号館。
ここに泊まれれば頂上まですぐなので楽ですね。2日目が長くなるのでそこはキツイかもしれませんが。カレーが具沢山でおかわり自由ということらしいのでよきです。

赤岩八号館から御殿場口の頂上までは体感すぐ。頂上は人でいっぱい。御殿場口、富士宮口から上がった場合、御来光を見る場所をどうするかが問題で、御来光見てから剣ヶ峰へ行くと写真待ちが長くなりそうなので、剣ヶ峰で御来光を見ることにしました。

剣ヶ峰。
御来光タイミングはやはり混雑します。
しかも御来光後は写真撮影でさらに混雑しそうなので、早めに到着して写真撮影&御来光観覧場所を確保するか、赤岩八号館で御来光見てから朝ごはん食べてゆっくり登って剣ヶ峰で写真撮影するのが良いかもしれません(当初の予定はそうでした)。

無事に写真撮影を済ませ、御来光観覧場所を確保。

朝焼けが収まって御来光が出る瞬間、ここに来るためにこれまで準備してきた色々や、その他の感情も相まってちょっと泣けました。

団体の引率の方?が大声でそこにいた方々に万歳三唱を呼びかけてみんなでやりました。こういうのも一体感があっていいなーと。

御来光観覧後は下山していきます。
お鉢周りは体力的に厳しかったので割愛。
下りはやはり楽でサクサク降りられます。

あっという間に大砂走り。
大砂走りでは皆さまご存知でしょうが、ゲイター(スパッツ)は必須です。pica表富士の3776キャビンで一緒になった方はローカットのトレランシューズ?だったので靴に砂が入って大変だったみたいです。
ザクザクと砂がクッションになるため結構なスピードで降りられます。気をつけないと大きめの石とか踏んじゃうと転けたりする可能性もあるので足の置き場所に注意。あと、大砂走れない地面も稀にあるのでそこも。

茶屋でかき氷を食べて御殿場口の登山口へ移動。
その後は疲れで日帰り温泉へ行く気力もなくまっすぐ帰りました。


普通に五合目から登るのであれば、登山始めて5回目?くらいに塔ノ岳を登ったあたりで、体力的にはなんとかなったのではと思います。(高山病にさえならなければ)
でもどうせならもう富士山を二度と登らなくて済む?ようにルート3776やっちゃおう!となり、今回のこととなりました。
複数日に跨って長距離を歩き、登るので、準備としてテント泊で複数日に登れる体力があるか確かめたり、ロードを30km歩けるか試したり(めちゃくちゃ靴擦れ起こしましたが)…。

でも、富士山を登って降りて、もういいかなとなるかと思いましたが、今度は吉田口から登ってみようかな、いつか、という気持ちも出てきたのです。

富士山は登っててあんまり楽しくない山だと聞いてましたが、そんなことなく、また登ってみたいと感じました。ただ、山小屋の寝床がキツいので日帰りかな…、もう一回登るとしたら。

長い文章を読んでいただきありがとうございました!




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